みんなのシネマレビュー |
|
|
|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(6点検索)】
9.《ネタバレ》 シリーズ26作目。たまたま『学校』を観た直後。『黄色いハンカチ』以前から構想があったという夜間学校映画の、まさに試作品のような本作を観られたのは、なかなかなめぐり合わせ。 諏訪家がやっと手に入れたマイホーム。タタミ1畳分くらいの狭い庭、窓を開けると手が届きそうな隣の家、言葉を選んで褒める寅が素敵。そして「お兄ちゃんの部屋」は泣けるわ。いつまでも叔父叔母夫婦の家に頼ってないで、兄妹で独立したかまどを持とうとするさくらの考えと、義理の兄と妻の絆の強さに協力を惜しまない博。寅が悩んだ末に2万円も包んだ、嬉しい気持ちが伝わってくる。それに対しお釣りって…それは寅が怒っても仕方ない。 セブンイレブン。私も近所にセブンが出来たときのことを覚えてます。スプライトとかがデザインされたアメリカンヨーヨーが売ってましたね。店内に流れる長渕の順子。ついに寅さんが私の記憶にある時代に追いついたわ。 ちなみにキャンディーズは私が物心つく頃には解散してました。マドンナすみれは、寅のテキ屋仲間の娘。年齢の差もさることながら、仲間の娘ということもあって、最初から恋愛対象ではなく、親子のような構図です。うっかりお風呂を覗いてしまうところなんて、まさに娘と父親のあるあるネタ。 すみれの突然の朝帰り。「だって私、結婚するのその人と」まっすぐ寅の目を見るすみれに、それ以上怒れなくなって二階に上がってしまう寅。あぁ、娘を男に取られる父親の気分。今まで若いマドンナと青年の恋愛を応援する回はあっても、父親の立場でマドンナを見守る回は無かったと思います。 最後の入学願書もホロリと来ました。さくらと博はマイホームを持ち、満男は10歳になり、テキ屋仲間は死んで、その娘は結婚を考えている。'80年代に入り、寅なりに“俺もどこかからやり直さなきゃ”って思ったからなのかもしれません。 そうはいっても、あの2万円が源から借りただけってオチは、何歳になっても子供のままな寅をよく表現していました。 私は、前作が最終回でも良いと思ったくらいだから、本作はまさに『男はつらいよ・後編』のスタートです。 寅と同年代のマドンナばかりでは客層も固定されることを考えると、この路線変更はアリだと思いました。 【K&K】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2023-11-07 20:39:51) 8.寅さんは結局すみれに恋してたんやな。と思う。 【ホットチョコレート】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2014-04-20 21:08:46) 7.マドンナというかゲストはランちゃん。今回の寅さんは指南役のパターン。やっぱり恋愛が絡まないとちと物足りないけれど、ラストの寅さんの履歴書にはホロリとさせられそうに。 【movie海馬】さん [地上波(邦画)] 6点(2012-10-08 21:59:33) 6.まずは寅さんが柴又に帰ってきてすぐ、さくらの新築した家を兄妹揃って見に行くシーンが素敵でした。「この空いている部屋は何だ?」「それはね、お兄ちゃんの部屋!」寅さんがさくらに説教される場面も多いですが、やはりこんな仲のいい二人の方がいいですねえ。それだけに、その後の新築祝いがちょっと切なかった・・・。マドンナは伊藤蘭演じるすみれ。マドンナに恋をする寅さんではなく、その関係は完全に保護者的なものでしたね。しかし、すみれが無事定時制高校に入学できるよう皆で一生懸命応援するとらやの人々のやさしさ、無事入学した定時制高校の受験競争とは無縁ですがあたたかみのある授業風景に心が和む作品でした。そして寅さんの履歴書。寅さんは中学中退で高校への入学資格が無かったことが判明。緊張した表情で写っている寅さんの写真が貼られた履歴書が何だか悲しかったです。 【とらや】さん [DVD(邦画)] 6点(2010-09-28 21:08:49)(良:2票) 5.今回は寅さんの恋は置いておかれて、同じテキヤの娘を世話するというのが大まかなストーリーなんですが、何とも人情味あふれるエピソード満載で、こういうのも嫌いじゃないです。定時制高校でのトイレ掃除のエピソードも意表をつかれたけど、のちの「学校」シリーズにつながる原点を見ました。 【mhiro】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2010-02-08 16:09:35) 4.人に親切にするというのは本当に気持ちよくて良いことですね。寅屋のみんながとっても親切で、感動しました。 【ケンジ】さん [DVD(邦画)] 6点(2008-04-03 20:19:31) 3.米倉斉加年は静かながら、見事な味わいを醸しだしていました。 【にじばぶ】さん [ビデオ(邦画)] 6点(2007-10-06 17:07:21) 2.この作品じゃ寅さんはもう完璧にマドンナ伊藤蘭の保護者的立場ですね。寅さん直筆の履歴書がこの作品の中で見られるのがファンにとっては見ものかなという程度。伊藤蘭のうまいんだか下手なんだかよくわからない、ダラ~っとした北海道訛りが聞いてて自分には心地良かったです。 【放浪紳士チャーリー】さん [DVD(邦画)] 6点(2006-04-09 12:34:48) 1.《ネタバレ》 シリーズ26作目にあたるこの作品はマドンナに伊藤蘭を迎えての内容は何と寅さんが定時制の高校へ入学しようと試みるのだが、やはり寅さんに勉学は無理ということが明らかになるといった作品でして、それなりに楽しめるもののやはりどこか物足りなさの残る作品です。 【青観】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2005-11-27 21:15:04)
【点数情報】
【その他点数情報】
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS