みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
32.《ネタバレ》 1954年のゴジラが戦争被害(具体的には東京大空襲・けして獣害や天変地異の類ではない)の再来を描くことで その記憶もまだ生々しい観客(怪獣というこの世に存在しないものに対する感情をどうとればいいかまだわからなそうな)に 恐怖を否が応でも植え付ける試みをしているのに呼応するように 今回は焦点を主に「死ぬことができなかった復員兵の戦後」に絞ることでまた違った戦争の暗い側面をゴジラに表象させてきた。 といっても行われている厄災描写はこれまでのシリーズと大差はなく、東京を暴れまわるのもなんら新しい試みは感じられず実はもう結構飽き飽きしているのだが、 海戦のVFXは巡洋艦の砲撃の描写が男心をくすぐり、かっこいい。それだけでも一見の価値あり。 ただしオブジェクトが破壊されるたびに異様に煙ってよく見えなくなるのは予算の都合か、見た目が派手になるからそうしたか 他がいいだけに気にはなった。 ゴジラがやはり象徴的過ぎてほとんど神か悪魔かといった風で生物に思えないのは仕方ないのだろうか。 逆に大戸島でのゴジラはほぼジュラシックワールドで、ぐっと恐竜に寄せてきているためか、映像的にはよくできているがこれまた新鮮味はなかった。 それでもVFXはこれまでのゴジラでは抜きんでて良い出来に見える。 もっともよかった点は監督が己のできることをよく理解していて、その土俵に立って映画を撮ったというところか。 最後の脱出オチ。いくらなんでも脱出装置があることを説明しない理由がないだろと突っ込むより先に、 説明受けてないのは我々観客だけだったことを知らされ、ニヤリとさせられた。うまく感情をコントロールされた感があって、すいやせんといったところだ。 だからか、彼女が最後に生きていたことが判明しても、それはそれでファンタジーだし、ということで気持ちをコントロールされたように思える。 でも生きていた典子はゴジラの再生細胞の力によるものだとしたら、ゾンビみたいな感じかな? 好みでいえば、その救いは不要かなとは思うが。希望に満ちることが戦争の終結ということなら、監督の好きに作っていい作品だから。ということである。 【うまシネマ】さん [インターネット(邦画)] 6点(2024-05-03 22:09:47) 31.《ネタバレ》 主人公の成長や登場人物たちの絆など王道の展開を詰め込んで、万人に受け入れられる及第点の映画だと思います。ゴジラもすごい迫力で暴れまわります。人間ドラマ7割、ゴジラ3割くらいの割合だったので、もうちょっとゴジラのシーンが多くても良かったかなと思います。ところで、わだつみ作戦ですが実現可能なんでしょうか?それと仲間の船で引っ張るって可能?そこは観ながら「おいおい」とツッコミをいれちゃいました。でも、まあ若干の不満があってもマニアでなければ十分楽しめる映画だと思います。 【ぽじっこ】さん [インターネット(邦画)] 7点(2024-05-03 19:59:03) 30.《ネタバレ》 一度レビューを書いたあと、なぜこの映画が気に入らないのか理解できたのでレビューを書き直します わかりやすいのでシンゴジラと比較しますが、シンゴジラでは映画の中の人間は基本的にゴジラに関係する話しかしてません。ずっとゴジラにフォーカスしています。 しかしこの-1.0の方は、基本的にゴジラと関係ない話ばかりしています。赤ちゃんがどうの特攻隊がどうの銀座のモガはサザエさんカットだよね云々、ゴジラが出てないシーンは基本的にゴジラと関係ない話ばかりしています。てかもはやNHKの朝の連ドラです。 「NHKの朝の連ドラに劇中イベントみたいな感じでゴジラが絡んでくる」それがゴジラ-1.0。 そんなのゴジラ映画じゃありません。 ゴジラなんだからゴジラの話をしてくださいよ だってタイトル「ゴジラ」なんだよ? 関係ない内容がメインでどうするよ… という事でこの映画は個人的に大嫌いです。 アカデミー賞受賞はおめでとうございます。嫌いですけど。 【あばれて万歳】さん [インターネット(邦画)] 3点(2024-05-03 16:25:10) 29.《ネタバレ》 遅ればせながらの鑑賞ですが、私、邦画のゴジラを初めて劇場で観たと思います。