みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
5.《ネタバレ》 干潮にぽつんと浮かぶ岩礁にアタシ独り。周りを鮫がぐ~るぐる。シチュエーション・パニックにして「ジョーズ」以来の本格シャーク絶叫スリラー。目の前で3人殺ったお元気な人喰い鮫と、満身創痍のボロボロ体で気丈に闘うアタシ。おバカすぎるドロボーデブ、賢いお子サマ。やりすぎ感はあるが、その場では楽しめたので良作。 【獅子-平常心】さん [映画館(字幕)] 7点(2016-11-05 22:52:31) 4.《ネタバレ》 サメ映画は(そんなジャンルがあるのかは知りませんが)、最近ではB級はおろかZ級のネタ映画のような存在になっていた。(ステイサムが巨大サメと戦うというヤベェ映画も待機している) 本作も妙な邦題と低予算の安いあらすじで、例に漏れずという雰囲気だが、いやいやこれが実にいい出来だ。満足感はB級どころかSクラス。どこの誰とは言わないがブレイク・ライブリーの水着見たさにホイホイ釣られるような観客は、本作の緻密な設定と演出に驚くことになるだろう。 本作はシンプルなサメ映画のプロットながら、随所で的確な演出が冴える。。 監督のジャウマ・コレット=セラといえばホラー、サスペンス、アクション、さらにはスポーツ青春ものまでそつなくこなせるオールラウンダーだ。これまで培ってきたであろうどんなジャンルでも通じる演出力を、この上映時間の短いサメ映画でも遺憾なく発揮したといえる。 それは冒頭のスマホの画面を映し出す演出からもうキレキレ。これだけだと単によくある今風の画面作りに思えるが、スワイプしていった先に頭を布で覆った女性を映したのが巧い。これだけで彼女の母が闘病したことが刷り込まれるため、中盤の親子の会話が無理なく展開できる。さらには妊婦の形の島やファンタズマも、彼女と母との繋がりを暗示し、結果はどうあれ、彼女が最後まで闘いぬく意思を持つことを強調させる。 恐怖描写もまた面白く、ローカルの帰宅と冒頭のビデオのミスリードのおかげで、持久戦にもつれ込んでいく際の絶望感が際立っている。砂浜に落ちているバッグを気に掛ける描写もリアルな不安感を煽るが、それを中盤のメキシカン裸の大将がそっくり回収するのがまたタチの悪い所だ。陸からほんの200mほど離れただけで、人間はこんなにも無力なんだよと再確認させられる。(さらにはサメの恐ろしさを非業の死をもって伝えるなど、大将はなかなかいい仕事をしている) シンプルかつ理路整然と用意された舞台設定も、恐怖を感覚的にとらえやすくするための仕掛けだ。鯨の死体、足場、ブイの3点が形成するまさに魔のトライアングル海域には、生存に直結するような起死回生アイテムもない。 そう、これほど救いのない状況だからこそ、生存を占う要素として、彼女のファイターとしての側面を丁寧に描いたのだ。 荒唐無稽なサメ映画と見せかけてその実、ロジカルな構成に裏打ちされた「面白い映画」だと言える出来だ。 そしてやはりブレイク・ライブリーについて言及しないわけにはいかない。実はヌードNGとして通っているが、必要であればギリギリを惜しまず提供する非常に好感度の高い、いや仕事に真面目な女優だ。(参考資料:「野蛮なやつら/SAVAGES」) 監督もそれを理解してか、演技指導にも撮影クルーにも良い指示を出していたことが伺える。その功績は枚挙にキリがない。 破った袖に足を通して美脚ドン!ラッシュガードはジッパーで胸寄せドン!一年後には新作水着キタコレドン!はい、いただきました。ありがとうございますありがとうございます。 どこの誰とは言わないが、一部の客層が絶対抱くであろう期待をもしっかり汲み取ってくれる素敵な映画だ。 あの狡猾なサメがブレイク・ライブリーのお尻を追って玉砕したのも、今の君たちなら理解できるだろう? 【サムサッカー・サム】さん [映画館(字幕)] 7点(2016-08-08 17:26:28)(笑:2票) 3.《ネタバレ》 凄い面白かった!かというとそうでもなかったけど、普通に面白かった、と言える作品。 とにかく絶望感がこれでもか、というくらいに感じられる。 主人公が何かする度に鮫が妨害してくる。その度に不安が増大していく。 岸が近くに見えるのに、人が近くにいるのに、船があったのに…正直、どうなるんだろう?とずっと思って見れました。 その分、最後の最後だけ、おや?という感じ。 運要素は別としてあまりにもご都合的すぎやしないかな? でも、あれしかなかっただろうし、もし実際にああいう状況になったら、あれくらいの賭けに出ないといけないのかもしれない。 主人公の演技というか表情が素晴らしかったです。 特に酔っぱらいが襲われているシーンを、あえて表情だけで見せるのはよかった。 こういう限定的かつ一方的で圧倒的なモンスターパニック物は大好きです。 もっと作られてほしい。 【HIGE】さん [映画館(字幕)] 7点(2016-08-02 17:53:44) 2.《ネタバレ》 この画面一杯のクロースアップも相当きつい。 感動場面となるべきヘッドカメラの録画シーンもそれがために心はさして動かされず。 前作に続いてのスマートフォン画面の同時提示も、画面が散漫になってますます煩わしい。 これからますますこの方式が主流になっていくのかと思うと気が滅入る。 家族のドラマは如何にもとってつけたようで、オープニングの倒置法もミスリードの意義は薄い。 時折挟まれるスローモーションと併せて、いずれも尺伸ばしの手段という印象が強いのが残念。 ブイは一応期待通りの活用がされている。 【ユーカラ】さん [映画館(字幕なし「原語」)] 5点(2016-07-31 13:31:09) 1.《ネタバレ》 よく出来てました。見て損はしない。ただ、サメに噛まれた傷はかなり痛そうなのでその方面が苦手な人にはお勧めしません。低予算映画なのでサメとのからみも最小限ですが、そこを逆手に取った酔っ払いおじさんが襲われる演出は良かった。あれでサーファー仲間が襲われるシーンが際立ってました。全般的には前半の方が演出が冴えてます。海に出て行くシーンは泳ぎの苦手な私には、海の怖さといつサメが出てくるかの不安が重なって緊迫感があった。ただ、クライマックスがちょっといただけないです。サメ、あんなバカじゃないでしょ?そこに至るまでの演出が良かっただけにそこだけが残念でした。 【ぴのづか】さん [映画館(字幕)] 7点(2016-07-23 15:50:21)
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