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蛇イチゴ

2003年【日】 上映時間:108分
ドラマコメディ
[ヘビイチゴ]
新規登録(2003-10-08)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2024-03-11)【イニシャルK】さん
公開開始日(2003-09-06)


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監督西川美和
助監督武正晴
キャスト宮迫博之(男優)明智周治
つみきみほ(女優)明智倫子
平泉成(男優)明智芳郎
大谷直子(女優)明智幸子
手塚とおる(男優)鎌田賢作
絵沢萠子(女優)喜美子
寺島進(男優)前田
笑福亭松之助(男優)明智京蔵
菅原大吉(男優)斎場の取立人
蛍原徹(男優)通夜会場・親族の男
佐藤浩市(男優)
脚本西川美和
撮影山本英夫〔撮影〕
製作IMAGICA(「蛇イチゴ」製作委員会)
バンダイビジュアル(「蛇イチゴ」製作委員会)
テレビマンユニオン(「蛇イチゴ」製作委員会)
プロデューサー是枝裕和
制作テレビマンユニオン
配給ザナドゥー
美術磯見俊裕
編集宮島竜治
録音鶴巻仁
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【クチコミ・感想(8点検索)】

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6.《ネタバレ》 この作品における宮迫氏の存在感は圧倒的でした。もともと、チンピラ役がこの上なく良く似合う人、とは思っていましたが、ただのチンピラではない深い演技に感服です。
それと同じくらい、この役に宮迫氏を抜擢した人(西川監督?プロデューサの是枝さん?)も偉い。
それにしても、西川監督の目線って、とてもいやらしい(褒めています&スケベという意味ではありません)。 la_spagnaさん [DVD(邦画)] 8点(2017-08-23 22:27:12)(良:1票)

5.《ネタバレ》 『蛇イチゴ事件』は、妹が兄を悪人と認定するに至った、最初の大きな出来事でした。ですから、兄の自己破産計画の信憑性を見極めるため、妹は『蛇イチゴ事件』の検証を希望したのだと思います。薄暗い山奥。沢を挟んで手を伸ばす兄。妹は直観的に身の危険を感じたのでしょう。確かにサスペンスドラマなら殺されるパターン。間違いない。兄は悪人だ。だから警察に通報しても問題ないという思考の流れ。ところが、蛇イチゴは存在しました。兄を悪人とする重要証拠が消えたのです。心理学用語で言うところの『初頭効果』打ち消しと『新近効果』のダブルパンチ。妹の判断基準は根本から揺さぶられました。兄=悪人の図式が崩れた彼女の胸中は如何ばかりか…想像すると…笑えてきます(失礼。性格悪いですね)。そもそも兄の人間性など、自己破産計画の真贋とは関係のない話。それに兄がガンジーだとしても、香典詐欺を働いた事実は覆りません。ダメなものはダメ。物事の判断は是々非々でしないと。それに表があれば裏もあるのが世の道理。そんな当たり前の事柄に考えが及ばないのは、彼女の視野が狭い証拠です。母親が嫌悪する「あなたはいつも正しい」も、この部分を指しています。おそらく彼女は、職場で型に当てはめる作業に慣れ過ぎたのだと思います。そういう思考の癖がついたのです。問題児の発言だから信用できないという理屈。困った事に(?)往々にしてその判断は“正しい”のですが、基準を其処に置くのは間違っています。思い返せば、同僚教師も同じ価値観の持ち主でした。教師の職業病でしょうか。レッテルに頼った判断は効率的で簡便ですが、時として大きな過ちを犯す危険性を孕んでいます。おっと、教師という職業にレッテルを貼るのも間違いでしたね。危ない、危ない。反省します。人の心の汚い部分、醜い部分を描きながらも、観ていて嫌な気持ちにならないのは、監督の視点が多角的だからだと思います。絶対悪など無いように、完全正義も存在しない。だから不完全な私でも、安心して観ていられるのだと思います。いい映画でした。聞けば本作は、西川美和女史の初監督作品とのこと。処女作でこの完成度とは恐れ入ります。監督の人柄が伝わってくるのも素晴らしいです。私は『ゆれる』と『夢売るふたり』しか観ていませんが、監督の名前で信用買い出来る事が分かりました。ほかの映画も必ず観ます。宮迫はベストアクト。 目隠シストさん [CS・衛星(邦画)] 8点(2013-10-21 19:29:08)(良:5票)

4.《ネタバレ》 宮迫博之がダメ人間をやっている映画にハズレ無しw純喫茶磯辺も面白い
ちなみにダメ人間以外の宮迫さんの演技はあまり好きじゃない
ダメ人間限定です でも本当の宮迫さんって素敵パパなんですよねw マーガレット81さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2011-09-18 21:32:47)

3.《ネタバレ》 人間(家族)関係の暗部を根元から掘り起こし見せているのに、そこに一切の嫌らしさを感じさせない。奇麗事に終始しているわけでもなく、露悪的になり過ぎもせずに、である。これは、凄い。

贅肉をそり落としまくった清涼感あふれるラストシーンの「蛇イチゴ」に、蟻一匹の演出も、見事としか言いようが無い。見事。 aksweetさん [DVD(邦画)] 8点(2009-07-09 09:54:00)

2.次作『ゆれる』でもそうですが、ある事件をきっかけに「家族が家族でなくなってしまう」ことの恐怖を描く西川監督の容赦ない演出には本当に驚かされます。決定的な絶望を与えない代わりに分かりやすいハッピーエンドも与えず、観賞後もしばらく「あの一家はどうなってしまうんだろう?」と考えずにはいられなくさせる圧倒的な説得力はホント体に良くないです(笑)。で、この『蛇イチゴ』。宮迫のキャラに若干リアリティが乏しいのが残念ですが、とりあえず蛇イチゴのエピソードでチャラ。本作も絶妙なタイミングでの幕切れでした。 とかげ12号さん [DVD(邦画)] 8点(2007-09-29 18:41:24)

1.ラストにグッときた NINさん [DVD(邦画)] 8点(2007-04-07 05:20:31)

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【点数情報】

Review人数 38人
平均点数 6.61点
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300.00% line
425.26% line
5615.79% line
6923.68% line
71231.58% line
8615.79% line
937.89% line
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【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 4.00点 Review1人
2 ストーリー評価 4.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 4.00点 Review1人
4 音楽評価 3.00点 Review1人
5 感泣評価 4.00点 Review1人

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