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【クチコミ・感想】
3.強烈なギャグと古澤監督のイケイケ演出や、植木等キャラのインパクト。
なにはなくとも青嶋&萩原コンビの名曲の数々についつい「軽いコメディ」と判を押したくなるが、ちょっと待てよ?と。
これは60年代後半当時に一世代を風靡した、ピカレスクロマンの映画ではないのか?
「組織にも良識にも縛られない一人の天才が、己の能力一つで、『コツコツ努力良識派』を尻目に、社会通念を超越した方法論でのし上がって行く物語」
だと捉えれば、一連の大藪春彦の「野獣死すべし」や「蘇る金狼」にも通ずる部分だと思うのだが。
これは作成当時、シナリオを読んだ青嶋幸男が「これはアメリカのハードボイルドだ」と評したところからも伺えるのではないだろうか? 【柿木坂 護】さん [ビデオ(字幕)] 10点(2005-08-07 19:54:56)
2.サラリーマンの「禁じ手」をためらいもなく使って、あれよあれよと言う間に出世していく主人公の姿に、私はただ、あぜんとするばかりであった。
(こんなに上手く行くわけがない。これはフィクションだ。作りごとなんだよ)
そう思ってはみても、結局最後は、こうつぶやかざるを得ないのである。
「バッチリいきてぇなぁー・・・・!」 【Acoustic】さん 9点(2004-10-16 00:51:28)
1.「サラリーマンは~♪気楽な稼業ときたも~んだ♪」これはドント節だったかな? いまや懐かしき年功序列、サラリーマンの黄金時代。昭和30年代、日本は、戦後民主主義という名のもとに経済の高度成長へまっしぐらの時代だった。「無責任」というキーワードは、逆説的にサラリーマンという経済の担い手の職業意識を高らかに鼓舞するものであったといえるのではないか。つまり、そのココロは、戦前的なモラルの失墜と経済中心主義、そして消費文化のさきがけ。この映画はある意味で確信的な勤労サラリーマン鼓舞キャンペーンだったのだ。本来的な意味で戦後民主主義が大々的に花開き、国民全体が消費文化<による自己実現という虚妄>に浮かれまくるのは、それから20年以上後のバブル時代ということになる。実は僕が「ニッポン無責任時代」を観たのもそんなバブルの時代。「わかっちゃいるけど、やめられない!」なんて歌いながら仕事をスイスイとこなし、口八丁で出世して、女性にモテまくる平均(たいらひとし)こと植木等は、時代の先駆者のように捉えられていたのではなかったか。確かに植木等ブームが再燃したのもあの時代ならではのこと。まぁその反動は90年代以降にくるわけだけれども、ほんの10数年の間で、この映画もすっかり省みられることがなくなったような気がする。そんな「歴史」を意識しながら見れば、この映画もまた別の意味で面白く思える。 【onomichi】さん 8点(2004-05-15 22:01:51)
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【点数情報】
Review人数 |
32人 |
平均点数 |
6.84点 |
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4 | 3 | 9.38% |
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5 | 2 | 6.25% |
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6 | 11 | 34.38% |
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7 | 4 | 12.50% |
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8 | 7 | 21.88% |
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9 | 3 | 9.38% |
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10 | 2 | 6.25% |
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【その他点数情報】
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