正直、失礼ながら、これまでの作品は、こども騙し的な特撮映画と思ってましたので、邦画でもここまで魅せてくれるんだなと、流石アカデミー賞を取られるだけあって、面白かったです。 戦後の憔悴した日本の僅かな希望さえ絶望に堕とすゴジラ、理不尽な自然の脅威に必死に抗う人々の姿、自国の軍に守ってもらえないからこそ団結する民衆達。日本ならではの映画ですね。 ただ一つ違和感があったのは、典子ちゃんの葬式が早過ぎたこと。亡くなったということを強調したかったのでしょうが、結果として遺体が見つかっていなかったのだろうから、完全に早とちりだよね。別な遺体を勘違いしたということだったのかな。その違和感があっただけに、疑い深い私は「生きてんじゃね?」と思ってしまい、最後のサプライズ感動も半減してしまったのでした…。 【ノン】さん [映画館(邦画)] 8点(2024-04-27 19:41:48) 28.《ネタバレ》 かねてより映像が素晴らしいとの事前評価があり、映画館に行こうと思っていたのだが、忙しさにかまけていたら、アカデミー視覚効果賞を受賞してしまった。やっと時間ができたので行ってみたが、やはり映画館はほぼ満員。思い立ったが吉日というが、こんな失敗を私は数多く繰り返してきた。反省! やはり映像が良い。しかも、そんなに金をかけていないというから、なお良い。 浜辺美波は途中まで「誰だ?この汚い女性は」と思っていたし、かなり後半になって「あれ?ドラマで見た人かな?」と気付いた次第。昭和の雰囲気を出そうと、わざと体型も変えたのだろうか。役者はすごい。 特攻から逃げ帰った自分の「戦争」を終わらそう、と、ゴジラの口に特攻を仕掛ける、と思いきや、まさかの脱出には拍手喝采(したい気持ち)。みんな生きて帰ってきた。そして浜辺美波も生きていた!「終わっていない戦争」という、死の匂いをただよわせながら、あくまで「生きろ!」とのアンチテーゼ、魂の叫びを感じる。 首のあざがちょっと気になったが、爆風で怪我したんだよね、きっと・・・ 【チェブ大王】さん [映画館(邦画)] 6点(2024-03-16 19:41:15) 27.《ネタバレ》 映画館の大スクリーンで見る価値のある ド迫力な映画でした。 完全にゴジラは脇役に追いやられてしまって、子供がゴジラ 目当てに観たら怒り出すのではないかと思うような、中心は 戦争映画、反戦映画、人間ドラマでしたね。永遠のゼロが 直球勝負なのに対して変化球で勝負でした。 まあもともとゴジラ映画は反戦・反原発映画でしたから本来 の趣旨に沿っていると言えます。 浜辺美波が前半であっけなく死んでしまってありゃりゃと いう感じでしたが、さすが他人の子供を育てる強い女です、 ゴジラの熱線にも負けていませんでした。 最後のワダツミ作戦はちょっとまどろっこしかったですね。 神木君が口めがけて特攻するだけだとあっけなさすぎるとい うことなんでしょうけど、最新のVFXをしても安っぽさを隠す ことができなかったようで、突然本来のゴジラ映画の片りんが 現れたという感じでした。 【キムリン】さん [映画館(邦画)] 6点(2024-02-02 15:09:35) 26.《ネタバレ》 マイナスカラーのゴジラ1.0を鑑賞しました。白黒であるが故の雰囲気で映画に没入する感じが大変良かったです。あとで他の方のレビューを見て、G細胞なるものがあり、その細胞に感染したがために最後、死んだと思われた典子が生きていたことになっていたので、そこまでは気づかなかったと、もう一回見てみたいと思わされました。次はカラー版の方を見て、典子が感染したと暗示させている痣を見たいと思います。シンゴジラの時は最後の最後でエイリアンみたいな小さいやつがたくさんできていて、これが次の世界を暗示させる内容になっていました。こちらのゴジラでも、ゴジラが復活するかのような描写がありました。■この映画で最も気に入っている部分は、ゴジラが火を噴いて、遠くの街が吹っ飛び、その爆風が迫ってきて、典子が主人公の敷島を突き飛ばして自分が犠牲になりながらも、助けるシーン。大変感動いたしました。ドキドキ感没入感が最高です。次は、未見のカラーバージョンを見て、白黒バージョンとの感じ方の違いを比べたいと思います。シンゴジラで火を噴きまくって東京を火の海にしたシーンに勝るとも劣らないすごいCGでした。