みんなのシネマレビュー

1941年【日】 上映時間:129分
ドラマモノクロ映画動物もの
[ウマ]
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タイトル情報更新(2021-08-05)【イニシャルK】さん


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監督山本嘉次郎(演出)
助監督黒澤明(製作主任)
本多猪四郎
キャスト高峰秀子(女優)小野田いね
藤原鶏太(男優)いねの父・甚次郎
竹久千恵子(女優)いねの母・さく
二葉かほる(女優)いねの祖母・えい
沢村貞子(女優)山下の妻・きく子
小杉義男(男優)佐久間善蔵
丸山定夫(男優)山下先生
清川荘司(男優)鑑定人・坂本
柳谷寛(男優)村の青年
岬洋二(男優)博労
榊田敬二(男優)組合の事務員
馬野都留子(女優)女房
脚本山本嘉次郎
作詞サトウ・ハチロー「馬」/「めんこい仔馬」
作曲古賀政男「馬」
撮影三村明(春/セット撮影)
唐沢弘光(夏)
鈴木博(秋)
伊藤武夫(冬)
製作森田信義
配給東宝
美術松山崇
動物
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2.現地ロケによる地道な長期取材に基づき、自然と人間を描出していくセミ・ドキュメンタリーの手法は、明らかに35年日本公開の『アラン』(ロバート・フラハティ)からくるものだ。
またニュース映画全盛時代の、いわゆる写実的表現を尊重する時流の反映でもあるに違いない。
ただしフラハティの撮った過酷な辺境とは違い、日本の風土ならではの四季折々の豊かな風物が、軟調のローキー画面とフェード・イン、アウト、オーヴァーラップといった緩やかな画面転換を主とする日本的な時間表現の中で抒情詩的な味わいも醸している。

特に感動的な子馬の出産場面は優しいローキー画面の賜物といえる。
その柔らかな黒は迫真性の追及であり、夜間の静けさと緊張感、喜び、厳粛さの表現であり、主役たる馬への誠実な配慮でもある。

また、スタッフの写実性追及の姿勢は劇伴音楽の抑制という面にも現れている。
父親が病に倒れる秋は木枯らしの風音、馬が病臥する冬は吹雪の轟音、子馬の生まれる春はわらべうたの歌声、子馬と別れる夏はひぐらしの鳴声や夏祭りのお囃子、そして全編にわたり印象的な方言の響きといった具合に、あくまで環境音の採り入れ方の妙味によって「自然」と「ドラマ」両者を相乗的に引き立てており、秀逸だ。 ユーカラさん [映画館(邦画)] 10点(2009-02-17 23:12:27)

1.《ネタバレ》 戦前の東宝を代表する名匠・山本嘉次郎監督によるセミ・ドキュメンタリー・タッチの傑作。筋立て自体は東北地方の貧しい農家の少女いね(高峰秀子)が懸命に馬を育て上げ、遂に最後で軍馬に買い上げられる迄が淡々と綴られているだけの至ってシンプルなもの。が、山本監督による渾身のオリジナル脚本は愛弟子・黒澤明の協力を得て徹底的な調査の下に書かれただけあって、東北の四季を詩情豊かに掬い取って実に秀抜。これほど活き活きとした東北ズーズー弁が全編を貫く映画は恐らく本作が本邦初であろう。いかにもワザとらしいドラマティック的な展開が極力排除されているのも「綴方教室」を受け継ぐセミ・ドキュメンタリー・タッチの真骨頂。三村明を始めとする4人のカメラマンによる柔らかいロー・キィ・トーンのモノクロ撮影も美しく味わい深い。「かまくら」「なまはげ」「曲がり家」「かんじき」「雪降ろし」といった地方色溢れる要素が丹念に盛り込まれており、当時の平凡な日本人の暮らしぶりも窺い知ることができてとても興味深かった。場面的には何と言っても子馬出産を一家で見守るシーンが素晴らしい。実際の出産場面に出演者たちを立ち会わせただけに全員の表情が真に迫っている。汽車で旅立つ弟を見送るためにいねが裸馬の背に乗って追いかけ、窓越しに併走する場面のダイナミックさにも唸らされる。これだけの作品を(東宝のゴリ押しで)エノケン喜劇映画をも掛け持ちさせられながら完成させた山本嘉次郎のパワーに舌を巻きつつ文句ナシの10点を進呈! <追記>山本嘉次郎監督について補足。何より凄いのは商業作品では職人に徹することで娯楽作品を制作会社の注文通りにウェルメイドに仕立て上げる一方、芸術性に富む意欲作にも果敢に取り組むその姿勢。つまり、興行的にペイさせるだけの実績を挙げた上で、初めて自身の「撮りたい」モノへとチャレンジするというコト。愛弟子クロサワも1960年代までは確実に師匠のスタンスを踏襲していた。だから、私が個人的に高く評価する演出家は「娯楽性と芸術性を兼ね備えた」人物に偏る。そういうワケなので、悪いが私的にはゴダ●ルやタル○フスキーといった「おのれの撮りたい欲望に忠実」過ぎるゲージュツ派の監督はあまり高い評価は致しかねる。 へちょちょさん [CS・衛星(字幕)] 10点(2005-07-08 19:59:23)(良:2票)

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【点数情報】

Review人数 8人
平均点数 6.62点
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