みんなのシネマレビュー |
|
|
|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
1.《ネタバレ》 その日、8月15日、例年ならいつも、テレビをつけると地上波で火垂るの墓をよく見かけいたのだが、今年は放送されていない。なので代わりとなるべくこちらを鑑賞。太平洋戦争の間で惨めに命落としていった少女の話です。 悲しき結末となること前提のお話であり、そこは悲しさ当然それ相当のものであること間違いありませんでした。 一人寂しく防空壕内での這いずり死。 あの日、防空壕に向かうも空爆にあい、先に命を落としたと思われるお姉さん。 諸事情により、彼女の元に駆けつけるのが遅れてしまった朝鮮人。 命綱となる大人二人がムッちゃんのところへと辿り着けなかったやむを得ない事情。 だが、ムッちゃんの存在を知っていながら当時子供ながらどうすることも出来なかったマコちゃん。 原作者の中尾町子さんは、このムッちゃんの死についてずっとその死に顔が瞼に焼き付き、そしてそんな過去が痛く記憶として残り、一生涯ずっと心苦しかったことでしょうね お察し申し上げます。 戦争により亡くなった子供など大勢いるなか、ムッちゃんなどそんなうちの僅か一人の少女にすぎません。だけど、そんな中、寂しく惨めに命落とした小さな生命に対して捧げた平和像の設立とそれを偲ぶ平和祭の継続。いい供養になっているものだと思えます。 そして戦争時の悲しきドラマとして忘れ去られることなく、出来れば、地上波での放映も望みます。 【3737】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2022-08-20 19:10:39)
【点数情報】
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS