みんなのシネマレビュー |
|
|
|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
44.《ネタバレ》 作品として完成度は高いと思う。しかし何か根本的なところで違和感が残った。冤罪をでっちあげることによって死刑制度が見直されてもいいのだろうか?確かに無罪の者が死刑になりうることを証明したがこれはある意味“ルール違反”だと思う。オーバーに言うと、死刑制度の是否は別にして、法そのものに対する冒涜行為だと思う。しかも命をかけてるのだからなおさらだ。 それに死刑に反対ならば自分の命こそまず尊重してほしい。自己犠牲にしてもこれでは本末転倒な感がある。ゲイルがなぜ死刑廃止運動に熱心に参加しているのか、またなぜ自ら冤罪を受けようと覚悟したのか、このあたり心理描写がもっとほしかった。 【michell】さん 4点(2004-03-16 08:29:43)(良:3票) (笑:1票) 43.ユージュアルサスペクツを見てたので、「またこれ最後なんかあるんだぜ、ふふん」と見てたが、最後に「えーーー!?」と素直に思ってしまう自分の単純さにある意味感心。伏線ちゃんとあるんだから気づけよー。最後のビデオに「オフレコ」って書いてあることでなんであの記者が選ばれたのか全部繋がるんだよねー。でもとても「天才」には見えなかったねー。普通の人だったねえ。 【wlon】さん 8点(2004-03-12 11:38:47) 42.ラストの二転三転がよかった。テーマも深い。久しぶりに考えさせられる映画を観たな~ってかんじ。ケビンスペイシーが出てるっていうので観たんですが。 【エディ】さん 8点(2004-03-11 19:12:39) 41.《ネタバレ》 テーマからは脱線してしまいますが、特筆したいのはサスペンスもさることながらケビン・スペイシーの前半/後半のラブシーンの対比。情熱的かつフィジカルな前半のラブシーンに対して、後半のメンタルなラブシーン。後半の方の女優さんは、どちらかというとそんなにルックスがあるわけではありませんが、なぜか前半のシーンより震えるくらい魅力的でした。官能の中でみせるケビンの優しい演技がひかります。 【すいか】さん 9点(2004-03-11 03:17:02) 40.哲学的で重いテーマだけど極上のサスペンスとして描かれていて、話の展開にどんどん引き込まれました。ケビン・スペイシーの演技も良かったですが、脚本がとても素晴らしかった。しかも脚本家の処女作品らしいのでびっくりしました。いろんな人に観て貰いたい作品です。 【ロロトマシ】さん 10点(2004-03-08 16:14:11) 39.ノーマークだったんですが、面白かった。アラン・パーカーらしく、サスペンスと見せかけて直球の社会派ドラマ。ラストの展開も、単なる「どんでん返し」ではなく、そこにメッセージを持たせるあたり、その内容への賛否はあるでしょうが、こういう映画もアリなのでしょう。まあ、難をいえば、ケビン・スペイシーが出てる時点で観客はみんな「怪しい」と思ってしまうことでしょうか。 【ころりさん】さん 7点(2004-03-08 01:44:32) 38.《ネタバレ》 自らの命を犠牲に、未来に失われるであろう何千もの命を救おうとする。彼らのした事が正しいとは思えないし、その狂気じみた執念には恐怖を感じる。死刑というのは犯罪者の命を他者と比較し、そしてそれを切り捨てる事。どんな命も尊重すべき、だから犯罪者の命を消し去る死刑は廃止すべきだと訴えるのなら、自分の命を捨てるなんて馬鹿げている。彼の子供は泣いているのかもしれないぞ。 ダレさせずに引き込む物語の力、そして死刑について真剣に考えさせられる圧倒的な力。評判どおりの見事な映画だと思う。それにしても思うのは、ゲイルの家に住んでいるあの女、趣味が悪いにも程があるぞっ! 【紅蓮天国】さん 7点(2004-03-02 23:50:27) 37.《ネタバレ》 あまり話題にならなかったみたいですけれども良作だと思います。”何が起こったのか?”は途中で解るのですが、”なぜそうしたのか?”が最後になってようやく解りました。細部にわたって良く出来ていると思います。多分、ラストでダスティが観ている歌劇にも意味があるのかと思いますが、何の歌劇だか分からないのが気になります。どなたか御存知でしたら教えて下さい(→【veryautumn】さん 、【シュンペーター】さん、有難う御座います。あらすじを読んだのですが、あれはリュ―が自刃する場面では・・・。)。死は本人にとっても苦痛ですが残された人間にも苦痛なのです。 【中岩無洋】さん 9点(2004-03-01 18:41:06) 36.上質の社会派エンターテイメントで面白かったです。ラストの歌劇トゥーランドットは結婚の条件として相手の男性に謎解きを要求し、答えられなければその男の命を奪う(つまり死刑にする)という残忍な姫の物語でこの映画の隠喩だそうです。 【シュンペーター】さん 8点(2004-03-01 15:38:39) 35.冤罪モノは大嫌いだけど、これはそのものがテーマの一つになっているので興味深かったです。