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消されたヘッドライン

State of Play
2009年【米・英】 上映時間:127分
ドラマサスペンス犯罪ものTVの映画化
[ケサレタヘッドライン]
新規登録(2009-04-08)【マーク・ハント】さん
タイトル情報更新(2014-09-24)【+】さん
公開開始日(2009-05-22)


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監督ケヴィン・マクドナルド[監督]
助監督ダグ・コールマン(第2班監督)
ゲイリー・マーカス(第1助監督)
演出ダグ・コールマン(スタント・コーディネーター)
キャストラッセル・クロウ(男優)カル・マカフィー
ベン・アフレック(男優)スティーヴン・コリンズ
レイチェル・マクアダムス(女優)デラ・フライ
ヘレン・ミレン(女優)編集長 キャメロン・リン
ロビン・ライト・ペン(女優)アン・コリンズ
ジェイソン・ベイトマン(男優)ドミニク・フォイ
ジェフ・ダニエルズ(男優)ジョージ・ファーガス
ハリー・レニックス(男優)ドナルド・ベル
ジョシュ・モステル(男優)ピート
マイケル・ウェストン〔男優〕(男優)ハンク
バリー・シャバカ・ヘンリー(男優)ジーン・スタヴィッツ
ヴィオラ・デイヴィス(女優)ジュディス・フランクリン
ウェンディ・マッケナ(女優)グリア・ソーントン
デヴィッド・ハーバー(男優)内通者
山路和弘カル・マカフリー(日本語吹き替え)
咲野俊介スティーヴン・コリンズ(日本語吹き替え)
佐々木優子アン・コリンズ(日本語吹き替え)
大川透ドミニク・フォイ(日本語吹き替え)
小林さやか〔声優・1970年生〕デラ・フライ(日本語吹き替え)
土師孝也ジョージ・ファーガス(日本語吹き替え)
原作ポール・アボット(オリジナル<TVシリーズ>脚本)
脚本トニー・ギルロイ
ビリー・レイ
マシュー・マイケル・カーナハン
音楽アレックス・ヘッフェス
挿入曲クリント・マンセル"Dead Reckoning"
撮影ロドリゴ・プリエト
ダンテ・スピノッティ(補足撮影:撮影監督)
マサノブ・タカヤナギ(高柳雅暢)(第二班:撮影監督&カメラ・オペレーター)
製作ティム・ビーヴァン
エリック・フェルナー
ユニバーサル・ピクチャーズ
ワーキング・タイトル・フィルムズ
製作総指揮ポール・アボット
リザ・チェイシン
デブラ・ヘイワード
E・ベネット・ウォルシュ
配給東宝東和
特撮リズム&ヒューズ・スタジオ(視覚効果)
美術マーク・フリードバーグ(プロダクション・デザイン)
アダム・ストックハウゼン(美術監督)
シェリル・カラシック(セット装飾)
衣装ジャクリーン・ウェスト
ヘアメイクジョン・キャグリオーネ・Jr(ラッセル・クロウのメイク担当)
あらすじ
ワシントンで起きた2つの事件。窃盗の常習犯の黒人少年が射殺された事件と、議員事務所に勤める女性職員の変死事件。軍事産業と議員の正義をかけた戦いの裏に2つの事件が複雑に絡み合っていく。そして、疑惑に気付いた1人の新聞記者。記者が議員の戦友であったことから、次第次第に謎が解き明かされていく。果たして事件の裏にあるものとは? イギリスBBC製作のTVドラマを劇場版にリメイク。

タコ太(ぺいぺい)】さん(2010-10-17)
全てのをあらすじ参照する

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【クチコミ・感想】

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45.《ネタバレ》 テレビドラマ(未見)をわざわざ映画化したのだからそもそも優れた企画なのだろうし、その脚色にはジェイソン・ボーンシリーズのトニー・ギルロイが雇われているという布陣も豪華であり、きちんと見られる作品には仕上がっています。ただし、水準以上の作品にはなりきれていないという点が残念でした。全体的な出来は悪くないものの、フックとなるような強烈な場面を作れなかったことが、不完全燃焼の原因だろうと思います。。。
【注意!ここから大きくネタバレします】そうなる可能性のある場面はありました。それは、コリンズ議員が殺人事件に関係していたことを知った後の主人公の反応であり、コリンズが悪に染まっていたことは事実であるが、それを記事にすればコリンズは失脚し、民間セキュリティ会社という巨悪を封じ込めるための急先鋒を失ってしまう。目先の事実を暴くことと、より大きな目的のために事実を隠すことと、どちらが公共の利益にかなうのか?そのジレンマを描き、「あなたならどうしますか?」と観客に問うような内容にしていれば、相当に引き締まった作品になったと思うのですが、残念ながら本作はその美味しいところを完全に素通りします。主人公は「ならぬものはならぬのです!」と言わんばかりにコリンズ議員の裏事情を記事にし、一切の躊躇がありません。さらには、コリンズの記事によって、理由はよく分からないが民間セキュリティ会社までが大打撃を受けるという、安直なハッピーエンドにはゲンナリさせられました。薄っぺらな正義感からコリンズを倒したことで、巨悪がのさばってしまうというバッドエンドにした方が面白かったと思うのですが。。。
上記に関連して、全編を通しての主人公の「これがジャーナリズムだ!」と言わんばかりの態度には、少なからずうんざりさせられました。証拠を握ってもそれを警察に渡さず、新たな犠牲者を出してしまう。いちジャーナリストでありながら、取材対象に脅しをかけてまで事実を聞き出そうとする。さらには、情報源からの承諾もないのに、自己の裁量のみで関連当事者に取材内容を漏らしてしまう。自分を正義の執行者か何かだと勘違いした態度は本当にどうかしてると思ったし、これら一連の行動を「善」として扱っている作品の倫理観についても、ちょっと受け入れがたいものがありました。 ザ・チャンバラさん [DVD(吹替)] 5点(2014-03-01 02:08:28)(良:2票)

44.《ネタバレ》 久しぶりの社会派ドラマ鑑賞。いやー疲れた。なかなかついていくのが大変ですね。っていうのかついていけてたんだろうか??話の方向が色んな方向に向いてしまって途中からかなり複雑な構図に。

自分のためにも整理すると、Cal(=Russel Croweさん)とDella(=Racheal McAdamsさん)はとにかく真実を知りたい、警察にはなるべく情報出さず自分たちで真相を暴きたい人たち。Stephen(=Ben Affleckさん)はポイント・コープ社を潰したいためにいろいろ策を弄する人。でも不倫相手のSoniaが死んだ報を聞いたその場で泣くのではなく、その後の記者会見で泣くってそれはどうなんだ的ないろいろ迂闊な人ではある。それがなければポイント・コーポ社を追い詰めるのはもっと簡単にいったはずなのでは、と鑑賞後思った。その他大勢は情報をちょこちょこ小出しにしてくれて話を面白くしてくれる人たち。いや、面白くってか複雑になる一方でしたが。

この映画の公開年は2009年。もう10年以上前。面白かったのは、この頃からすでに紙のニュースとネットニュースの在り方について議論がされています。終盤StephenがCalに対して「そんなに忠実に記事なんか書いて、自己満足だろ。何になる?」的なことを言って、Calが「新聞なんかちょっと読まれたら包み紙やゴミ山になって、人々は色んなゴシップや情報にまみれても、彼らはちゃんと真実の報道と嘘の違いを見分けてくれる」みたいなことを言ってて、いや、残念ながら人々はゴシップ大好きですけどね。少なくとも日本は。
個人的にはもっと情報にはみんな懐疑的であってほしいと思う。懐疑的であろうとする自分も気づいたら無防備に情報を受け取ってる時があって、ほんと難しいなとは思うんですが。TVやネットニュースの情報をそのまま信じるのではなく、そこに潜んでる意図とか背景とか考えねばならないと。意識してても難しいんですけどね。そんなことを再認識させてくれた映画でした。

