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アンティゴネ

(ソポクレスの《アンティゴネ》のヘルダーリン訳のブレヒトによる改訂版
1948年(ズーアンプ社))
Die Antigone des Sophokles nach der Holderinschen Ubertragung fur die Buhne bearbeitet<BR> von Brecht 1948(Suhrkamp Verlag)
1992年【独・仏】 上映時間:100分
ドラマ戯曲(舞台劇)の映画化
[アンティゴネ]
新規登録(2013-01-17)【吉田善作】さん

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監督ダニエル・ユイレ
ジャン=マリー・ストローブ
原作ベルトルト・ブレヒト
脚本ダニエル・ユイレ
ジャン=マリー・ストローブ
編集ダニエル・ユイレ
ジャン=マリー・ストローブ
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1.《ネタバレ》  本作はストローブ=ユイレ(以下SH)の作品群の中でも「エンペドクレスの死」と並び彼らの最高傑作と呼ぶに相応しい。SH作品の特徴ともいうべきものが本作では密度・強度ともに最高潮に達している。まず本作のロケーションはシチリア島の古代円形劇場のみである。カメラがこの劇場から外に出ることはない。しかしこの要素が退屈を誘うことはありえない。アンティゴネの物語にこのロケ地は最適である。過去現在未来を全て内包しているような空と大地がここにはあるから。霞がかった雲のない青空、点在する褪せた色彩の草木、乾いた風と、それに吹かれ続けてきた岩肌。舞台は整い、あとは古代ギリシアの衣装を着けた役者たちが劇を演じるだけだ。その衣装が、深く折り重なった襞が、風にはためき、時が止まる。女の歌うような暗誦、男たちの恐ろしい合唱、国王の役者じみた台詞、そしてそれらを貫くアンティゴネの力強い横顔。徹底されたミニマルな演出は、最大限の豊穣さを引き出すことを証明した。 吉田善作さん [DVD(字幕)] 8点(2013-01-17 17:15:44)

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