みんなのシネマレビュー

転々

2007年【日・英】 上映時間:101分
ドラマコメディ小説の映画化ロードムービー
[テンテン]
新規登録(2007-11-14)【みさえ】さん
タイトル情報更新(2022-12-29)【イニシャルK】さん
公開開始日(2007-11-10)


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監督三木聡
キャストオダギリジョー(男優)竹村文哉
三浦友和(男優)福原愛一郎
小泉今日子(女優)麻紀子
吉高由里子(女優)ふふみ
岩松了(男優)国松
ふせえり(女優)仙台
松重豊(男優)友部
鷲尾真知子(女優)愛玉子店のおばさん
石原良純(男優)愛玉子店の息子
岸部一徳(男優)岸部一徳
広田レオナ(女優)鏑木
麻生久美子(女優)三日月しずか
笹野高史(男優)畳屋のおやじ
津村鷹志(男優)時計屋の主人
石井苗子(女優)多賀子
風見章子(女優)お婆さん
宮田早苗(女優)福原の妻
横山あきお(男優)石膏仮面
五頭岳夫(男優)ホームレス
原作藤田宜永「転々」
脚本三木聡
音楽坂口修
撮影谷川創平
製作辻畑秀生
宮崎恭一
大村正一郎
プロデューサー甲斐真樹(エグゼクティブプロデューサー)
美術磯見俊裕
編集高橋信之〔編集〕
録音瀬谷満
照明金子康博
あらすじ
借金を抱えた大学8年生・文哉のアパートに、突然入ってきた借金取りの福原。その福原の提案で、文哉は福原と2人で桜田門まで徒歩で歩き、その代わりに現金百万円をもらうという契約をする。 翌日から二人の東京散歩が始まったが…。

みさえ】さん(2007-11-15)
全てのをあらすじ参照する

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【クチコミ・感想(9点検索)】

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5.《ネタバレ》 三木聡は「亀は意外と速く泳ぐ」も面白かったが、この犯罪の匂いがたちこめる、頭空っぽで楽しめる愉快なロードムービー&コメディも好きだ。

まずファースト・シーンからして面白い。
後ろから来た黒ずくめの男が、いきなり部屋の中の男の口に自分の靴下を突っ込む!その口に突っ込んだものを履くなwwwww

借金返済に与えられた3日という猶予、喋らない岸辺一徳、ジャギ→ジャイアン。
その辺をブラブラと歩いて談笑、ちょっとした事件に巻き込まれる、何時の間にか仲良くなる楽しさ、面白さ。

ところどころに笑いが転がっていて楽しい。

募金に対して「何で?」と思わず聞いてしまう。自分の身がヤバいというのにどうして他人に金をやらねばならんのか。
解っていても公の場で中々口にできない。でも思わず心の声が出てしまう。

靴ひも→鍵→鞄の中身は大金だと思った?残念俺だよっ!!
「人を尾行るのは面白いよ(ゲス顔)」
食虫植物に捕まったも同然。ワケあり借金取り、文字通り旅は道連れ(あの世行き)。

恋人たちとしょっ引かれるホームレスの対比、串をヘバりつける、落ちたオレンジをちゃっかり猫ババ、被写体を追うカメラ、ラベルで即興。
「歩道を自転車で通ってんじゃねえっ!!」 
必殺ベル外し&車のオッサンも酷い二連コンボ。BBA涙目

崖の匂いって何だろうね。ダイナミックセクハラ。

福原「解せぬ」

性分(タチ)、サッカー、神社 理不尽キック、女房の自慢話、理不尽コイントス、バカ息子とラーメン屋、みんな家庭がうまくいっていない奴ばかり。

こんなとこでごゆっくりできるかっー!

OL軍団、思い出なんて大嫌い、畳屋との死闘、「コスプレに年齢なし」、つげ義春「訴訟も辞さない」、残念コスプレは吉高由理子とチェンジで(吉高由理子がコスプレで登場すると思ったのに残念)。

ワニがいたら食われたい、ヤバいと解って応戦、月光変態仮面、美術家気取りの女、絵上手いね・でもちょっと待て、黒人のオッチャン涙目、ゲリラライブを演り慣れたギタリスト、警官「チッ」、何故か真似るオダギリ。

占いとバッタリ、ポスト「何だおまえは」、とんかつ茶漬け喰ってみたい、武闘派時計屋との死闘、立てつけとの闘い、トラックに飛び乗る謎のスリル、ハンガーで首を回す、うがいを飲むな。

