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ブルーベルベット

Blue Velvet
(ブルーベルベット/無修正最終版)
1986年【米】 上映時間:121分
サスペンス
[ブルーベルベット]
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2022-03-31)【イニシャルK】さん
公開開始日(1987-05-02)


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監督デヴィッド・リンチ
キャストカイル・マクラクラン(男優)ジェフリー・ボーモント
イザベラ・ロッセリーニ(女優)ドロシー・ヴァレンズ
デニス・ホッパー(男優)フランク・ブース
ローラ・ダーン(女優)サンディ・ウィリアムス
ホープ・ラング(女優)ウィリアムス夫人
プリシラ・ポインター(女優)ボーモント夫人
ディーン・ストックウェル(男優)ベン
ブラッド・ドゥーリフ(男優)レイモンド
ジャック・ナンス(男優)ポール
山寺宏一ジェフリー・ボーモント(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
藤田淑子ドロシー・ヴァレンズ(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
堀勝之祐フランク・ブース(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
松本梨香サンディ・ウィリアムス(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
西川幾雄ベン(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
田中信夫(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
脚本デヴィッド・リンチ
音楽アンジェロ・バダラメンティ
主題歌ボビー・ヴィントン「ブルーベルベット」
撮影フレデリック・エルムズ
製作総指揮リチャード・A・ロス
美術パトリシア・ノリス[衣装](プロダクション・デザイン)
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【クチコミ・感想(7点検索)】

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20.コレ、最初に見たのはたしか、木曜洋画劇場。いつもいつも「どマイナー」な映画ばかり放送してる木曜洋画劇場が、満を持して放送したメジャー映画が、よりによってコレ、ですからねー。いや、こんな時間帯にこんなの放送したらアカンでしょ、と。それでも多分、あちこちカットしてたんだとは思うけど、細かい事は覚えてません。すみません。
野原に人間の耳が落ちてて、醜悪な事件が発生して、ラストは花が咲いて鳥が囀る、というオハナシ。と書くと何のこっちゃ、てすが、でもそんなオハナシです。冒頭からそこは、のどかな田舎町であって、ラストもやはりそのまんま。別に何も変わりゃしない。人間の耳に虫がたかり、その虫は綺麗な小鳥に喰われる、という食物連鎖。田舎町の閉塞感って、そんな感じですよね。
そういう閉塞感をそのまんまヤな感じに描いたら、こうなるよ、という映画です。「奇をてらっただけ」と言ってしまうと身も蓋もなくって、そういうあまり人が映画にしなさそうなモノを映画にしてみせる、斬新さ、みたいなものは、ありました。
初めて見た際にやたら印象に残ったのが、「やたら画面を横切る、材木を積んだトレーラー」だったんですけど、改めて見ると、そういうシーン、そんなに多くはなかったんですね。これは意外でした。
あと、カイル・マクラクラン、そこはやはり、トランクスではなく、白いブリーフだろう、と思うのですが、どうでしょうか。 鱗歌さん [インターネット(字幕)] 7点(2022-06-19 21:26:56)

19.《ネタバレ》 徹底的にカラーコーディネートされた映画ですが、青と赤がそれぞれどのような意味を持つのか1度見ただけではわかりませんでした。この謎を解くために何度見てもいいと思えるくらい魅力的な映画です。冒頭の青々とした芝、心臓発作で倒れる男、土の中でうごめく虫、野原に捨てられた腐った耳…衝撃的な映像の連続で一気に引きこまれました。善と悪の葛藤に揺れる主人公とイザベラが巻き込まれる悲惨な出来事は目を背けたくなりますが、そこに強烈な魅力があるようです。暴力シーンから目を離せなくなる。デニス・ホッパーの怪演のおかげでしょうかね。主人公が感じる背徳感を観客である私が共有してしまったのか?なんだか不思議な映画です。■重低音のBGMの使い方が上手いのはリンチ監督の素晴らしい作家性ですが、本作ほど効果的な作品は他にないかもしれません。環境音かーと思って観ていたら自然と恐怖を煽るBGMになる。たまりません。 カニばさみさん [DVD(字幕)] 7点(2015-11-02 21:08:01)

