みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
15.もっと華やかな映画だと思っていましたが、けっこうドロドロとした女の争いの内容でした。そういう意味で華やかな表舞台ではなく、裏舞台を取り上げてるという点でおもしろかったですね。キャスティングでは、桃井かおりは、かなりハマってたと思います。 【アルテマ温泉】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-12-16 01:02:37) 14.原作未読。物語は時間軸は長いが、想像していたよりこじんまりとしていた。チャン・ツィイーは主役に抜擢されたのも納得の素晴らしい存在感と演技だった。本来は日本人が演じるべきなのだとは思うが、彼女ほどの女優が日本にいるだろうか。他の何人かのキャストも中国系だが、この不思議な世界では違和感が無かった。 芸者をはじめとする日本の風俗文化に詳しければ詳しいほど違和感を感じる作品だと思うが、ロブ・マーシャルは確信犯的に考証を無視したのだろう。彼なりの美意識に乗っ取ってニホン、ゲイシャ、を映像にした。それはそれで大変美しく、その世界の中ではブレが無い。撮影、照明、編集、音楽、全てが素晴らしくレベルが高い。 本物の日本の文化を世界に知らしめたかったら邦画が頑張るしかないのだ。 【ロイ・ニアリー】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-12-16 00:31:22) 13.映像は、日本とは思えないほど、綺麗ですね。盛り上がる音楽もいいです。ストーリーも単純だけど、いい話でした。俳優さんも、個性的で良かったのですが、やや埋もれた感あり。まぁ、中国人の芸者、ってことで捉えてしまうと、違和感が出てくる映画ですかね。ハリウッド的で、とんでもない映画かもしれないが、俺は好きな映画だなぁ。 【瑞鶴】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-12-15 23:51:51) 12.《ネタバレ》 これは何とも不思議な作品でした。登場人物たちの会話が日本人同士が喋っている時でも英語、しかも中途半端に日本語まで話すし…。そりゃあハリウッドが作っている映画なのだから当然だけど、個人的にこういう日本物は珍しかったので最初は違和感を覚えました。物語は芸者版「イヴの総て」とでも言うべく、一人の少女が芸者へと成長していく姿を鋭い視点で描いていきます。一人前の芸者になるためには肉体的にも精神的にも苦労を重ねなければならない、芸者は娼婦ではない。と言ったことから製作者の芸者に対する敬意も感じられるのですが、その一方「ラスト・サムライ」等にあったエンターテイメント性が希薄に思え、果たしてこれは本当にアメリカで稼げるのかな?と余計な心配をしてしまいます。事実もっと華やかなものを期待していたら、実際はかなりドロドロした業界裏を見せられたのでちょっと閉口してしまった嫌いがあります。(アジアの中で)出演陣は極めて豪華で、特に桃井かおり演じる置屋のおかあさんが最高でした、ハマリ役です。ミシェル・ヨーは妖艶、コン・リーはよく最後まであの憎まれ役をやり通したなと思います。それから何と言ったってチャン・ツィイーが凄い!拙い日本語はあるものの完璧に日本人に成り切っていましたね。最初は日本人の役を中国人が演じるのに抵抗があったけど、今では彼女以外考えられません。 【かんたーた】さん [映画館(字幕)] 6点(2005-12-15 13:05:29)(良:1票) 11.腐っても鯛…というのか、日本人としてチェックが厳しくなります。着物のたもとをブン回して踊ったり、扇の要に指突っ込んで回すのは見るに堪えませんわ~。しかし映像美という点では、『春の雪』同様、すごくいいんですよ。こっちもこれと同様、ほめつつほめきれないというせつなさ…。うーむ。でもミシェル・ヨーと桃井の姐さんには10点。 【稲荷寿司】さん [映画館(字幕)] 6点(2005-12-14 19:03:52) 10.言いえて妙だけれど、“一国の文化”というものは、他国のそれと交じり合うことで、初めてその「本質」と「価値」が見出されるものなのではないか、と思う。 異国の捉え方と表現方法によって、自国の人々が“知らなかった”価値が生まれることもあるのだ。そういうことをこの映画は、燦然と見せつける。 「芸者」という女の生き方。望まぬままにその「運命」へと導かれ、その道程を生き抜いていく一人の女の様があまりに激しく、あまりに美しい。 