みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
34.《ネタバレ》 タイトルは昔から知っていて「お噂はかねがね…」な作品。見た印象としては「あらっ!?思ったより全然?」というカンジ。いうなれば【ダークポップ】というテイストでした。そして主演の古尾谷雅人が最高!コミカルな【村の秀才】から鬼気迫る【村の不審者ナンバーワン】へと変わっていく演技が素晴らしかった!大虐殺を前に『タクシードライバー』や『コマンドー』よろしく淡々と武器や装備を身に着けていくシーン(いちいち「ヨシ」「ヨシ」と声出し確認をするあたりが秀才っぽくてヨイ)には、見ているコチラも「ヨシ!」と親指を立ててしまうワケです。見るからに悪い顔のラスボス夏八木勲が上手く危機を脱するのもリアル。ちなみに夜這いシーンも殺戮シーンも、令和の今見ると全然18禁レベルじゃないなぁ…。 そして…田中美佐子の破壊的な可憐さ可愛すぎワロス (;´Д`)ハァハァ 【幻覚@蛇プニョ】さん [インターネット(邦画)] 8点(2022-02-26 12:26:39) 33.いわゆる「津山三十人殺し」事件を犯人側から描いて、ちょっと青春ドラマ風に若者の鬱屈を描いたりもしてるのですが、だからといって主人公の追い詰められていく過程が説得力を持ってしっかり描かれている訳でもなく、主人公の異常性を描く訳でもなく(一部アヤシげな呟きをさせるとは言え、主人公は最後まで正気を保っている)、クライマックスの殺戮が、やや唐突に感じられます。 それに、同じく松竹映画である「八つ墓村」が、あのオドロオドロしさでもってこの殺戮を描いた後でもあり、比べてしまうと、どうもインパクトが弱くなっちゃう。 銃撃とともに血しぶき飛び散る描写などは、製作陣の意気込みを感じさせますが。 女優たちの濡れ場競演、ってのがもう一つの見所、ただしポルノ枠ではないことを意識したのか、男優がフンドシ穿いたまま、という不自然なものになってます。 それにしても池波志乃のハダカは、迫力満点ですな。もはやこれは、大艦巨砲主義とでもいいますか。そういう女性たちの、ムラの因習を伴ったような生命力に対し、古尾谷雅人の、線の細さ。石橋蓮司との小競り合いも、あまり迫力が無い。 もともと、勝てないのよね。 【鱗歌】さん [インターネット(邦画)] 6点(2021-07-03 11:13:19)(良:1票) 32.こんな映画観るんじゃなかった。気持ち悪すぎる。何も得るものがない。 【ケンジ】さん [インターネット(邦画)] 0点(2021-02-19 22:29:54)(良:1票) 31.舞台となる村に家が4件しか無いように見える貧しい空間表現。田舎の闇夜の漆黒は全くと言っていいほど表現されておらず、光源がどこにあるのか不明のLED的な白い光が村を覆う。追い詰められた者の狂気がぜーんぜん伝わってこないペラペラな主役の演技。ファミコンのBGMのような頓狂この上ない音楽。これらから演出の安さは開始5分で分かるので、重厚さを求めなければ特に不自由は感じない。この作品に期待するのはエロ描写の真剣度だけだから、文学性や気取った所が全くない演出はむしろ好感が持てる。しかし肝心の裸は、総じて乳さえ出しておけばいいだろうという安直さが感じられ残念。結局ボカシが入るのなら騎乗位は女性を後ろから撮って欲しいものだ。尻派としては下半身のボリュームを感じたいのだ。女優さんの性反応もそれぞれ頑張っているとはいえ想像の範囲内。五月みどりの濡れ場は初見だったが、意外に凄みのない商売女的な反応。まあ彼女はそんなものかもしれないと妙に納得。コメットさんが脱いだらさぞ珍奇だろうと期待したがそれは無かった。映画冒頭ずうとるび新井が、温泉場の土産物の卑猥な写真を純真な古尾谷に見せるエピソードがある。