とりあえずCal(=Russel Croweさん)が最初車内で歌ってたノリのいい曲が気になる。暇があれば調べよう。 TANTOさん [DVD(字幕)] 6点(2020-12-23 00:43:52)(良:1票)

43.《ネタバレ》  まずはラッセル・クロウの思い切ったイメチェンに最初こそ戸惑います。しばらくすると慣れますが・・・・
 そしてレイチェル・マクアダムス。大好きです。かわいいだけでなく、芯の強さを感じさせる演技が好き。良い女優さんになったものです。最初の頃こそ、ラブコメによく出ていた印象がありますが、この頃になるとサスペンス系にもちらほら。『パニック・フライト』とか。サスペンス系に起用されるのもちょっとわかる気がします。
 で、この作品、面白いのですが、ついていくのはまあまあ大変。ポイントコープ社、スパイとしてソニアをスティーヴンのもとに送り込む。手引きしたのはファーガス議員。で、ソニアとスティーヴンは不倫関係。それはポイントコープ社としても想定していなかったかもしんないけど、チャーンス。邪魔なやつをつぶせるぜー。いやいや、そうはさせまいと、スティーヴンに恩がありポイントコープ社に怒っているビンガムが、まずは証拠隠滅に黒人少年を殺害。目撃者のピザ屋も殺害。ついでに元凶となったソニアも殺害。とにかく邪魔な人間は殺しまくる暴走ぶり。おそらくだけど、スティーブンにはビンガムのこの行動は予定外だったのではないかな。焦るスティーブン。失脚どころの話ではない。ブタ箱行きになってしまう。そこで一発逆転の策を思いつく。『全部ポイントコープのせいにしちゃえばいいんじゃね?自分が疑われることもなくなるし、ポイントコープ社もつぶせるし、一石二鳥じゃんか。そのためには・・・そうだ、マスコミを利用しよう。ちょうどアイツが新聞記者やってんじゃん。アイツに全部ポイントコープの仕業でしたって書かせて一件落着っしょ。』とまあ多分こーゆーことなんでしょうけど、あまりに浅はかすぎやしませんか。
 真相がわかってもスッキリとはしない映画でした。
 それ以前に、『いや、本当に理解できているのか、自分?』という一抹の不安を感じます。 たきたてさん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2020-06-22 02:49:56)(良:1票)

42.《ネタバレ》 ラッセル・クロウがちょっとカッコよすぎるかな。紙の新聞に絶望しつつ、危険を顧みずにとことん〝取材”するモチベーションの源泉が、今ひとつよくわからず。職業的使命感というヤツでしょうか。
オチは素直に「へぇ~」という感じ。「巨悪の陰謀を暴く」のかと思いきや、「献身的な殺し屋」の話だったんですね。武市半平太と岡田以蔵を描いた『人斬り』を思い出しました。
興味深かったのは「民間軍事会社」。日本で馴染みはありませんが、昨今の安保法制に絡んで「米軍はイヤ、自衛隊もダメなら、国土防衛は民間軍事会社に頼めばいいのに」などとM・アントワネット風なことを言う輩が現れないものかと、ちょっと期待してしまいました。目玉が飛び出るほどお高くつくでしょうけど。
  眉山さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2015-09-20 22:19:19)(良:1票)

41.《ネタバレ》 ラッセルクロウ、長髪似合いませんね。ベンアフレックはどの映画でも同じ髪型ですね。さて、映画ですがテンポよく進み楽しくみれます。新米の女性記者も超美人ということはないが魅力的。どんどん真相に迫っていく流れもよかったです。ただ、最終的な犯人はベンアフレックで彼個人の都合??巨大な民間ミリタリー会社との戦いという社会派だと思っていたのにずいぶんとちっさい規模に落ち着いてしまったな感があります。ずっと面白く観てたのに最後に尻つぼみです。 珈琲時間さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2015-07-13 08:32:09)(良:1票)

