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失われた週末

The Lost Weekend
1945年【米】 上映時間:101分
ドラマサスペンスモノクロ映画小説の映画化
[ウシナワレタシュウマツ]
新規登録(2003-10-13)【かんたーた】さん
タイトル情報更新(2020-02-09)【イニシャルK】さん
公開開始日(1947-12-30)


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監督ビリー・ワイルダー
助監督チャールズ・C・コールマン(ノンクレジット)
キャストレイ・ミランド(男優)ドン・バーナム
ジェーン・ワイマン(女優)ヘレン
ドリス・ダウリング(女優)グロリア
ハワード・ダ・シルヴァ(男優)ナット
フィリップ・テリー(男優)ウィック・バーナム
フランク・フェイレン(男優)ビム
納谷悟朗ドン・バーナム(日本語吹き替え版【テレビ神奈川】)
沢田敏子ヘレン(日本語吹き替え版【テレビ神奈川】)
翠準子グロリア(日本語吹き替え版【テレビ神奈川】)
塩見竜介ナット(日本語吹き替え版【テレビ神奈川】)
筈見純ウィック・バーナム(日本語吹き替え版【テレビ神奈川】)
村松康雄ビム(日本語吹き替え版【テレビ神奈川】)
緑川稔(日本語吹き替え版【テレビ神奈川】)
高村章子(日本語吹き替え版【テレビ神奈川】)
辻村真人(日本語吹き替え版【テレビ神奈川】)
仲木隆司(日本語吹き替え版【テレビ神奈川】)
峰あつ子(日本語吹き替え版【テレビ神奈川】)
脚本チャールズ・ブラケット
ビリー・ワイルダー
音楽ミクロス・ローザ
ヴィクター・ヤング(音楽監督〔ノンクレジット〕)
作曲ジュゼッペ・ヴェルディ劇中歌“歌劇『椿姫』より「乾杯の歌」”
編曲レオ・シューケン(ノンクレジット)
撮影ジョン・F・サイツ
製作チャールズ・ブラケット
パラマウント・ピクチャーズ
配給セントラル
特撮ゴードン・ジェニングス(特殊撮影効果)
ロイヤル・グリッグス(特殊効果アシスタント〔ノンクレジット〕)
美術ハンス・ドライヤー(美術監督)
衣装イーディス・ヘッド
ヘアメイクウォーリー・ウェストモア
編集ドーン・ヘリソン(編集スーパーバイザー)
あらすじ
兄のウィックは、酒に溺れて苦悩する弟・ドンを週末の4日間だけでも田舎へ連れて帰って、健康な生活を取り戻させようと計画 していたのだが・・ 列車の出発時間になってもドンは部屋に戻って来ない。それに呆れたウィックはドンを諦める事に・・ 結果、ドンの一人きりの週末が始まって・・・ お金が無いのに あの手この手で酒を飲もうと企んで・・・。 

3737】さん(2004-02-16)
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【クチコミ・感想】

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12


39.アルコール依存症の男が、“酒”を求めて彷徨い歩く。詰まるところ、ただそれだけの映画ではある。
がしかし、そこには「依存性」の恐ろしさを初めて映画全編に表し、描ききった映画史的な価値と、男が“酒を飲めるか、飲めないか”という至極シンプルな焦点のみで、サスペンスとして成立させてみせた巨匠ビリー・ワイルダーの手腕が冴え渡っている。

今でこそ、「アルコール依存症」という言葉自体があまりにも一般的な言葉となり、数多の映画の中においても、キャラクター造形のありふれた要素として描かれているが、あらゆる表現が「ヘイズ・コード」によって自主規制されていたこの時代のハリウッドにおいて、「依存性」の本質を描き出すこと自体が非常にチャレンジングだったようだ。
必然的に各方面からの“圧力”も大きかったようだが、それらをかわし、れっきとした娯楽映画として撮り上げ、その年のアカデミー賞の主要部門を総なめしてしまっているのだから、ビリー・ワイルダーという映画人の底知れぬ力量を時代を超えて感じずにはいられない。

物語の序盤は、甲斐甲斐しく気にかけてくれる恋人や兄の監視の目をくぐり抜けてなんとか酒にありつこうとする主人公の様をユーモラスに見ていられる。
だが、時間が経過するにつれ、徐々にアルコール依存症の男が抱える本質的な“心の闇”が、彼の表情や言動に如実に表れてくる。
コメディ要素の強かった作品の空気感が、つまびらかになる主人公の正体と共に、怖いサスペンスに転じていく。

