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敬愛なるベートーヴェン

Copying Beethoven
2006年【英・ハンガリー・米】 上映時間:104分
ドラマ音楽ものロマンス
[ケイアイナルベートーヴェン]
新規登録(2006-12-19)【のはら】さん
タイトル情報更新(2012-12-08)【イニシャルK】さん
公開開始日(2006-12-09)


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監督アニエシュカ・ホランド
キャストエド・ハリス(男優)ルードヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
ダイアン・クルーガー(女優)アンナ・ホルツ
マシュー・グード(男優)マルティン・バウアー
フィリーダ・ロウ(女優)修道院長 カニシウス
ジョー・アンダーソン〔男優・1982年生〕(男優)カール・ヴァン・ベートーヴェン
脚本スティーヴン・J・リヴェル
作曲ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン「第九交響曲」「エリーゼのために」「弦楽四重奏曲<大フーガ>」他
撮影アシュレイ・ロウ
製作シドニー・キンメル
スティーヴン・J・リヴェル
MGM
製作総指揮アンドレアス・グロッシュ
配給東北新社
衣装ジェイニー・ティーマイム
字幕翻訳古田由紀子
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1.期待してたのに期待してたのに期待してたのに~ッ! …あああああこの悔しさをどうぶちまけてくれよう。とりあえず、交響曲に史上初めて「言葉」が紛れ込んだ第九のオハナシが、原語のドイツ語じゃなく英語で語られるのはどーかと思うんですが。
これは音楽映画ではなかった。少なくともベートーベン映画ではなかった。恋愛なき恋愛映画。クローズアップと超クローズアップを切り替えつつ進行する画面の語法は全編濡れ場の一大ポルノだと思った。
あの時期のベートーベンが「神」を口にするのは構わない。だがそれは「疾風怒濤」や「革命」や「市民」という18世紀末を乗り越えた後にやってきた、彼なりの苦い、猛烈に苦い悟りなんだ。『大フーガ』が、神のみに聞く事を許された最凶の俗悪作品となったのも、希望や挫折を繰り返した彼の前半生があればこそなのだ。
全てを嘘っぱちで固めて無茶苦茶な音楽解釈をした《全編シャレ》の『アマデウス』は罪の程度としては軽かった(けどやっぱりオリジナルの独演舞台でこそ成立する仕掛けだと思う)が、今回のコレは中途半端に現物へ肉薄しているだけに、逆説的に薄っぺらい。
その大作曲家から薫陶を受け(?)た主人公が最後に到達する境地は、なんとベートーベン当人じゃなくマーラーがやろうとした事&ケン・ラッセルが『マーラー』でやってしまっている映像。
監督。時代を100年間違えてます。ベートーベンがインストゥルメントに「言葉」というメッセージを入れたのは、マーラーが和声を崩してまで異質な旋律を立たせたソレとは違うのです。ベートーベンの音楽には《自分》や《人間》や《生命》はあるけど、《自然》はないのです(キッパリ)。 エスねこさん [映画館(字幕)] 3点(2006-12-30 14:09:33)

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【点数情報】

Review人数 20人
平均点数 5.40点
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【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 3.40点 Review5人
2 ストーリー評価 2.50点 Review4人
3 鑑賞後の後味 3.00点 Review4人
4 音楽評価 8.40点 Review5人
5 感泣評価 2.66点 Review3人

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