なるほど、なるほど・・・の連続で見ごたえがあり、すべてがスムーズに連動されてます。3回に分けてジャーナリストに語る内容もうまく計算されてて緊張感を持たせてます。サスペンスとして楽しめたと同時に、死刑制度に関しても考えさせられました。 【桃子】さん 9点(2004-03-01 14:57:08) 34.最近のサスペンスものは、視聴者を欺くことばかりに焦点を当てすぎて、中身の薄い印象に残らない作品が目に付いた。その点この映画は優れている。死刑制度といった重いテーマ常にベースに置きながら、死刑執行へのカウントダウン、正体不明な男の存在などサスペンスの魅力も損なっていない。それにしても、感動を喚起させる最後のケビン・スペイシーの表情は素晴らしい、死刑制度に反対しながら自ら死を選ぶ、世間から見放された男の哀れさに満ちた見事なラストだ。 【ゆたKING】さん 8点(2004-02-29 10:59:16)(良:1票) 33.極上のサスペンスでありながら、大変な問題作。一晩寝たら心に何も残らない映画が跋扈する昨今、こうした深い余韻を残す映画こそ高く評価したい。ベースにあるものが中立的とは程遠いと思うが(会話の端々に出て来るデータなどに意図を感じてしまう)、ゲイルらの選択に対して偏ったスタンスは取っていない点に注目したい。人権に敏感でありながら死刑制度(それも絞首刑)を持つ国の国民として絶対に見て欲しい1本。 【nothing-to-lose】さん 10点(2004-02-26 15:51:11)(良:1票) 32.ケビン・スペイシーが主役ってのはどうしても警戒して観てしまいますね~。案の定、途中で話しが読めてしまうし・・・。でもその曲者の彼が主役だからこそいい映画に仕上がったんだろうね。 【にう】さん 8点(2004-02-22 09:15:03) 31.《ネタバレ》 冤罪に始まり冤罪に終わる。そのせいか、やり切れなさ満点だった。でも、ドラマとしてはとても良く出来ているし、役者がどれも素晴らしい演技で観ている者を惹き付けて放さない。最後の食事のメニューには、デビッドの息子への思いが溢れていて胸がつまされる思いだった。 【よっさん】さん 8点(2004-02-16 08:15:50) 30.私の2003年の2位です。(1位はインファナル・アフェア) 重いテーマを見事なまでのサスペンスに仕立てた快作! 私も最後はまんまとやられました・・・。 ケイト・ウィンスレットはタイタニックではさほど好きではなかったが、 とても良い役者になったと思います。 走るシーンは思わず力が入った。。。 【TONY】さん 10点(2004-02-12 07:03:08)(良:1票) 29.久々に一本取られました。かなり高度なサスペンスですね。テキサスの刑務所に死刑制度、そこからつくり出されたストーリーは巧妙でした。ユージュアルサスペクス以来のどんでん返しだった。ラストの最後の最後のあのビデオテープ映像はなんともショッキング、、、 【boby_st】さん 8点(2004-02-08 23:11:47) 28.《ネタバレ》 いやーよくできた脚本で感心してしまいました。女生徒のレイプ事件のあとよれよれのハーバードのトレーナーを着続ける主人公になんともいえない哀愁が。。。死刑が執行される直前の絶妙なタイミングで女性記者を呼びつけ殉教者を作り、うまく世論をコントロールする、すべて3人の計画通りだったんですね。ホームビデオで淡々と人が死ぬシーンが流れるのはシックスセンスと同じようになんとも怖い印象があります。 【バチケン】さん 8点(2004-01-29 22:35:17) 27.見る前に、たぶんこういう展開の映画だと思う、と家人に説明してたら、まさにその通りの展開でした。役者の演技は見ごたえがあるのですが、あまりに分かりやすすぎて映画としては楽しめませんでした。社会派ドラマとして見ると、やや押し付けがましさを感じちゃうなー。 【HIDUKI】さん 5点(2004-01-27 11:14:59) 26.《ネタバレ》 いいですね。タイトルもこれならハマッてると思いました 【亜空間】さん 9点(2004-01-26 16:57:53)(良:1票) 25.《ネタバレ》 久々の"あたり"の映画だった。さほど宣伝されてるわけでも無く、ストーリーとキャストに惹かれて何となくみた作品。でも…中身は重厚で「死刑」の是非を問うような内容だった。最後まで見終わった後に、そういう事だったのか…と裏を読むのが苦手な僕としてはヤラレタって感じ。余命少ない命とそれによって『冤罪による死刑』を受け入れる事にしたデビッドの語りには悟りすら感じた。今までみた死刑囚の映画は無実を訴え、死への恐怖におびえる。それとは真逆な演技。この映画のテーマである死刑の是非。僕にはどっちが正しいとは言い難いが、「冤罪による死刑」に一石を投じるモノではあるのかもしれない。オープニングのケイトの緊迫感溢れる演技もラストを見れば納得いくものであったし。 【まっちゃ】さん 8点(2004-01-25 17:27:28)
【点数情報】
【その他点数情報】
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS