みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
9.《ネタバレ》 ファーストネームのない男ウォーカー、こいつは生きている復讐の鬼なのか死してもなおこの世をさまよう亡霊なのか、謎は深まるばかりです。『81/2』や『2001年』なんか眼じゃない60年代に撮られた中でも屈指の難解さです。最近ではこの映画を、ウォーカーが死に瀕してみた夢なんだと解釈するのが流行りみたいです。 裏切り者のペンションに侵入するシークエンスでは、良く観てると警備のボディガードたちにはウォーカーの姿が目に見えていない様にも感じられ、やっぱり彼は亡霊なのかなと思えます。面白いことにウォーカーの女クリスにはファミリーネームがなく、これは何を暗示しているのか首を捻りますが、彼女もやはりこの世の人ではないということでしょうか。ジョイスやプルーストの小説テーマの『意識の流れ』をそのままクライム・ミステリーに導入した様な脚本は、とても先鋭的で時代を超越しています。 個人的には、リー・マーヴィン主演映画の中では本作がベスト、彼のカッコよさも頂点に達していると思います。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-04-06 23:05:44) 8.地味なクライムアクション映画。 映像演出がテレビ映画みたいな雰囲気で、ストーリーが淡々と進んでいく作り。 内容自体は決して悪くないとは思うんだけど、ラストとかもう少し捻りが欲しかったかな。 今一つ盛り上がりに欠けるんだよね。主役のリー・マーヴィンの渋さが、やたら目立っていた作品。 【MAHITO】さん [DVD(字幕)] 3点(2011-07-31 04:05:51) ★7.《ネタバレ》 地味~な映画です. 【RTNEE USA】さん [DVD(字幕)] 5点(2011-06-18 22:09:43) 6.話の進行も淡々としているし、自分的にはコッポラの「盗聴」に雰囲気が似ているな、と思いました。無人の町かよ、って思うくらい静かな世界だからです。BGMが少ないんですよね。話しの内容は、キチンとしたいおじさんがキチンと報酬を取立て、キチンと復讐するという話でした。「ペイバック」が、自分には好きな映画なので同じ原作者ということで、楽しみに観ましたが、ちょっとがっかりです。現代映画に慣れた世代には盛り上がりが欠けていると感じるのではないでしょうか?この原作者、他に「ホットロック」もありますが、これも地味な出来。結局、鑑賞後、リーマービンの渋さだけが心に残りました。 【トント】さん [DVD(字幕)] 6点(2011-02-17 20:38:03) 5.ハードボイルドさが良く似合うリー・マーヴィンの存在感ありきで作られたようなもんだけどオープニングであの至近距離で撃たれて瀕死?いやよくわかんないけどそのあとすぐにピンピンしてっから体力全開するまでのブランクはどれぐらいあったんだろうか?・・あ、いやこれは夢なんだ走馬灯の延長線上なんだ・・だってウォーカー自身は誰も殺してないんだから幽霊なんだ死神なんだ、んーどうなんだろうかと余計なことをものすんごぃ頭の中で考えてました。まさかのマーヴィンのラブシーンにはちょっとビビりましたけどメル・ギブソン版とは大いに異なるなんか不思議な映画だったなぁ~。 【M・R・サイケデリコン】さん [DVD(字幕)] 6点(2011-02-03 11:20:19) 4.フラッシュバックが多くて、一度観ただけじゃ訳わからない。かといって、現在のところビデオorDVD発売されていないので、確認のしようがないのが辛いところです。キャストにリー・マービンの名前があったので、テレビの深夜枠でうっかり観てしまったのがフラストレーションのはじまりでした。話が理解できれば面白そうな雰囲気があるので、もう一度観たい。輸入版のレーザーディスクを購入された【みでじゃ】さんの気持ちもわかります。……が、私にゃぁ、英語を聞き取るなんて力は微塵もないのよぉ~。この映画で一つ勉強したのが、“2、3日中に”を“couple days”というのかぁ~と思った程度。テレビ局様(地上波orNHK衛星)、どうかもう一度放送していただけませんか? 【元みかん】さん 5点(2003-11-05 15:57:48) 3.「モンテウォルシュ」のマービンが一番かっこよいと思うあたしなもんですから、なあーんか評価が難しいなぁ、これって。マービンの存在感はいかすんだけど、いまひとつ入り込めないんだなぁ。クールで凶暴なわりに、むむー・・・女房との胸がキュンキュンな回想シーンはなんじゃらほい? 【モートルの玉】さん 6点(2003-07-25 01:11:32) 2.ジョン・ブアマンの映画って、あざとさばかりが鼻について…。基本的にキライな映画にはコメントしないことにしているのですが、世評が高いのに「何でやねん!」という代物には、積極的に否! を唱えようと。あの同一場面とモノローグの執拗な反復は、60年代に一世を風靡したアラン・ロブ=グリエの小説や映画(あの『去年マリエンバートで』の脚本もこの人)の実に小賢しいパクリじゃんすか。こういう文学趣味は決して否定するもんじゃないけど、それが単にコケオドシでしかないってあたりが、ぼくには許せないっ。断然『ペイバック』の方こそを、ワタシャ支持するものであります(あれはあれで、いささかモンダイはありますが…) 【やましんの巻】さん 4点(2003-05-23 21:19:26) 1.リー・マーピンの情け容赦ないバイオレントな行動をジョン・ブアマン独特のテイストで迫っていくフィルム・ノワール。しつこいまでのフラッシュ・バック効果によって、不思議な感覚を得るという一種の“体験”映画になっている。だがブアマンの映画は個人的に好きにはなれないので、この点数が限度(ちなみに近作「テイラー・オブ・パナマ」は彼らしくない良作です)。 【チャーリー】さん 8点(2002-02-15 22:36:15)
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