みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
212.《ネタバレ》 存在を知って以来ずっと、ベトナム帰りをダシにした単純アクション作品と勝手に思いこんでいたため、意外に真面目で落ち着いた作りにびっくり。絶壁のシーンや洞窟脱出のシーンなど、変な小細工を入れずに地道に主人公の横について撮りきっているのが、かえって実感を出している。●(追記)改めて見てみると、脚本も細部まで丁寧であることがよく分かる。敵役の保安官は、単に底意地の悪いアホではなく、猟犬の状況からランボーに弾がないことを見抜く・トラウトマンの無線を利用してランボーの位置を割り出す、など、一定の能力はあるように描写されている(結果、それを一蹴するランボーの強さが引き立っている)。また、最初は見る側にとっても謎の男だったランボーの背景が徐々に明らかにされていく構成、ほとんど無言だったランボーが最後に爆発する長台詞といった絶妙な調整も、作品に余韻を与えている。 【Olias】さん [DVD(字幕)] 7点(2015-12-29 01:29:18) 211.《ネタバレ》 社会問題の告発と娯楽アクションの要素が見事に合わさった良作 ベトナム戦争帰還兵たちの不条理な運命を世界に発信するだけでなく、彼らのみならず、世界中の疎外感を抱えている人々の思いまでも代弁するかのように暴れまくる「超人」ジョン・ランボーの姿によって、我々に野生的なカタルシスを呼び起こしてくれます。 【TM】さん [DVD(吹替)] 8点(2015-09-02 23:58:31) 210.自然と怒りが込み上げてくる映画はそうは無い。 ここで始まり最後の戦場へとつなぐ序章。 戦いの中にも哀愁がある映画でまさにスタローンの代表作で名作ですね。 【mighty guard】さん [地上波(字幕)] 7点(2015-07-25 16:10:37) 209.《ネタバレ》 子供の頃見て、このサバイバル能力に圧倒され、とても印象に残る作品でした。が、数十年経過した今でもその印象が色あせる事なく見る事ができるのは奇跡的作品の証(山中での格闘はちょっとデキスギでオイオイと思う所はありますが)。また当時の記憶では警察署に立てこもり、200人相手にぶっ放してガンガン戦っていたというイメージがあったのですが、そうではなく上司の説得により投降していたというのは新たな気づき。さらには、子供時代には理解できなかった、ベトナム帰還兵の苦しみを理解できるようになった事により、単なるアクション映画ではなく、問題提起するドラマでもあった事にも気づかされ、あらためて素晴らしい作品だと再認識。国の命令で戦い、苦しい思いをし、帰国したら悪者扱いというのは何とも理不尽な話。ささいな行き違いから田舎町ならではの閉鎖性が生んだ悲劇(ランボーももうちょっと初動をどうにかしてれば・・と思わない事もないですが、心の病気なのだから仕方ないのか)。「俺たちの戦争は終わってない!」という叫びがとても切ないです。 【東京50km圏道路地図】さん [CS・衛星(吹替)] 8点(2015-07-06 15:33:03) 208.《ネタバレ》 シルヴェスター・スタローンという俳優について勘違いしている人ほど衝撃的かもしれません。僕もこの映画とロッキーを見るまではスタローンはバカ映画に出てる人というイメージしかありませんでしたが、町を破壊するほど暴れまわった後のランボーがメソメソ泣きながらトラウトマン大佐に心情を吐露するシーンで号泣してしまいまして、心のなかで「スタローンごめんなさい!」と100回土下座しました。当時のベトナム帰還兵たちの心情をぶち撒けた映画として、尊敬せざるを得ません。ロッキーとランボー、2つのアメリカを象徴するアイコンを演じたスタローンに敬礼。 【カニばさみ】さん [DVD(字幕)] 10点(2015-02-19 06:12:57)(良:2票) 207.《ネタバレ》 何度も観ました。しかも「ランボー2」の方を先に観てしまったのですが、かえってその方が正解だったかもしれません。2は戦争アクションでしたが、これは社会派ドラマです。