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プレシャス

Precious
(Precious: Based on the Novel 'Push' by Sapphire)
2009年【米】 上映時間:109分
ドラマ小説の映画化
[プレシャス]
新規登録(2010-04-07)【マーク・ハント】さん
タイトル情報更新(2019-06-18)【Olias】さん
公開開始日(2010-04-24)


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監督リー・ダニエルズ[監督]
キャストガボレイ・シディベ(女優)クレアリース・“プレシャス”・ジョーンズ
モニーク〔1967年生〕(女優)プレシャスの母 メアリー
ポーラ・パットン(女優)代替学校の教師 ミズ・レイン(ブルー・レイン)
マライア・キャリー(女優)ソーシャルワーカー ミセス・ワイス
レニー・クラヴィッツ(男優)看護士 ジョン・マクファデン
脚本ジェフリー・フレッチャー
挿入曲クイーン・ラティファ"Come into My House"
レナード・バーンスタイン"No. 7 Librera Me"
レニー・クラヴィッツ"Do It"
撮影アンドリュー・ダン
製作リー・ダニエルズ[監督]
製作総指揮オプラ・ウィンフリー
タイラー・ペリー
配給ファントム・フィルム
編集ジョー・クロッツ
録音ユージーン・ギーティ(音響効果エディター)
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1.《ネタバレ》 『ヘアスプレー』のニッキーちゃん以来の大型新人ガボレイちゃんもまた、ニッキー同様歌って踊れるおデブちゃんだ。だがそれは、あくまで彼女扮するプレシャスの空想する、夢の中でのお話である。幸せな人間にも不幸な人間にも唯一平等に与えられる夢想だけを握りしめ、プレシャスは直視できぬほど悲惨な現実からなけなしのその夢想へと幾度となく全速力で逃避を試み、そして無惨に引き戻される。歌もダンスもラブストーリーもあらかじめ奪われた彼女にただ残されるのは、盗んだフライドチキンを貪り食ったあげく懺悔するようにゴミ箱にゲロを吐く、そんな現実だけだ。だが、映画は彼女の抱えるそうした悲惨を、良くも悪くも中和する。彼女の受ける虐待の描写は、観る者の気分を適度に害する良心的レベルにとどめられ、安全な濃度に希釈される。もちろんそれは悪いことではない。だが節度あるその良識ゆえに、この映画がプレシャスをとりまく地獄の実態を曖昧なものにしてしまっているのも、また事実だ。それでも映画は開きなおったように言う。私たちは第三者なのだ、と。第三者なら第三者として出来る範囲で彼女を抱きしめたいのだ、と。そしてまさに良識的第三者たる彼女の担任教師やケースワーカーに委ねて、それを実行する。もちろんそれも悪いことではない。ボランティアとは多かれ少なかれそうした精神に基づくものだからだ。だが一方の当事者はどうだろう。「ボーイフレンドの一人もいなかったのに」、子を孕み出産し、さらにはHIVにまで感染するプレシャス。彼女の胃につまったグロテスクな「塊」が、易々と消化されることは決してないだろう。まるで彼女がいつか吐き出したフライドチキンのように、それは消化されることなく留まり続ける。プレシャスの記す「Why me?」その問いにも、答えなどない。それでも彼女は生きていく。逃げ場所としての夢想のかわりに、逞しく産み落とした子どもたちをその手に。そしてどんな答えなどよりも切望しつづけた、かけがえのない一言「I LOVE YOU」をその胸に。と、こう書くとそれなりに素敵なラストではある。だが、この結末に安易な希望を見出せるのは、結局のところ私たちもまた第三者であるからだ。少なくともそのことを、私たちは決して忘れてはならない。プレシャスのためにではなく、世界中のプレシャスのような女の子のためにでもなく、中途半端に慈悲深く尊大な私たち自身のために。 BOWWOWさん [映画館(字幕)] 0点(2010-05-13 17:30:21)

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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 21人
平均点数 5.67点
014.76% line
100.00% line
214.76% line
300.00% line
429.52% line
5314.29% line
6838.10% line
7314.29% line
829.52% line
914.76% line
1000.00% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.00点 Review1人
2 ストーリー評価 2.50点 Review2人
3 鑑賞後の後味 1.50点 Review2人
4 音楽評価 2.50点 Review2人
5 感泣評価 2.00点 Review2人

【アカデミー賞 情報】

2009年 82回
作品賞 候補(ノミネート) 
主演女優賞ガボレイ・シディベ候補(ノミネート) 
助演女優賞モニーク〔1967年生〕受賞 
監督賞リー・ダニエルズ[監督]候補(ノミネート) 
脚色賞ジェフリー・フレッチャー受賞 
編集賞ジョー・クロッツ候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2009年 67回
作品賞(ドラマ部門) 候補(ノミネート) 
主演女優賞(ドラマ部門)ガボレイ・シディベ候補(ノミネート) 
助演女優賞モニーク〔1967年生〕受賞 

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