みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(9点検索)】
55.《ネタバレ》 この映画について、WIKIなどで解説がなされており、そこでは「ラストのシーンで船長がスターチャイルドに進化したのだ」云々と書いてありましたが、私はラストのシーンも含めて、むしろ神の意思の下での人間の輪廻転生を表現しているのではないかなと思いました。図らずも、この映画のテーマ曲は「ツァラストゥストラはかく語りき」、「神は死んだ」と言ったニーチェの著作が題名になっているクラシック音楽だったりします。いずれにせよ、意図について様々な解釈を呼び起こし、なおかつ秀逸な映像技術やハラハラするストーリーを純粋に楽しめるこの映画は、評価に値すると思います。 【まいった】さん [DVD(字幕)] 9点(2007-09-09 01:11:12) 54.「動」より「静」の部分の方が圧倒的に多い作品なんだけど、不思議と最後まで飽きずに楽しめた。130分以上の長尺の作品なんだがねぇ。理由を考えてみたんだが、やはりこの長大なスケール感に圧倒されたのではないかと思う。そして素晴らしい映像美。1968年の作品で、なおかつ全てアナログで撮られているということに驚きは隠せない。後半の展開が難解なのは事実だが、このシーンに隠された意味を考えるのもまた、映画鑑賞の一つの楽しみといえるだろう。 【ドラりん】さん [DVD(吹替)] 9点(2007-07-08 16:23:14) 53.スケールでけえ・・・世界が一回転したような気分になりました。(見たらわかります) それにしても当時の映画とは思えない映像と、内容。生きてるうちに一回は見といたほうがいいと思います。 【SAKURA】さん [DVD(字幕)] 9点(2007-02-19 00:14:00) 52.…いやあすごかった!何というか、超感覚的な映画。圧倒されました。眠くなるって聞いていたけれど、最後まで目が釘付けでしたよ。脳に直接響くというか…私が今まで見た映画とは全く違う異質のもの…うまく表現できませんがとにかく強烈な体験でした。木星に着いたあたりから、なんだか映像と同時に自分も観念の世界に入り込んでしまって「人間はどこから来てどこへ行くのか」という言葉が頭の中を渦巻いていました。永久に答えの出ない問いかけですよね。不思議な体験でした。 【Tweety】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2007-02-07 19:50:22) 51.《ネタバレ》 原作を読んで、解説本を読んで、大体筋を理解してからの鑑賞だったので、難解とかは思わずに純粋に映像美と人間VSコンピューターの静かな戦いを楽しむことができました。私がキューブリックにハマったきっかけの作品でもあります。2回目は家族と一緒に見たのですが、一々質問されて疲れました・・・。解説するのが好きな方ならそういうのも悪くないかもしれませんね。 【mono】さん [DVD(字幕)] 9点(2006-12-20 02:44:49) 50.内容は、すごおーく、人間の知的好奇心を満たすものですね。人間に生まれてよかった。(もっとも、動物や虫はすべてを知っているのかも?)空間、物質の極少(アトム?)と極大(宇宙外?)。時の過去(誕生)と未来(無)。人類の英知を持っても誰も知らない世界。そして映像。ジョーズのはりぼてのサメ。パーフェクトストーム、ツイスターを代表するCGの自然現象。タイタニックの実物の船。タワーリングの巨大な、スターウオーズの精密なミニチュア。ベンハーの実際の戦車シーン。ジャッキーチェンのアクション。そして、この映画の最高のセット、美術。どれもこれも、全てが完璧で最高の表現手段だ。取って代われるものでない。とわたしは思う。音楽は?これひとつもオリジナルはないんだよね。そういう意味で映画と全く関係ないが”クラッシク音楽作品”というジャンルは、現代にも引き継がれた、最高度に練られた、人智を尽くした、贅を尽くした、まあ2度と創られることのない、高貴な芸術品であることはいうまでもない。クラッシクにまったく興味のないヒトでも、例えば”ツアラストラ”のせめて冒頭だけでよいから、大ホールに行って、金を払い、実際の演奏を聴くことをおすすめする。それは或る意味、映画”2001年宇宙の旅”を観るよりもすばらしい世界を体験できるかもしれませんよ。(R・シュトラウスなんてたいした事ないが) 今から200年、100年ぐらい前、昔の時代の人類の英知には、もうとんでもない、驚くべきものがある。(おもうに、バッハ、モーツアルト、ベートーベン、ショパンの時代にはもちろん、映画なんかなかったんだよなあ!そう考えると、すべての映画製作者たちが、色褪せてしまうなあ)追加!これには”ヒト”が出てくるが、間違っても”ヒトという生物”は関係ないとおもう。だって、ヒトは”地球の生命の一部に過ぎない”から。犬猫など”動物”からの視点。”昆虫”など各生物のこの世の”視点、感覚ももちろん”存在”すると思う。”心”という機能が我々にあるように。人間が”宇宙”を造ったのでは”当然”ないのだから。地球に住む”ヒト”を含む、全生物が理解するとかしないとかの次元ではないと思う 【男ザンパノ】さん [映画館(字幕)] 9点(2006-08-16 21:49:00) 49.映画史の中でSFが"スペースファンタジー"から"サイエンスフィクション"に変わった瞬間。10点じゃないのは映画版を鑑賞するはるか昔に読んだ小説版の感動が自分にとってははるかに衝撃的だったからです。映画版はキューブリックの作家性を強く感じるため純粋な科学体験をしたい方は小説版の方を強くお勧めします。クラークのヒューマニズムと正確な科学知識に天才キューブリックのひらめきが融合した傑作です。(映画の中で説明不足だった点もほぼ全て説明されています。まあ映画だけ見る人にも理解できるようにしろよっていう話ですが…。) 【MEL】さん [DVD(字幕)] 9点(2006-05-24 14:51:51) 48.《ネタバレ》 映画ってストーリーだけじゃない。そう私に教えてくれた映画である。この映画を観て、楽しめるか楽しめないかは人それぞれである。当たり前のことであるが故に沢山の意見があって良いのである。スタンリー・キューブリック監督はそういうようにして映画を観る人達に対して、一人一人色んな答えを出させ、考えさせた上で映画の可能性を見出そうとしたと私は思います。はっり言って初めてこの映画を観た時は何が何だか全く理解できず、なんてつまらない映画だと思った。しかし、何年かしてこの映画を観る楽しみ方、それを今は亡き私の最も好きな映画評論家淀川長治さんがこう言っている。映画を頭で観たらつまらないね。もっと感覚的に観て欲しいと。そうなのである。この映画はストーリーだけを追って見たらまず絶対に楽しめない。つまらない。しかし、冒頭の地球が出てくる場面、流れる音楽、沢山の猿、猿が猿同士喧嘩する。猿が空に向って投げる骨、そこでまた流れるクラシックの音楽、映像、音楽、この二つが映画の可能性、更に色んな意味で映画とは何か?ただ笑って、泣いて、面白がるだけが全てでない未知の可能性、映画の持つ力、更にこの映画の存在が多くの映画人に与えている影響力、この映画はそういうものを全て兼ね備えている映画であるのだ。タイトルにある宇宙の旅を体験する映画としてもこの映画は映像の持つ凄さ、スタンリー・キューブリック監督の才気、コンピューター社会の恐さ、人間の狂気、単なるSFの古典では評価出来ない映画であるような、とにかく凄い映画である。 【青観】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-07-26 21:59:22) 47.あと100年くらいたったら、ローカルテレビ局でよくやっている旅紀行番組の内容もこんな感じになるのだろう。 【くまさん】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-06-23 21:37:23) 46.SFは大好きな分野ですが、何度挑戦しても難解。 映像、音楽、色彩等はまだ理解でき素晴らしいが・・・。 結局、モラリスの出現とその関連が私の理解の範囲外。 ただモラリスの存在が全ての映像に関わっている気がし、除ければただのコンピューターハルの反乱に過ぎない。***+ 7点 07’12/1 4回目の観賞と思う。いつも不思議な感覚に陥る。冒頭の音楽と人類の祖先が初めて道具を使うシーン及びHALとモラリスの印象が強烈。 一言で云えば映像と音楽の叙事詩か? 人類の始まりから未来へのスペース・ファンタジーか? 言葉、会話が極端に少なく、主人公は人間でもなく、コンピューターHAL9000でもなく、モラリスか? ?????・・・ 前回より+2点 【ご自由さん】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2005-01-06 19:42:13) 45.モノリスの存在感。HALの感じる矛盾。そして反乱。スターゲイト突入の恐怖。そしてスターチャイルド。SF映画の最大最高傑作と言う事は間違いがない。芸術家キューブリック先生の代表作。 【まさかずきゅーぶりっく】さん 9点(2004-09-22 17:27:25) 44.その手があったか!と思うには、凡人なわたしには逆立ちしても無理でありんす。 【ドレミダーン】さん 9点(2004-07-11 17:37:59) 43.本作はアーサー・C・クラークの複数の短編小説を原作とする予定でしたが、最終的に「前哨」のみが残されました。クラークとキューブリックの双方でアイデアを出し、まずクラークが「前哨」を原作とした長編小説を書き上げる。その小説をベースに、脚本を書き起こす方法で製作が進められました。その作業がいかに過酷なものであったかは、クラーク著「失われた宇宙の旅2001」で知ることができます(後年、同じ制作方法でブライアン・オールディの短編をモチーフしにた映画「A.I.」