みんなのシネマレビュー

鍵(1959)

1959年【日】 上映時間:107分
ドラマ小説の映画化
[カギ]
新規登録(2004-02-17)【放浪紳士チャーリー】さん
タイトル情報更新(2017-04-17)【S&S】さん
公開開始日(1959-06-23)


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監督市川崑
キャスト京マチ子(女優)郁子
中村鴈治郎(二代目)(男優)剣持
叶順子〔1936年生〕(女優)敏子
仲代達矢(男優)木村
北林谷栄(女優)はな
菅井一郎(男優)石塚
潮万太郎(男優)児玉
山茶花究(男優)古美術商
倉田マユミ(女優)小池
星ひかる(男優)刑事
花布辰男(男優)句会の男
大山健二(男優)句会の男
南部彰三(男優)句会の男
伊東光一(男優)句会の男
河原侃二(男優)句会の男
高村栄一(男優)句会の男
伊達三郎(男優)刑事
中條静夫(男優)刑事
浜村純(男優)相馬
原作谷崎潤一郎「鍵」
脚本和田夏十
長谷部慶治
市川崑
音楽芥川也寸志
撮影宮川一夫
製作永田雅一
企画藤井浩明
配給大映
美術下河原友雄
編集中静達治
録音西井憲一
照明伊藤幸夫
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【クチコミ・感想(7点検索)】

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6.良い映画だと思いますが、市川-宮川-谷崎の組み合わせに、こう散文的な展開は合わないのではないかと思った。時代の制限なんだろうか。 みんな嫌いさん [レーザーディスク(邦画)] 7点(2016-02-16 13:49:02)

5.《ネタバレ》 若さを保つために自らを嫉妬に狂うような状況に陥れるのはストレスを生むだけで逆効果でしょ、今ならドーパミンとかオキシトシン効果に走るのか?この作品が当時18禁だったことに驚く。京の街並みや京マチ子のメイク、市電に車にテレビ、文学風?セリフ回し、情交や女性の裸を連想させる機関車の連結や砂丘の映像、随所に印象的なシーンが出てくる。最後に娘の母への殺意は空振りとなり、婆やに婚約者を含む文学的家族はみんな殺されてしまう。しかし警察は夫人の残した日記から心中事件として婆やの自首に取り合わない。「マダムと泥棒」みたいなブラックコメディのラストは原作にはないようだが、これはこれで面白かった。 ProPaceさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2015-11-21 00:07:18)(良:1票)

4.何本か見た谷崎潤一郎の「鍵」だが、原作が発表されてまもなくの映画だけあって、これが一番しっくり来る。それどころか原作以上に文学的で、格調高いものを感じさせる 。 この映画は少年の頃予告編を見たのだが、そのときは裸のシーンやセックスという文字が飛び込んできて、何か見てはならない映画のように思ったのをしっかり覚えている。 しかし後の世に出てきた映画と比べるとその方面の表現はずっと柔らかで、むしろサスペンス的な雰囲気を漂わせている。日記や鍵の扱いが原作と違っているのが気になるが、北林谷栄の婆さんがおもしろい。 ESPERANZAさん [ビデオ(邦画)] 7点(2012-04-13 15:37:10)

3.市川崑監督の谷崎潤一郎原作ものといえば80年代に作られた「細雪」があるが、あれとは全く印象の違う映画。冒頭映画を見ている観客側に向かって話しかけてくる仲代達矢をはじめ、京マチ子や叶順子の表情と視線など主要な登場人物たちがとにかく不気味で怖く、映画自体の雰囲気も異様な感じがしてインパクトがありなかなか面白かった。ちょっと題材的に数年後に同じ谷崎作の「卍」を手がける増村保造監督向きかとも思うが、「卍」よりも楽しめた。市川監督らしい凝った映像は本作でもいかんなく堪能できるし、皮肉めいたブラックなラストシーンも印象的だった。 イニシャルKさん [DVD(邦画)] 7点(2008-03-18 18:19:17)

2.心理ゲームに焦点が当てられた原作に比べ、これはややマジになってしまっているのではないか。たとえば仲代達矢が現像して、ややっこれは、と目を剥いて驚くのはどうだろう。あれがあると全く無関係にポラロイドカメラを提供したことになり、ゲームの幅が狭まってしまう。表と裏とを際限なくひっくり返し続けるような、本心を見せない陰気な遊びの味わいが薄れた。竹林のざわめき、瓦屋根、不意のストップモーション、暗い部屋、横からの光による影、といった崑お得意のショットには堪能。長調と短調を同時に鳴らしているような、芥川也寸志の音楽。 なんのかんのさん [映画館(邦画)] 7点(2007-12-14 12:22:59)(良:1票)

1.何か見てはいけないものを見てしまった気がしてなりません。何と言えば良いのか?京マチコをはじめとする出演者全員がとにかく怖かった。あの京マチコの何を考えているのかまるで解らない不気味な目付きと演技、そして、中村雁治郎のいやらしさ、変態ぶりと仲代達矢の医者の口調の不気味さ、ドロドロした人間関係、得体の知れない不気味な雰囲気漂う映像、物語、はっきり言って面白い作品ではないし、楽しい作品でもない。しかし、つまらないかと言うと、つまらなくはない。見終わった後の余韻の残し方の上手さは流石は市川崑監督!だと言える。本当に恐い恐い人間の持っている闇のようなものがこの作品の中から感じ取れる不思議な作品です。 青観さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2007-04-04 22:26:19)

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【点数情報】

Review人数 17人
平均点数 6.82点
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415.88% line
515.88% line
6423.53% line
7635.29% line
8423.53% line
915.88% line
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【ゴールデングローブ賞 情報】

1959年 17回
外国語映画賞 受賞 

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