爆風が迫ってくるというシーンが、実にリアルです。原爆爆発で爆風になぎ倒されるシーンをこんなにリアルに表現しているってすごいと思います。原爆を彷彿させるキノコ雲が、白黒映画の効果もあり、大変に心にせまってくるものがありました。■ゴジラを退治するという作戦は、①一番最初の白黒ゴジラ、②シンゴジラの「荒唐無稽」なやつに比べ、非常に「現実味」のある作戦で、一番まともであるがゆえにリアリティを感じました。プラスして、主人公敷島を演じているのが、あの神木隆之介!三月のライオンでもすんばらしい演技でしたが、今回も最高でした。神木はホント好きな俳優。俳優陣、良かったですね。安藤サクラの最初嫌な人かと思わせといて、人情のあるところを見せる展開が良かったし、明子役をしていた女の子の演技?が非常に心に残りました。戦後復興の様子の人間模様、敷島の心の傷などなど見るべきところが多く、外国で大変に高評価得ているのが納得です。ちなみに、シンゴジラの方は外国での評価は日本でのそれとは違い低かったようです。それだけに外国での大変な高評価が嬉しい事でした。なお、ゴジラ対コングというのもあるようですが、ゴジラ-1.0と比べてどうなんですかね。これもまた見比べてみたい楽しみではありますね。 【なかがわ】さん [映画館(邦画)] 9点(2024-01-26 07:07:59) 25.《ネタバレ》 山崎貴は苦手な監督だ。 『ALWAYS 三丁目の夕日』『STAND BY ME ドラえもん』のような感動ポルノ並みのゴリ押し、 『リターナー』みたいにハリウッドの名作SFアクションのパッチワークでそこに新たなオリジナリティもなく。 未見のドラクエ映画でいろいろやらかしたことも知っている。 その本作がアメリカで、 クリストファー・ノーラン監督作『オッペンハイマー』の姉妹作に近い立ち位置の絶賛を受けており、 モノクロ版をきっかけに鑑賞することにした。 既にレビューにある通り、過剰にウェットな人情ものが迫力ある容赦ないCG演出と上手くマッチしており、 モノクロによって監督特有の作りもの感が軽減されているのも大きい。 余計なものが削ぎ落され、見易くなったとも言える。 それでも人間ドラマと演出にもう少しドライさは欲しかったし、 中盤で死んだヒロインが実は生きていたというご都合展開はどうかと思ったけどね。 もちろん不穏な要素が隠されているのは分かったし、初代ゴジラとの間にもう一本続編を作るかもしれない。 まあ、つまり言えることは、悔しいが良作ということ。 8点でも良かったが、結末が分かってしまう脚本&ミスマッチでクドいドラマパートに-1点、7点献上します。 【Cinecdocke】さん [映画館(邦画)] 7点(2024-01-12 23:12:28) 24.山崎貴監督の得意なねちっこい人情ものは好きではないのですが、今作については迫力あるCGと人情劇(家族愛だの戦争への思いだの)がかみ合った気がします。そして、何よりもゴジラの容赦ない怪物性が最高。シリーズ第1作を超えた歩く核兵器ぶりを見せてくれます。やはり印象的なドラマを作るなら、どうやってこんなモンスターをやっつけるんだ?と思わせないといけませんよね。 【次郎丸三郎】さん [映画館(邦画)] 10点(2024-01-07 01:17:27) 23.《ネタバレ》 どう見てもSF的とはいえないゴジラの能力にイマイチしっくりこない人間ドラマ… こんな違和感も非現実的でレトロなパニック映像と人生の理不尽さに抗うようなシナリオに吹き飛ばされて2時間はあっという間に過ぎてしまった。 主人公もヒロインも生き残ることができてとりあえずメデタシメデタシ。 【ProPace】さん [映画館(邦画)] 8点(2023-12-12 23:38:26) 22.《ネタバレ》 ゴジラ映画を劇場で観るのは、小学生以来半世紀ぶりの事です。 そもそも、殆ど邦画を観ていませんでした。 いや、驚きました。 1500万ドルの低予算にも関わらず、見事な映像やビジュアル‥‥ 背中からニョキニョキ生え出てきて、青白く発光する背びれ?には大興奮。 船をゴジラが追ってくるシーンは、昔観た「ジョーズ」でのハラハラドキドキ感を思い出しました。 一方で、どこか「三丁目の夕日」を彷彿させる人情味 まさか、ゴジラ映画で涙が出てくるとは、思いませんでした。 女の子も可愛かったなぁ。 