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007/スペクター

Spectre
2015年【米・英】 上映時間:148分
アクションサスペンスアドベンチャーシリーズもの小説の映画化スパイもの
[ダブルオーセブンスペクター]
新規登録(2015-10-11)【DAIMETAL】さん
タイトル情報更新(2024-01-27)【イニシャルK】さん
公開開始日(2015-12-04)


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監督サム・メンデス
助監督アレクサンダー・ウィット(第二班監督)
キャストダニエル・クレイグ(男優)ジェームズ・ボンド
クリストフ・ヴァルツ(男優)フランツ・オーベルハウザー
レア・セドゥ(女優)マドレーヌ・スワン
モニカ・ベルッチ(女優)ルチア・スキアラ
レイフ・ファインズ(男優)M
ベン・ウィショー(男優)Q
ナオミ・ハリス(女優)イヴ・マネーペニー
デイヴ・バウティスタ(男優)ミスター・ヒンクス
アンドリュー・スコット〔男優・1976年生〕(男優)C(マックス・デンビー)
ロリー・キニア(男優)ビル・タナー
イェスパー・クリステンセン〔男優〕(男優)ミスター・ホワイト
ステファニー・シグマン(女優)エストレラ
ジュディ・デンチ(女優)前任のM(ノンクレジット)
藤真秀ジェームズ・ボンド(日本語吹き替え版)
山路和弘フランツ・オーベルハウザー(日本語吹き替え版)
園崎未恵マドレーヌ・スワン(日本語吹き替え版)
五十嵐麗ルチア・スキアラ(日本語吹き替え版)
原康義M(日本語吹き替え版)
杉本ゆうイヴ・マネーペニー(日本語吹き替え版)
大塚芳忠ミスター・ホワイト(日本語吹き替え版)
桐本琢也C(マックス・デンビー)(日本語吹き替え版)
辻親八マルコ・スキアラ(日本語吹き替え版)
御沓優子エストレーリャ(日本語吹き替え版)
谷育子前任のM(日本語吹き替え版)
白熊寛嗣ビル・タナー(日本語吹き替え版)
かぬか光明(日本語吹き替え版)
原作イアン・フレミング(キャラクター創造)
ジョン・ローガン(原案)
ロバート・ウェイド〔脚本〕(原案)
ニール・パーヴィス(原案)
脚本ジョン・ローガン
ロバート・ウェイド〔脚本〕
ジェズ・バターワース
ニール・パーヴィス
音楽トーマス・ニューマン
作曲モンティ・ノーマン「ジェームズ・ボンドのテーマ」
撮影ホイテ・ヴァン・ホイテマ
製作バーバラ・ブロッコリ
マイケル・G・ウィルソン
ダニエル・クレイグ(共同製作)
コロムビア・ピクチャーズ
MGM
製作総指揮カラム・マクドゥガル
制作東北新社(日本語版制作)
配給ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント
特撮ダブル・ネガティブ社(視覚効果)
シネサイト社(視覚効果)
ILM/Industrial Light & Magic(視覚効果)
ムービング・ピクチャー・カンパニー(視覚効果)
美術デニス・ガスナー(プロダクション・デザイン)
アンナ・ピノック(セット装飾)
ダニエル・クレインマン(タイトル・デザイン)
衣装ジェイニー・ティーマイム
編集リー・スミス〔編集〕
録音スコット・ミラン
字幕翻訳戸田奈津子
日本語翻訳松崎広幸
その他カラム・マクドゥガル(ユニット・プロダクション・マネージャー)
マリア・グラツィア・クチノッタ(サンクス)
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【クチコミ・感想(7点検索)】

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12


21.撮る前から分かっていたことがひつとだけあった。正直言って、Mを殺してまで盛り上げた前作の後では、何を持ってきても見劣りすることはわかり切っていた。
今回、制作陣はそれを逆手に取った。
よっしゃああああ、今回は好きなようにやってええんじゃあ!
ってな具合。
その結果、怪作が出来上がった。
思想性はほぼ完全に欠落している。前作の大英帝国の凋落そのものに一矢報いようとするすさまじい気概とは、あまりにもかけ離れていた。
今回は娯楽映画って、これでいいんじゃないの、と言わんばかりである。
うん。俺は支持する。

