みんなのシネマレビュー

きみがくれた未来

Charlie St. Cloud
2010年【米】 上映時間:99分
ドラマ青春もの
[キミガクレタミライ]
新規登録(2010-10-03)【マーク・ハント】さん
タイトル情報更新(2017-07-27)【+】さん
公開開始日(2010-12-23)


Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索

ブログに映画情報を貼り付け
監督バー・スティアーズ
キャストザック・エフロン(男優)チャーリー・セント・クラウド
チャーリー・ターハン(男優)サム・セント・クラウド
アマンダ・クルー(女優)テス・キャロル
ドナル・ローグ(男優)ティンク・ウェザビー
キム・ベイシンガー(女優)クレア・セント・クラウド
レイ・リオッタ(男優)フロリオ・フェランテ
デイヴ・フランコ(男優)サリー
森田成一チャーリー・セント・クラウド(日本語吹き替え版)
林勇アリステア・ウーリー(日本語吹き替え版)
田中秀幸フロリオ・フェランテ(日本語吹き替え版)
音楽ロルフ・ケント
撮影エンリケ・シャディアック
製作マーク・プラット
ユニバーサル・ピクチャーズ
製作総指揮マイケル・フォトレル
ライアン・カヴァナー
配給東宝東和
特撮リズム&ヒューズ・スタジオ(視覚効果)
美術アイダ・ランダム(プロダクション・デザイン)
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

表示切替メニュー
レビュー表示 その他作品(無) 心に残る名台詞(投稿無) エピソード・小ネタ情報(投稿無) 心に残る名シーン(投稿無)
【新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
【ネタばれ表示】/【ネタばれ非表示
通常表示】/【改行表示】
【通常表示】/【お気に入りのみ表示

ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意です!




【クチコミ・感想(8点検索)】

別のページへ(8点検索)
1


1.《ネタバレ》  こんなに可愛くって、しかもレッドソックスのファンな弟がいるだなんて、全くもって主人公が羨ましい。

 一応、本作には女性のヒロインも登場しているのですが、明らかに「男女のロマンス」よりも「兄弟の絆」を重視した作りになっていますよね。
 大人な自分としては、自然に兄の側に感情移入し
(こんな可愛い弟がいたら、そりゃあ楽しいだろうな)
 と思えた訳ですが、多分コレ、幼い子供が弟の側に感情移入して観たとしても
(こんな恰好良いお兄ちゃんがいたら、きっと楽しいだろな)
 って思えたんじゃないでしょうか。
 そのくらい「理想の兄弟像」が描けていると思うし、兄を演じたザック・エフロンも、弟を演じたチャーリー・ターハンも、素晴らしく魅力的だったと思います。

 「主人公は幽霊と会話出来るし、触れ合う事も出来る」という設定の使い方も上手かったですね。
 特に序盤の、サリバン中尉殿とのやり取りなんて、凄く好き。
 出征して戦死した友人に対し「俺も一緒に行けば良かった」と悲し気に訴える主人公と「来なくて良かったんだ」と笑顔で応え、静かに立ち去る友人。
 ベタなやり取りなんだけど、じんわり心に沁みるものがあって、とても良かったです。
 「実はヒロインも幽霊だった(正確には、仮死状態による生霊?)」というドンデン返しについても、彼女が墓場で眠っていたという伏線なども含めて、鮮やかに決まっていたんじゃないかと。

 それと、この映画って「何時までも死者に囚われていないで、前を向いて生きるべき」という、ありがちなテーマを扱っている訳だけど、それがちっとも陳腐に思えなかったんですよね。
 何せ本作においては「主人公は幽霊と会話出来るし、触れ合う事も出来る。たとえ幽霊でも弟と一緒にいれば、弟が生きていた時と何も変わらない、楽しい日々を過ごせる」という設定な訳なのだから、主人公が世捨て人のような暮らしをしていても納得出来るし、自然と感情移入出来ちゃうんです。
 この手の映画の場合、いつまでもウジウジ悩んでいる主人公に共感出来ず、むしろ主人公を励ます側の目線で観てしまう事が多い自分ですら、本作に限っては完全に主人公側の目線で観る事が出来た訳だし、これって何気に凄い事なんじゃないでしょうか。
 「良くあるタイプの映画でも、設定や描き方に一工夫加える事によって、独特な味わいになる」例の一つとして、大いに評価したいところです。

 弟とのキャッチボールに、恋の悩み相談、雨の森ではしゃいで遊ぶ姿なんかも非常に楽し気に描かれており
 (このままずっと、兄弟一緒の世界で生きていくのも、それはそれで素敵な事じゃないか……)
 と思わせる作りになっているのも、凄いですよね。
 「死者に囚われて生きる事」を決定的に否定するような真似はせず、むしろその生き方の魅力を存分に描いておいたからこそ、終盤における主人公の決断「弟と共に過ごす日々よりも、愛する女性の命を救う事を選ぶ」行為にも重みが出てくる訳で、この前後の繋げ方は、本当に良かったと思います。

 約束の森で、一人ぼっちになった弟が「兄は自分よりも大切な存在を見つけたんだ」と悟ったかのように、寂しげに立ち去るも、恨み言などは一切口にせず「お兄ちゃん」「好きだよ」と呟いてから消えゆく様も、本当に健気で……観返す度に瞳が潤んじゃうくらい。
 ラストシーンにて、以前のように会話する事も、触れ合う事も出来なくなってしまった兄弟が「それでも、何時かまた会える」「会えない間も、いつまでも俺達は兄弟だ」と約束を交わす終わり方も、凄く好きですね。

 冷静になって考えてみると、肝心のヒロインには魅力を感じなかったとか、弟がお兄ちゃんにしか執着してないので両親の置いてけぼり感が凄いとか、色々と難点もある映画なんですが……
 眩しいくらいの長所の数々が、それらを優しく包み込んで、忘れさせてくれた気がします。

 「面白い映画」という以上に「好きな映画」として、誰かにオススメしたくなる一品でした。 ゆきさん [DVD(吹替)] 8点(2019-11-07 06:36:42)(良:1票)

別のページへ(8点検索)
1


マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 6人
平均点数 5.83点
000.00% line
100.00% line
200.00% line
3116.67% line
400.00% line
5116.67% line
6233.33% line
7116.67% line
8116.67% line
900.00% line
1000.00% line

Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS