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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です!
【クチコミ・感想(8点検索)】
3.一連の成瀬作品とは随分異なる感じですが、子供を殺されたと思う母の姿を描くのはさすがでした。一級のサスペンス映画に仕上がってます。 【白い男】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2009-06-14 09:12:12)
2.《ネタバレ》 いやいや、この成瀬作品も面白かった!
成瀬らしからぬサスペンス作品。
高峰秀子が疲れ果てた未亡人を演じ、司葉子が若い燕に振り回される惨めな有閑マダムを演じている。
可憐な役回りを演じていた若き頃の司葉子しか知らなかったので、それだけでも新鮮味があった。
高峰秀子は、ひき逃げにより殺された我が子の無念を晴らす為、加害者の家に家政婦として忍び込み、復讐の機会をうかがう。
しかし、その家庭には殺された我が子と同い年の子供がいた。
そしてその子供が死んだ我が子に重なり、かわいくて仕方ない。
最初は殺してやろうと家に乗り込んだものの、どうしても殺せない。
しかし、ひき逃げをした罪悪感から、犯人の女性は我が子と無理心中してしまう。
とまあ、こんな感じで見事なサスペンス仕立てなのである。
成瀬監督が撮り慣れぬサスペンスを撮ったということで、不安な気持ちもあった。
しかし、観終えてみると、そこら辺のサスペンス映画(例えば野村芳太郎とか)なんかよりも、ずっと出来が良い。
成瀬監督の様な巨匠ともなると、作ろうと思えばどんなジャンルの映画でもちゃんと撮れてしまう。
やっぱり成瀬監督は凄かった。 【にじばぶ】さん [ビデオ(邦画)] 8点(2007-12-24 18:44:07)(良:1票)
1.《ネタバレ》 復讐のために家政婦になって相手の家に乗り込むというのは、まるで犯罪サスペンスですね。「乱れ雲」同様、交通事故の被害者と加害者との間の傷はなかなか癒えることはありません。最近ニュースなどでも頻繁に取り上げられているので、とても他人事だとは思えませんでした。ラスト、罪の意識に苛まれながら必死に子供を助けようとする高峰秀子の姿にはひたすら戦慄を覚えます。成瀬監督の作品でここまでゾッとする思いをさせられたのは初めてでした。 【かんたーた】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2005-04-19 21:40:21)(良:1票)
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【点数情報】
Review人数 |
6人 |
平均点数 |
7.50点 |
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