40.《ネタバレ》 イギリスのTVドラマシリーズの映画化だそうですね、それなら舞台もロンドンにしてほしかったなあ、さしずめヘレン・ミレンはあの中でクイーンですかね、ラッセル・クロウに「デブ」と言えちゃうもの。でもなんだか添え物、置物みたいで気になりました、勿体ないです。
すごく微妙です、ベテラン新聞記者が自分の流儀でどんどん事件を追い、真相に迫っていくところとか「あらまあ、まだこんなオチが用意されてたんだ」みたいなちょっとしたどんでんもあるところは良いんですが、とにかく人物描写が薄い。
サラサラ~と流れはいいけど深みがないんですよ。特にあの殺し屋の存在がわけわかりません、どうやら雇い主に命令されたわけでもなく4人も殺した?のに第三者のセリフだけで説明するとは手抜きもいいとこだと思った。でも退屈はしないサスペンスですね。
ラッセル・クロウとベン・アフレックが大学時代の親友というのもイメージ的にビミョー、アフレックの政治家役というのもビミョー、久しぶりに見たジェフ・ダニエルズは中年というよりすっかり老年という感じになっていてショック。
そして・・・肉付きがよいのはまあ、許せるんですが、ラッセルのあの長髪はなんとかならなかったものか・・・ここがいちばん残念、無念でした。
しかし、私も人のことは言えないけど・・・「LAコンフィデンシャル」では人差し指のみでタイプを打っていた、「インサイダー」でのマウスの動かし方は不器用、不自然極まりなかった、けれど本作ではブラインドタッチといってもいい見事なタイピングを見せてくれた。ラッセル・クロウは確実に進化している。プロフェッショナルですな。 envyさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2010-05-31 11:30:12)(良:1票)

39.ミステリとして、とっても楽しめる作品でした。面白い。と言っても不可能犯罪が出てくるのかというとそういう訳ではなくて、意外な真相とやらがあるのかというとまあこれはあると言えばあるんだろうけど(エチケットとしてこれ以上は言いにくい)、それが魅力というよりも・・・事件自体の謎と、人間関係との絡み合いのオモシロさ、これが魅力ですかね。人間関係、そこには友情もあれば、タテマエもあり、はたまた自分の個人的な感情や思惑なんかもあるんだけど、その背景には当然のごとく、裏切りが飛び交う構図。とまあ、何とも奥歯にモノが挟まったような言い方になっちゃうんですけど。そういうドラマの展開の中で、ラッセル・クロウのクセモノっぽさ、ヤな感じがよく出てます(多分、本当にヤな人なんでしょうけど)。何人もの命が奪われた末に明らかにされた真相は、記事となり、大量の安物の紙に印刷されて世間へ解き放される。大勢の人々にナナメ読みされた後は、すぐに捨てられ、明日は明日で別の記事が掲載された新聞紙が撒き散らされるのです。ってな感じの、これまたヤな終わり方でした。という訳で、ヤな感じの面白い映画でした。 鱗歌さん [DVD(字幕)] 8点(2010-02-17 23:38:42)(良:1票)

38.《ネタバレ》 こんなに面白いとは思ってなかった。邦題がセンスないので、もっとつまらないかと思ったが、いやいやどうして。新聞記者の話は多いが、これはその中でも面白い方だと思う。ラッセルクロウのデスクの乱雑ぶりは嬉しい。ラッセルの「ビューティフルマインド」を思い出した。それにしてもあの太り方。「シンデレラマン」のラッセルはどこに行ったんだ!それにしても、やはりアメリカ映画は陰謀モノが上手い。ただ、皆さん言われている通り、あのどんでん返しはなくても良かった。それまでが十分面白かったのに。扱っている素材はものすごくいいと思う。民間軍事会社とは、日本じゃまったく分からない業界。もっと突っ込んで欲しかった。一新聞記者がそんなコワイ業界にメスをいれる、そういう映画が観たかった。 トントさん [DVD(字幕)] 7点(2010-02-15 12:00:05)(良:1票)

