みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
3.《ネタバレ》 緒形拳演じるコーチと安田道代演じるヒロインの特訓シーンがひたすら熱く、ここだけ見れば典型的なスポ根映画なのだが、実はヒロインが半陰陽の両性具有だったという設定がいかにも増村保造監督らしい話で、なかなか面白かった。まだ新国劇にいた頃の緒形拳が誰がどう見ても変人・変態の鬼コーチを演じていて、小川真由美をレイプするシーンは怖く安田道代とセックスをするシーンはかなりいやらしく、存在感のある濃い演技を見せていて、若い頃からいい俳優だったんだと感じ、あらためて先日亡くなってしまったことは本当に残念に思う。安田道代も個人的には山本薩夫監督「氷点」の陽子役のイメージが強く、清純派という印象があったが、この映画では増村監督の演出に応えて半陰陽という難しい役どころを清純派イメージとは全く違う体当たりの演技で見事に演じていて素晴らしく、増村監督の相変わらずの女優に対する演出のうまさを感じる。しかし、それにしても本当に変態的な映画だった。今まで見た増村監督の映画の中では自分も特に傑作とは思わないものの、これは増村監督だからこそできる増村監督ならではの映画だと思う。 【イニシャルK】さん [DVD(邦画)] 7点(2024-09-29 15:26:00) 2.《ネタバレ》 総理大臣すら女性になりかねない、この時代、この作品がお叱りを受けずに済むだろうか? セックスチェックで両性具有の人間が、セックスしまくって、晴れて完璧な女性になる、とか こんな話、海外の変態作家の作品でもお目にかかったことない展開。 やっぱり、海外メディアが言うように、日本の女性は軽視されているのか? 結構、皆さま、大きな顔をされてますが・・ まあね、これが封切りされた頃は、今とかなり違うんだと納得してしまおう。 【トント】さん [DVD(邦画)] 7点(2024-09-27 23:18:31) 1.《ネタバレ》 おっと、放浪紳士チャーリーさん、これまた偶然ですなあ!私もこれ借りてきたばかりで今さっきまで観てました。ところで5点とはかなり厳しいですね。そういう私も増村映画の中の特に傑作だとは感じませんがそれでもなかなか面白かったのでこの点数ですが、それにしてもこのキャスティングの何たる濃い人達、これもまた増村映画らしく、しかもこんな変態映画を撮るなんてのもこの監督しかいないと思うぐらいここでもやはり変態映画になってます。安田道代のあの肉体はどう見ても女なのにそれをセックスチェックしてみたら男であったなんて、どう考えても有りえないし、やはり変態映画らしく、緒形拳の鬼コーチにお前は男なんだから男らしくやれとまあ、何から何まで増村タッチ全開、昼間は陸上の特訓、夜は夜でひたすらセックスしまくりと、こんな鬼コーチぶり、変態男ぶりの緒形拳にレイプされてしまう小川真由美もこれまた何とも怖い。緒形拳の変態コーチ、狂気こそ人間の狂気であると言ってるような何だか本当にこの監督の変態性を見せ付けられたような気がする。 【青観】さん [DVD(邦画)] 7点(2008-08-31 14:51:33)
【点数情報】
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