ゴジラを強制的に1500mの海底に沈ませ、もう一度引き上げることで潜水病を起こさせようとするアイデアも卓越していました。 「映画館で観て良かった」と心底思える作品でした。 【TerenParen】さん [映画館(邦画)] 9点(2023-12-06 21:50:07) 21.《ネタバレ》 山崎監督の脚本が良く出来ており、ちゃんと人間ドラマが描かれている。 「自分にとっての戦争はまだ終わっていない」という神木君の言葉は重い。 その上で山崎監督お得意の最新特撮技術が盛り込まれており見ごたえがある内容に仕上がっている。 終盤、クライマックスシーンでは伊福部昭の有名なテーマソングが鳴り響き、興奮せずにはいられない。 ラストの結果については、皆さま思われている○○〇の2番煎じと思えなくもないが、まぁ、面白ければいいんじゃないでしょうか? 【とれびやん】さん [映画館(邦画)] 7点(2023-12-02 17:32:31) 20.勇者・敷島が成長して魔王・ゴジラを倒す物語。盛り上げ方は上手かった。 【Yoshi】さん [映画館(邦画)] 6点(2023-11-29 17:59:45) 19.《ネタバレ》 GODZILLAではなくゴジラでした。 しかしながら 先が読める展開。 大石典子(浜辺美波)が生きているのが不自然で 生存する事によって これ以降のゴジラ映画の重厚感が無くなってしまった。 映像が良かっただけに残念です。 【SODOMOJO】さん [映画館(邦画)] 4点(2023-11-25 17:50:09) 18.《ネタバレ》 人間ドラマ部分とゴジラのどちらが欠けても今回の作品は成立しないほど絡み合っているのが非常に良い。神木の演技は複雑な心情を緩急をつけ上手に表現していた。声にならない場面、例えば、銀座でゴジラが火を吹き敷島がビルの物陰から出てきたところ(その後の絶叫ももちろんよい)、帰港し下船した敷島に電報を渡して肩をドツくだけの澄子、病室で典子に抱きつく敷島の演技に感動。ゴジラ部分のCGは、邦画でこんなに凄い映像が見られて嬉しい驚きだった。掃海艇とゴジラの追跡劇のシーンで、ゴジラの顔のゴツゴツを流れ落ちる海水の動きまで細かく描かれていて感心。音も手を抜いていない。足音も爆発音もアニメ的ではなく実写的な音。深海魚が浮いてくる時の後ろから横から聞こえるポコポコ音、火炎放射を吐いたのち一瞬の無音の後の大爆発音(スターウォーズep.2のサイズミック・チャージ風)、劇場が震える足音の演出が印象的。セリフも邦画の割に、音割れやボソボソせず聞き取りやすく録れていたと思う。しかしながらラストの肉塊からの復活、典子の首のアザが意味深に映ったが、めでたしめでたしで本編をスッキリと終わらせ、思わせぶりな件の映像はエンドクレジット後にして欲しかった。後もう一つ、「シン・ゴジラ」もそうだったけど「この国」という言い回ししか出てこないの何故。 第一作に次ぐ奇跡の一作だと思うから、あと数回は劇場に足を運び楽しもうと思う。■2回目を鑑賞。ストーリーを知っている上でだと、初見と違ってドラマ部分が物足りなく感じた。ディスク発売時には未公開シーンなど入れて欲しい。 【リン】さん [映画館(邦画)] 9点(2023-11-21 16:15:03) 17.《ネタバレ》 ゴジラは“日本を襲う破壊の象徴”です。初代ゴジラは原爆。シン・ゴジラは東日本大震災。そして本作のゴジラは太平洋戦争(※書き方として東京大空襲と迷いましたが)でしょうか。 圧倒的な物量を誇るアメリカ軍を相手にした戦争は、まさにゴジラを相手に戦うようなものだったことでしょう。 最初のゴジラは軍人だけの基地に出てきました。そしてより巨大になって本土に上陸し、街を壊して人を踏み潰します。 戦争は軍人同士が海の向こうで戦うものだと思っていたのに、空襲で自分の家が焼かれ、家族が殺される。アメリカ軍の無差別爆撃とゴジラの破壊行為。両者にどんな違いがあるだろうか。 三丁目の夕日の、少し前の日本が舞台。帝国海軍も警察予備隊も無い、自衛能力のない時代の日本とゴジラの戦い。役目を終えた軍艦が呼び起こされ、日の目を見ることのなかった戦闘機が空を舞う映像は、過去のゴジラ作品のどんな秘密兵器よりもアツい展開でした。 焼け野原から徐々に復興していく東京の町並みと、少しずつ生活も安定してきて、家族になっていく敷島と典子。