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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です!
【クチコミ・感想】
6.本国・韓国でも評判になった本作。ハイ、とってもベタではありましたが、私もハマりました。分かりやすいコメディ要素を入れつつ、泣かせるポイントはこれでもかと指圧の如くグイグイ押しまくる。それでも魅かれたのは、女子のための女子による女子の友情物語だからというところ!女同士だから難しい、そして楽しい。そんな女子たちの関係を描いているところに、掴まれました。女子は国境を超えて同じなんだなぁとググッときました。最後の爽やかな涙もいいですね。出来過ぎ感あるエンディングですが、女子の友情ファンタジーだと思えば、これはこれでOKです。 【泳ぐたい焼き】さん [DVD(字幕)] 9点(2013-11-04 00:52:48)
5.作中二度目の『愛のファンタジー』が流れる喫茶店内、
ユ・ホジョンの成瀬目線によってかつての片想いの相手の登場が仄めかされる。
そこでパラレルに映し出される失恋の記憶。
同じくここでもシム・ウンギョンの目線送りが彼女の想いを語る。
彼女の視線を介すことで、画面外の出来事への思い入れと共有感覚がより増す。
現在の視線、過去の視線がシーンを繋ぎ、鏡面のように交錯・融合しあう
夜の歩道とベンチの場面が美しい。
その冴えわたる視線演出はラスト数カットで再び見事に決まる。
それらが感動的なのは勿論、台詞を大幅に削り、
視線によって心を通わすシーンだからだ。
対して遺言のシーンがつまらないのは、
その内容やリアクション云々より何より台詞偏重であるからということになる。
ありがちな故人のヴォイス・オーバーなどを用いずに
第三者の代弁として処理したことでかろうじて
言葉そのものがより活きたものとはなっているが。
続く都合三度目となる『サニー』のダンスシーンは
約1秒刻みにまで分解した細切れカッティングが煩わしく、
リズム感覚やテンポと引き換えにダンスの映画性が大きく減殺している。
暴力沙汰で護送される車両内のラジオから流れてくる『サニー』に
それぞれが体を動かしだす1ショットのほうが断然良い。
『ラ・ブーム』譲りのヘッドフォンの活用など、
前作同様に音楽の挿入方法についてはかなり凝り性らしい。
物語的な貶しどころも多々あるがキャラクターの魅力が何よりだ。
【ユーカラ】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-06-06 00:50:00)
4.夏に同窓会をやるというので、実家から中学校の卒業アルバムを引っ張り出してきた。
15年以上経過していて、確実に記憶は薄れている。でも、記憶は決して無くなりはせず、ふとしたきっかけで甦り、思い出した瞬間からまた新しい記憶になるのだと思う。
かつて“サニー”と名付けた女子高生グループの面々が、ふとしたきっかけで25年ぶりの邂逅を果たし、それぞれの記憶が甦る。
懐かしいヒットチューンと瑞々しいコメディで彩りつつ、時に辛辣な現実を描きつけたこの青春映画の方向性は圧倒的に正しい。
諸々の描写に対して「そんなわきゃない」と言いたくなる部分は確かにある。
しかし、そんなことどうでもいいと思わせてくれる。そう思わせる要因は、何を置いても登場人物たちの素晴らしい存在感だと思う。
特に、高校生時代の“サニー”の面々を演じた若い韓国女優たちの、台詞回し、動き、風貌、佇まい、眼差し、あらゆる要素を含んだ“女優力”が素晴らしかった。
彼女たちが、笑い、泣き、傷つき、そして生きていく、その一つ一つをいつまでも見ていたくなった時点で、この映画の価値は揺るがないものとなったと思う。
映画の作り方も非常に巧みだった。高畑勲の「おもひでぽろぽろ」を彷彿とさせる主人公の主観による「現在」と「過去」の“行き交い”が、無駄の無い映像構成で叙情感豊かに映し出されていた。
映像的な展開のスムーズさが、心地よいテンポを生み、彼女たちの記憶をすんなりと追想できた。
人物描写も映像構成も本当に素晴らしい。
ただし、だからこそストーリーの顛末にあと一つの「工夫」が欲しかったことも否めない。
途中の展開の強引さは許容出来る。しかし、ラストの結び方には少々安直さを感じてしまった。
何か最後にハッとさせるストーリー的な巧さが備わっていれば、この映画の価値は更に高まったろうと思う。
それでも、この作品が多くの人に愛されるべき青春映画であることは間違いないし、本当に大好きなシーンで溢れている。
たぶん僕は、これから幾度も“サニー”の彼女たちに会いたくなるだろう。 【鉄腕麗人】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2013-03-12 15:46:37)
3.《ネタバレ》 (^_^;)すごく高評価のところすみません、遺言のところが短絡すぎるというか、ビル一棟くれてそんなに素直に喜べるかな。あとひょっとして、病院も偶然を装った出会い?など思っちゃいました、波に乗り切れず5点献上です。 【HRM36】さん [DVD(字幕)] 5点(2012-11-27 14:53:21)
2.《ネタバレ》 韓国のこういうドラマ作品って、一見ベタな描写を入れるのが上手いですね。それこそ夕日に向かってダッシュを、素でやってしまいそうな勢いです。邦画は、そういうベタな描写を恥ずかしがって、描かなければいけない大事な要素まで削ってしまう傾向にあると思います。この作品は、本来描かなければいけない「青春の輝き」(書いてるのも恥ずかしいけどw)を、逃げずに真っ向から描いた良作だと思います。主人公たちの内輪だけでなく、異性や家族、敵対グループ、仲間になることが出来なかった奴、すべての人間がキラキラ輝いて生き生きとしていました。
以下蛇足の感想。クライマックス直前の女子2人の掴み合い場面は、前田敦子と大島優子がどつき合いしてるように見えてしまい、物語とは別方向の変な妄想をしてしまいました、スミマセン。 【ゆうろう】さん [映画館(字幕)] 8点(2012-11-27 02:01:30)
1.この新しさと陳腐さを兼ね備えた映画はハリウッドはおろか、邦画でも決して撮ることはできないと確信できる。古臭さすらオリジナリティになっていて面白い。痛快な映画であった。 【Balrog】さん [映画館(字幕)] 9点(2012-11-10 14:51:59)
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【点数情報】
Review人数 |
26人 |
平均点数 |
7.12点 |
0 | 0 | 0.00% |
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1 | 0 | 0.00% |
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2 | 1 | 3.85% |
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3 | 0 | 0.00% |
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4 | 0 | 0.00% |
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5 | 2 | 7.69% |
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6 | 3 | 11.54% |
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7 | 11 | 42.31% |
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8 | 4 | 15.38% |
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9 | 4 | 15.38% |
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10 | 1 | 3.85% |
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