の製作を開始しますが、それが完成することはありませんでした)。難解と言われる本作(映画)の理解を深めるには、クラーク著「2001年宇宙の旅」を読むのが手っ取り早いでしょう。もちろん、小説を読まずに、本作(映画)にある材料の中から自分で解釈を見つけてゆくのも楽しいと思います。本作は、意味のない謎だけを残して逃げ出してしまう最近のマニア向けムービーとは、決定的に違います。2001年を経過した今でも、色あせることなく、私たちの知的好奇心をあおり続けています。 【DONGYAOS】さん 9点(2004-06-23 08:29:06) 42.何か不思議な映画でした。でも68年製作ってことを考えると、これはやばいくらい凄すぎます。撮影技術とか特殊メイク、あと宇宙船内の完成度。素晴らしいと思います。猿の惑星と比べりゃ一目同然。見てる人が勝手に解釈してくれよ~みたいなラストも好きです。猿の惑星は万人向け、2001年宇宙の旅はマニア向け、それでいいんでしょう。しかし、二つが同じ年の映画とは思えません。 【カーマインTypeⅡ】さん 9点(2004-06-09 21:05:38) 41.《ネタバレ》 人類の夜明けから未来へ、モノリスの影響を受けた人類の飛躍的な進歩を描きます。舞台が宇宙へ移ってからはまさにタイトル通り宇宙の旅です。のんびりとリラックスしながら、それでもクラシックと宇宙の景色によって飽きさせません。そしてここからがキューブリックらしい皮肉たっぷりのストーリー。人類が生み出した最高のコンピューターハルと人間との戦い。ここででてくるハルの「ミスを犯すのはいつも人間」というセリフ。人格を持っているとすら思えるハルのこのセリフはそのままハル自身も間違いを起こす事を意味します。ハルの機能を停止させ木星へ降り立つ時、またモノリスが現われ~、そこからは意味不明でした。難解極まりないです。スターチャイルドへの進化は人類に科学を捨て純真無垢な赤子へ立ち返れという警鐘でしょうか…。そこだけよくわからなかったので小説版を読んで勉強中です。 【マクドウェル】さん 9点(2004-06-07 00:39:59) 40.偶然にもとある曲と映画をシンクロさせてみたら奇妙な一致が見られたという遊びのようなものがあるらしく、ピンク・フロイドが良く取り上げられているそうですが、(オズの魔法使いとアルバム「狂気」が一致するんだそうです)本作品とピンク・フロイドの23分もある曲「Echoes」が、最終章で一致するんだそうです。お手元にあればやってみてください。DVDだとやりやすいと思いますが、「Jupiter and Beyond the Infinite」のタイトルと同時に曲をスタートさせる。偶然の遊びかもしれませんが、この最終章が難解だと言われているのがうそのように歌詞などの一致と共に響いて来ます。ボーマンは選ばれて新たな進化の大役を与えられたともとれるし、その罪により永遠に老化と進化を繰り返させられているともとれるし、転生して罪を償うのかともとれる。そして曲と同時に映画が終わります。けど別に「なんかロココ調の部屋に飛ばされてねえ、石版がドドーンと出てねえ、赤ちゃんに戻ってねえ、よくわかんねえ~」でもいいんじゃないかとも思います。 【へろりうしオブトイジョイ】さん 9点(2004-04-28 06:39:12) 39.なんの予備知識もなく観るとただの宇宙観賞映画ってところ。HALと人間の争いが唯一、解りやすい部分ではあるのだが、本来のテーマから言うとそれほど重要ではない場面なんだろう。観終わって、いろいろ調べてそう思えた。人間の進化を助長する石版モノリス。このことを知らないで観ると全く理解できない映画じゃないでしょうか?原作を読んでいろいろな予備知識を備えてからもう一度観たい、と本心で思いました。名作と言われるものには他とは違った「何か」があるのでしょう。観ている間、自分の呼吸の回数が少ない(遅くなっている)のを感じていました。感動を言葉にするのは難しい・・・(--;) 【epitaph】さん 9点(2004-03-15 23:16:55) 38.眠くなる映画だという話を聞いていたのですが、そうでもなかったです。映像がやたらと綺麗なので、ぼんやりと眺めていたら宇宙にいた、という感じで。途中からはストーリーを追うのも考えるのもやめて、ただ「よくこんな変な映画が商品として世に出たものだ」と感心しながら見ました。とりあえずテーマらしきものを探るなら、同監督のいくつかの他作品にも見られる「狂気」かなと解釈しました。 【ラーション】さん 9点(2004-03-01 03:25:33) 37.果てしなく孤独で無機質、これが本来の宇宙。それを撮ることができたキューブリックはすごい。 【藤村】さん 9点(2004-02-12 22:15:04) 36.難しい事は考えず、素直に宇宙の旅を楽しみましょう。 【カイザー・ソゼ】さん 9点(2004-01-21 01:47:37)
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