みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(8点検索)】
21.《ネタバレ》 約30年ぶりにこの映画を観た。 初見は今は無き渋谷パンテオンで、学校(高校)の学校全体での映画鑑賞行事として観た。シルエットで見えた島田洋子の小振りな胸に歓声が上がった。 この映画では、役者の誰もが若い。嗚呼、昭和という時代よ!。 其れはさておき・・・。記憶というモノは曖昧で、何故かこの映画のオープニングで子供時代の英良が海辺で「砂の器」を造っていたと思っていた。 実際に、そのシーンはオープニングにあり「砂の器」は水と風に崩れていくシーンが光る海をバックに長廻しされていた様に覚えていた・・・。その記憶が強い。何故なのだろう? きっと、当時、高校生の自分の感性でこの作品の全体印象をそう捉えていたからなのだろうか?あらゆる努力を施しても、風化と浸食には致し方ない、いや受け入れななければならなかった人間の「宿命」という作品テーマを、記憶の中にワンショットしてイメージしたのだろうか?? それにしても島田洋子の胸は「昭和」だった・・・。 【crushersyu】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-01-13 23:57:57) 20.《ネタバレ》 昔観た時は、ウルウルだったんだけど、今観ると、子連れで加藤嘉が出身村を出る話のところに無理がある。田舎の村は、先祖伝来何世代にわたり人間関係をつくっている場所でよそ者は、ハンセン病患者であろうとなかろうと残酷に追い立てられるのは仕方が無い。居座られるとその村の秩序・静謐が脅かされるからだ。秀夫が緒方拳巡査の家を出るのは、秀夫が頭のいい子だとして考えると、やはり父親がハンセン病患者だと知られている訳だから、巡査の村には安心していられないだろう。大阪の街に新しい生活の場を求めたのは、彼が父と別れ身軽になったのも影響していると思う。つまり、秀夫は病気の父が心配で加藤嘉のワガママ(息子と別れたくない)に付き合っていたのだと思う。 【Waffe】さん 8点(2004-12-28 01:38:50) 19.やはり親子の放浪シーンと「宿命」の演奏会のシーン絡ませたところが素晴らしい。自分は見てないのですが、例のドラマ版にはハンセン病は全く描かれてないとのことで。それじゃあ、社会から疎外された親子のところが全く意味のないものに・・・。卵を割ってみたら黄身がなかったていうくらい意味がない。 【アルテマ温泉】さん 8点(2004-12-12 00:16:32) 18.映画館で見たかった!!映画音楽という音楽を感じさせられた一本。テレビ版?あれは 「砂の器」ではありません! 【KINKIN】さん 8点(2004-10-10 22:40:50) 17.これは、まず間違いなく、日本映画の名作といえる。人間ドラマとして、とても見ごたえのある作品だった。友人に「泣ける」と勧められたが、確かに号泣する人がいても不思議ではない。これが30年も前の映画とは。ただ、下の人が書いているように、「順風満帆」を「まんぽ」といっていたのには「えっ」と絶句してしまった。誰かチェック出来なかったのか。。。 【mhiro】さん 8点(2004-06-27 14:30:52) 16.和賀が少年時代に河辺で、作った皿の器。あれがどれ程の意味を持つのかは解らなかったけど、多分、父と別れる事への辛さや悲しみ、絆がそこに描かれているんじゃないかぁ~と思った。色々な場面で深く考えさせられ、感動できる素晴らしい作品でした。 【ボビー】さん 8点(2004-06-01 21:46:35) 15.松本清張の原作の持つ薄暗さを損なうことなく、音楽との相乗効果もあって重厚なまでに仕上がっている。重く心に響く。そう遠くない過去(昭和の初め頃)に、現実としてあった残酷な差別をまざまざと突きつけられ、如何ともしがたい気持ちに追い詰められるのだ。社会が成熟した現在では「差別はいけない」と言うのは簡単だが、当時に置き換えて考えると果たして自分の行動に自信がなくなる。幸せの中に隠れた過去の闇を浮き彫りにさせる手法は清張の十八番だが、回想シーンに出てくる加藤嘉さんの演技で作品に凄い説得力が生まれている。 【やすたろ】さん 8点(2004-02-28 23:58:14) 14.最後の宿命を演奏している場面は本当に見事。この映画はすばらしいですな。 【マイアミバイス】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2004-02-03 03:51:44) 13.悲し過ぎます。一国の大臣(小泉氏)の心を動かした だけありますす。 【キダム】さん 8点(2004-02-01 23:24:39) 12.凄く熱さを感じる映画でした。もう皆汗だくで・・・・。