辛苦の末にようやく手に入れた待ち望んだ“ぬくもり”。 しかし、それでも彼女は「芸者」なのだ。その人生には、もはや神々しさすら覚える。 必ずしも日本という国と芸者という文化を「リアル」に描こうとせず、その文化がもつ本質的な「美意識」を最大限に優先して描かれた映画世界が素晴らしい。 台詞の中に、英語と日本語が混在する脚本&演出方法にも、全然違和感がなく、演者の表現力を最大限に引き出す効果へと繋がっていると思う。 冒頭にも言ったが、他国の文化との“混じりあい”が、素晴らしい世界観を生み出した要因だ。 この作品は、どうやったって日本人だけでは、描ききることができない「日本映画」だと思う。 【鉄腕麗人】さん [映画館(字幕)] 9点(2005-12-14 01:59:59)(良:1票) 9.日本の「美」というものはイイもんですね。巨大セットで再現された街並み、風景、衣装など映像がとても美しかったです。俳優ではミシェル・ヨーとコン・リーが良かった!コン・リーのイジワルな表情が凄まじかったです。いい映画なんですけど心に残る作品ではないかな。ドラマ部分がイマイチでした。 【ギニュー】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-12-13 21:43:45) 8.日本の美しさを大切にして下さっていると、とても嬉しくなりました。 ロブ・マーシャル監督のこだわりの映像が実に美しい。 そして女優さんたちの迫真の演技とも相まって、ぐいぐいと引き込まれました。 私はミッシェル・ヨーさんのファンですが、本作でも本領発揮です。カッコいい~! そしてコン・リーさんのキレっぷり、ここまでやれるのは流石です(尊敬) マーシャル監督は女の戦い、女の本性を描くのが実に上手い。 長年女をやっているので、「こういうことあるある~。」と頷くことしきりでした。 不満と言えば・・私の観た時間は字幕版しかなく、「どうして渡辺謙さんと日本の子が話すのを英語で聞かねばならんの?」とは思いました。 芸者のお話しなのですから、DVDが出たら日本語で聞きたい。 【たんぽぽ】さん [映画館(字幕)] 9点(2005-12-13 20:26:46) ★7.映像は文句なしにきれいです。「日本ってこんなにきれいな国なんだぁ~」と しばし感動。 チャン・ツィイーは可愛いけれど化粧してない方が(芸者の)可愛いな。個人的には、ミシェル・ヨーが好き。なんか、若い頃の倍賞美津子みたいじゃないですか? いいな~。 目で男を落とすんですよー。どうです?出来ます?いや、出来ないですね。うん。 やってみたいなぁ~。 でも・・・青い目の人がいたら・・・普通、引いちゃいません? 【あずき】さん [映画館(字幕)] 6点(2005-12-12 17:40:34) 6.《ネタバレ》 日本的な美しさというんですか、観ていておくゆかしいものがありました。長さの割に退屈感は感じませんでしたので、いい映画だと思います。チャン・ツィイーの妖艶な踊り(舞い?)は圧巻! 【ひで】さん [映画館(字幕)] 6点(2005-12-11 21:59:13) 5.《ネタバレ》 この映画を見る前、タイトルは「Memories of a Geisha」かと思って、会長か延さんに一人の芸者についての「記憶」でも語ってもらうのかと思っていたら、「Memoirs(回顧録)」となっていて、タイトルから考えていたストーリーとはだいぶ違う展開だったので、ちょっと出鼻を挫かれた想いがした。 人間ドラマ、ラブストーリーという観点からみると多少モノ足りないかなという気がするが、とてもハリウッドの監督が作ったとは思えない素晴らしい美意識の高さ、日本の古き美に対する憧憬が感じられる素晴らしく美しい映画に仕上っている。 日本人監督が作るのとは違う日本の美しさを感じさせる映画となっているので、この試みは成功だったのではないか。 この時代や芸者については、自分はそれほど知識がないためか、時代考証については全く 違和感はなかったと思う(違和感があるとすれば字幕の問題か)。 しかしながら、人間ドラマ、ラブストーリーはモノ足りないと感じたが、これこそまさに「日本人らしさ」が描かれたためではないかと思う。 延さんは、自分が好きな女がいても、その感情を自分の奥底に押し留め、最後の最後まで表には出さない。どんなに金があっても、自分の好きな女を金で買うことなんてしない。権威も利用しない、金を失って一人の裸の男になったときになってようやく、自分の気持ちをさらけ出すことができる。