みんなのシネマレビュー

宮本から君へ

2019年【日】 上映時間:129分
ドラマ青春ものTVの映画化漫画の映画化
[ミヤモトカラキミヘ]
新規登録(2019-09-30)【目隠シスト】さん
タイトル情報更新(2023-10-27)【イニシャルK】さん
公開開始日(2019-09-27)


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監督真利子哲也
キャスト池松壮亮(男優)宮本浩
蒼井優(女優)中野靖子
井浦新(男優)風間裕二
柄本時生(男優)田島薫
古舘寛治(男優)岡崎部長
ピエール瀧(男優)真淵敬三
佐藤二朗(男優)大野平八郎
松山ケンイチ(男優)神保和夫
螢雪次朗(男優)中野靖邦
梅沢昌代(女優)中野静江
小野花梨(女優)中野瑞穂
板橋駿谷(男優)
脚本真利子哲也
港岳彦
撮影四宮秀俊
プロデューサー河村光庸(エグゼクティブプロデューサー)
配給スターサンズ
KADOKAWA
衣装伊賀大介(スタイリスト)
照明金子康博
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【クチコミ・感想(10点検索)】

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1.《ネタバレ》  原作をリアルタイムで読んでました。

 個人的に、自分の読んだ漫画の中の最高傑作のひとつと思ってたので、生半可な役者の生半可な演出ではというてい納得できないだろうと、ファンとして、とりあえずなんか映画化されたので記念で観ておこうというくらい(あきらめ)の心持ちで視聴した感じでした。

 池松壮亮演じる宮本は、バカで明るいだけが取り柄の陽キャなので、池松壮亮氏のしょぼくれた外見でいや全然キャラ違うし、まあ最近人気の役者さんを起用しただけでまあ実写化されるとイメージ違う役者になっちゃってキャラが違うなんてよくあるので、まあしょうがないかなあと思ってました。
 靖子さんなんて、当時の女傑なので、一瞬たりとも一言たりとも女々しい言葉とか振る舞いを見せたら、ああもうこれは原作の靖子さんじゃない。だいたいヒロインらしい女性ばかり演じてきた蒼井優氏がまともに靖子さんを演じられるのだろうか、全く期待できんなあ、と思いながら視聴しました。

 観ました。

 宮本は確かに宮本だった。
 靖子さんは確かに靖子さんだった。

 原作は1990年~1994年に講談社『モーニング』誌で連載された作品です。男女雇用機会均等法が改正され、採用・昇進・教育訓練等での差別が禁止規定になったのが、ようやく1997年。まだ当時の仕事現場では女性差別されるのはごく当たり前の状況で、まだまだ女性が家庭にいるのが普通と思われており、物語の世界の中でさえ、女性がひどい目にあわされ、それを守って救う男性像は素晴らしいヒロイックな男性像だ、と思われてた頃です。

 そんなさなかに、女性を助ける男性が素晴らしいとかいう世界などクソくらえだ、勝手に助けた気になっていい気になってる男はしね、と、当時の価値観にNOを叩きつけたのが、靖子さんというキャラクターで、蒼井優氏が女性らしい女性なんてものを演じたら、まったく許せんだろうと思ってたのですが、そうではなかった。ちゃんと靖子さんは靖子さんだった。

 宮本も、宮本というのはどこまでもバカで、バカ過ぎて必死過ぎるからこそ、この悲惨な物語が、ギャグとして昇華される。池松壮亮演じる宮本のバカさ加減に、私は観てて爆笑してしまったのですが、こんな話がギャグに見えるのは、当時のあの主要キャラから見ると地獄のように見える、あの絶望的な世界の中にありながら、それでもすべてのしがらみを吹き飛ばし、何とかうまく生き抜いてやっていけるだろうと、キャラクター達を信じられて最後はハッピーエンドになるだろうと信じられるから、ギャグとして笑えるというか、とにかく最高に笑わせてもらえて、とてもよかったです。

 で、とにかく主演二人の演技がすさまじくて、当年の日本アカデミーにぜひ推されるべき作品と思ってたのですが、ピエール瀧氏の不祥事で公開自粛されたのと、某アカデミーで、選考作は1日2回以上上映されないと候補作として選出すらされないとかいう謎ルールのせいで、まったく選ばれることはなかったという不遇の作品ですが、原作が好きだった人には、たしかにこの映画は、あの原作の作品と自信持って言える作品だ、と、自信を持って言える映画と思います。

 そんなところです。

 あと、エンディング曲も超絶暑苦しくて、まさに作品世界を体現した名曲なので、エンディング曲までしっかり聴いていただけると幸いです。

 そんなところです。 simさん [映画館(邦画)] 10点(2021-06-11 00:16:02)

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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 10人
平均点数 5.90点
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【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 10.00点 Review1人
2 ストーリー評価 10.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 10.00点 Review1人
4 音楽評価 10.00点 Review1人
5 感泣評価 10.00点 Review1人

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