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決断の3時10分

3:10 to Yuma
1957年【米】 上映時間:92分
ドラマサスペンスウエスタンモノクロ映画小説の映画化
[ケツダンノサンジジュップン]
新規登録(2004-12-03)【--------】さん
タイトル情報更新(2023-06-04)【TOSHI】さん
公開開始日(1957-09-28)


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監督デルマー・デイヴィス
キャストグレン・フォード(男優)ベン・ウェイド
ヴァン・ヘフリン(男優)ダン・エヴァンス
フェリシア・ファー(女優)エミー
レオラ・ダナ(女優)アリス・エヴァンス
ヘンリー・ジョーンズ[男優](男優)アレックス・ポッター
リチャード・ジャッケル(男優)チャーリー・プリンス
ジョージ・ミッチェル(男優)バーテンダー
ロバート・エレンスタイン(男優)アーニー・コリンズ
フランク・ハグニー(男優)コンテンションの住人(ノンクレジット)
納谷悟朗ダン・エヴァンス(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
平井道子エミー(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
藤波京子アリス・エヴァンス(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
雨森雅司アレックス・ポッター(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
中田浩二チャーリー・プリンス(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
滝口順平バターフィールド(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
野沢雅子マーク・エヴァンス(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
加藤精三(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
北村弘一(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
青野武(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
清川元夢(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
渡部猛(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
緑川稔(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
原作エルモア・レナード(原案)
音楽ジョージ・ダニング〔音楽〕
モリス・W・ストロフ(音楽監督〔ノンクレジット〕)
作曲ジョージ・ダニング〔音楽〕"3:10 To Yuma"
編曲アーサー・モートン〔編曲〕
主題歌フランキー・レイン"3:10 To Yuma"
撮影チャールズ・ロートン・Jr〔撮影〕
製作コロムビア・ピクチャーズ
制作グロービジョン(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
配給コロムビア・ピクチャーズ
美術フランク・ホタリング(美術)(美術監督)
ロバート・プリーストリー(セット装飾)
ウィリアム・キアーナン(セット装飾)
衣装ジャン・ルイ〔衣装〕
編集アル・クラーク〔編集〕
録音ジョン・P・リヴァダリー
その他モリス・W・ストロフ(指揮)
あらすじ
駅馬車を襲い、御者を殺した大強盗団のボス、ベン・ウェイドが捕まった!彼を収監させる為、3時10分発ユマ行きの列車に乗せることになったが、彼の手だれの部下たちが奪還しようとするのは間違いない。長く続く旱魃のため生活に困っていたダンは、報酬の200ドルの為、ベンを駅まで護送するという危険な役目を引き受けるのだったが・・・。

ぐるぐる】さん(2005-02-20)
全てのをあらすじ参照する

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【クチコミ・感想(9点検索)】

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6.護送する者と護送される者、2人の静かなる心理戦。
ガンファイトは終盤までは無いのですが、途切れることの無い緊張感。
護送する者はしがない牛飼い。護送される者は強盗団の大物。中盤以降はどちらも本当にカッコいい。
しかし、護送する者は最初からカッコよかった訳じゃない。
護送する者が護送される者に対し、2ドル、じゃあもう2ドルちょうだいと小銭をせびる、序盤のやりとりが効いている。
護送される者が護送する者に対し、終盤には7000ドル、ダメか?じゃあ1万ドル。しかし動じない。
苦労させている家族のためにカネを取るか?しかし男には正義のために戦わねばならない時がある。
護送する者はどんな決断を見せるのか?2人が見せるしびれるような心理戦が素晴らしい。
そして列車がやって来て決断の3時10分。邦題にある「決断」とは、護送する者の決断だと思っていたら、
動き出した列車に飛び乗る、護送される者の最後の決断。最高にいかしている。
リメイク版は公開時に見に行きたかったのですが、見に行けず今だに未見のままです。
グレン・フォードの役にラッセル・クロウ、ヴァン・ヘフリンの役にクリスチャン・ベール。
これもいいにきまってるんだよなあ・・・。近いうちに見ることにしよう。 とらやさん [CS・衛星(字幕)] 9点(2016-08-29 21:38:06)(良:1票)

5.エルモア・レナードの短編を原作とする「ユマ行き3時10分発」。
ストーリーの完成度は未だリメイク版に引けを取らない。

人間ドラマが主体の西部劇だが、ファーストシーンにおける居並ぶアウトローと取り囲まれる駅馬車の様相はワクワクするなという方が無理だ。

本作は強盗団の首領を捕縛し護送するというシンプルなもの。
首領を抑える事で強盗団そのものを押さえつけ、強力な盾であり敵に次々と襲われる餌でもある。
そんな命懸けの任務に集う仲間たち。
駅馬車を利用した隠蔽劇、
立場を超えた絆、
ラスト20分に渡る駆け引きは見応えあり。
走り去ろうとする列車における一瞬の戦いは面白い。