ささいな小道具とはいえ、なかなか扇情的な写真で監督の見識を感じた。これをちゃんとアップで映したのも爽やかだが、エロさという点ではそこが頂点だったのは寂しい。できれば春川ますみのような本物のスケベを起用して、シビれるようなエロさを感じさせて欲しかった。 【皮マン】さん [インターネット(邦画)] 4点(2021-01-25 21:27:31) 30.《ネタバレ》 ビデオリリースされた当初に観た記憶では、出てくる女優がみんな脱いでいた感じでしたが、観直してみると五月みどり・池波志乃・田中美佐子の三人だけだったんです。三人の中でボリュームが不足している田中がいちばん脱ぎっぷりがイイ、彼女わかい頃は頑張ってたんですね。でもヒロイン扱いの田中はもちろん惨劇の前に村から出て行った五月もけっきょく殺されず、ひとり池波だけが壮烈な殺され方をされ、これって女優としては悲惨な扱いなのか美味しい役どころだったのか微妙です。異端児プロデューサーとして名をはせる前の燻っていた時期だったので、古尾谷雅人のキャラには自分の心境が重ねられている、と奥山和由は語っています。その古尾谷が演じる継男には精一杯感情移入できるように撮ってはいますが、古尾谷の狂気をはらんだような演技はそれを許してくれません。劇中二か所の「皆さま方…」とカメラ目線で古尾谷が語り掛ける場面にはメタ構成の意図があったのかもしれませんけど、継男の狂気が最大限で伝わってきます。とくに最後の「皆さま方よ、サヨナラでございますよ」は、古尾谷雅人の悲しい最期を予言しているみたいでなんかゾッとします。彼の代表作は、やはり本作だったと言わざるを得ないでしょう。 【S&S】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2020-12-06 00:44:14)(良:1票) 29.《ネタバレ》 村一番の秀才が徴兵検査に落第し、しかもその理由が肺病。 当時の時勢を考えると、村人の反応も仕方のないところかもしれない。 しかし、その復讐として計画的に三十人を手に掛けるという思考がどう考えても尋常ではない。 だからこそ、閉塞的で陰湿な村八分も描きつつ、主人公が心中の鬼と向き合う姿をもっと見てみたかった。 古尾谷雅人はその点でエキセントリックな芝居もできそうだし、脇を固める役者も粘着質で野太い演技ができそうな人ばかり。 彼の復讐への引き金を引いた分水嶺が描かれていれば、ラストの大量虐殺はある種のカタルシスになったかもしれないが、軽い仕返しのノリに終わってしまった。 そこが残念。 単なる村人への復讐を超えたものがある気がするんだけど。 女優陣は豪華で、五月みどりなんてもう反則の色っぽさ。あんな誘われ方したら、そりゃ行っちゃうよね。 惜しむらくは、大場久美子様が中途半端な役で終わったこと。もっとちゃんと扱ってよ。 【roadster316】さん [インターネット(邦画)] 7点(2020-11-30 19:58:02) 28.《ネタバレ》 個人的に思い入れのある「八つ墓村」(1977)の関連映画として見たが、そのほか出演女優の大胆な演技が見られるというのも大きな動機である。しかし当然ながら主人公には全く共感できず、この男のドラマとしては見るところがない。 劇中では「天才と○チガイは紙一重」という発言が出ていたが、少なくとも天才には見えないのでこの言葉が当たっているとは思えない。主人公が徴兵検査から帰ると村人の態度が一変していたのは情報伝播が早すぎて不自然に見えたが、これが主人公の被害妄想による主観映像だったとすれば、これから精神状態が悪化していく最初の兆候だったとも取れる。何かと不安定な逢魔が時に“不要な人間は山に埋める”などという話を聞いたため、殺される殺されるで頭が一杯になってしまったのはまことに気の毒なことである。 また決行に当たり、女が来るのを期待して手紙を出すというのもみっともない話だが、終盤の別れの場面なども、もしかするとこれで本人としてはヒロイックな(格好いい)つもりだったのかも知れない。とにかく若年者のこっ恥ずかしい妄想を大真面目に映画化したようで、同感というより単に痛々しい。 最後の山上の場面では、近くの山に送電線の鉄塔が建っていたり眼下の集落の道路がアスファルト舗装のように見えたりで、まるで主人公が突然時間を飛び越えて現代に出現したような変な印象があった。ここで主人公がカメラ目線で皆様へ別れを言ったりするので、これは現代の観客に対して直接何かを訴えかけているのだろうとは思ったが、自分としては全く聞く気がなく、早く映画を終わりにしろと思っただけだった。 そのようなことで、決して内容のない映画ではないとは思うが、個人的には出演女優それぞれの持ち味を賞する以上のものにはならなかった。点数は女優陣に入れておく。 【かっぱ堰】さん [DVD(邦画)] 3点(2016-07-25 19:52:24) 27.田中美佐子や五月みどり、池波志乃と好きな女優が出ていてヌードまで見れる。 しかも、子供の頃のアイドルだったコメットさんまで出ている。 3人とも期待を裏切らないイメージどおりの役柄だったが、主人公は金持ちで共感できない。 人間的に成長するチャンスだったかもしれないのに、なまじ金があったばかりに銃など買い込んでこんな結末になってしまった。 「金持ちが天国に入るのは駱駝が針の穴を通るより難しい」とイエスも言っている。 【amicky】さん [DVD(邦画)] 6点(2013-01-27 19:12:57) 26.《ネタバレ》 突っ込み不足の点は多々あるにしても、もともとの出征(戦場)への憧れ、結核発症による挫折とそれに対する村人の反応、夜這いが当たり前のどろどろの人間関係など、事件発生の基盤をなすものはきちんと押さえられているし、無理なく主人公の終盤の行動につながっている。エロシーンをただのつなぎではなく、きちんとこだわって映しているのもポイントが高い。湯浴みをする田中美佐子を後ろから撮ったショットなんて、映画史上屈指の裸身の美しさ(あえて「ヌード」とは書きたくない)。ただ、すでに書かれているとおり、シンセ丸出しの音楽が最悪なんですね。83年という時期がまずかったのかな。これがちょっと前かちょっと後なら、避けられたと思うのですが。 【Olias】さん [DVD(邦画)] 7点(2012-01-16 03:05:58)(良:2票) 25.《ネタバレ》 本当は8~9点はつけたいような題材の作品なんだけど、主人公の描写が浅すぎてストーリーに入り込めない。期待していたラストの三十人殺しのシーンも思ったより抑え目で微妙。カメラ目線で「皆様方よ、今にみておれでございますよ。(首を絞めて)エッエッエッ。」はやり過ぎ。 もっと三十人殺しの作戦を練るシーンや、銃器を購入するため借金をするシーン、結核を治すため試行錯誤するシーン、阿部定事件への興味、自殺前に書いた遺書など、主人公の苦悩や奮闘を史実に基づいて細かく描いてほしかった。 そして音楽がバリバリの80年代風で作品の雰囲気をぶち壊しているのも痛い。 【eureka】さん [DVD(邦画)] 6点(2011-11-03 14:56:15) 24.昭和13年、ある辺鄙な村で起こった事件をドラマ化した映画。 典型的な村社会が舞台背景になっているのだが、主人公の心理描写が不足しており、 そのぶんやたらエロシーンが多い。前半は主人公も結構いい思いをしていたのに、 それほど鬱憤が溜まるような展開ではなかったため、どうしても唐突過ぎる印象を受けてしまう。 もっとも彼のキャラや内面をしっかり描こうにも、常人では理解し難い部分が多いだけに、 ドラマにするのは難しいのかもしれない。