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【クチコミ・感想(8点検索)】
3.堪能しました。このグランドホテル形式の群像劇作品をたとえていうなら、豪華な具がてんこ盛りの美しいちらし寿司のようです。どこをとってもおいしい。たくさんの人々やエピソードもそれぞれが立ち上がり、混乱することなく人間模様が浮かび上がります。どこに惹きつけられるかは様々でしょうが、私はシニョレの伯爵夫人と船医の恋の進展に一番胸がキュンとなりました。ビビアンが階段下で唐突に踊りだすのもびっくり。晩年の幸せではなかった彼女の人生を思うと、この笑わない冷めたような役柄が遺作というのもしみじみと感慨深いものがあります。出演者たちが次々と下船してくる演出もエンドロールの挨拶のようで面白い。船中でユダヤ人がその後の迫害を知るべくもなく、ドイツに住むユダヤ人は何百万人もいるんだぞ、といって杞憂を笑い飛ばしたのに家族の再会を喜ぶ彼の前を横切るナチス党員を登場させるうまさ。愚かな人も多い中で犬のために死んだ彫刻家のエピソードは際立って美しく見える。ほんとに見所が盛りだくさんの作品です。 【キリコ】さん 8点(2004-02-21 12:53:27)(良:5票)
2.数日前にウチの二歳のやんちゃ姫にビデオデッキを壊された。修理に出すとへちょちょ様のプロフィールにてご推薦の今作放映に間に合わない。おそらくその日は飲みに行く。(飲みに行った。)いっそのことBS対応のものに買い換えを進言すると半分出せと。絶句!..でも買って良かった。なんといっても巻き戻しの速いのなんの..ってビデオデッキのレビューしてどうすんの!いやホント良かった。私も食事のシーンで画面の奥のビビアン・リーを発見してから後ろの方ばかり見てました(笑)。登場人物の多い作品では全てのキャラクターを描ききるのに結構苦労が見えたりするのだが、今作はいとも簡単に描ききっているように感じる。へちょちょ様のおっしゃられるように主役級の俳優を特別扱いしなかったからなのでしょう。これだけの登場人物を追っかけるのに疲れないのがなによりいい。うわべではわからない愚か者っぷりが見事にさらっと描き出されている。今作を推薦してくださったへちょちょ様はもちろんのこと、やんちゃ姫にも是非言いたい。ありがとう! 【R&A】さん 8点(2004-02-16 11:05:48)(良:2票) (笑:1票)
1.(林家こん平風に)アッシにゃあ、むつかしいコト(↓)はよく分かりませんが、面白かったすよ。群像劇って登場人物を把握するのが大変でちょっと苦手なんですけど、ストーリーが進行するに従って、各人物の背景が少しずつ明らかになる過程がとてもスリリングでやんした。しかも1933年という時代設定の中、冒頭に登場する小人症の男や、やや陰のある船医、反ユダヤ主義の好色なジャーナリスト(だっけ?)などなど、ここに書ききれない程の登場人物達が織り成す豊かな人間模様は、まるで深みのある極上ワインを味わうようでごんす(飲んだことないけど)。個人的には、海に落ちた犬を救おうとして命を落とした貧しい彫刻家のエピソードが好きっす。 【ぐるぐる】さん 8点(2004-02-15 22:10:09)(良:2票)
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【点数情報】
Review人数 |
17人 |
平均点数 |
7.12点 |
0 | 0 | 0.00% |
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1 | 0 | 0.00% |
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2 | 0 | 0.00% |
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3 | 0 | 0.00% |
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4 | 2 | 11.76% |
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5 | 0 | 0.00% |
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6 | 3 | 17.65% |
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7 | 4 | 23.53% |
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8 | 5 | 29.41% |
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9 | 3 | 17.65% |
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10 | 0 | 0.00% |
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【その他点数情報】
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