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資金源強奪

1975年【日】 上映時間:92分
アクションコメディ犯罪もの
[シキンゲンゴウダツ]
新規登録(2003-06-29)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2024-04-11)【Olias】さん
公開開始日(1975-06-21)


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監督ふかさくきんじ
キャスト北大路欣也(男優)清元武司
川谷拓三(男優)別所鉄也
室田日出男(男優)小出熊吉
梅宮辰夫(男優)能代文明
名和宏(男優)国吉稔
今井健二(男優)杉谷勝次
山城新伍(男優)行夫
松方弘樹(男優)前田
岩尾正隆(男優)司玄治
曽根晴美(男優)謙一
福本清三(男優)羽田組々員
安部徹(男優)羽田博厚
芹明香(女優)みちる
木谷邦臣(男優)羽田組組員
鈴木康弘(男優)天野清次
林彰太郎(男優)都築春男
北村英三(男優)皆川克巳
天津敏(男優)芥川信義
中村錦司(男優)灘孝太郎
丸平峰子(女優)雪子
太地喜和子(女優)一宮静子
渡辺やよい(女優)洋子
斉藤浩子(女優)ディスコの少女
脚本高田宏治
音楽津島利章
撮影赤塚滋
企画日下部五朗
配給東映
編集市田勇
録音溝口正義
照明中山治雄
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【クチコミ・感想(9点検索)】

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2.3人組が、組織の非合法資金強奪を企む。
となると、その準備の過程が映画のメインを占めて、クライマックスでいよいよ強奪実行、みたいな展開を想像するところですが、この映画はだいぶ趣向が異なります。
強奪計画は映画最初の方で首尾良く成功し、残りの時間はどうすんだよ、と思う間もなく、物語はむしろそこから、どんどん転がり始める。3人組を追う組織は、その仕事を捜査四課の悪徳刑事に依頼、ここからがホントの現金奪い合いに。
二転三転する物語のオモシロさ、ってのも勿論あるのですが、それ以上に、3億円以上の現金というものが周囲の重力場を狂わせ、人間たちを振り回すオモシロさ。簡単な物語の仕掛けが際限なく推進力を生み出していくその様が、オモシロさに繋がってます。現金の行方は、そして生き残るのは誰なのか。
ラストの飛行場のシーンで待ち受ける「ちょっとしたオチ」が、意外なまとまりを感じさせたりして、とにかく活きのいい、サービス精神溢れる作品になっています。 鱗歌さん [インターネット(邦画)] 9点(2021-10-17 20:42:56)

1.《ネタバレ》 これは面白い、私にとって何年かに一度巡り合う“期待しないで観たけど実は傑作だった”映画の一本でした。組のために殺人犯になり8年間服役した北王子欣也が、ムショで知り合った川谷拓三と室田日出男を仲間にして組の賭場を襲撃して大金を強奪するが、その後に起こるヤクザと悪徳刑事との三つ巴の強奪金争奪戦というのがプロットです。まず特筆すべきはスピィーディな脚本とその切れ味で、登場人物はほぼ全員が悪人で仲間同士でも裏切りあいの連続、それも二転三転が劇中ずっと続いて息もつかせぬ展開とはまさにこれです。松方弘樹と山城新伍は友情出演でしたが山城の登場するシーンは抱腹絶倒で、「ここにいる一般の人は店を出ろ、おい、なんでお前も出てくんだ」山城「ええ、私も前科一犯ですから」、これには参りました(意外とこれは山城のアドリブだったりして)。川谷と室田はこれまでその他大勢的な役者でしたが本作で初めて準主役としてピックアップされ、ここから二人の日本映画界での活躍が始まったと言えるでしょう。北王子欣也も高倉健的なストイックなキャラと見せかけて実は情婦も仲間も裏切る人間臭いキャラ、そこに悪徳刑事の梅宮辰夫が絶妙な軽さで絡んでくる、要は登場人物のキャラがみな立ちまくっているんです。ラストの展開もちょっと洒落てましたね。 監督はもちろん深作欣二ですが、なぜかクレジット表記はひらがなの“ふかさくきんじ”となっています。これは舞台裏で東映といろいろなゴタゴタがあったからだそうで、三年後には両者は訣別ということになります。 S&Sさん [CS・衛星(邦画)] 9点(2019-04-11 23:29:02)

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【点数情報】

Review人数 9人
平均点数 7.89点
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