18.《ネタバレ》 観客の分身としての探索者を襲うデニス・ホッパーがほんとうに怖い。その怖さは、ホラー映画などとは異なって、目を閉じたら看過できるしろものではない、何をするかわからない他者の怖さなのである。イザベラ・ロッセリーニの鮮烈過ぎて痛々しいような露出は、映画史的な事件である。そもそも母バーグマンがロッセリーニのもとに走ったのは、映画の中心がハリウッドの外に移ること象徴する事件、映画史的な事件だった。 ひと3さん [DVD(字幕)] 7点(2015-01-11 13:08:29)

17.《ネタバレ》 リンチお得意の変態耽美映画。でも彼の作品にしてはぐっと理解可能なレベルです。冒頭のシーンがこの作品のアイデンティティを語りつくしています。咲き誇る花々に美しい芝生、飛び交うミツバチ。しかしその足元を深く探ってゆくと得体の知れないグロテスクな蟲がうごめいている・・、つまりこういうことなのだ、この世界は。
ここでぎょっとしていてはまだまだ。のどかな原っぱには人間の耳を配置したり、変態D・ホッパーの手元には吸入マスクとベルベット生地など、リンチの奇天烈なセンスが冴え渡ります。特に屋外に突如として現われるI・ロッセリーニの退廃としか言いようがない裸体には言葉を失います。光と闇、人物もこの二択にキレイに配置されるものの、光パートであるローラや母親らもなにかズレている印象を受ける。観たあとは三日ほどざらーっとしたヤな後味が残る名作であります。 tottokoさん [ビデオ(字幕)] 7点(2014-02-16 00:08:17)

16.何が起きてなぜそうなるのか、なぜ登場人物がそんな行動をとるのかという部分は、余白になっている。難解ではないものの理解したというのが難しい作品。評し方がわからないな。 すべからさん [DVD(字幕)] 7点(2014-01-18 20:09:02)

15.《ネタバレ》 正直言ってリンチの見る世界はどうやって成り立っているのだろうか、とても不思議に奇妙に感じる。落ちている耳や、地面の虫など、奇妙に魅せる技が生きていて、テーマ曲の気だるさとは全く違う恐怖を感じる。酸素マスクをつけたデニスホッパーも素晴らしい怪演で、日常に潜む人間のダーティーな、目をやるべきでなかったと後悔するようなおぞましい世界をつくりあげている。 バトルコサックさん [DVD(字幕)] 7点(2012-09-15 07:39:02)

14.《ネタバレ》 デヴィッド・リンチは既成曲を取り込むのが上手い監督ですが、中でもこの“Blue Velvet”は最高です。ほんと、リンチにしては意表つくぐらい判りやすい映画ですが、その中でもデニス・ホッパーの危なさはリンチ史上これも最高で、ディーン・ストックウェルとのデユエットは自分が観たリンチ映画の中で一番好きなシーンです。そして、イザベラ・ロッセリーニのエロさには参りました。 S&Sさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-05-23 23:24:05)

13.リンチの映画は、その世界に溺れるように見るのが自分にとってはマルです。その為の誘導剤としてブルーベルベットの曲は最適でした!聴いていてどっぷり浸れる素敵な曲!当映画は闇と光、美しさと醜さ、相反するものが混在している世界だと思いました。見極めようとして見入り、一方で「わからなくていい。世界にひたろう!」と思って考える事をやめてただ見てしまう!軽く麻薬のようだ。なぜか全体的にどこか悪戯でおちゃらけているような雰囲気があると感じました。 まりんこさん [DVD(字幕)] 7点(2008-12-18 21:17:24)

12.リンチにしては観客に親切なわかりやすい映画。 kさん [DVD(字幕)] 7点(2005-09-17 23:54:03)

11.この年代最高のカルト・サイコサスペンス。謎の魅力にとりつかれてしまった青年を演じるカイル・マクラクランも、心の強さ、弱さをいい感じで演じていて、共感できた。他にも出演する人々に個性があり、十分魅力的である。 sherlockさん [DVD(字幕)] 7点(2005-08-19 08:40:10)

