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【クチコミ・感想(8点検索)】
2.《ネタバレ》 終わってみると、ここに肉欲はなかった・・
しかし、苦悩する主人公の容姿は、肉の塊だ。
ここにアメリカ映画の深さを感じた。
健康的ではない。それは確かだ。
アランを放っておけなかったチャーリーが自己過信が過ぎたのだろう。
それも娘の愛ゆえなのかもしれない・・
男が描けるカタギの女性の姿、ギリギリのとこまで描いたのではないか・・
舞台劇という、この映画。
会話だけでは伝わらない、神々しさが感じられた。
唸りました・・ 【トント】さん [DVD(字幕)] 8点(2024-06-20 12:20:20)
1.《ネタバレ》 窮屈なアパートと272キロの肥満体に押し込められた孤独な魂。
全編9割が室内で展開され、4:3の画面比率が閉塞感を強調する。
彼のもとを訪れる宣教師の青年、理解者の看護師、絶縁状態で素行不良の娘は、
彼を救おうとしながら、呆れて突き放しながら、虚飾の皮を剥ぎ、魂を剝き出しにさせる。
聖書で、信仰で魂が救われることはなく、逆に不幸になってしまった登場人物たち。
肥満体をピザ配達員に晒してしまい拒絶されたことから、彼は暴食でさらなる破滅へ突き進む。
同性の恋人を選んだ身勝手さ、恋人の死をきっかけに変貌した救いようのないおぞましく醜い姿、
それでも本当の姿で、本音で誰かを救いたいという深い切望と信念。
オンライン講座でもついに痛々しい姿を晒し、退路を断った彼は、
自分の足で『白鯨』のエッセイを読む娘のもとへ一歩ずつ踏み出す。
「語り手は自らの暗い物語を先送りする」。
悔いを残さない最期にするために、自分自身に、娘に、後悔だらけの過去に本気で向き合うために。
そして"エイハブ船長"だった娘は"白鯨"の父に赦しを与える。
薄暗い室内が際立たせる、光り溢れるシーンはあまりに神々しかった。
ブレンダン・フレイザーは『ハムナプトラ』シリーズのアクションスターで有名だが、
セクハラ被害、離婚、鬱病、引きこもり、過食症で追い詰められた経緯があり、その経験が本作に活かされている。
まさにこの映画で演じるために今があったのではないか。
ダーレン・アロノフスキーらしい難解でホラー映画さながらのスリリングな演出も健在で、
感情移入を超越し、心をかき乱された怒涛の2時間だった。 【Cinecdocke】さん [映画館(字幕)] 8点(2023-04-30 09:49:34)(良:1票)
マーク説明 |
★《新規》★ | :2日以内に新規投稿 |
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★《更新》★ | :2日以内に更新 |
《更新》 | :7日以内に更新 |
【点数情報】
Review人数 |
8人 |
平均点数 |
7.12点 |
0 | 0 | 0.00% |
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1 | 0 | 0.00% |
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2 | 0 | 0.00% |
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3 | 0 | 0.00% |
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4 | 1 | 12.50% |
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5 | 0 | 0.00% |
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6 | 2 | 25.00% |
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7 | 1 | 12.50% |
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8 | 2 | 25.00% |
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9 | 2 | 25.00% |
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10 | 0 | 0.00% |
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【その他点数情報】
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