ただ奥さんが駆けつける必要はあったのか?
アレで敵に襲われた人質なんてなってたら洒落にならない。

ラストの雨の場面がキレイだった事。美しい。

強盗団のボスを演じるグレン・フォードの顔は、一見に善人に見える「極悪人」だ。
見た目はニコニコ面でとても悪党には見えないが、不敵な笑みで主人公を嘲笑う時の表情は不気味である。

怖い顔のヴァン・ヘフリンは正義漢の塊だが、焦りと苛立ちが内に潜む凶暴性を見せる。
元々は家族を食わせるために参加した普通の人間。覚悟はしてきたがいざ妻と再会するとなると家族への愛情を覗かせる。このヴァン・ヘフリンは「シェーン」よりも好きな父親だね。
たった一人で戦い抜く姿は「真昼の決闘」よりもハラハラドキドキしてしまう。ゲイリー・クーパーが愛妻なら、ヴァン・ヘフリンは本来敵である筈のグレン・フォードに助けられる。孤独だと思う人間ほど誰かの支えで助けられている。人の支えの大きさを思い出させる。

あとフェリシア・ファーが可愛かった。特に胸が(ry すかあふえいすさん [DVD(字幕)] 9点(2014-03-23 20:43:02)

4.《ネタバレ》 ■とにかく雰囲気が素晴らしい!第一にウェイドと店主代理の女性のやり取りの前後のシーン。町全体を描写せず、町の隅にひっそりとある静かなサルーン。若干影を背負った佇まい。もう何といってもBGMが最高に効いています。第二に早朝のコンテンション。人っ子一人いないその様子はゾクリとくる怖ささえ覚えます。撮り方によってこんなに違うものなのかと。
■リメイクとの対比・・・リメイクと決定的に違うのは、ウェイドが本気で逃げようとしているところ。それ故緊張感が段違いで、一瞬も気を抜けないその状況はいつの間にか見入らされています。また、リメイクのウェイドは自分の身がどうこうよりもダンの人間性に心を動かされたという描写が強いですが、オリジナルは「本気で逃げたい、しかしダンは死んでほしくない」というジレンマ構造の描写になっています。オリジナルもリメイクもダンに協力的な言動をするという点では共通ですが、その中身が違うのが面白い。さらに、リメイクのダンは何ら誇れるものがなくどこか頼りなさげで、そんなダンが逃げ出さない理由は「誇り」のためですが、こちらのダンはウェイドよりもいかつい風貌で、家でのシーンで子どもたちからの尊敬(誇り)をあっさり獲得している。ではなぜ逃げ出さないのか、となると、ダンの台詞の通り「責任」言い換えれば「己の正義」のためなんですね。やっぱり昔の西部劇はそうでなきゃ!という感じのテーマ設定で、そこが良い。
■・・・と、如何せんリメイクを先に観たためにどうしても比較してしまいますが、オリジナルもリメイクもそれぞれ良いところが異なる素晴らしい作品というのは間違いないと思います。 53羽の孔雀さん [DVD(字幕)] 9点(2014-02-23 03:44:05)(良:1票)

3.《ネタバレ》 やったあ!近所のレンタル屋さんには置いてないし、売ってもいないからAmazonで買うことにして、昨日お願いしといたのが今日の夕方に届いた。いや~これは本当に傑作です。既に皆さんのコメントがあまりにも素晴らしいので、これ以上何を書けば良いのやら?とにかくオープニングからこれぞ西部劇ていかにも雰囲気、あまりにもかっこ良くてしかもやたらと哀愁漂うメロディ、そんな素晴らしいメロディが流れる中、空にそびえる白い雲、画面の遠くから画面手前へと沢山の馬に引かれながら馬車に乗ってやってくる男達、大量の牛の群れ、これこれこれです。西部劇てのはこれですよ。煙の立ちこむ中での男達が言葉も言わずに視線だけ交わしている。最初に言葉を発する男、ダンの渋さとかっこ良さ、一見二枚目でどう見ても正義のヒーローぽいこの俳優グレン・フォードに悪役をやらせるというその着目点が良い。そうそう、ぐるぐるさんが書かれているあの場面、良いねえ!酒場でのシーンの女エミーを前に大勢の男達がやって来て酒を飲むシーン、ここでの男達の煙草の吸い方までやたらかっこ良くて、かっこ良い代表と言えばダンの男の優しさ、更にそんなダンを最後は自らの命、危険を承知の上に守って列車へと乗せて消えていくベン、二人(ベンとダンを乗せた汽車、それを見送る奥さんと保安官、そこで空からの大量の雨、まるであの雨が二人のその後の幸せを祈っているような何とも言えない気持ちの良さ、気持ちの良い男二人の友情と女性達の美しさと美しいメロディ、モノクロの画面もこれまた素晴らしい。それにしてもこれほどの傑作なのに私を除いて7人しかコメントがないなんて、勿体無い。もっと多くの方に見て貰い、昨日から関東エリアでは公開中のリメイクを見た人、そうでない人、これから見ようと考えている人達にもみんなに見て欲しい。そして、西部劇の素晴らしさを体験して貰えたらと思う。皆さんのコメントが本当に素晴らしすぎて私にはもう皆さん以上の素晴らしいコメントを書くことが出来ないが、とにかく素晴らしい映画です。 青観さん [DVD(字幕)] 9点(2009-08-09 21:13:53)(良:1票)