まさに「侍」的な気質が描かれていた。 また、会長についても同じく、自分の気持ちを押し留め、恩を受けた相手(延さん)に対する気持ちを察して、恩を受けた相手を裏切ることはできずに、逆に譲り渡そうとする日本人的、侍的な精神がしっかりと描かれていたような気がする。 そのため、自己主張しない男同士によってラブストーリーは影を潜めて、人間ドラマとしての女同士の争い、一人の女が自分の気持ちを叶えられずに、他の芸者同様、女としてではなく芸者として生きる決意を固める(ハンカチを海に投げ入れる)までが中心になったような気がするが、男同士の影のやり取りが見て取れるのも見逃せないところだと思う。 ラストの締め括りは、個人的には賛否あり微妙だなとは思うが、あれで良いのかどうかは今のところ結論は出せずにいる。 【六本木ソルジャー】さん [映画館(字幕)] 8点(2005-12-11 16:59:46)(良:2票) 4.こういう作品は必ずといっていいほど、あそこがおかしい、ここがおかしい、て言ってくるあら探しさんがいるけど、あら探しの為に映画を見に行くなんてなんとも寂しい話ですし、そもそも外人が異国舞台の映画作って完璧に忠実なもの作れるわけがないでしょうにね。それを求めること自体無理な話ですし、むしろそのある種の誤解、違和感を逆に楽しむというのも一つの手なのです。監督のロブ・マーシャルの前作品の「シカゴ」だって本当は時代設定、細かい史実にいろいろおかしいところあるんです。だけど、彼の理想の美の世界として成立してるわけですよ。あくまでこれは「はなまち」というロブ・マーシャルの美の世界なのです。というわけでなかなか面白く見させてもらいました。ミシェル・ヨーもなかなかいいんだけど、個人的にはコン・リーがはまり役だと思ったな。すごくうまい。それと桃井姉さんも適役。なんていうか、ディズニー映画に出てくる魔女っぽい感じがグッド(笑)。お話はラブ・ストーリーなんだけど、ラブよりもむしろ芸者間での争い、女の戦いの方が面白かったな(笑)。水揚げのやりとりとかね、お客の取り合い、ああいうの好きです。 【あろえりーな】さん [映画館(字幕)] 6点(2005-12-11 04:02:35)(良:4票) 3.「おしん」を思い出しました。 【たま】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-12-10 18:58:56) 2.朝早いし眠いし長いし途中で寝ないかなぁと心配だったけど全くそんな気配もなくあっという間の2時間半。ここらへんはさすがのハリウッド、慣れてます。言いたいこともびしびし伝わってきたしお目当てのチャン・ツィーは問題なくかわいいし率直な感想としては観てよかったなと。でも、観た後はこれをアメリカ人が作ったのかぁ、アメリカ人が見たらどう思うんだろ、ちゃんと理解できんのかなぁなどといらん心配ばっかしてしまい、物語の内容よりそっちばっか考えちゃいました。そして、きっと色んな人の批評で、ストーリーが単純とか、細かい部分の設定がおかしいとか言われるんだろうなぁ。あまりそういうのは気にせずまずはゲイシャの人生、美、日本人としての強さ、美しさってのを感じてほしいものです。 日本の良さを再度考えさせられますね。 【とむ】さん [映画館(字幕)] 8点(2005-12-10 13:42:58) 1.暗い、文学的な映画だと思って見に行ったのですが、予想以上にすばらしい映画でした。物語のはじめからグイグイ引きこまれて時間は長めの映画ですが途中でだれることも無くストーリーにひきつけられ最後に盛り上がるところも有り、私は好きです。後から監督はシカゴを撮った人だとわかり、なるほどなあと思いました。日本人でないチャン・ツィイーが主役をやることもまったく違和感がありませんでした。さゆりをいじめる初桃役のコン・リーがとても良かったです。他の俳優では、桃井かおり、渡辺謙、主人公の子供時代を演じる大後寿々花の演技もよかったです。ただし、時代考証とか細かい所で気になるシーンはあります。でも私はそれ以上にストーリー展開に引き込まれてそんな点もそれなリに楽しめました。個人的にはイングリッシュペイシェントやドクトルジバコを見た時と同じイメージを感じました。私がアカデミー賞選考委員なら1票入れます! 【Takshii】さん [試写会(字幕)] 9点(2005-10-31 18:54:11)
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