赤ワインを傍らに鑑賞を始め、だんだんと他人事ではない戒めに神妙な面持ちを携えた或る週末の夜だった。 鉄腕麗人さん [インターネット(字幕)] 7点(2017-11-09 22:36:43)

38.きっと、公開当時は、こういったシチュエーションのドラマは初めてだったんでしょう。
でなきゃ、こんなに多くの賞を獲れるはずがありません。
今観ると、韓流レベル以下のメロドラマです。
ビリーワイルダーの映画を観ていて、いつも納得いかないのが、出会ってすぐ恋に落ちてしまうところです。
どうして、こんなアル中のオヤジに金持ちのお嬢様が恋するのでしょうか?
ビリーワイルダーの最大の弱点だと思います。
ストーリーは、酒に落ちぶれた主人公が、ただ延々描かれているだけで、何の振幅もありません。
最後に「失われた週末」は本当に失われたものだったのか?というのがオチなんですが、それだけ観るのに、1時間40分は、私にとって、とても長く感じました。
この映画が評価できないのは、私が以前水商売をやっていて、酒癖悪い客を沢山見てきたからかもしれません。 クロエさん [CS・衛星(字幕)] 4点(2014-01-20 20:56:47)

37.この映画を観るまで、アルコール依存症をこういう映画にできるなんて知らなかった。斬新だったろうが、良くまとまったのと、レイ・ミランドも演技がよかった。 minさん [DVD(字幕)] 7点(2013-08-15 20:14:03)

36.ビリー・ワイルダー監督のアカデミー受賞作品。
これでハードルが上がってしまい、ちょっと拍子抜け。
自らコントロールできないアルコール依存症の苦悩はよく描かれている。
が、何か物足りない。
大変だなぁ…とは思うが、それ以上に心を動かされるには至らない。
評判のレストランにコース料理を食べに行って、「え? それだけ?」って終わってしまった感じ。
当時はアルコール依存症を真正面から描いた初めての作品ということでインパクトを持ち、加算評価されたような気がする。
そういうことを抜きに内容だけで評価すると、今となっては色褪せてみえる。 飛鳥さん [DVD(字幕)] 5点(2012-12-08 00:12:04)

35.「酒とバラの日々」も強烈だったけど、この映画も決して負けていないし、レイ・ミランドの迫真に迫る演技はさすがアカデミー主演男優賞。どうしようもないアル中だけど、周りは決して冷ややかでないし、決してあきらめないヘレンには頭が下がる。この映画で笑えたのは唯一オペラシーンだけ。開幕早々「乾杯の歌」で始まる「椿姫」とはなんたる皮肉。 ESPERANZAさん [DVD(字幕)] 7点(2012-12-02 21:16:18)

34.アルコール依存症を題材にしたドラマ。
物語が進むにつれ、この病気の恐ろしさをひしひしと感じてしまうのだが、
主人公役の俳優さんが熱演を見せ、ちょっと重苦しいが、緊張感溢れる作品に仕上がっている。
演出も悪くない。ただしドラマとしてのシナリオの出来は今イチ。
物語としての大きな展開がなく、ラストに関してはかなり安直さを感じてしまう。
ずいぶんとたくさんの賞を取った作品のようだが、社会性のあるテーマと、
俳優さんの演技による部分が大きかったのではないかと思う。 MAHITOさん [DVD(字幕)] 5点(2011-08-15 08:12:24)

33.同じようにアル中患者を扱った「酒とバラの日々」よりもひどくはないがリアルさは負けてないレイ・ミランドの演技は素晴らしい。ビリー・ワイルダーと言えばマリリン・モンローやジャック・レモンとかと組んだコメディ映画が有名だけどシリアル系やサスペンス系の映画も結構いいの、撮ってるんですよねぇ。今回はシリアス系で深刻な話なんだけどもどうも終わり方が・・・。ハッピーエンドと言わんばりの助け合えば乗り越えられるというのはちと軽くないかぃ?「酒と~」と正反対すぎて異質な感じがした。 M・R・サイケデリコンさん [DVD(字幕)] 6点(2010-08-06 12:22:16)

32.アル中という深刻で暗くなりがちな重いテーマを、緊迫感は保ったまま、わりとさらりと無難にまとめているワイルダーの手腕はさすがだと思った。 きーとんさん [ビデオ(字幕)] 6点(2010-07-18 09:55:38)

31.アル中の緊迫感がよく伝わってきて、目が離せなかった。
HRM36さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2010-07-06 13:31:40)

