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ニノチカ

Ninotchika
1939年【米】 上映時間:110分
ラブストーリーコメディモノクロ映画
[ニノチカ]
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2021-03-03)【Olias】さん
公開開始日(1949-11-08)


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監督エルンスト・ルビッチ
キャストグレタ・ガルボ(女優)ニノチカ
メルヴィン・ダグラス(男優)レオン・ダルゴー伯爵
シグ・ルーマン(男優)イラノフ
ベラ・ルゴシ(男優)ラジニン
グレゴリー・ゲイ(男優)ラコーニン
脚本ビリー・ワイルダー
ウォルター・ライシュ
チャールズ・ブラケット
音楽ウェルナー・リヒャルト・ハイマン
撮影ウィリアム・H・ダニエルズ
製作エルンスト・ルビッチ
美術セドリック・ギボンズ
エドウィン・B・ウィリス(セット装飾)
録音ダグラス・シアラー
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【クチコミ・感想(8点検索)】

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6.《ネタバレ》 『良き時代のパリ、サイレンと言えばセイレーンのこと、消灯が空襲とは無関係だった時代…』ユーモラスだけど戦争に対する皮肉たっぷりなオープニング。エッフェル塔に登り、技術的な価値の高い塔ときらびやかな夜景を語るニノチカ。製作時はまだ開戦前だったから、僅か半年でフランスが占領されるなんて、思っていただろうか。ドイツじゃなくてソ連のお話だけど…

3人組が早くも社会主義の理想と現実を見せてくれる。タバコ売りのメイドが部屋に入る度に『うおぉ~~!!』って、パリの自由を楽しんでるなぁ。
特命全権公使が若い女性なギャップ。いかにもソ連っぽいニノチカのキリッとした表情と話し方、お洒落な帽子に眉をひそめる仕草とか、観てるだけで可笑しい。『人民のパンを自称・大公女と折半するの?』なんかそれはそれで、説得力あるんだよなぁ。エレベーターを使わず階段を登るニノチカ。『誘ってるの? 拒否するの?』『ベッドに行きなさい、お爺ちゃん』あのキャラで日常会話してるのが面白い。古傷を見る?って言われたらドキッとするし、斜め上から撮るキスシーンは何か斬新だった。
無表情&無感情キャラの元祖だろうか?今でもしっかり通用するキャラ設定。そして大爆笑からのキャラ崩壊。ここから一気に人との接し方が変わるニノチカ。部屋の鍵を閉めてお洒落な帽子を被ったり、レオンに帽子姿を見せるときのちょっと恥ずかしそうなとことか、とにかく可愛い。

“笑わないグレタ”と言えば、私の中ではスウェーデンの活動家の女の子。
名前は知ってるけどイメージがボンヤリしていた大女優グレタ・ガルボ。彼女が異例のコメディで大爆笑するところが売りの作品だし、彼女の主演後期の作品だから、ニノチカがグレタの代表作というのは変かもしれないけど、間違いなく彼女の魅力がしっかり出ている作品。
アカデミー主演女優賞とは無縁だったけど、他の主演女優賞はたくさん受賞している。彼女の評価のされ方も興味深い。 K&Kさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2021-08-12 11:21:47)

5.《ネタバレ》 いやー、これは凄い。冒頭のところでとりあえずソ連をおちょくっておいて、それをマクラにするのかと思ったら、何とそのままごりごり進んでいく。十分地ならしをしたところで、いよいよガルボ登場。これぞスターの登場です。そしてそこから怒濤のように展開されるガルボとダグラスの切り返しの数々。バリバリの共産党官僚と、脳内すべてピンク色のフランス男(そう、ソ連だけではなく、どさくさに紛れてフランスもおちょくっています)の邂逅という設定をフルに使い切っています。そして溜めに溜めた後で炸裂する、ガルボの大笑いのインパクト!笑顔がすべてを乗り越えるというシンプルにして強靱な世界観!さらに後半は一転して、国境を越えたメロドラマへと発展します("Censored"の大映しの威力も凄い)。いやいや、こんなに洗練されたロマコメが、80年以上も前にあったとは思いませんでした。 Oliasさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2020-07-17 00:32:54)(良:1票)

4.グレタ・ガルボさんってどんな女優?
その興味から観ました。
浮ついた資本主義とコチコチに固い共産主義をここまで皮肉るとは!
設定も演技もセリフもとても面白かったです。

TVの前を通りかかった息子の言うには「昔の映画にしては映像が綺麗だね。」
そのとおり。
美しいドレス姿、輝く宝石、なんと保存状態の良い映画でしょう。

たんぽぽさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2006-05-14 20:31:36)