何となくアメリカン・ニューシネマを感じたのですが、最後のランボーは負けたから降伏したのではなく、勝ったかもしれないのにあえて自分の怒り・悲しみに終止符を打ったとも感じ取れました。2を先に観たからこそ、この1の偉大さを余計に感じたのかもしれません。また、原作も映画のあと読みました。ラストシーンが大きく違いますが、私はこの映画の結末で正解だと思います。脚本・製作にも携わったスタローンはやはり偉大だと思います。 【金田一耕助】さん [地上波(字幕)] 10点(2014-12-23 17:09:48)(良:2票) 206.《ネタバレ》 当時のヴェトナム帰還兵の現状と苦悩を描いた映画だが、他のその手の映画と違うのは帰還兵がアメリカでブチ切れて暴れるという点。 他には「エクスターミネーター」や「タクシードライバー」がその部類。 ヴェトナムで戦い英雄と呼ばれた男が、故郷で不遇の扱いを受けて暴行されたらどうなるか? 「地獄の季節」の詩人ランボーも、まさか同じ名前の人間が機関銃持って地獄のように暴れまわるなんて夢にも思わなかっただろうね。 本当に怪我してる傷口を自ら縫うわ、崖からダイブなんて平気でするわ、スタローン様々。 ヴェトナム時代の旧友を訪ねて旅を続けるジョン・ランボー。 彼らへの風当たりはまだまだ強く、街に入れば即厄介者扱いだ。 オマケに今度の街は「妖しい身なり」「汚い格好」というだけで警察に連行され、強制的に洗いざらい調べられてしまう。 本当に汚いのは、権力を乱用するこういう連中の事を言うのかも知れない。 確かに最初は「警告」で済ました。 ただ、それを無視しただけで逮捕というのはいかがなものか。 警察の拷問に近い取り調べで、ヴェトナム時代のトラウマがフラッシュバック、そして堪忍袋の尾が弾け飛んだランボーは警官どもをぶっ飛ばして盗んだバイクで走り出す。 警察は意地と執念で追跡開始。 残念ながら、先に手を出してしまった彼らは無傷では済まなかった。 山に入ればランボーの“テリトリー”なのだ。 ヘリまで撃墜されて散々な目にあった警察一行。 命からがら(ランボーのレベルだと余裕の内か)脱出したランボーは、重装備で街に侵入。 こうなると誰にも止められない。 ランボーを拷問した署長であるが、どうしてそこまでランボーを目の敵にしたのか。 息子を戦争で失ったからか、それとも朝鮮戦争の元軍人(これは原作小説の設定)として同情を禁じえないがためなのか。それは解らない。 だがこっちにも意地がある。 街の治安を守るという正義心が、逃げることを許さない。 その気持ちがランボーに正しく向いていれば、いま頃こんな事にはならなかったのかも知れない。 壮絶な一騎打ちの末、そこに現れたのは何とランボーの上官であったトラウトマン大佐。 「もう終わったんだよランボー」 「いいや何も終わっちゃいない!」 戦場から帰ってまで不当な扱いを受けるランボーたちにとって、あの戦争は未だに心の傷として残り続ける。 【すかあふえいす】さん [DVD(字幕)] 8点(2014-12-08 23:04:40) 205.《ネタバレ》 冒頭、保安官がランボーを厭う理由がそれなりにあって、警察が一方的に悪くて、ランボーの暴走を引き起こしたと言い切れない始まりが、勧善懲悪型ヒーロー映画とは程遠く、ストーリーに重みを持たせている きっかけは警察だが、どちらかというとランボーがベトナムでのトラウマで暴走したように見えた なので「First Blood 」という原題は少し安易な気がする 保安官は決して悪人ではなく、ランボーも直接人を殺す描写が無いのが救いか この映画はただのアクション映画にとどまらず、ベトナムの悲劇と帰還兵のトラウマとアメリカの帰還兵に対する冷たい対応が描かれている 劇中、常に圧倒的な力の差でワンマンアミーを貫くランボーだが、決してヒーローではなく平和な田舎町に現れた異分子であり、それがどのような場所であっても彼に居場所は無い事を徹底して描く エンディングのランボーの慟哭が戦場以外にランボーの居場所が無い事を物語る それ故にランボーの上司のトラウトマン大佐は最後までランボーの処遇を決めかねていたように見えた 今見ても傑作 【にょろぞう】さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2014-11-11 18:10:35) 204.