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東京裁判

Tokyo Trial
1983年【日】 上映時間:277分
法廷もの戦争ものドキュメンタリーモノクロ映画政治もの歴史もの
[トウキョウサイバン]
新規登録(2003-10-19)【へちょちょ】さん
タイトル情報更新(2022-08-01)【イニシャルK】さん
公開開始日(1983-06-04)


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監督小林正樹(1916年生まれ)
助監督戸井田克彦
佐藤慶ナレーション
原作稲垣俊
脚本小林正樹(1916年生まれ)
小笠原清
音楽武満徹
製作講談社
プロデューサー荒木正也
安武龍
須藤博(総合プロデューサー)
配給東宝東和
美術赤松陽構造(タイトルデザイン)
編集浦岡敬一
南とめ(ネガ編集)
録音西崎英雄
その他IMAGICA(現像)
小笠原清(デジタルリマスター監修)
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【クチコミ・感想】

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7.凄い、4時間37分(!)があっと言う間の面白さ。ここには敗戦国への憐憫も批判も、戦勝国への妬みも告発も無い。東京裁判という茶番劇を通して本作が総括したのは戦争犯罪ではなく、戦争そのものの不条理。自らの利益だけを追い求める一部の人間達の疑念と恐怖が戦争を生み、前線で無関係な人間が殺し殺される。運良く戦火を生き延びたとしても、戦後、全く理不尽な理由が正当化されて殺し殺される。どう転んでも殺し殺されるなら、誰も戦争なんてしようと思わない。私はここまで戦争の無意味さを描いた映画を他に知らない。最前線の地獄や被災者の悲劇を描いた作品を観ても、これ程の嫌悪感を持ったことはない。そーゆー意味で、これは究極の反戦映画である。マイケル・ムーアもこれ観て勉強しろ、10点献上。 sayzinさん 10点(2004-08-16 18:49:49)(良:3票)

6.あぁ、これは学校の教材に最適ですね。授業とかで使ったらいいんじゃないかな。映像は雄弁に語ります。ポツダム宣言、日露戦争、日中戦争、太平洋戦争、満州事変、神風、空襲、原爆、東京裁判、虐殺シーン、処刑シーン、ガンジーの葬儀等々、、、貴重な映像の数々を拝見させていただきました。何が正しくて、何が正しくないのか、すごく考えさせられます。戦争というものにおいては、おそらく勝った方が善なんでしょう。長い人類の歴史を振り返ると、正しい事正しくない事というのは、常に変化している。時代によって変わる。だから今、正しいとされている事も、未来ではどうかわかりません。極論すると、正しい事なんて本当はないんじゃないかと思えてきます。 あろえりーなさん 7点(2004-07-15 23:16:00)

5.満州事変から支那事変、真珠湾奇襲攻撃で口火を切ることになる太平洋戦争突入とその集結。そして総決算ともいえる東京裁判こと極東国際軍事裁判。佐藤慶の明解なナレーションと共に、激動の昭和史がリアルに力強く明らかにされていきます。この作品では戦争という殺し合いを戦勝国が敗戦国を裁く、という大いなる疑問を見る者に提示します。日本と米英のイデオロギーと価値観の違い、コミュニケーションの壁までが浮き彫りにされる。そんな中、インドの判事パルによる裁判そのものの違法性と全員無罪の主張が説得力を持つ。(それでは誰が何を裁けば良いのか? それとも裁くという発想そのものが意味を成さないのか?) 近代日本の歴史的事実を極めて客観的に捉えており、ドキュメンタリー作品としては完成度も高く見応えも十分。監督小林正樹の集大成ともいえる本作の存在意義は余りにも大きい。 光りやまねこさん 9点(2004-06-05 22:00:36)(良:1票)

4.ドキュメンタリー映像のみで構成された作品です。第一部は日本が第二次大戦へと至る経緯を、第二部は極東軍事裁判を克明に記録しています。日本の歴史教育では、近代の歴史を非情に軽んじていますが、下手な歴史教師の近代歴史を教わるぐらいなら、この作品をじっくりと観るのが一番。それほど丁寧なつくりになっています。 伊達邦彦さん 10点(2004-02-23 04:43:21)

3.戦争に負けるとはこういう事なのですね。勝者が敗者を裁く報復のための不合理な裁判の記録です。ナチスを裁いたニュルンベルグ裁判の再現が目的であったため、ユダヤ人虐殺に相当する「南京大虐殺」が作られる必要がありました。当然、証拠も証言も曖昧です。虐殺について、弁護人がアメリカの原爆投下を引き合いに出すシーンが胸を打ちます。原爆は許されるのかと。インドのパル判事のこの裁判の不当性を訴え日本を無実とする主張は有名ですが、裁判長を務めたウェブ判事でさえ、後に日本の行為は経済封鎖などによる自衛の行動であったとして理解を示しています。ろくに裁判などもされず処刑された千人にも及ぶBC級戦犯のことも忘れてはいけません。この裁判を統轄したGHQ最高司令官マッカーサー元帥がその後証言した言葉が全てを語っています。「日本が起こしたあの戦争はほとんどが安全保障のためであった。」 パセリセージさん 7点(2004-01-14 23:53:07)

2.佐藤慶のナレーションが画面にピッタリくる硬派の映画ですね。というよりドキュメンタリーですね。当時の東京裁判の記録フィルムを使って再構成した作品です。木戸満さんおっしゃるとおり、被告人には不利な形式で行われた裁判であり、インド人判事の正義が通じなかったのは裁判長との駆け引きによるものだと信じています。個人的には文民でタダひとり死刑になった広田弘毅が哀れでなりません。 オオカミさん 7点(2003-11-20 13:14:25)

1.親父と2人で観に行った唯一の映画、中学生の私は戦争を起こした悪い人は死刑になるのは当然と思ってました。が法学部に入り、東京裁判が国際法や慣習法にない「平和に対する罪」「人道に対する罪」のでっち上げにより、法の不遡及を無視した裁判であったことを映画の中でも弁護団が訴えていたことを思い出した。東京裁判ほど不公正で違法な裁判はない事をもっと多くの人が知るべきである。終戦記念日くらい深夜でもいいから、毎年NHKで放映すべきじゃないのか。 亜流派 十五郎さん 7点(2003-11-18 22:51:46)(良:4票)

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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 27人
平均点数 8.33点
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613.70% line
7933.33% line
827.41% line
91037.04% line
10518.52% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 0.00点 Review1人
2 ストーリー評価 0.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 0.00点 Review1人
4 音楽評価 0.00点 Review1人
5 感泣評価 0.00点 Review1人

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