30.これを見るのは今回が四度目になります。アル中のどうしようもない主人公ですが周りの人たちが良い人ばかりでラストは立ち直ったか?のような結末でしたが、現実にはそう簡単にはいかないと思います。深酒が良くないのは分かっていても飲み始めて酔ってしまったらたら中途半端には止められないものです。 白い男さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-04-28 11:32:47)

29.私もある程度飲むほうなので、幻覚小動物登場までは行きたくないと、心から心から願いました。酔っ払いながらこの映画を見ると、あと一杯が止められます。 チューンさん [DVD(字幕)] 6点(2009-10-13 21:22:39)

28.アルコール依存症の恐ろしさは良く出ているが、エンドは少し甘過ぎないか・・。
ワイルダーにしては並みの作品か。
初めと終わりのニューヨークの実写が、歴史を感じさせる。
ご自由さんさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-05-11 22:19:41)

27.シリアスな中にちょっと脱力系のネタや映像トリックが仕込んであるのがいい。ただ、古臭さがぬぐい切れないのが残念でした。 色鉛筆さん [地上波(字幕)] 6点(2009-02-09 21:56:34)

26.この映画、ブラックユーモア満載の娯楽作品と見ましたが。
多かれ少なかれ何かに依存して皆生きてるけど、あそこまで
酷いところまで行ってないよなぁって思うのでありました。
かれくさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-01-23 22:14:47)

25.アル中の小説家の苦悩を描いた、へヴィーなワイルダー作品。とにかく暗い。こんなアル中のクソ野郎さっさと死ねばいいのに、と思いながらずっと観てたのでグッタリです。丁寧な作りで、演出も巧みな力作です。あいつは絶対立ち直れない。シリアスなワイルダーはやや苦手だ。 すべからさん [DVD(字幕)] 5点(2008-03-19 18:32:29)

24.アルコール依存症と言うテーマだけで2時間近い映画を作った気概には感心しますが、面白くないし、感動もしませんでした。 くろゆりさん [CS・衛星(字幕)] 5点(2008-02-27 14:43:16)

23.なかなかの力作でした。依存症の恐怖が、いくらかは見る側に伝わったかと思います。ただ、映画の面白味としてはどうでしょうか。患者本人を描いているものの、周りの人のケアが大切だということを、もっと強調して欲しかった。 shoukanさん [DVD(字幕)] 6点(2007-11-23 18:46:13)

22.ラストは時代を感じますね。希望が持てる感じが。 アンダルシアさん [DVD(字幕)] 5点(2006-11-16 07:36:14)

21.脚本がつまらないのが致命的。アル中男をえらく強調する割に、そうなる以前の彼、なったきっかけをあっさりと流してしまっている分、兄貴との関係性が見えないので、あのタイミングで見放す理由もはっきりしないし、へレンがあそこまで入れ込む理由も分からない。こんな安易で粗雑なストーリーの中では、流石の演出、ユーモアも生きてこない。グラスの跡が増えいく見せ方や、ボトルを影で見せる小道具使いはまあまあ良かっただけに残念。やっぱりワイルダーはコメディに限る。この作品では彼の芯の部分は見せきれていない。 ハッシーふりかけさん [DVD(字幕)] 4点(2006-08-13 04:19:50)

20.引き込まれはしたが、伝わってくるものは特に何もなかった。「ああ、ここで終わりなのね」って感じだった。 Syuheiさん [DVD(字幕)] 5点(2006-06-29 17:14:40)

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マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 56人
平均点数 6.52点
000.00% line
100.00% line
200.00% line
300.00% line
435.36% line
51221.43% line
61323.21% line
71628.57% line
8712.50% line
935.36% line
1023.57% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 5.00点 Review2人
2 ストーリー評価 5.75点 Review4人
3 鑑賞後の後味 5.33点 Review3人
4 音楽評価 5.00点 Review2人
5 感泣評価 5.00点 Review2人

【アカデミー賞 情報】

1945年 18回
作品賞 受賞 
主演男優賞レイ・ミランド受賞 
監督賞ビリー・ワイルダー受賞 
撮影賞ジョン・F・サイツ候補(ノミネート)白黒
作曲賞(ドラマ)ミクロス・ローザ候補(ノミネート)(劇・喜劇映画音楽賞として)
脚色賞チャールズ・ブラケット受賞 
脚色賞ビリー・ワイルダー受賞 
編集賞ドーン・ヘリソン候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1945年 3回
作品賞(ドラマ部門) 受賞 
主演男優賞(ドラマ部門)レイ・ミランド受賞 
監督賞ビリー・ワイルダー受賞 

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