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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です!
【クチコミ・感想(8点検索)】
4.山田洋次監督には珍しい松本清張原作によるサスペンス映画。果たしてどんな作品なのだろうと興味深々で見たのだが、見ごたえ充分な仕上がりでとても面白かった。山田監督がてがけた作品とは思えないほどにタッチがクールで乾いていてこれまで見てきた「男はつらいよ」以前の山田作品の中ではいちばん新鮮に感じた。また主演の倍賞千恵子といえばなんといってもさくらのイメージが強く、復讐に燃える悪女役というのは見ていて違和感があるのではと思っていたが、実に見事に演じきっていて素晴らしかった。それから全体的に暗くシリアスな物語の中にあって三崎千恵子が登場するシーンは「男はつらいよ」シリーズを先に見ているとつい微笑ましくなってしまう。 【イニシャルK】さん [ビデオ(邦画)] 8点(2022-08-16 17:42:21)
3.《ネタバレ》 松本清張の原作・橋本忍の脚本だけあって、見事な出来でした。原作は読んでいませんが、映画としての面白さを充分に発揮していたと思います。それにしても、大塚弁護士、かわいそう・・・ 音楽は、林光だったんですね。いま初めて知りました。次回観ることがあれば、今度は音楽にも耳を傾けて鑑賞したいと思います。 【ramo】さん [ビデオ(邦画)] 8点(2011-08-30 16:17:06)
2.《ネタバレ》 松本清張の推理小説は学生の頃よく読んだ。「点と線」「眼の壁」「ゼロの焦点」「霧の旗」「砂の器」など、それらの多くは映画化された。中でも「霧の旗」は私が最初に見た松本清張映画として、鮮烈に記憶に残っている。
松本清張の推理小説は、奇抜なトリックや犯人捜しをするいわゆるミステリーものとは違って、社会派推理小説と言われるもので心情面を特に重視している。犯人の動機に重点を置くことによって、現実社会の矛盾や非条理を追求している。
この「霧の旗」はそういう社会派推理小説の代表みたいなもので、殺人容疑の兄の無罪を信じて奔走する妹が主役となる。
両親を早く亡くし貧乏な生活の中で、どうやって兄を救うことができるのか、また、汚名を着せられたまま死んでいった兄の無念をどうやって晴らせばいいのかを、私たちに投げかけている。
この桐子を演じた倍賞智恵子は本当に素晴らしい女優である。 【ESPERANZA】さん [映画館(邦画)] 8点(2011-02-11 12:26:29)
1.《ネタバレ》 イニシャルKさん、すいません。お先に書かせてもらいます。山田洋次監督による何とも残酷であり、人間の持っている恐ろしさ、やるせなさとでも言うべきか?裏切り、裏切られた者の悲しさ、やるせない気持ちというものをモノクロの画面から漂う無情感のある映像美で見せ、無実の兄をお金の為に救わなかった弁護士に対する一人の女性の恨みというものを見事に描いている。脚本が何とあの橋本忍だけあって、見事なまでに計算された仕上がりになっていて感心させられました。倍賞千恵子のこんな恐ろしい演技、冷たい態度を初めて見ました。 【青観】さん [DVD(邦画)] 8点(2006-04-08 18:27:19)
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【点数情報】
Review人数 |
15人 |
平均点数 |
6.67点 |
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2 | 0 | 0.00% |
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3 | 1 | 6.67% |
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4 | 0 | 0.00% |
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5 | 1 | 6.67% |
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6 | 3 | 20.00% |
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7 | 6 | 40.00% |
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8 | 4 | 26.67% |
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9 | 0 | 0.00% |
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10 | 0 | 0.00% |
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