みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
9.すみません、何か登場人物がごちゃごちゃしていて、あまり入り込めませんでした。もっとじっくりじわじわした雰囲気を期待していたのですが・・・。 【Olias】さん [CS・衛星(邦画)] 3点(2012-07-12 23:15:58) 8.話が明瞭でわかりやすかった。主人公のような人情味のあふれる人物。いいですね。 【ホットチョコレート】さん [地上波(邦画)] 7点(2012-01-18 21:05:53) 7.忠太郎が母を探してやってきた雪の江戸のシーンがいい。点景される人々に浮世絵から抜け出てきたような味わいがある。その前に田舎の夏祭りのお囃子のシーンがあって、一転して冬の雪景色の中に都々逸が流れている。やっぱりお江戸は粋だねえと思わせておいて、しかしこのシーンは、その粋な都々逸を唄っていた男によって、江戸の不人情をこそ描いていく。理想と現実の落差。夏川静江によって生み落とされた母のイメージが浪花千栄子によって一度引っ繰り返され、さらに沢村貞子を経て木暮実千代へとジャンプする。この母親イメージの変遷の巧みさ。浪花や沢村は落ちぶれてはいても・というか落ちぶれているからこそ、忠太郎にとって「山椒太夫」的な理想の母親像だった。哀しい弱者の・自分の庇護を必要としている母親像だった。しかし現実は不人情な江戸の街で生きていかねばならなかった木暮なのだ。この深い幻滅は、母親に対してだけに向けられたものではなく、やくざ(「世間の出来損ないでございます」)に身を落としている自分自身にも向けられたものであるところが、作品の厚みになっている。母の援助をしようと携えてきた金が、自分のやくざを証明する重荷になってしまう。長谷川伸の名作ではあるが、私などはそのパロディのほうを先に目にしてしまった世代で(『続・男はつらいよ』を初め、テレビのバラエティのコントなどでも、その名セリフの数々と共に笑いの場で主に刷り込まれた)、素の気分でどっぷりとひたれないところが寂しい。長谷川伸は晩年、この芝居のように子どものときに生き別れた母と再会する。その母は名門に嫁いでおり、大学教授など名士の義兄弟が出来ていた。しかし芝居のような摩擦はなく、看取るまでいたって穏和に付き合えたというのがホッとさせる。 【なんのかんの】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2012-01-17 10:04:01)(良:2票) 6.ベタにはベタなりの良さがあって、特に時代劇においてはそのような定番を楽しむのも大事な気がした。俳優陣では中村錦之助はもちろん、泣いている忠太郎を見て心が揺れる木暮実千代の演技なんかも素晴らしいと思います。松方弘樹は若いな~。二十歳くらいか。 【リーム555】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2012-01-15 18:41:08) 5.改めて再見するにこの映画、錦之助は語り部のようなものでポイントは彼が出会い分かれた4人の「母親の子供にたいする愛情」それに尽きるのではないでしょうか。実の母親に合うまで知り合った女性3人は皆子供に対する愛情を忘れずに残してくれていた、だからこそ実際に対面となった際世間体を気にする様な発言に終始する母親に対して絶望的になった忠太郎。そして彼を付けねらう者に対し「手前ら親は、子供はいるか」と言って母親への想いを無理に断ち切るように刃を奮います。実母が改心する流れには多少無理があるかな、という気がしますが彼を追いかけ夜の闇に叫ぶ「忠太郎!」の声。その声をバックに涙をこらえる忠太郎。素晴らしい。役者の名演もさることながら、盲目の流しを見つけ気に留める忠太郎のワンショットにまた加藤泰節を感じ、気持ちよくなる一本です。 【Nbu2】さん [映画館(邦画)] 8点(2006-06-11 20:32:59) 4.うわっ!またまたやられた!中村錦之助!もう素晴らしい!中村錦之助の魅力、大爆発です。こりゃ、本当に泣けるってば!どうも歳のせいか?近頃はやたら涙もろくて困る。この手の映画には昔からただでさえ弱いのにもうあかんわ!ほんまに、泣ける!もう皆さんの素晴らしいコメントの後だけに上手に書けなくて申し訳ありません。とにかくこれは中村錦之助あっての人情時代劇、何か今日は朝から中村錦之助ばかり観てる気がする。そんなこの作品やけど他にもみんな良い俳優だらけです。私もそうです。中村錦之助演じる忠太郎と産みの母演じる木暮実千代とのやりとり、その後、忠太郎が去って行った後の妹(大川恵子)の演技にも泣かされました。そんな泣かせるドラマと更に殺陣のシーンでの素晴らしさもあってこれはもう9点です。頼むからお願いです。この映画も「家光と彦左と一心太助」同様、DVD化してくれ!まあ、とにかくこの映画を観て中村錦之助は勿論のこと、大川恵子て女優が益々好きになりました。 【青観】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2005-11-20 18:25:38) 3.「泣ける映画」が過剰に持ち上げられる昨今、心ある映画ファンの方々がそういった風潮に反発するのは分かる。んでも、この映画では素直に泣いたって良いじゃん、おっ母さんに逢えたんだもの。「マザーコンプレックス」なんて西洋人の考えた概念なんて、関係ないねっ。長谷川伸は、誇るべき日本のシェイクスピアだよ(風邪気味にて、乱文暴論ご容赦)。 【ぐるぐる】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2005-11-12 17:09:15)(良:3票) 2.大体は若山版を見てたので内容を知っていたけど、また違った面白さが見えた。若山版は活劇中心て感じだったけど、感動系なこっちのが好き。浪花千栄子や沢村貞子のエピソードなんかはとてもいい。お馴染みの東映の出演者なので楽しみも多い。忠太郎が母親と再会するシーン、台詞はほとんど同じなのに受ける印象が全然違う。錦之助の演技が素晴らしいかと。木暮実千代も勿論いいけど、若山版山田五十鈴の「忠太郎~!!」連発のほうがよかった。泣いてるシーンが母親よりも忠太郎が多いというのが錦之助っぽいなぁと思った。 【バカ王子】さん 8点(2004-06-26 02:03:00)(良:1票) 1.私は錦之助の良し悪しにしか興味が無いのですが、これは錦之助の魅力がかなり出ている作品。幼少時に母親と生き別れた渡世人で母親探しに江戸に出る。友人思いで、強く優しく気風もいいが、母親の愛情に飢える甘えん坊の一面も。対する相手によって錦之助の表情や抑揚が七変化する様は流石千両役者。「今夜の俺には逆らわない方がいいぜ」のセリフにしびれます。 【東京50km圏道路地図】さん 7点(2004-04-07 22:48:48)(良:1票)
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