続編があるのは知っていたので主人公は絶対死なないスーパーヒーロー戦場アクションかと思って観賞しました。確かに主人公は助かりますが、アメリカの片田舎が舞台の人間ドラマ色の濃いアクション映画で、自分の先入観のいい加減さを実感しました。警察との戦闘シーンは都合よく行き過ぎの感がありますが、ストーリーや登場人物に共感するところも多く、なかなか面白かったです。 【ProPace】さん [CS・衛星(吹替)] 7点(2014-11-11 16:31:24) 203.《ネタバレ》 もう何度も見ている映画です。最初に見た時は幼かったこともあり、一方的に迫害を受けるランボーに感情移入しながら、ヒーロー映画のような視点で見ていました。もう少し成長してからみると保安官側の気持ちも解るようになり、さらにランボーという人間を使い捨てにしてきた戦争、アメリカという国の病根というものにも触れることが出来るようになりました。さらに原作を読むと、ランボーと同様に保安官も使い捨てにされた側の人間であることが解ります。ランボー、保安官共に失ってしまった誇りを取り戻すための戦争というものが物語の骨子でした。映画はもちろん、原作も素晴らしい。奇跡のような巡り合わせで出来た映画だと思います。 【kirie】さん [地上波(吹替)] 8点(2014-10-28 00:58:20) 202.《ネタバレ》 追われるランボーの姿が見えなくなって有利な戦いになるのは、常套の表現方法であるとはいえ、まさに観客席にランボーが身を隠すかのような安心感がある。反戦のことなど内容的なことを度外視しても、たのしめる。 【ひと3】さん [DVD(字幕)] 7点(2014-03-14 11:59:51) 201.《ネタバレ》 アメリカの愚かさをアメリカ人が撮ったからこそ価値のある作品。 だが、その後も同じことを繰り返すアメリカ人。 ほんと、自分勝手でマヌケな人種だ。 この作品自体は、なかなかの出来である。 スタローンが、まさに適役。 アクションや爆破シーンも面白い。 【にじばぶ】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-11-04 23:48:16) 200.『うはぁ』とか 『んぐぁ』とか 『うばぁ』とか、 ランボーが動くたんびに口をついて出る言葉とはいえない独り言のようなうめき声がツボにハマッてしまった。 他にも『ドゥおぅっ』とか 『んばぁ~』とか 『どぅわぁ』とか いろんなバージョンあったけど これこそ吹き替え版による醍醐味だと思ってしまった。面白かった。 実際、言語発声の字幕版のほうでは動き重視で吐息のような音声までは細かく拾えていない事が多かったんですよね 今回、吹き替え版で見れて良かった。確実に楽しさアップやったです。 【3737】さん [地上波(吹替)] 8点(2012-07-14 17:46:15)(笑:1票) 199.うーん。リチャードクレンナはやっぱり、なんか、やっぱり変だ!リチャードクレンナ曰く、”俺ャ知ラねー” 名作! 何度もいう。ランボーは”おしん”だ!! 【男ザンパノ】さん [DVD(字幕)] 8点(2012-07-03 23:51:04) 198.《ネタバレ》 子どもの頃にみたランボーは、彼の気持ちを推し量らない町の保安官が一方的に圧力を加え、それに反撃をする話だった。とにかく痛々しい。 しかし、つい最近見直したランボーは違った。ランボーもすでに壊れている。笑って話しかける保安官をガン無視したあげくに匂いをまき散らして食事をしようとすることに、何も感じていない。だけど、それが仕方のないことだったのを知るのは観客のみ。 保安官は彼に嗜虐性や迫害性癖を丸出しにしてしまう小さな人間だった。ランボーは1人だけの軍隊として、本気で警察隊と抗戦してしまう。殺してはいけないというハンディを自分に縛り付け、戦ってしまう。 ランボーには正義など無いが、悪でもない。