ガラスに映るシルエット、女もパンツ一丁でキャーキャー走る(吉高由理子の尻!)、すき焼きとマヨネーズ、飯を食いたくなる家族団欒の空間。

ジェットコースターと記憶の中の真実、並木道を2人で歩いていく。

「私は若返りたくないんですよー」のやり取り。

優しい目で語りかける「じゃあな」!
この男は本当に“やった”のかは最後まで明かされない。一体何がしたかったのだろう。そこが面白いし好きだ。 すかあふえいすさん [DVD(邦画)] 9点(2015-06-08 19:27:56)(良:2票)

4.《ネタバレ》 結局、彼は一つも嘘をついていなかった。

名が福原ということ。
昨日までは借金取りであったが本日辞めたということ。
霞ヶ関まで歩いて行くということ。
最後まで付き合ってくれたら100万円あげるということ。
そして自首するということ 等。
 だとしたなら、カッとなって女房を殺してしまったという事もきっとホントなんだろう。
女房の浮気・・・ 
もったいないですよね 長年連れ添った夫婦だというのに・・・ 悲しい結末。

ただし、三浦友和とオダギリジョー
二人揃って一緒にいる姿を見てるだけでニヤけてしまえるこの配合。
全編通してすごく楽しかった。綺麗なゴールインだったと思う福原さん。
できることなら、罪をきちんと償い 彼が出所してきたところからなんて続きを見てみたいかな なんて思えてしまった。
だとしたなら、えっと、何十年後になってしまうんだろうか 15年?20年?あまいだろうか 30年後だろか・・ 

それよりなにより、一番よいのは
〝女房は実は死んではいなかった〟
〝実は気絶したまま長いお昼寝していただけだった 〟 ってなことだったなら それはそれでそっち方面の結末を願ってしまってたんですがね 
まあ結果、一番残念な結末だったが仕方がないかな やむなしだ。ラストに不満はありません!  それよりなにより、いやあ、面白かった。 3737さん [CS・衛星(邦画)] 9点(2012-05-22 22:52:03)(良:2票)

3.《ネタバレ》 三木監督作品の全部を観ているわけではないのですが,三木ワールドはまさに「目的地へ直接向かわない寄り道だらけの旅」だなと思いました。
その寄り道が実に面白かったり時に意味不明だったりするのですが,観客はそれを楽しめばいいのですね。
「接近してくる広田玲央名」のシーンで大爆笑してしまいました。
まきげんさん [DVD(邦画)] 9点(2011-07-27 16:29:22)

2.《ネタバレ》 徒歩で行くロードムービーってのが新鮮でした。テーマが一貫している中に小ネタをちりばめた感じで、バランスが良かったです。一番好きなシーンはエンディング。映画の印象がぐっと良くなりますね。あと、岩松了たちの出しどころがうまいと思いました。 クレイバードさん [DVD(邦画)] 9点(2008-06-29 18:16:11)

1.やわらかさと切なさがリンクしたすてきな作品だ。みんなで仲良く食卓を囲む、ご飯をつくる、買い物をする、同じ部屋で寝るというような普通のことが、ものすごく温かい感情の集合であることが分かる。おそらく、登場人物のみんなは、不思議女子高生「ふふみ」を除いて、結構タフな人生を送ってきたのではないかと思う。でも、そんなタフさの中に奇跡的に実現した「普通に」あたたかい時間!! この監督の作品は、画面上は幸せに満ちた雰囲気をかもし出しているが、その幸せな感じが限られた時間にだけ成立するものだったり、映画の終わりと共に終わってしまう幸せであるという切なさを描くのとてもうまい。だるまちゃんとてんぐちゃんのモチーフも出てくるし、ピアノの粉末や三日月しずかも出てくるわで、お約束の部分でも大サービス! ついつい岸部一徳を探したくなる一本になってます。 wunderlichさん [映画館(邦画)] 9点(2008-01-19 17:17:46)(良:1票)

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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 74人
平均点数 7.03点
000.00% line
100.00% line
200.00% line
311.35% line
445.41% line
556.76% line
61216.22% line
72331.08% line
82128.38% line
956.76% line
1034.05% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 9.00点 Review6人
2 ストーリー評価 8.66点 Review6人
3 鑑賞後の後味 9.00点 Review7人
4 音楽評価 8.50点 Review6人
5 感泣評価 7.60点 Review5人

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