みんなのシネマレビュー

コールド・スキン

Cold Skin
(La pell freda)
2017年【スペイン・仏】 上映時間:106分
ホラーサスペンスファンタジー小説の映画化
[コールドスキン]
新規登録(2024-09-19)【目隠シスト】さん
公開開始日(2018-07-14)


Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索

ブログに映画情報を貼り付け
監督ザヴィエ・ジャン
キャストレイ・スティーヴンソン(男優)グルナー
配給ハピネット・ピクチャーズ
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

表示切替メニュー
レビュー表示 その他作品(無) 心に残る名台詞(投稿無) エピソード・小ネタ情報(投稿無) 心に残る名シーン(投稿無)
新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
【ネタばれ表示】/【ネタばれ非表示
【通常表示】/【改行表示
【通常表示】/【お気に入りのみ表示

ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意です!




【クチコミ・感想】

別のページへ
1


1.《ネタバレ》 「むかーし昔ある島に気象観測員の男がやってきました」から始まる『まんが日本昔ばなし』のようなお話。いや舞台が外国だから『まんが世界昔ばなし』でしょうか。昭和のお子さんならご存じかと。さしずめタイトルは『冷肌女房』。 冗談はさて置き、設定だけみると「孤島で異形のクリーチャーと戦うサバイバルアドベンチャー」です。実際物語序盤はそのような展開でした。風向きが変わったのは一人の女クリーチャーが登場してから。彼女は灯台守オズナ―に飼われていました。例えばゾンビ映画でもゾンビを飼い慣らすパターンはあります。しかし彼女の待遇は別格。服を着せられ性交渉あり。オズナは否定するでしょうが彼女に「情」を寄せているように見えます。え?どういう関係?私たちは一体何を見せられているのでしょう。 本作は孤島が舞台。住人は赴任してきた主人公(フレンドと呼ばれますが実質名無し)と先住していた灯台守オズナ―の2人のみ。いわゆる「無人島漂流もの」の体裁です。ただ一般的な無人島漂流ものと違うのは、彼らが孤独に苛まれていないこと。主人公がこの島に来たのは人間社会から逃がれるため。有り体に言うなら「社会不適合者」でした。オズナも同じ。彼らにとっての「社会」とは何かを考えると、自ずとクリーチャーの正体(何の比喩か)が見えてきました。冷たい肌。襲い来る集団。生命を脅かす敵である一方、本当は心を交わしたい相手でもある。「クリーチャー=人間」「集団=社会」と見立てて差し支えないでしょう。 さてクリーチャーは本当に存在するのでしょうか。いやそれより重要なのは、主人公は何者か?かもしれません。終盤灯台守グルナーの正体は、前任の気象観測員であることが判明します。さらに灯台守が死に主人公が新たな灯台守に。新たに赴任してきた後任の気象観測員に対し主人公はグルナーとして振る舞いました。見た目も先代グルナーと同じ髭面に。おそらくこの現象=「グルナーの代替わり」がこの島では繰り返されてきたのです。劇中「グルナーの泉」が出てきますが、島自体が「グルナーの島」だったのでしょう。これをどう読み解きましょうか。 灯台守が入れ替わる点に着目するなら「輪廻転生」「生まれ変わり」と解釈したいところ。クリーチャーはその為の試練でしょうか。隣人を愛せなければ生まれ変わりは不可とか。島は魂の待機場。しかし「生まれ変わり成功例」が何か分かりません。先代の灯台守は生まれ変わりに失敗した気がしますが、クリーチャーとの共存を選んだ主人公が成功したようにも見えません。後釜が来たのでこれから生まれ変わるのかな?クリーチャーを一人でも殺めていたら駄目とかだったら無理ゲー過ぎます。 グルナーという名前を襲名する点を重視するなら「アイデンティティ獲得までの葛藤を描いた物語」と捉える事も出来そうです。この場合島は深層心理の世界です。自我確立に他者との関わり合いは必須。集団の中で個を揺るがぬものとします。先代は素っ裸(=社会性なし)ですが、主人公は服を着ていたので自我確立成功か。多少難はありそうですが。 いずれにせよサバイバルアドベンチャーと捉えるより、人生訓を多分に含んだファンタジーと受け止める方が自然な気がします。ちとグロいですけど。 私は冒頭『まんが世界昔ばなし』を引き合いにしましたが一般的には『世にも奇妙な物語』の方が馴染み深いかもしれません。リメイクするなら、主人公は山田裕貴、灯台守に杉本哲太、女クリーチャーは古川琴音で如何でしょう。30分程度の尺でまとめたら案外良さそうな気が。なおドラマ『ペンディングトレイン』のキャストで固めたのは偶然です。 目隠シストさん [インターネット(吹替)] 6点(2024-09-20 18:59:33)★《新規》★

別のページへ
1


マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 1人
平均点数 6.00点
000.00% line
100.00% line
200.00% line
300.00% line
400.00% line
500.00% line
61100.00% line
700.00% line
800.00% line
900.00% line
1000.00% line

Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS