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クール・ワールド(1992)

(クール・ワールド/異次元世界で恋をして)
Cool World
1992年【米】 上映時間:102分
コメディファンタジーアニメロマンス
[クールワールド]
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2012-04-13)【M・R・サイケデリコン】さん


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監督ラルフ・バクシ
キャストキム・ベイシンガー(女優)ホリー・ウッド
ガブリエル・バーン(男優)ジャック・ディーブス
ブラッド・ピット(男優)フランク・ハリス刑事
グレッグ・コリンズ(男優)警官
脚本マイケル・グレイス
マーク・ヴィクター
音楽マーク・アイシャム
作詞デヴィッド・ボウイ"REAL COOL WORLD"
主題歌デヴィッド・ボウイ"REAL COOL WORLD"
撮影ジョン・A・アロンゾ
製作フランク・マンキューソ・Jr
パラマウント・ピクチャーズ
特撮マイケル・ダグラス・ミドルトン(大判スチール撮影)
美術マイケル・コレンブリス(プロダクション・デザイン)
編集スティーヴ・ミルコヴィッチ
スタントグレッグ・コリンズ
バディ・ジョー・フッカー
ケニー・ベイツ
スコット・ワイルダー〔スタント〕
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【クチコミ・感想(8点検索)】

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2.《ネタバレ》 こりゃ~すげえや。ブラピ、ガブ、ベイジンガーと実力派を集めたアニメ実写合成モノ。以前から気にはなってたんだけど、イマイチ評判を聞かないので「こりゃスカだろう」と放ってありました。オープニングの段階で、ある種の凄い匂いが漂ってきます。この段階、本編に入る前から4割くらいの率で確信しました。この作品で言う《クール》ってのは「クールガイ」等の用法の方じゃなく、ダウナー系ドラッグをキメた時のクールを意味してるんだ…とね。
これを理解すると、マンガのクセに故意にアダルティな展開に持って行ったり、かと思えば分裂症患者のような意味不明の論理が通用したり…という、本作を覆い尽くしている(英俗語で言うところの)「クール=らりぱっぱ状態」を見切る事ができます。この作品が目指すベクトルは『ロジャー・ラビット』や『スペース・ジャム』じゃなく、『裸のランチ』『トータル・リコール』『カリガリ博士』の方向性なんです(余談だけどオイラは『ギャラクシー・クエスト』も相当意地悪な分裂症テーマ作品だと思うよぉ)。
で、本作の凄かった点は徹底した「狂気の肯定」。これに尽きます。クライマックスで博士の言った通りにヒーローになってしまうガブ君は、もう『裸のランチ』のエンディングを通り越して向こうの国にイっちゃってますからねー。ラストがこんな凄い現実否定で終わる物語は貴重ですよ。また、対するブラピ君は刑事として登場する時点で、既にクール・ワールドに取り込まれて「狂って」いるっていう点も、観客へ余計な恐怖感を与えずに世界を案内できるというメリットがあり秀逸。ベイジンガー演じるホリー・ウッドは『花嫁はエイリアン』と同系のハマリ役ですね。まさに彼女のためのキャラでした。エッ、ラジーショー? ウッソ...
しっかし、アニメ版『指輪物語』を監督したラルフ・バクシが、こんなぶっ壊れた精神世界を描くだなんて…描写に彼らしいねちっこいクドさがあって、ハナシが何ともスムーズでないのが満点に届かない理由。そこだけは本当に残念でした。ホリーの動画だけ信じられないくらい気合い入ってるのが笑えますけど。クール・ワールドで彼女に会えるなら、ちょっと狂ってみてもいいかな。←既に作者の手の上
●追記:"cool ドラッグ" で用法をぐぐってみてるんすが「非ハイ=クリア状態」の用法しか出てこない…90年代に結構使われてたと記憶してるんだが…。 エスねこさん [DVD(字幕)] 8点(2006-05-31 00:14:10)

1.傑作とは言えないが実写のシリアスドラマと、バクシのふざけ倒したアニメとのミスマッチ感覚が最高に心地よい。ラストのしめ方も好き。 バナナミルクさん 8点(2002-12-21 03:59:53)

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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 7人
平均点数 5.14点
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2114.29% line
3114.29% line
4114.29% line
5114.29% line
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700.00% line
8228.57% line
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【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 9.00点 Review1人
2 ストーリー評価 8.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 10.00点 Review1人
4 音楽評価 10.00点 Review1人
5 感泣評価 2.00点 Review1人

【ゴールデンラズベリー賞 情報】

1992年 13回
最低主演女優賞キム・ベイシンガー候補(ノミネート) 

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