みんなのシネマレビュー

虎の尾を踏む男達

The Men Who Tread on the Tiger's Tail
(They Who Step on the Tail of the Tiger)
1945年【日】 上映時間:59分
ドラマサスペンスコメディアドベンチャー時代劇ミュージカルモノクロ映画パロディ
[トラノオヲフムオトコタチ]
新規登録(2003-05-25)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2022-12-12)【イニシャルK】さん
公開開始日(1952-04-24)


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監督黒澤明
キャスト大河内傳次郎(男優)弁慶
藤田進(男優)富樫
榎本健一(男優)強力
河野秋武(男優)伊勢
小杉義男(男優)駿河
久松保夫(男優)梶原の使者
清川荘司(男優)富樫の使者
森雅之(男優)亀井
志村喬(男優)片岡
岩井半四郎(十代目)(男優)義経
脚本黒澤明
音楽服部正
撮影伊藤武夫
製作伊藤基彦
配給東宝
美術久保一雄
編集後藤敏男
録音長谷部慶治
その他キヌタ・ラボラトリー(現像)
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【クチコミ・感想】

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13.源義経一行が山伏に扮して関所を越える、ただそれだけのお話。関所での弁慶と富樫のやり取りを除けば、特に大きな見せ場もないごく普通の作品かと。というかある意味一番印象的だったのはタイトルの下にある「1945年9月製作」の文字。製作に関わった人々は、いったいどんな思いでこの映画を作ったんでしょうね。 とかげ12号さん [DVD(邦画)] 5点(2008-04-05 11:41:52)

12.《ネタバレ》 安宅関と言えば義経をバシバシ叩かなければならない弁慶の痛切な忠義心と、それに感じ入り見逃してやる富樫の厚い人情の現代日本社会ではもはや廃れた?おっも~い想いの詰まったお話ですが、そこにエノケン!?一体全体どういうことかと思ったら最初からエノケン全開。ズンズン進む義経一行にたびたび笑い声で茶々入れてくる。なるほどこれはパロディなのだと思い、おそらくエノケンが下男の知恵や行動で気を利かせ、あるいは知らず知らずのうちに一行を助けてしまうのだなと思っていたのですが…。どうやらエノケンはただの道化だったみたいです。さすがのエノケンで登場すると空気が一変するのですが、どうも対照的な物語と巧い具合には溶け込めておらず明かに遺物混入状態です。弁慶と富樫の対峙シーンの緊張感や構図、義経の顔が初めてはっきり写るところなどは抜群だったのでエノケン抜き、ついでに歌で状況説明抜きの本格派勧進帳も見たかったですね。それから大河内傳次郎を弁慶にするならせめて家来に彼よりのがたいの良い人を配役しないで欲しかったなぁ。 ミスター・グレイさん [DVD(邦画)] 7点(2007-11-27 18:20:45)

11.大河内傳次郎の格好良さとエノケンの滑稽さは、双方ともに流石時代のカリスマ!と驚いたが、イマイチ融和してないというか。しかし、ドラマティックなツボはキッチリ押さえられていたので、ナカナカに楽しめた。白紙の勧進帳を読み上げるネタは大岡越前が元ネタだと勘違いしていたのは、私だけかの? aksweetさん [DVD(邦画)] 6点(2007-06-09 16:55:51)

10.《ネタバレ》 義経一行の奥州平泉までの旅はある意味死出の旅であり、「勧進帳」が愛され続けた理由のひとつに一種の古き良き伝統的な「荘厳さ」を感じられるからというのが私個人の解釈です。でその雰囲気を現実的な感覚から壊しているエノケン。相反する感覚が一瞬だけ触れ合う時=危機を脱した酒の席があったものの最後は受け入れられないものとして扱われ荒野に取り残される彼の姿は当然の帰結とはいえ寂しさを感じてしまいます。この映画の印象が薄いのは「荘厳感」と「現実感」のバランスが中途半端(撮影時期が時期だけに環境的にも制約があったとはいえ)だったからではないか、と。それでもこの話、大好きなんですよね、エノケンのクリクリ、大河内の据わった、そして藤田の優しいまなざし。「眼」の印象が強い映画。(DVD字幕付きで見るべし!)

Nbu2さん [DVD(邦画)] 6点(2007-01-20 08:42:04)

9.三船が菊千代の役の参考にしたというエノケンが面白い。 夏目さん 4点(2004-11-23 19:03:51)

8.エノケンのおかげで楽しく見れたが、大河内傳次郎がムニョムニョ言っててセリフがほとんど聞き取れなかった。 ボーリックさん 6点(2003-12-24 00:55:38)(笑:1票)

7.面白くないです。百姓?の表情もなんかわざとらしくて、こいつのせいでばれたら、とか思うとむしろ腹立たしく感じてしまうくらいでした。 のほほん息子さん 0点(2003-10-31 02:40:32)

6.歌舞伎は衣装からセリフまで全ておきまりがあるので、演じる役者を見るという楽しみ方をする。これは映画なのでそこまで定型ではないが、エノケンの表情や存在が際だって面白い。戦後で映画を作るにも検閲とかいろいろ制約があって、題材にも苦労したんでしょうか。伝統芸能というんで無難なところで作ったのだろうと思います。 キリコさん 5点(2003-10-29 20:54:49)

5.エノケン面白すぎ!大河内伝次郎なんて言ってるかさっぱりだったけど、説得力があり入り込めました。 たましろさん 8点(2003-09-26 23:19:35)

4.大河内傳次郎やエノケンってこういう人だったんですねえ。勧進帳もアラスジは知ったましたがエノケンの軽妙な会話や動きが面白く楽しめました。 亜流派 十五郎さん 6点(2003-09-14 08:40:59)

3.この映画がエノケン初体験です。くるくる変わる表情や、ひょうきんな動きに何度か声を出して笑わさせられました。藤田進の表情が絶品でした。クロサワは、源頼朝のような(肉親に対して愛情を持てない)人間が、いちばん嫌いなんでしょうねえ。 水の上のハイウェイさん 7点(2003-08-01 13:06:24)

2.黒澤作品の中では小品であるせいか、気軽に観れ、何度観ても飽きない作品。エノケンが狂言回しで、上手い演技を見せている。白紙の勧進帳を見た、彼の表情は秀逸。惜しむらくは、セリフが聞き取りにくいこと。字幕を入れてくれ、とお願いしたくなるほど。戦時中の物資不足の中で創られたこの作品は、それ故、無駄がなく、かえってまとまりの良い作品になっているように思える。自分的には黒澤映画のベストテンに入る作品。 すぎささん 8点(2003-06-16 23:07:26)

1.ぶっちゃけめちゃつまらんかったです。最初に1945年9月製作と出てきたのは驚いたけど。 あろえりーなさん 3点(2003-03-08 01:40:11)

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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 33人
平均点数 6.06点
013.03% line
100.00% line
200.00% line
326.06% line
426.06% line
5515.15% line
61030.30% line
7721.21% line
839.09% line
926.06% line
1013.03% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.50点 Review2人
2 ストーリー評価 8.00点 Review2人
3 鑑賞後の後味 8.00点 Review2人
4 音楽評価 8.00点 Review2人
5 感泣評価 9.00点 Review1人

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