37.《ネタバレ》 自分が思ったのは、いくつかの点をもっと煮詰めれば、かなり面白くなった作品だということ。やはり、先のレビュワーの方たちが指摘されている通り、
 ①主人公が社会正義と友情の、どちらのために戦っているのか、あるいは両方で揺れ動いているのかがはっきりしない。見ている間、今ひとつ乗り切れないのは明らかにこのせいで、これを明確に描けばだいぶ感情移入しやすくなったと思う。
 ②ラストの展開だが、社会悪→個人への帰結で拍子抜けする展開でも、議員が「なぜそこまでして軍事企業を倒そうとするのか」あるいは「自分の人間性を捨ててまで軍事企業を阻止しようとする意義」といった人間の執念や狂気性などを描くことも出来たはず。そこまで踏み込めば、決してショボイ印象はなかったはず。強大な社会悪の前に人間性を歪められていく人間の姿を描けたかもしれない。
 終盤までは、スリリングに見られたので、惜しい気がする。 塚原新さん [DVD(字幕)] 4点(2010-02-06 13:22:55)(良:1票)

36.《ネタバレ》 リアリティのある仕上りであり、ラッセル・クロウの演技も見応えがあった。クロウ演じる新聞記者が真相に気付くまでは、もうちょっと高い評価をしようとしたが、予期せぬ“どんでん返し”があったため、評価を下げることとなった。観客が驚くオチを考えようとするあまりに墓穴を掘ったという貴重な例だろうか。
あまり頭が整理できていないので、間違っているかもしれないが、ネタを整理すると「議員が戦友と親友の“友情”を利用して、自分をスパイしていた民間軍事企業を逆に陥れようと画策した」というところか。「スパイ行為を行っていたものの民間軍事企業は殺しまでは手を染めていなかった」ということが真相だろうか。脚本的には上手くオチている気がするが、映像上では上手くオチている感じがしない。新聞記者がカラクリに気付いてから、殺し屋が最後の行動を起こすまでの一連の流れが拙速すぎるという印象をもつ。議員の奥さんの一言だけで全ての糸が解れるというのはあまりにも唐突だ。
殺し屋も最後に何をしたかったのか、なぜあの場所に居られたのかも不明。本作の“肝”になるところなので、もっと丁寧に描いて欲しかったところだ。異なるエンディングの1バージョンというような浮ついたものとなっている。
また、本作の「友情と真実」というテーマも上手く描き切れているとは思えない。“真実”の追求するためには友情を利用・犠牲にしてもいいのかという記者の“苦悩”がもっと必要ではないか。この部分が緩いため、逆に“友情”を利用していたのは議員の方だったというオチが効果的に機能していない。
さらに、レイチェル・マクアダムスの演技にも不満が残る。もともとはウェブ版の担当ということであり、冒頭は“軽め”の演技でも問題ないが、終始その“軽さ”が払拭されなかったという思いが強い。目の前で証人が死んでいるにも関わらず、あまり大きな変化が感じられなかった。最後の記事を“送信”できるほど、本物の“ジャーナリスト”に成長して欲しかったところだ。
悪くはない作品だが、“素材”を活かしきれておらず、最高の調理ができたとは思えないので、評価をやや下げたいところ。「大統領の陰謀」を参考にしているようなところもやや気になる。当初はブラッド・ピットが新聞記者を演じることとなっていたが、彼が降板した理由も少々理解できるものとなっている。出演してもあまりプラスにならない映画だ。 六本木ソルジャーさん [映画館(字幕)] 6点(2009-06-28 11:31:07)(良:1票)

