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ザ・ランドロマット -パナマ文書流出-

THE LAUNDROMAT
2019年【米】 上映時間:96分
ドラマコメディ犯罪もの実話もの配信もの
[ザランドロマットパナマブンショリュウシュツ]
新規登録(2020-04-06)【鉄腕麗人】さん
タイトル情報更新(2022-05-02)【イニシャルK】さん


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監督スティーヴン・ソダーバーグ
キャストメリル・ストリープ(女優)エレン・マーティン
ゲイリー・オールドマン(男優)ユルゲン・モサック
アントニオ・バンデラス(男優)ラモン・フォンセカ
ジェフリー・ライト〔男優〕(男優)アーヴィン・ボンキャンパー
ジェームズ・クロムウェル(男優)ジョー・マーティン
シャロン・ストーン(女優)ハンナ
ロバート・パトリック(男優)ペリー
デヴィッド・シュワイマー(男優)マシュー・カーク
クリステラ・アロンゾ(女優)キルマー
ラリー・クラーク〔監督・1943年生〕(男優)エレンの弁護士
ウィル・フォーテ(男優)
ノンソー・アノジー(男優)チャールズ
マティアス・スーナールツ(男優)メイウッド
ロザリンド・チャオ(女優)グー・カイライ
野沢由香里エレン・マーティン(日本語吹き替え版)
山路和弘ユルゲン・モサック(日本語吹き替え版)
井上和彦ラモン・フォンセカ(日本語吹き替え版)
相沢まさきアーヴィン・ボンキャンパー(日本語吹き替え版)
脚本スコット・Z・バーンズ
音楽デヴィッド・ホームズ〔音楽〕
撮影ピーター・アンドリュース
製作スコット・Z・バーンズ
グレゴリー・ジェイコブズ〔助監督〕
配給ネットフリックス
衣装エレン・マイロニック
編集スティーヴン・ソダーバーグ(メアリー・アン・バーナード名義)
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【クチコミ・感想】

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1.「パナマ文書」とは結局のところ何なのか? その知見を得ることを目的としてこの映画を観たならば、もしかすると逆効果かもしれない。 なぜならば、ストーリー展開に伴いその「真相」が詳らかになるほどに、関連する人物や物事はぐちゃぐちゃに入り組んで、わけが分からなくなることが必至だからだ。 それくらいに、この「パナマ文書」と称される機密文書に絡む一連の租税回避行為は、悪意に溢れた巧妙な責任転嫁の上に成り立っていて、その実態が見えてくればくるほど、怒りを超えた虚無感を覚える。 世界を股にかけたペーパーカンパニーを用いたマネーロンダリング。 その“合法行為”がもたらした「悲劇」と「裏切り」に対する怒りと虚無感が、稀有な映画手法で見事に描きつけられている。 呆れて失笑してしまうくらいに煩雑な相関関係も、それ故に入り乱れるストーリー展開も、本作の狙い通りであり、そこには明確な「意思」があった。 ラストカットでは、主演のメリル・ストリープが、劇中で演じたキャラクターを“二段階”で越え、更には“第四の壁”までも越えて、大女優メリル・ストリープとして断固たるメッセージを発する。 彼女は、観客である我々に向けて「まずは疑問を紐解くこと」の重要性を諭す。そして、自由のシンボルを模した姿と強い眼差しで、今この瞬間にも蔓延る“危機”を訴える。 事件当事者である実在の人物と狂言回し、そしてメッセンジャーとしての女優本人が、次々と立ち代わり入り乱れるストーリー展開は、前述の通り非常に分かりづらい。 ただし、だからこそ生じる愚かさや可笑しみも含めて、この映画のつくり手達の目論見通りであろう。 この世界の“真相”に対しては、大女優と同様に怒りに打ち震えるが、その感情も含めて面白味に溢れた作品だった。 それにしても、こんなにも時事的であると同時に実験的な映画を、こんなにも豪華なキャストで作り上げた監督は誰だ? と、思いきや、なんだスティーブン・ソダーバーグか。只々納得。 鉄腕麗人さん [インターネット(字幕)] 8点(2020-04-07 22:53:06)

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【点数情報】

Review人数 2人
平均点数 6.00点
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