余談だが、今回のヒロイン。他の映画を見ると全然魅力的に見えないのだが、今回はヒロインらしいヒロインだった。 おら、はじめちゃんさん [DVD(吹替)] 7点(2022-06-28 03:48:33)(笑:1票)

20.《ネタバレ》 -Spectre- specterのイギリス読みで“幽霊”。タイトルを象徴するようなお祭り『死者の日』から始まるのがまた格好いい。
今回でクレイグ・ボンド・シリーズ最後のレビューです。シリーズ共通だけど、5作品とも前半に印象的で派手なアクションシーンが入り、今回の007スッゲー!!ってなり、後半のアクションは平凡なのか、あまり記憶に残ってなくて、再見して『あぁ、こんなだったな』ってなるパターンだったと思う。

007シリーズの魅力は、派手なアクションはもちろんだけど、世界各地の美しい映像を流して、まるで世界旅行をしている感覚を味わえる事。今回はメキシコの死者の日。有名なお祭りだから、なにかで観たことはあるけど、流石にあの巨大な骸骨の山車を中空正面から捉えるカットは旅番組レベルでは観た記憶がない。そこから5分強のワンカット撮影で、異国のお祭りの賑やかさ、路上の雑多感、イベントを楽しむ観光客なんか観ながらの旅行気分を。美女を放っておいて屋上を軽やかに移動するボンドの格好良さと、任務の緊張感をいっぺんに味わえる。屋上にて、さっき路上で観たお祭りの続きが観えるのも、その世界に入り込んだ感覚を味わえて、シリーズイチ素晴らしいオープニングだったと思う。
・・・と、ここまで書いてあの死者の日のパレードが、2016年から始まった新しいイベントだったと知った。つまりメキシコ人がスペクターを観て、「映画のアレ、カッコよかったから、死者の日に実際にやってみるべ!」ってなって開催されたと知った。あのパレードももっと昔からあるモンだと思ってた。外国の映画をそのまま自分たちの文化に取り入れるって、メキシコ人凄い。
OPのメキシコはもちろんだけど、ローマの街をスーパーカー2台が駆け抜けるカーチェイスは豪華だし、アフリカの列車の旅は絵葉書のように美しい。雪山の上のガラス張りの病院(レストランだそうな)は、雪国育ちには光熱費が心配になる建造物。世界って広いな。

悪の組織の会議、怪力男、ボンドカーや腕時計などの秘密兵器、ネコ、タコ…本作は前作以上に歴代007のオマージュ、ある意味スパイ・アクションの王道的な描写が多い。カジノ・ロワイヤルがリアル路線で成功したことを考えたら、前作スカイフォールくらいのほうが、バランスは良かったかもしれない。
オーベルハウザーは優しそうな容姿のせいか、ボンドを苦しめる強敵の印象が弱い。あの痛そうな拷問の効果(結局ノーダメージだったの?)もイマイチわからない。最後のヘリの撃墜から逮捕の流れも、そこに行くまでもうひと絡みくらい欲しかったし、スペクターという組織の根の深さを伝えるために、もう一作くらい作ってほしかった。
引退したボンドがボンドガールを隣に乗せて、DB5で去っていくエンディングは、シリーズの締めくくりとして、とても良かったと思う。このあともう一作出来たけど、この終わり方が私の考える理想的な最後だった。 K&Kさん [映画館(字幕)] 7点(2022-01-13 23:54:39)

19.ひさしぶりに007を見た。やっぱり派手で面白いなぁ。 海牛大夫さん [地上波(吹替)] 7点(2021-10-02 18:27:09)

18.《ネタバレ》 全体的には面白かったが敵の感じと終盤の物足りなさにがっかり。規模は派手だが内容は地味。 ぷるとっぷさん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2017-02-19 19:23:46)