2.《ネタバレ》 まず冒頭に流れるフランキー・レインの主題歌に痺れ、雄大な西部の風景を生かす構図を計算した画面設定に唸り、(特に男を出迎えそして見送る女の画が素晴らしい)後半からのホテル一室内での、息詰まる男二人の微妙な心理の駆け引きにハラハラドキドキ、ラストこうくるかあ!っていう意外な展開にすこぶる感心、慈雨と夫の無事を喜ぶ馬上の妻の表情に思いっきり感動してしまいました。「時間的制限」があるウエスタンという事で、なんとなく「真昼の決闘」のフォローワー的作品として企画されたような匂いはするんですが、自分はこっちのが断然面白かった。決して男前ではない二人の中年男を演じる、ふてぶてしいグレン・フォード、ギリギリまで追い詰められた実直な農夫ヴァン・ヘフリンそれぞれに魅力的。他の作品のレビューでも書いたけれど、デルマー・デイヴィス監督はもっと再評価されるべき!これはウエスタンファンなら必見の秀作。 放浪紳士チャーリーさん [DVD(字幕)] 9点(2007-11-30 11:20:15)(良:1票)

1.うにゃあ~、多分スティングさんは「映画っていうのはそもそも大衆文化、もっと言っちゃえばビンボーな労働者向けの娯楽で、その意味で正に“サブカルチャ-(下位文化)”つまり“B級”なものなんだけど(『ゴスフォード・パーク』でも貴族の人が『私ゃ映画なんて観ませんよ』っつってたしね)、でも昔から心ある映画人てのは限られた時間・予算・技術の中で頑張ってきたんだよ。で、その結果、例えば俳人が五七五の中に小宇宙<コスモ、と読んで下さい>を開花させた如く、良い映画にも小宇宙が込められてるんだよ。そーゆートコも意識して観ると一杯発見もあるしもっと映画が面白くなるよ」と仰りたいのだと、思う(間違ってたらゴミンナサイ)。で、この映画、面白~い!西部劇というとどーしても「白人がネイティヴアメリカンをいぢめる話」という先入観があって敬遠してたのだけれど、損してたな~。実直なカタギのカウボーイ・ダンと、無法者でありながらどこか優雅な雰囲気を兼ね備えたベンという対照的な二人の心理的な駆け引き、そして「3時10分」が迫るまでのドラマ展開の面白さ。それにパンフォーカス(っつうの?全体にピントが合っててくっきりしてる撮り方)を多用した映像も綺麗。あの、冒頭で馬車が遠くから走ってくる所とか、ダンの奥さんが初めて出てくる所、酒場のカウンターにベンの一味がズラッと並んで酒を注いでもらう所、あとベンとエミー(酒場の女)の顔のアップのシーンとかも良かったなあ。あと、アレンジを変えてほとんど全編流れてるテーマ音楽も素敵。僕も大宮サティのカート野郎さんと同じく(ですよね?)ずぅっとあのテーマを口ずさんでます。 ぐるぐるさん 9点(2005-02-20 18:55:49)(良:3票)

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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 38人
平均点数 7.34点
000.00% line
100.00% line
200.00% line
300.00% line
400.00% line
5513.16% line
6615.79% line
7821.05% line
81128.95% line
9615.79% line
1025.26% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 9.00点 Review2人
2 ストーリー評価 8.00点 Review4人
3 鑑賞後の後味 9.00点 Review3人
4 音楽評価 7.50点 Review4人
5 感泣評価 7.50点 Review2人

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