35.《ネタバレ》 (結果的に全く違う映画だったのだが、軍事産業というキーワードだけで考えたときに)これなら「ザ・バンク」のほうが圧倒的に面白いだろう。
答えに辿り着けそうで辿り着けない世界というのは確実に存在しているという「ザ・バンク」に対して「消されたヘッドライン」は友情とかいうことに縛られてしまって紆余曲折して辿り着いた世界が実は足許だったという落胆にも値するほどのあっけないものとなってしまった。しかもその殺人はベン・アフレック演じるスティーヴンが望んだものではなく、歪んだ愛国心が生んだ勘違いの悲劇だったということ。
真実に辿り着いてしまったことに不満があるわけではなく、その真実に辿り着いたラッセル・クロウ演じるカルの絶望感が、新聞記者としてのものでなく、友情であるということがこの物語を一気に尻すぼみにしているだろう。
新聞が舞台となり、政府も巻き込んで、巨大な組織と対峙したにも限らず、結末が勘違いだの友情だのでは、結局ゴシップニュースレベルの話だったということだ。そもそもそんな展開など誰も望んではいないと思うのだが。

そして何よりも微妙な揺れが気になる。手持ちなのかスタビかましてるのかわからないが、微妙に揺れてる。全くこれの意義がわからない。 すぺるまさん [映画館(字幕)] 5点(2009-06-08 21:10:17)(良:1票)

34.《ネタバレ》 トニー・ギルロイ監督「デュプリシティ~」を観たのが本作鑑賞の前日だったせいか、本作の脚本家の一人にギルロイがいることを知らない時点でなんとなく似ているなあと思ったのだが、ストーリーも雰囲気もけして似てはおらず、ただ単に二転三転する展開と最後にドンとひっくり返す構成だけが似ているだけなのかもしれないが、どちらにしても比べてしまったわけで、比べて気になったのが本作の脇役陣の存在感の薄さである。とくに編集局長へレン・ミレンは勿体無い。キャスティングだけ見ると実に適材適所だと思うのだが、各キャラクターが実にステレオタイプであることもまた事実。ベテラン記者のやぼったさと現場主義。新人記者のはつらつさと正義感。編集局長の資本至上主義。最後のどんでん返しは予想できない。しかしそこに痛快さはない。ダースベイダーを倒すことに躍起になってたら倒すべきはハン・ソロだったみたいな。ちょっと違うか。巨大な組織を相手にした反体制のヒロイズム、ダンディズムがしぼんでゆく。それでも書く!というジャーナリスト魂な映画だったわけだが、このオチの部分だけ妙に安っぽいドラマになってる。 R&Aさん [映画館(字幕)] 6点(2009-06-08 16:09:31)(良:1票)

33.《ネタバレ》 謎を丁寧に追っていき終盤にかけての
次々に起きるどんでん返しと暗殺者の影にハラハラドキドキ
しながら最後まで楽しむことができました。
この種のお話としてはよく練られていたと思います。
物語の展開からは最後はハッピーエンドか悪が栄える終わり
方のいずれしかないのですが、一応勧善懲悪的に終わったの
は嫌な余韻を残さずに良かったと思います。

一つひっかかったのは終盤でビンガムが電話していた相手。
議員は奥さんと一緒だったはずだし、全てコリンズ議員の
思惑通りに進んでいて全てをポイントコープに押し付ける
ことに成功した段階で、ビンガムはカルが真相に気づく
前に何かをしようと準備していたように描かれている。
彼は一体何をしようとしていたのだろうか。他にも黒幕
がいたということでしょうか。この部分だけは腑に落ち
ませんでした。最後にコリンズ議員黒幕の大どんでん返し
を仕込んだのでしょうが、愛人裏切りで十分だったような
気もします。

ちなみに背景がいつもながらの軍産複合体による陰謀なので
新奇さがなく食傷気味。まあ現実的な陰謀論をベースにする
ならこれしかないのは分かるのですが。


第二次大戦で膨大な富を得た軍産複合体による大統領の取り
込みはトルーマンから始まり現在まで続いていることは米国
国民は周知の事実で必要悪として受け入れてしまっているの
でしょう。
唯一抗ったJFKが暗殺されてしまったことでもはやどうにも
ならないものなので、こんな映画が製作されたところで彼ら
にすれば痛くも痒くもないということなのでしょうか。 キムリンさん [地上波(吹替)] 7点(2024-05-30 18:59:04)

32.ラスト直前までワクワク感が有りましたが、ラストでこじんまりと纏まってなんだかナ~。もっと大物のいわゆる巨悪殲滅を期待してました。 クロさん [地上波(吹替)] 7点(2024-05-30 15:48:49)