17.カジノロワイヤルから始まったダニエル・クレイグ版007もおしまいにきて、いろいろな伏線を回収して終わんなきゃないのか、どうも前3作ほどのハラハラ感もなく終わった感がある。ただ、おじさんの私にとって、旧シリーズの名場面へのオマージュはニヤリとさせられた。 木村一号さん [インターネット(字幕)] 7点(2016-10-01 18:04:58)

16.ダニエル・クレイグの007シリーズになってから、それまでの007にあった、荒唐無稽でケレンミがある感じから、どちらかとゆーと硬派に、リアル路線化し、バットマンのダークナイト化と同じような感じに進化して、そして、その路線と、昔の007シリーズの路線を少し融合して、原点回帰な感じで終わった前作の後、どーなるのか楽しみにしておりましたら、ここにきてあーた、スペクターですよ。デイブじゃないスペクターですよ。007の荒唐無稽の代表みたいな、お馴染みの悪の組織登場に、なるほど、ここで、それがくるのねって感じで、僕なんかはタイトル聞いて感心してしまいました。そんな期待で観た本作、路線としては、前作の終わりを引き継いで、昔の007シリーズにだいぶ戻ってきたなーって感じで、昔のオマージュをかなりぶち込んできました。ちょっと言いかえれば、アニメを実写化して、前作の終わりあたりから、アニメに戻して、そして、今回はそのアニメをちゃんとクオリティーをあげてやるって感じかな。だから展開そのものは、昔の007に近いです。ただし、前半はスペクターをかなり不気味に描いていて、引き込まれ感は十分にあったんですけど、後半、スペクターの正体がわかってからは、なんか敵が役不足に思えて、ちょっと残念かな。面白いんですけどね。ちなみに、今作は、ダニエル・クレイグシリーズの総括的な部分もあって、前作とか前々作の話とかも出てくるので、カジノロワイヤルからしっかり見直した後に観れば、よりストーリーがわかりやすくなるかと。 なにわ君さん [DVD(字幕)] 7点(2016-09-05 03:47:11)

15.《ネタバレ》 カジノロワイヤルおよびスカイフォールの出来が大変良かっただけに、やや見劣りする作品。前半は良い。意味深な死のカーニバルからの謎めく「0時の集会」までの緊張感の出しようは手に汗にぎる展開。しかし、この集会に出てくる敵の側近の「筋肉」役がどうもこのスパイ映画には不向きで、もう少しスマートな知性感じる敵のほうが良かったかなと。ボンドガール→ボンドの愛情も、同じくボンド→ボンドガールへの愛情も、ストーリー展開を追う上ではなかなか感情移入しにくい。細かなところでツッコミようはあるものの、実はCが敵視するべき人間だったという意外性や、雪山・砂漠・都市部と様々に入れ替わるシーン展開、そしてダニエル・グレイグの演技などに見入り、あっという間の2時間半だった。次回以降どうなるのかという期待が大きくなる。 カジノ愛さん [DVD(字幕)] 7点(2016-08-28 01:23:53)

14.《ネタバレ》 本作が製作発表されて次は「スペクター」と知ったとき、「スカイフォール」のクオリティと従来の007の娯楽路線が混ざったらどんな凄い映画になるか、期待値MAXでした。ところが公開後、あまり芳しくないレビューをあちこちで見かけ、なんとなく見られないまま公開終了。で、やっと鑑賞したわけですが、期待値が下がってた分もあって、感想は思ったよりは悪くない。旧作同様に、ボンドがあちこちうろうろして、女の人と会って、アクションして、の繰り返しなのですが、シーンの見せ方はサム・メンデスらしい凝った構図がいっぱいで楽しいです。ただ、アクションにはあまりキレがなく、サスペンス感もクレイグ・ボンド4作のなかでは一番低い。2時間半が長く感じました。一方で、良かった点は、みなさん同様、メキシコのお祭りからタイトルまで、スペクターの会議、砂漠を走る列車の遠景、Qがちょっと活躍するあたりくらい。ただ、ラスボスを身内にする必要は全く感じないし、ネコがぜんぜん活きてないし、アクション映画としてはあまりにも安易なボートからのヘリ攻撃、伏線回収の快感不足もマイナス。期待値MAX状態で見れば、これは消化不良感大きかっただろうなあと思いました。まあ、「スカイフォール」でちょっとアナザーワールドにいってしまったボンドが、また「いつもの大味なボンド映画」に帰ってきたと思えば、これはこれでありかもという意味では、なんだかんだで嫌いではないなあというところです。 ころりさんさん [ブルーレイ(字幕なし「原語」)] 7点(2016-07-21 12:27:22)

