|
表示切替メニュー |
レビュー表示 |
その他作品(無) |
心に残る名台詞(投稿無) |
エピソード・小ネタ情報(投稿無) |
心に残る名シーン(投稿無) |
【新規登録順】 / 【変更順】 / 【変更順】 |
【ネタばれ表示】/【ネタばれ非表示】
|
【通常表示】/【改行表示】 |
【通常表示】/【お気に入りのみ表示】
|
|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です!
【クチコミ・感想】
6.《ネタバレ》 積み上げる愛も描くのか。ギドク。
絶対の愛や本作では性描写も抑えられ、上品なムードさえ漂う。そんな本作では丁寧に積み上げる愛が描かれる。死刑囚と女。女と旦那。死刑囚と同房の男。
今までのギドク作品があまりにも積み下げる愛ばかりを描いていたので本作やうつせみは異質に感じる。本作もまたハッピーじゃないハッピーエンドだが。
歌う女。なぜか園子温監督作品、「恋の罪」の神楽坂恵の鏡のシーンを思い出した。 【JF】さん [DVD(字幕)] 6点(2015-08-07 08:33:40)
5.《ネタバレ》 大変風変りな作品だ。表面上は、破局の危機に陥った夫婦が再生するという愛の寓話。夫の浮気が原因で、夫婦関係は完全に冷え切っている。妻ヨンは空虚で閉塞的な毎日を送っていたが、ある日自殺未遂をした死刑囚のニュースを見て惹かれる。孤独と自殺願望という共通点があるからだ。彼女は死刑囚に会いに行き、謎の保安課長の計らいで、特別に面会が許される。ヨンは子供の時の五分間の臨死体験を語る。体が風船のように大きくなる、いわば万能感で、「悪くない感覚」だ。死刑囚はヨンの髪の毛を抜くが、髪は女の象徴で、彼が性愛を欲していること。ヨンは面会を重ねるごとに春、夏、秋の四季の演出で死刑囚を愉しませる。妻の行動を知って驚いた夫が叱責、諫言すると、妻は自動車自殺を図る。夫は悔悛し、愛人と別れ、妻に許しを乞う。妻の氷の心は漸う溶けていった。自分の自画像として製作した、胸に穴の開いた天使塑像を粉々に砕き、わざと汚して捨てた夫のワイシャツを持ち帰る。
最後の面会で、ヨンは死刑囚の口と鼻を塞ぎ、臨死体験を追体験させようとした。しかし、死刑囚は苦しみもがくばかり。ヨンは、二人の間に共通点など無く、死刑囚が自分に会うのは、性愛目的だと悟った。ヨンの心は再び夫の元に戻った。死刑囚は、ヨンという希望を失くして絶望した彼を憐れんだ同室者によって殺された。謎の保安課長は、監督自身が出演している。映画に自分自身を投影している。保安課長は、さしたる信条もなく、覗き見的好奇心のみで恣意的に命令を下す。監督の指図一つで物事が決められ、俳優が動く。高慢になった自分を卑下し、揶揄する自虐的演出。ヨンの面会の奇矯な演出と下手な歌は、監督の過去の作品の自己評価で、碌な作品しか作ってこなかったという自省が込められている。映画製作に行き詰まり、自己嫌悪に陥った監督が、もがき苦しみ、暗中模索する中で思いついた、切羽詰まった末の演出なのだろう。その時の、息もできない体験が題名となったと思う。ヨンが自分を見つめ直すことで立ち直ったように、監督も自省することで立ち直った。死刑囚は、金や名誉を求めるもう一人の監督で、再生するためには、彼が死ぬ必要があった。自己再生は自分殺しでもある。愛の寓話の映画であると同時に監督自身の再生の実録でもあるという、映画の表現として極めて斬新な作品だ。ある意味、独りよがりだが、ふざけているのではなく、至って真摯だ。 【よしのぶ】さん [DVD(字幕)] 7点(2014-10-30 16:51:59)
4.《ネタバレ》 近年のギドク作品はいい感じに毒々しさが消えてファンタジー要素が強くなってきてると思う。悪く言えばギドクも丸くなったなぁという感じ。「うつせみ」と舞台を変えただけでほとんど同じような事をやっているので、ネタ切れ感も否めない。例によって登場人物達は何処かおかしい奴らばかりである。特に、浮気する夫への当てつけに死刑囚に恋する妻が狂ってる。いい年したおばはんが、毎回面会室に小道具を持ち込んでは歌ったり妄想に耽ったりと暴走しまくりんぐである。これが、春から始まって冬まで続くのかと思うとゲンナリした…。
しかし、最も異常なのはこの刑務所自体であろう。全体的におかしい所だらけだし、囚人と面会人がSEXする様子をモニター室で無言で眺める看守が最も狂ってる。死刑囚が唯一まともなんじゃないかと思えるほどである。
結局、死刑囚の犯行動機なんかも明かされるわけじゃなし、あの喜劇とも悲劇ともとれないラストに至っては逃げたなとしか思えなかった。 【ヴレア】さん [DVD(字幕)] 4点(2013-11-20 10:39:42)
3.《ネタバレ》 夫の浮気に苦しんだ挙句、たまたまテレビで見た死刑囚に興味をそそられるのは解らないでもない。日本的な「耐える女」はそこには不在。お国柄と考えればそれで良しというところか?
でも、あっという間に面会室を壁紙まで変えてしまう早業はあまりに非現実的?だいたいからして、韓国では刑の執行間近の死刑囚を4人部屋で自由に、同性愛でも何でもありにしておくのだろうか?面会で理不尽な規則違反をする「自称元カノ」を課長は黙認するのだろうか?少しばかり日本的常識観を逸脱し過ぎていて、深刻なのに笑いを誘われてしまう。
エンディングも無理やりのハッピーエンド(?)なのが納得出来ず、ただボーッと見るには問題ないという程度の作品でした。 【タコ太(ぺいぺい)】さん [DVD(字幕)] 5点(2009-09-22 11:11:22)
2.《ネタバレ》 一言もしゃべらずにあそこまで表現できる美しい瞳のチャン・チェンに危うく惚れそうになるが、全体的に痛い映画だった。笑って良いんだか分からないシーンで、血迷った中年主婦の音痴な振り付きの歌を何度も聞かされるのは正直苦痛だった。ただし、ラスト近くのありえないラブシーンは露出が少ない割に妙にそそられるので、途中で見るのをやめなくて良かったと思った(笑) 【lady wolf】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2009-07-30 22:10:13)
1.うつせみのような痛快さは無いけれど、これもぶっ飛んだ映画だったなぁ。 【5001stella】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-07-17 00:42:07)
マーク説明 |
★《新規》★ | :2日以内に新規投稿 |
《新規》 | :7日以内に新規投稿 |
★《更新》★ | :2日以内に更新 |
《更新》 | :7日以内に更新 |
【点数情報】
Review人数 |
6人 |
平均点数 |
5.67点 |
0 | 0 | 0.00% |
|
1 | 0 | 0.00% |
|
2 | 0 | 0.00% |
|
3 | 0 | 0.00% |
|
4 | 1 | 16.67% |
|
5 | 2 | 33.33% |
|
6 | 1 | 16.67% |
|
7 | 2 | 33.33% |
|
8 | 0 | 0.00% |
|
9 | 0 | 0.00% |
|
10 | 0 | 0.00% |
|
|
|