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ハーモニー(2015)

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Harmony
2015年【日】 上映時間:120分
SFアニメ小説の映画化
[ハーモニー]
新規登録(2015-09-12)【DAIMETAL】さん
タイトル情報更新(2019-06-17)【イニシャルK】さん
公開開始日(2015-11-13)


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監督なかむらたかし
マイケル・アリアス
沢城みゆき霧慧トァン
上田麗奈御冷ミァハ
洲崎綾零下堂キアン
榊原良子オスカー・シュタウフェンベルク
大塚明夫アサフ
三木眞一郎エリヤ・ヴァシロフ
チョー冴紀ケイタ
森田順平霧慧ヌァザ
花田光
原作伊藤計劃「ハーモニー」(ハヤカワ文庫JA)
音楽池頼広
制作STUDIO 4℃(アニメーション制作)
配給東宝(東宝映像事業部)
美術小倉宏昌
あらすじ
2032年。WHO螺旋監察事務局の上級監察官・霧慧トァン(きりえトァン・沢城みゆき)は任地のニジェールから帰国し、高校時代の友人・零下堂キアン(れいかどうキアン・洲崎綾)と再会し昼食を共にするが、キアンは「ごめんね、ミァハ」と言って突然自殺する。同時刻に世界中で6,582人の同時多発自殺事件が発生し、トァンは高校時代に自殺したかつての親友・御冷ミァハ(みひえミァハ・上田麗奈)が事件に関係していると考え、捜査を開始する。

DAIMETAL】さん(2015-11-18)
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【クチコミ・感想(7点検索)】

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1.《ネタバレ》  面白~い、と普通に思いました。好みだったのは設定とテーマ。ただ、とにかく最初から最後まで設定&テーマがゴリッゴリに前面に押し出された作品のため、そのテーマ(というか作者の主張?)に共感できるかできないか、そいういった作風自体を好きか嫌いかでモロに好みがわかれる作品であるとは思います。また、原作未読ですがおそらく小説の方が面白いと思います。なぜなら全体的に「別にそんなに動きないし映像無くても良くね?」と思えるし、キャラクターや映像美、アクションなどで魅せる作品ではなく設定とそれを活かして主張されるテーマに重点が置かれまくった作品のため、より深く描写でき、外付けできる小説の方が明らかに利があると思われるからです。

 テーマについてですが、これがどうにもモヤッとするというか、図太い一本の線をテーマとして描く、というよりも様々なテーマを入れ込みつつまとめる、という感じを受け、あれ、話の論点変わってね?と思ってしまったりもしました。
 序盤、自分の身体データ全てを半強制的に管理されるのは嫌じゃない?アルコール無しは嫌じゃない?という作中では少数派だがおそらく多くの現代人に理解される主張を投げかけつつ、管理され平均化された皆同じ顔をした人間、「どいつもこいつも一緒」を批判。個性が無く、大多数に合わせ、利他的に生き、どこの誰とも知らない人が死んだ時に本気で涙する、それは気持ち悪くないかい、と。私にはこれは作者が「半強制管理システム(つまり設定)」を盾としつつ、「現代の日本人気持ち悪い」と言ってるようにしか聞こえませんでした。作中何度か「日本は」最悪、みたいなことが強調されることがあります。まあわからなくはないですが。
 で、主人公トァンとミァハは「少数派」として描かれ、システムによって管理された皆同じ顔した圧倒的多数派を批判、利己的に生きたって良いじゃないか!欲望の何が悪い!本来人間とはそういうものじゃないか!というようなテーマを押し出しつつ閉幕・・・かと思ったら、どうも違う。といより、大多数に所属しない人の何が悪い、というのも一つのテーマとして入れ込みつつ、更に次へ進む。
 「1週間以内に自分以外の誰か1人以上を殺せ。できなければお前を殺す」。なるほど上手い、と思いました。「全員が利他的、公共的に生きることにより、自分の身は脅かされない。自分は幸せである。故に、利他的、公共的に生きるべきである。」というゲーム理論的な本システムの理念を矛盾させる理屈。もし誰かを殺せば、利他的、公共的に生きていない(利己的であることを認めることになる)ことになり破綻、かといって誰も殺さなければ自分が死ぬので幸せもクソもなく元も子も無い、矛盾により自我崩壊して自殺したらしたで社会が崩壊するので提案者側としてはOK、と。要はここでは「利己的であるという本質を偽って利他的に生きても結局無意味やで?」という主張。
 更に、じゃあ幸せとは何ぞや。システム的に何をどうしても幸せな状況を作れないなら幸せとは何ぞや。という投げかけ的幸福論。
 加えて、人類の発展のためにはより上のステージへ、「選択」という既存人類の持つ概念そのものを取り払い、意識を払拭した存在へ、という進化論。
 物語の結末は、昔のあなたが好きだからあなたを変化させない、という「利己的な愛」。

 うんいやもう、結局何が言いたいのかわけわかんないっすwただこういう正解の出ないであろうテーマをわかりやすく主張する系の作品は嫌いじゃないです。わかりにくく主張する系の作品は「どうとでも取れる」感が相対的に強くなるのであまり好きじゃない。設定とそれを活かしたストーリー展開の上手さ、そして私の好みという点をプラス要素、詰込みすぎ感、別に映画じゃなくても良かった感をマイナス要素として、7点とさせていただきます。 53羽の孔雀さん [DVD(邦画)] 7点(2018-03-12 01:32:38)

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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 8人
平均点数 5.00点
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2112.50% line
3112.50% line
4225.00% line
5112.50% line
6112.50% line
7112.50% line
800.00% line
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1000.00% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.00点 Review1人
2 ストーリー評価 5.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 4.00点 Review1人
4 音楽評価 4.00点 Review1人
5 感泣評価 2.00点 Review1人

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