13.《ネタバレ》 ダニエルボンドはこれで最後?そう思うとなんだか寂しい気もしますね。

【追記】↑違いましたねw
てことで新作に向け1~4を一挙に再鑑賞しました。ゴルゴ13のさいとうさんが急逝されまして思ったんですけど、ダニエルボンドは、ゴルゴで言う芹沢家編みたいシリーズですよね。本作が最も007らしい感じですよね。

現時点ではこちらの評価では、5>1>4>3>2となっています。今週末観に行くぜい、実は先週は混んでいたので別の作品にしましたw ないとれいんさん [DVD(字幕)] 7点(2016-04-23 07:05:53)

12.《ネタバレ》 やはりダニエルのクールなボンドだと緊迫感があってよい。 とむさん [DVD(吹替)] 7点(2016-03-31 00:00:32)

11.《ネタバレ》 数か月ぶり3度目観賞。シリーズ第24弾。因縁の宿敵、悪の組織・スペクターとの死闘。ボンドガールはレア・セドゥ、妖艶にして気性が鋭く尖った女性を好演。ガイコツいっぱいのスカルパーティーに沸くメキシコでのひと悶着に続き、サム・スミス熱唱の主題歌で幕開け、圧倒された。音楽評価は最高級の9点献上。列車の中での怪力男とのファイトの後は、お決まりのアレ。アフリカ荒野の城の大爆破シーンはものすんげえ。ボンドカーに飛行機、水上クルーザーなどいろんな乗り物を乗り回し、ダイナミックなアクションをスマートにこなすボンド。今作は細いドリルでドリドリッ…ゴーモンの方も絶好調。良作。これにてシリーズ全24作観破。 獅子-平常心さん [映画館(字幕)] 7点(2015-12-28 23:48:16)

10.もちろん突っ込みどころは多々あるが、それも含めて非常に楽しめる娯楽映画。 ドクターペッパーさん [映画館(字幕)] 7点(2015-12-22 16:13:50)

9.《ネタバレ》 つまるところ、「リアルな」スパイものとはなんぞや?というところに尽きるのだと思う。
ダニエルボンドになってからのシリアス路線は大変に気に入っていた一方で、現実に存在するスパイの日常が、娯楽映画の題材になるほど劇的なものではないことは容易に想像できるわけで、この路線を究極まで突き詰めてしまっては、007シリーズは陰気でつまらないものになっていくのでしょう。
ということで、いずれは荒唐無稽な元の路線に戻す必要があったわけで、その宣言らしきものは前作のラストですでに現れていました。
今回の、今一つヌケている敵キャラクターだとか作戦だとか、車を飛行機で追いかけちゃうとかの無理やりな設定とかの種々のことは、そういう事情を全てわかった上で、わざとやっているのだと理解します。
これらを全部ひっくるめての感想としては、リアルさとエンターティメントのちょうどよいバランスがとれており、面白かったというものでした。
ダニエルボンドの集大成ですね。完結編かとも思わせるようなラストシーンだったため、最後にちゃんと「James Bond will return」の文字を見てホッとしました。 Northwoodさん [映画館(字幕)] 7点(2015-12-16 06:26:46)

8.《ネタバレ》 さすがスパイ映画本家本元の007、客を飽きさせない見せ場の連続であります。正直おなかいっぱいになります。ボンド様が強いのはお約束ですので、もう少し手に汗握りたいワタシのような一見客はちょっと物足りない。しかしながら、今回の悪役クリストフ・ヴァルツはとても良かった。ランダ大佐とはまたちょっとタイプの違うサディズムを漂わせて、序盤は完璧。惜しいことに彼ほどのキレ者が椅子の後ろ手テープを甘くしているとは考えづらいのだが。
あー、それとモニカ・ベルッチ、ボンドガールじゃないじゃん。出番はあれだけっすか。もう少し華麗な活躍の場を差し上げないと、さしものモニカも老けたなあ、で終わってしまうではないか。
それと、Q萌えの皆さんには朗報です。彼はとてもキュートです。ローンと猫2匹を抱えてMとボンドの間で苦労が絶えないながら、009のために5億もする車に環境設定してあげる細やかさだ。009はきっとオジサンだ。
と、なんだかんだで結構楽しめたダニエルボンドの4作目でありました。 tottokoさん [映画館(字幕)] 7点(2015-12-12 00:14:45)(良:1票)

7.《ネタバレ》 カジノ・ロワイヤルから始まったダニエル・ボンドもストーリー上はこの作品でおしまいという感じにまとめられていますね。007映画だけあって一定レベルの出来は保っています。ただ、いろいろ突っ込みたくなる点もちらほら。特に敵組織のスペクターのスタッフが描かれていないのは何とも。ボンド側はMやQやマネーペニーといったボンドの仲間がいろいろ手助けしていますが、スペクター側は幹部以外のスタッフの様子が全くと言っていいほど描かれていないので端々に「都合良すぎ感」が。あと、懐かしい007のメインテーマが流れますが、あれ、サビが「007音頭」にしか聞こえないので、ちょっと笑ってしまいそうです。 MASSさん [映画館(字幕)] 7点(2015-12-10 17:50:44)

6.《ネタバレ》  オープニングのアクション。今回はヘリコプターでしたけど、スカイフォールのバイクの方がスピード感は上でしたね。
 スペクターの秘密会議?に紛れ込んだ時のボスの不気味さはそれからの展開を期待させるものでした。
 しかし、姿を現した後は意外と弱い…。至近距離での爆発耐性は驚異的に強かったですけど。
 最後に撃たなかったのが「殺さない許可」でもあるといったところなんでしょう。
 でも、007が仕事よりも恋が大事って、ボンドも現代的になったということですかね。 ぶん☆さん [映画館(字幕)] 7点(2015-12-08 22:01:18)

5.《ネタバレ》 カジノ・ロワイヤル、慰めの報酬、スカイフォールときて、今回のスペクター。スペクターという組織の存在が明らかとなり、過去3作の重要人物が繋がった訳だけど、3作約10年を掛けて醸成した割には、スペクターという組織の怖さとか組織力が弱い。他の方も仰っていたが、ローマでの会合のシーンが最もゾクゾクしたというのは頂けない。もっともっとボスに大物感が欲しかったし、結果的にボスの一番の「右腕」が筋肉ダルマというのも如何なものかと。そして砂漠の基地でのあっけない結末もやや興ざめ。秘密基地のモニターが多く並ぶ部屋で、情報員が全員向くシーンはゾクゾクしたし、拷問シーンも息を呑んだが、その後の大爆発は展開急すぎるだろ、と。いろいろと言いましたが、セクシーな感じ、007の変わらない魅力は十分伝わった。ダニエル・クレイグの007が一番好きなのは変わらないが、その中でも第一作のカジノ・ロワイヤルが最高傑作という評価は変わらない。 けっけ(硝子の心を持つ少年)さん [映画館(字幕)] 7点(2015-12-05 07:32:22)

4.《ネタバレ》 ○前作「スカイフォール」よりも007らしく、ちゃんとしたボンドガールの配置、昔の007を惹起させる原点回帰、ダニエルクレイグボンドの集大成的作品ではないかと感じた。○前作はQの引退、ひいてはジュディ・デンチへの功労の意が出すぎていた。○今回はボンドガールと行動を共にすることが多く、窮地をボンドガールに救われるという昔ながらのお約束もある。○敵役は登場シーンと、アジトのロケーション・雰囲気こそ良かったが、終盤尻すぼみだった。時計爆弾後普通に生きてるのと、ギネスに載った爆破シーンの地味さにはがっかり。○あとカーアクションがいまいちだった。夜の街をほぼ2台で走り回るだけではな。派手なシーンは昼間のシーンが映えると思うんだが。○ダニエルクレイグの続投は不明らしいが、過去3作の悪役の元締めをやっつけたわけだから、集大成として見られても仕方ないかな。ちょっと甘めの7点献上。 TOSHIさん [映画館(字幕)] 7点(2015-12-02 20:34:50)