ようやく前を向いて生きていこうとした矢先…自分が死ぬのが怖くて特攻出来なかった敷島。彼が特攻しなかったから家族が死んだわけではないけど、戦うべきときに戦わなかった報いが、後々重くのしかかる。因果応報。終わらない戦争。 人間ドラマに重点を置いた本作、後半涙腺緩みっぱなしでした。説明が丁寧だから、展開は読めるんです。それでも涙が出てきます。ありえない最後も全然受け入れられました。エンドロールが始まっても、ほっぺが涙でベチャベチャです。想像以上に良いものを観せてもらいました。 さて。彼女に何があったのか。彼を突き飛ばした後、あの勢いで吹っ飛んだんだから、五体満足なハズはない。 街に飛び散ったゴジラの肉片には、強い放射能だけでなく、強い再生能力も有している。首筋のアレは、飛び散ったコレなんだろう。 何か不吉な未来を暗示しているようにも思えるけど、私は“マイナスを乗り越えてきた日本人”を表しているんだと思った。 どんなに傷つき、どんなに破壊されても立ち直ってきた日本。過去の被害を隠すこと無く、むしろ吸収して乗り越えてきた日本人。戦争、原爆、大地震も乗り越えた日本人は、ゴジラによる未曾有の破壊を受けても、それさえも吸収して乗り越える力があるんだ。という意味だと解釈しました。 …ただもし今後『ゴジラ・ゼロ』とか続編があるなら、解釈変わるだろうけど。 【K&K】さん [映画館(邦画)] 8点(2023-11-21 00:00:20) 16.戦争映画として見ればそこそこの出来だと言えたんじゃないでしょうか。ゴジラが登場することで、悪い方向へ向いてしまったように思えます。だって、戦後の日本の中を、どうやって生き抜いていくかということが主題だったのが、ゴジラが現れていきなり目的が変わってしまった。それに、登場人物の生かし方死なせ方が間違っていると思います。2作目を作りたかっただけなのかな? 【shoukan】さん [映画館(字幕)] 6点(2023-11-18 22:51:16) 15. 『シン・ゴジラ』はゴジラ映画は面白いと再認識させてくれた点でうれしい作品だった。しかし、本作は単なるゴジラ映画=エンタメでは終わっていない。人間の側のドラマが時代の背景とともに描かれている素晴らしい作品だった。 監督が同じなのでもちろん故意にだが、『永遠の0』を見た人が「あぁっ!」と思うような仕掛けもある。音楽もたいへん良い。 見て良かった。 【海牛大夫】さん [映画館(邦画)] 8点(2023-11-17 13:45:00) 14.ゴジラ映画ですが、やっぱり、監督次第でこうも味付けが変わるかと実感。 ゴジラ作品と言いながらも、基本は人間ドラマになってます。 怪獣モノ、パニック系を期待したら肩透かしになると思います。 けっこう好き嫌いが分れるんじゃないでしょうか。 作品としては、キャスティングがピッタリだったと思います。 吉岡や神木と言った弱々しい感じの男はこの手の作品には合わないように思いましたが、人間ドラマが主体だとこのキャスティングは合っていましたね。 マイナス面として、細かいところの演出が粗いと思いました。 戦後すぐのはずなのに出ている人間の血色が良く、小太りの人間もいて、不自然です。 着ている服もシワも汚れも無く、作業員の軍手も真っ白な新品。 やっぱり不自然に感じました。 個人的にはおもしろかったと思いますが、リピートで劇場に行こうと思うほどの作品ではないですね。 【ミスプロ】さん [映画館(邦画)] 7点(2023-11-16 15:04:27) 13.《ネタバレ》 原点回帰したゴジラでした。 ヒューマンドラマの面もありますが、途中、首をかしげるような極端な感情表現などもありました。 最後、ハッピーエンドに終わったように見えますが、黒い雨を浴びた敷島、首筋の大石と今後の暗転を暗示させる エンディングは好みが分かれるかもしれません。 いっそ大石はやはり亡くなってしまって、その辛さから敷島が立ち直ろうとしている一方、ゴジラは復活の予感を 感じさせるというエンディングの方がスッキリするような気がしました。 【ぶん☆】さん [映画館(邦画)] 6点(2023-11-15 22:03:05)
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