31.《ネタバレ》 ラッセル・クロウが熱演していて、真相を暴いていく過程にはハラハラしました。 ゆっきーさん [DVD(字幕)] 7点(2018-05-02 13:48:54)

30.ラストのどんでん返しな展開は、けっこう誰も予想できないのではないかしら。あ?、そうくるのか、と驚いた。驚いたとは言っても驚天動地というのじゃなくて、目が点になるくらいなんですわ。なぜだろう。そこそこ秀逸なオチだと思うのに。
映像は悪くない。演者はベテラン揃いで抜群の安定感。なのになぜ”あんまり面白くない”のか。R・クロウに変わりはないのに、陰謀サスペンスつながりの「L・A コンフィデンシャル」になれなかったのは何故だろう。
展開のテンポとか人物の訴求力とかヘレン・ミレンが勿体ないとか色々問題あるんだろうなあ。映画作るのって難しいのね。誰かこの作品 焼直して見事に作りなおしてくれませんかね。 tottokoさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2015-10-25 00:14:00)

29.《ネタバレ》 ○こういう陰謀ものは大好きなので、雰囲気やキャスティング含め素晴らしかったが、やはりラストの葛藤をしっかり描けていない点が残念でならない。○どこでどう暴くかによって処罰を受ける対象が大きく変わってしまう辺りをもう少し描いてほしかった。○個々では良かったが、ラッセル・クロウとベン・アフレックはなんか合わないような印象だった。 TOSHIさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2015-07-27 21:28:52)

28.《ネタバレ》 無駄にキャスティングが豪華なんだけど、それがちょっとずつずれてるんだよなー。クロウとアフレックの息の合わなさは脚本の陳腐さのせいにするとしても、ヘレン・ミレンはどこかで英国王室の凜とした威厳を発揮するかと思っていたら最後までそのままだし、レイチェル・マクアダムスは、最初から凄く頭の良い子にに見えてしまって、何であんな馬鹿っぽいリアクションをするのかと違和感を持ってしまう。まあ、ミスリードもひっくり返しもあれだけ安直でしょぼかったら、役者陣も頑張りようがないんですけど。大体、置き引きの少年が射殺される下りって、関係性が判明した後は完全にオマケ扱いで、あれなら入り口を二本柱にした意味がないじゃん。 Oliasさん [CS・衛星(字幕)] 4点(2015-07-27 03:19:19)

27.《ネタバレ》 どんでん返しと言っても、結局なぞ(勝手に殺したのか?殺しを指示したのか?)は解明されておらず消化不良。ジャーナリズムとは?政財の癒着?政治家とマスコミの関係?マスコミと警察の関係?等々言いたい事はたくさんあるようだが、すべてが中途半端。そもそもラッセル・クロウとベン・アフレックが同級生に違和感。友達の奥さんとデキちゃうは余計だし。『大統領の陰謀』をネタにするのもちょっとアレだし、ネットより紙って主張もねえ。邦題もなんだか・・・。ベテランと新米記者の関係変化は楽しめたので、この関係を軸に掘り下げて描けばよかったのではないのかと。 東京50km圏道路地図さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2015-07-17 11:59:01)

26.ラッセルクロウ、少なくとも数学者よりジャーナリストがお似合いです。元ルームメイトの特ダネなら普通の記者はどうするか、っていう葛藤が割と淡々と描かれていました。ヘレン・ミレンがもう少し魅せてほしかったです。 HRM36さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2015-07-13 11:25:08)

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《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 45人
平均点数 5.96点
000.00% line
100.00% line
200.00% line
312.22% line
448.89% line
5920.00% line
61737.78% line
71022.22% line
848.89% line
900.00% line
1000.00% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 4.66点 Review3人
2 ストーリー評価 6.00点 Review4人
3 鑑賞後の後味 5.00点 Review3人
4 音楽評価 7.00点 Review1人
5 感泣評価 2.00点 Review1人

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