3.《ネタバレ》 うーん、なんとももったいない。いや悪くはないのだが、というより途中までは最高だった。序盤の派手なアクションはいつも通り最高で全体的に高級感のある映像と雰囲気に浸れて良い気分だったし、スペクターという組織がじわじわと明るみに出てくるところはゾクゾクワクワクだったのだ。

だがその肝心のスペクターがどうもよくない。会議のシーンは最高にいい雰囲気で恐ろしいのだが、その後ボンドを追いかけてくるのは筋肉ダルマの車一台。その後度々襲撃してくるのはこの筋肉ダルマ。スペクターって人いないの?スペクターの基地に潜入して捕まったのならともかく、車でお出迎えされてその後拷問というのも少しシュールだ。拷問から抜け出してここから壮絶アクションだ!と思ったらあっさり脱出できてしまうのもどうか。スペクターの兵隊はハリボテですか。だが一番困りものなのはボスのブロフェルド。部下の三下にでもやらせておけばいい仕事を自分でやりたがる。そして、失敗する。で、逮捕(え?)。なぜわざわざ出張ってくるのかと考えたらボンドとの過去の因縁があるからなのだが、そうなるとボンドとの因縁なんて無かった方が良かったのではないかと物語の根幹すら怪しく見えてくる始末。クリストフ・ヴァルツを意外と生かせていない印象だし、終盤になればなるほどスペクターの恐怖や巨悪感が薄れていくのは非常に残念だ。

「スカイフォール」で007シリーズとしての体制が整ったのだから今までのようなシリアスな物語から痛快な娯楽作へシフトして欲しかった。とはいえ観た印象はそこまで悪くない。全体的な雰囲気は良いと思うし、長い上映時間だが観ている間は時間も気にならずそれなりに楽しんでいたのも事実。なんだかんだ言ってダニエル・クレイグのボンドは素敵でした。 さん [映画館(字幕)] 7点(2015-11-28 03:19:54)(良:1票)

2.《ネタバレ》 佳作。“いつもの”007映画という感じ。148分という上映時間ほどには長く感じないし、全編を通じて緩慢なところはない。アクションシーンはどれも迫力があるし、細かく気になる点はあれど、大きな流れとしてはストーリーの破綻もない。傑出した作品とは言わないが、これまでの007を楽しいと思える人には素直に楽しめるだろう。【ネタバレ注意】今作ではボンドが軟派になってしまったのが少々残念。その方がボンドらしいといえばボンドらしいけれど。他にも抜け出せないはずの仕掛けにヌケがあったり、またまた“敵”が内部にいたり、結局スパイを辞めたり、山ほどのご都合主義もいつもどおりである一方、「カジノ・ロワイヤル」のような心理戦があまりない。あと、冒頭の長回しのシーン、本当にワンカットで撮るのは大変だろうが、“つなぐ”部分の演出がちょっと興ざめだった(誰も気にしない気はする)。 mohnoさん [映画館(字幕)] 7点(2015-11-28 00:19:11)

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【点数情報】

Review人数 81人
平均点数 6.42点
000.00% line
100.00% line
200.00% line
322.47% line
456.17% line
51316.05% line
62227.16% line
72125.93% line
81316.05% line
944.94% line
1011.23% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.66点 Review3人
2 ストーリー評価 5.60点 Review5人
3 鑑賞後の後味 5.80点 Review5人
4 音楽評価 8.25点 Review4人
5 感泣評価 0.66点 Review3人

【アカデミー賞 情報】

2015年 88回
オリジナル主題歌 受賞(楽曲|"Writing's on the Wall")

【ゴールデングローブ賞 情報】

2015年 73回
主題歌賞 受賞(楽曲|"Writing's on the Wall")

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