3.《ネタバレ》 亡命婦人の恋人とニノチカが偶然恋に落ちるのですが、

市内見物もかねて(視察なんですが)エッフェル塔に登るのです。

そして望遠鏡から見た彼の家に招待されたニノチカ・・

おおまかな筋はこの裁判がどうなるのかよりも、

亡命婦人の恋人とニノチカはどうなるのかなのですが・・

風刺とセリフが面白いのです。

ロマンスに関してはとても有名なのですが、

時計の長針と短針が重なると真夜中の12時になり、

パリでは恋人たちがキスをする・・世界中で通用しそうなかわいらしい話。

角膜が素敵だという褒め言葉もなんともいえず新鮮でした。

こういう恋愛ものになぜ医学用語なのか、

こういうところにも個性的なセンスを感じます。

ロシアに帰ってきたニノチカが例の3人と再会して、

オムレツを焼くシーンもいいです。

私はとても知らない人と共同生活なんて嫌です~(笑)

「思い出までは検閲できない」・・共産主義へのキツイ風刺だけど味がある。

ラストの展開も文句なしです。

う~ん、一番目立たない共産党員コバルスキーだけああなったところも、

おかしくてニヤリとします。

冒頭から3人の共産党員(彼含む)が政府の決めたホテルを無視し、

豪華なホテルに宿泊しようと下見するシーンからおかしい。

要するに風刺コメディなのですが私はイギリスやアメリカのコメディは合わないのに、

ドイツ人のこの監督のコメデイは桃色の店に続いて大うけしました。

ホテルの回転扉をこの共産党員たちはおそらく生まれて初めて回ったのでしょう・・

1回でドアボーイ2回で支配人が来る・・(そりゃ客が来たら見に来ますよ)

3回なら5回なら?10回ならと想像しにやつく彼ら・・おかしいです。

本当はG・ガルボとM・ダグラスの恋愛コメディなのですが、

私にはこの3人がおかしくてほとんどこの3人中心に楽しみました(っていうのもおかしい)



フェリックス・ブレサートはブリヤノフ役ですね。

しかし・・「桃色の店」で初めて見たときも変な個性に笑ったのですが、

スピルバーグ監督(今のですよ)どことなく似ていますよね(笑)

おそらく喜劇役者なのでしょうがいい個性です。

「生きるべきか死ぬべきか」という作品でまた個性を発揮しているそうなので、

観てみたいんだけれどこの監督の作品自体がレンタル屋にあるのかどうか・・

アルメイダさん [DVD(字幕)] 8点(2005-12-04 15:23:20)

2.グレタ・ガルボて女優は名前は勿論、聞いたことあるけど、出ている映画を観たのがこの作品が初めてです。そんなこの作品の監督がルビッチ監督で脚本にワイルダーて名前を見つけて、それだけで借りてきました。今まで観たルビッチ監督の3本映画の中では三番目ですが、しかし、だからといってつまらないかと言うとこれがいやいやどうして十分面白いです。全く表情を変えないグレタ・ガルボ演じるニノチカを笑わそうとする喫茶店でのレオン伯爵がこれまた何とも可笑しい!この作品もそうだが、ルビッチ監督の描く作品のユーモアは本当に観ていて楽しい気持ちにしてくれる。他のルビッチ監督の映画ももっと観たいなあ! 青観さん [DVD(字幕)] 8点(2005-11-17 21:53:26)

1.ルビッチ版「イースト/ウエスト」。機械人間ガルボが徐々に人間性を取り戻していく様は必見!ソ連の社会主義体制をコケにしているとかそんなことはどうでも良く、自分もまだ見ぬパリに恋焦がれるだけです。 かんたーたさん 8点(2005-02-27 10:07:03)

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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 37人
平均点数 6.81点
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425.41% line
5821.62% line
6410.81% line
71129.73% line
8616.22% line
9513.51% line
1012.70% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.00点 Review1人
2 ストーリー評価 6.66点 Review3人
3 鑑賞後の後味 8.00点 Review4人
4 音楽評価 Review0人
5 感泣評価 Review0人

【アカデミー賞 情報】

1939年 12回
作品賞 候補(ノミネート) 
主演女優賞グレタ・ガルボ候補(ノミネート) 
脚本賞 候補(ノミネート)(原案賞として)
脚色賞ウォルター・ライシュ候補(ノミネート) 
脚色賞チャールズ・ブラケット候補(ノミネート) 
脚色賞ビリー・ワイルダー候補(ノミネート) 

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