要は単に飯を食って次の町に行きたいだけだった。そこにイデオロギーなど何もない。あるわけがない。あるのはランボーの小さな生活だけだ。彼に残虐性を刺激され、励起させてしまった保安官。多くの人はきっと彼のようにチョットした嫌がらせをしてしまう小さな人間だ。自分自身の性癖や、人間の本質を知るからこそ町に入れるのを拒んだ。だが、彼は隣町までランボーを送ってあげたり、食事を付き添ってあげるほどの人格がなかった。 そうやって始まった戦争にランボーは捨てたはずの戦場を、ただ立ち寄っただけの田舎町に作り出して、泣き崩れた。 戦場では圧倒的な武力で南ベトナムを救ったはずの兵士だった。この映画はベトナム戦直後に間違った世論に疑いも持たずに巻き込まれ帰還兵を虐待した人たちに、後悔や苦々しい思いをさせたに違いない。 守りきったはずの米軍と国連の撤退後パリ協定を破った北ベトナムに南が占領されたことを、様々な団体がいつの間にかアメリカが敗戦の調印をしたかのようなデマですり替えた。多くの人が洗脳されている社会を作ってしまった。よく解っていないことに人権や思想が絡むと同調してしまう人が多く、そんな層でさえ大きな質量を持つに至るアメリカ社会の怖さが垣間見える。そんな層が構成するからこそ、ランボーは人がいやがるような仕事さえ得ることができなかった。 ベトナム戦争が敗戦したことになっている一部のアメリカや、一部の日本は非常によく似た社会性があり、そういうことが中東の治安維持活動でも同じような反応として起こっている。同じ社会性のある国で普遍的なテーマなんだと思う。30年たってるがその骨太さと揺るが無さに感心した。 【黒猫クック】さん [DVD(字幕なし「原語」)] 8点(2012-04-30 05:35:52) 197.ベトナム帰還兵のPTSD、そのベトナム帰還兵への世間の風当たり。これをランボーとあの排他的な保安官とで表現しつつもアクションシーンで娯楽性もしっかり提供してくれる。話が飛躍しすぎと言われてるけどこのテーマがあったからこそのあの飛躍っぷりなんじゃないかなあと、あのラストシーンを観るとそう思う。胸を打つ。ただ銃でドンパチやるだけの映画かと思ったら大間違い。 【ケ66軍曹】さん [DVD(字幕)] 9点(2012-04-01 08:25:36) 196.山でのゲリラ戦、ランボーの凄みが印象的だった。冒頭の保安官とのやり取りも面白い。 【noji】さん [映画館(字幕)] 8点(2012-03-22 00:26:36) 195.《ネタバレ》 戦争はいけませんね。ただのアクション娯楽ムービーと思ったら結構メッセージ性がありました。悲哀のヒーローとしてスタローンの当たり役となりましたね!こんなに続くとは思わなかったでしょうけど。 【ろにまさ】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2012-02-16 20:36:30) 194.《ネタバレ》 反戦と娯楽性を兼ね備えた逸品。 やはり、ラストの叫びは心に響くよ。 シルベスター・スタローンって、この作品やロッキーの一作目などの脚本に関わって いるところをみると、ただの肉体派ではない・・・と思いたい(希望)。 そして、両作品とも一作目だけで終わらせとけば良かったのに・・・と思う派の私です。 【ぐうたらパパ】さん [DVD(字幕)] 8点(2012-01-20 15:30:21)(良:1票) 193.不謹慎かもしれないが、ゲリラ戦は興奮する。観てるこっちも気づかないくらい見事に姿を隠してるからランボーの凄さが伝わってくる。そして語られるベトナムの傷跡…。「ロッキー」シリーズに次ぐスタローンの代表作だけのことはあった。面白い。唯一残念なのは事の発端が些細すぎることかな。お互いに「どうしてこうなった…」と思っただろうね~。 【リーム555】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2012-01-13 18:00:43)
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