10.”Blue Velvet”の歌があまりにもメロディアスでいい雰囲気なだけに、映画の内容とかけ離れているんだけれど、逆に妙に印象に残る作品です。内容は、麻薬犯罪・警察内部の腐敗・年上の女性との恋・のぞき見趣味といった具合で、リンチの得意とする分野に持って行ってしまいましたが、思ったよりは理解しやすい演出でしたね。冒頭の耳のドアップは皆さんお書きの通り印象的で、"つかみはオッケー!”といった感じでしょうか(笑)。イザベラ・ロッセリーニはこのころはまだ今よりも痩せていてきれいだったね(最近の彼女を観たらガッカリしました)。ところで、酸素吸入をするデニス・ホッパーの真似、したことあるでしょ?ないとは言わせません。私がしましたから(笑)。←って、犯罪者とか変態じゃないからね(汗)。 オオカミさん 7点(2003-12-12 08:53:30)

9.結構ひきこまれたが、最後のほうはよくわからなかった。あの歌手の女が恋人でしょとか抱いてとか、実際の彼女(どっちがかわからんが)の前で言ってたところが印象的だった。 ブチャラティさん 7点(2003-11-30 00:17:02)

8.ストーリーはさておき、デヴィッド・リンチらしい何とも異様で官能的な雰囲気に満ち溢れている作品。とにかく、悪党の頭役であるデニス・ホッパーの怪演ぶりが強烈過ぎる! ! ! 大胆な役を演じたイザベラ・ロッセリーニ以外のキャストの影が薄くなることと言ったら…。おっと、ローラ・ダーンはチャーミングで良かったゾ! ! 光りやまねこさん 7点(2003-10-25 11:07:54)

7.「ご想像にお任せしまス」的作りが脳をくすぐります。最近の作品はもっと進化してますが。人も物も素敵に気色悪い。個室を作らせたらデビッドリンチの右に出るものはいないのでは。さすが美術系出身。 チューンさん 7点(2003-07-09 10:15:36)

6.人間の持つ醜い内面を、キレイな映像で見せるのが好きだよねこの監督。あとイザベラ・ロッセリーニの歌声が好き。この曲がこの映画の質をかなり高めたと思うんだけど。 キャリオカさん 7点(2003-05-13 16:51:05)

5.日常の表と裏、同じ時間が流れていながら普段は交わることの無い住人たち。耳から聞こえてくる好奇心とブルーベルベット、甘い誘惑と欲望が人間の表と裏をあぶりだす。人間とはベルベットのように表と裏で手触りがまるで違うものである。 亜流派 十五郎さん 7点(2003-05-07 20:40:45)

4.リンチ映画としては後味がよかった。そしてストーリーも分からなくもない。でも何か物足りなさを感じたのは僕だけだろうか・・・。えっ!何それどーいうこと!みたいな・・・。でもまあふつう耳は落ちてないだろうな。そんなとこが大好き。 ぞうさん 7点(2003-02-17 17:28:09)

3.道端に耳が落ちてて、それを見つけるとこから話が始まる映画なんてそうはありません(笑)。かなり好きなんですが、D・ホッパーと比べると、役柄を考えてもK・マクラクランがあまりに薄味、あっさり味でどうもバランスが悪い気がします。 クロマスさん 7点(2003-02-12 00:32:13)

2.デニスホッパーの異常者。。さすがホンマモノ以上です。。 薩摩隼人さん 7点(2001-01-18 10:05:46)

1.とにかくリンチ全開!ローラ・ダーンがおとなしすぎた。 プリンさん 7点(2000-11-21 11:49:30)

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マーク説明
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《新規》:7日以内に新規投稿
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《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 87人
平均点数 6.60点
011.15% line
111.15% line
233.45% line
333.45% line
455.75% line
578.05% line
61820.69% line
72022.99% line
81213.79% line
91112.64% line
1066.90% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.00点 Review4人
2 ストーリー評価 6.66点 Review6人
3 鑑賞後の後味 7.00点 Review6人
4 音楽評価 7.75点 Review8人
5 感泣評価 5.66点 Review3人

【アカデミー賞 情報】

1986年 59回
監督賞デヴィッド・リンチ候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1986年 44回
助演男優賞デニス・ホッパー候補(ノミネート) 
脚本賞デヴィッド・リンチ候補(ノミネート) 

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