熱いんだろうなぁ~って。今の映画でここまで季節感を感じたものはないですね。 あと、なんと言っても加藤嘉と少年の回想シーン。 セリフが無いゆえに胸に打ちます。 来年ドラマ化されるそうですが・・・・。 【あずき】さん 8点(2003-12-19 10:05:52) 11.最近の日本映画では全く観られなくなった、手間暇を掛けた映画である。脚本の緻密さと名優たちの演技には脱帽モノ。 【おさむ】さん 8点(2003-11-20 14:46:33) 10.《ネタバレ》 原作を学校に行っているときに読みましたが、これは方言(いわゆるずーずー弁)の地域の特異性と、作曲家による音響機器を凶器とする殺人事件と言う推理小説で映画とは全く違う内容でした。方言のほうは、それに振り回されての捜査の中で笠智衆の田舎警官がいい味を出しています。学校の友人に、このことから原作に出てくる先生の研究室に入ったのもいました。後に「レプラ」とか「ハンセン氏病」とか言い換えられた病気は昭和30年代までは、東京でも都下に隔離病院があったりして、「ベン・ハー」やひねってはいるけれど東宝の「マタンゴ」などでもあるような扱いが一般の常識みたいでした。(当時でも感染力が弱いこと、進行が極めて遅いことは知られていましたが)私が某国営放送で放映したときの録画ビデオには、最後にこの病気のことについてのコメントの字幕がありますが、これは劇場公開のときにはなかったのじゃないかと思います。手元にある数少ないコレクションになっているのは音楽と終わりの映像美のためです。 【たいほう】さん 8点(2003-11-05 09:32:38) 9. 【pied-piper】さん 8点(2003-10-23 12:54:54) 8.どうしてこういう名作は、最近の日本映画には無いんでしょうね。芥川の音楽が傑作なんだろうなあ。方言の謎の解読過程といい、丹波のおじさんが核心に近づく演出といい、松本清張原作を、見事に橋本脚本が再現していると思います。ラストのオーケストラシーンと重ねての加藤嘉親子の道行きのシーンは何度観ても感動します。 【オオカミ】さん 8点(2003-08-07 08:54:07) 7.日本映画史に燦然と輝く傑作「飢餓海峡」に通ずる、まさに日本の戦後史の一段面を描いた力作。邦画としてはまだ珍しいイベント大作として製作され、公開当時大ヒットを記録した。松本清張の原作とは違い、映画はいわゆる推理ドラマとしてではなく、人間ドラマに焦点をあてた事で我々の感動を呼んだ。これは、橋本忍・山田洋次の脚本と脚色の功績であり、さらに当時、脂の乗り切った野村芳太郎監督の力技ともいえる演出が冴えわっていた事も、大きく貢献したようだ。特筆すべきは、幼いときの犯人と父親との二人が辿る遍路の道行きを、四季の変化の中で捉えたシーン。主人公の心情とその哀切感を鮮やかに描き切った、日本映画屈指の名場面となっている。ただ、俳優たちの何故か過剰な演技がやたら気になったものだった。 【ドラえもん】さん 8点(2003-02-12 01:04:41) 6.監督の演出が、観客を泣かそう泣かそうとしているのが気になるが、それでも泣かされてしまいますね。下で「へちょちょ星人」さんがおっしゃるとおり、加藤嘉の素晴らしさに尽きます。 【るーす】さん 8点(2003-02-07 21:15:31) 5.名作だとは思うのですが、ご都合主義的な部分や演出のあざとい部分が少し気になりました。でも、良い映画です。風景や音楽も美しい。 【鏡に萌え萌え】さん 8点(2002-06-18 03:40:39) 4. 音楽を効果的に使用している映画は好きなので、とても良い作品なのですがストーリーに無理があるのが気になりました。またいつか機会があればもう一度見たいと思います、本当は7.5点ですが四捨五入で。 【ミスタープリンセス】さん 8点(2002-05-18 01:36:05) 3.途中まで「普通のサスペンスだなぁ・・・」と思いながら見ていたんですが、「宿命」の演奏と同時にシーンを挿入する辺りから、唸るしかなくなるほどに圧倒されました。既出すぎですが「そんな人知らねえ!」に涙。 【うどん屋】さん 8点(2002-02-27 16:47:29) 2.ハンセン氏病という病により差別を受けた親子の宿命、それは感動というよりは息苦しい程の悲哀でいっぱいでした。ただ何故、英良が駐在(緒方拳)の元から逃げ出したのかがよく解らなかったのですが...丹波哲郎の生き生きとした演技、森田健作の向こう見ずなところ、そしてあの「あばれはっちゃく」の子役といい、十分過ぎるほどのハマリ役で物語を引っ張ってくれました。親子二人が海辺を歩くカットはとても印象的でした。 【さかQ】さん 8点(2002-02-10 18:15:43)
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