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【クチコミ・感想(8点検索)】
2.南北戦争を背景に、北軍の騎兵隊を率いて鉄道駅の破壊作戦に向かう元鉄道屋の大佐。何故か医者を目の仇にする彼に対し何かと対立する軍医の少佐。そして北軍に対し嫌悪感をむき出しにしつつ彼らとの同行を余儀なくされた南部の女性。三者三様、それぞれに頑固で、その頑固さをぶつけ合う人間模様が、面白いんですね。大佐を演じるジョン・ウェイン、軍医を演じるウィリアム・ホールデンといった大御所に対し、南部の女性を演じるコンスタンス・タワーズという女優さん、映画の中でさまざまな髪型、さまざまな表情を見せて、なかなかチャーミングです。 とは言え、この3人に負けず劣らず、周囲を取り囲む北軍兵士たちの愛すべきポンコツぶりが、また面白くって。とても役作りと思えず、本当にバッチい人たちを集めてきたようにしか見えません。こういう人たちにまで広がった人間模様こそが、この作品の魅力です。 銃撃戦、駅の破壊シーンなども見どころ。駅なんて単に吹っ飛ばしゃ良さそうなもんですが、当面復旧できないように念入りに線路を曲げたりしてる描写が、さらに印象を深めます。西部開拓ってのは鉄道敷設の歴史でもあり、ジョン・ウェイン演じる大佐はそれを体現してきた人なのでしょうが、その逆の過程を我々に、そして彼に、見せつける訳ですね。 銃撃戦や大砲の射撃など、戦闘シーンが盛り込まれる一方で、少年たちの軍隊に対しては攻撃を避けたり、捕まえた「捕虜」をお尻ペンペンしたり、ユーモアを交えつつヒューマニズムも感じさせます。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2024-05-06 09:35:14)
1.《ネタバレ》 さすがはジョン・フォード、ということなのか、各登場人物の細か~い心理描写がほんと素晴らしいですね。それぞれの立場・置かれてきた環境・そして信念によってこういう発言をする、こういう行動をする、という描き方がものすごく見事だと思います。「もし自分がその立場になったらそう考えるかも」 これが面白いと思わせられた最大の理由です。大佐ジョン・ウェインの過去のエピソードしかり、理屈的に正しいかどうかは別として、各キャラそれぞれの主張が納得できるものになっている。そして保安官を盾に自分らが助かろうとした南軍の裏切り者のような「いやこれはいかんだろ」という者にはキッチリと制裁を加える。その辺の線引きは主観的なものなので難しいですが、映画的な面から見て良いスパイスになっているし、主人公側と悪党側の対比にも使えて一石二鳥になっていると思います。小さな要素を二重三重に活かすのがほんと上手いですよね。 本作は最初から最後まで完全に南北戦争が舞台ですが、部隊を率いる大佐としてどうかとか戦略的にどうかとかの外面ではなく各キャラの内面を見るべき映画という印象。それ故に、逆に、もし入り込めなかったらちょっときつかったかも、とも思いました。 【53羽の孔雀】さん [DVD(字幕)] 8点(2014-05-03 04:10:07)
マーク説明 |
★《新規》★ | :2日以内に新規投稿 |
《新規》 | :7日以内に新規投稿 |
★《更新》★ | :2日以内に更新 |
《更新》 | :7日以内に更新 |
【点数情報】
Review人数 |
6人 |
平均点数 |
6.00点 |
0 | 0 | 0.00% |
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1 | 0 | 0.00% |
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2 | 0 | 0.00% |
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3 | 1 | 16.67% |
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4 | 1 | 16.67% |
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5 | 0 | 0.00% |
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6 | 1 | 16.67% |
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7 | 1 | 16.67% |
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8 | 2 | 33.33% |
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9 | 0 | 0.00% |
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10 | 0 | 0.00% |
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