個人的にはドキュメンタリーで観てみたいと思う。 【MAHITO】さん [映画館(邦画)] 3点(2011-08-19 06:28:21) 23.《ネタバレ》 余り心に響くものが無い作品。肺病を患い、村八分にされ、突如キレて、皆に復讐。イマイチ感情移入出来ませんでした。確かに終盤の『三十人殺し』シーンはまずまずの迫力ですが、そこに至るまでが永くて、若干飽きてしまいます。主人公が色んな意味で不憫に思える映画。まぁ微妙。 【キノコ頭】さん [DVD(邦画)] 5点(2009-10-05 18:09:10) 22.田中登のエロと奥村和由のバイオレンス。クライマックスの怒涛のバイオレンスの見た目の派手さはなるほど奥村で、なかなかに盛り上げてはくれる。しかしそこにいくまでの因習に満ちた閉塞感と同居するエロスにこそこの映画の醍醐味がある。もちろん田中登の仕事である。この田舎に住む女たちはいわゆるメスである。男はオスであったり家長であったり兵隊であったりするが女はメスだ。戦中であること、田舎であること、そして監督が田中登であることで女はメスでしかなくなり、閉鎖的因習に塗れた歪んだ世界を増徴させてゆく。この時代の、戦争へ行くということ。行けないということ。そして「死」。それらが歪んだ世界にいる男の中であるものを作り上げてゆく。決行に当たっての緻密な準備はまるで『タクシー・ドライバー』のデ・ニーロだ。いや、この描写に限らず歪んだ社会とそこからの孤立、そして凶行への流れまで同じではないか。しかしニューヨークにあまりにはまるジャズに対し、こちらは・・・なんなんだ、この80年代の臭いプンプンの音楽は。 【R&A】さん [ビデオ(邦画)] 6点(2009-04-22 15:36:47)(良:1票) 21.《ネタバレ》 エロいことしか頭に無い男が肺病が原因で皆に相手にされなくなり、「今に見ておれでございますよ」と大復讐。はっきり言って共感できる部分がまるでない。育ててくれたばあちゃんを殺してまでやるようなことか?村を離れて療養してまともな職に就くというのがまっとうな生き方ではないか。銃をあんなに買い集めるお金があるのなら、治療費に使え。というのが正直な感想だが、田中美佐子の初々しい裸体と「減りゃせんもん」の台詞にヤラれました。トビー門口の情け無用のスプラッター描写も凄い。『スキャナーズ』ばりの頭部大爆破に、女の陰部をも撃ち抜く徹底したハードさ。 【フライボーイ】さん [DVD(邦画)] 6点(2009-03-21 18:43:05) 20.《ネタバレ》 山間の村で秀才として持てはやされて、多少いい気になっていた主人公の境遇が、徴兵検査で結核と診断されたことを境に180度転換する。周囲の評価が一変し、役立たず呼ばわりされる。夜這い相手の女性たちからも煙たがられる。自尊心が邪魔をして、事あるごとに村の慣習に抵触して行く。思い通りにならない肉体への焦燥や、やりたい放題だった夜這いがままならない性的不満、その夜這い相手からも馬鹿にされる屈辱などと並行して、いわゆる村社会に於いて主人公が居場所を失ってゆく過程がじわじわと描写されて行く。未来にも絶望した主人公は、彼を蔑ろにした村人を標的に、村を戦場に見立てて出撃して行きます。彼自身も含めた村全体の破壊で閉塞状況を精算しようとした主人公の選択はまさしく狂気です。しかし、村社会が持つ因習への反発や、鬱々としたエネルギーの放出という意味で、当時の自分は主人公の行動に激しく共感してしまった。その共感深度の10点です。性描写と暴力表現が突出しているのでそこに目が行きがちですが、自分にとっては鮮烈な青春映画でした。ちなみに、何名かの方が勘違いされていますが、この映画は成人指定を受けています。性描写ではなく凄惨な殺人シーンが引っかかったと記憶しています。古尾谷さんが亡くなられたときは、この映画のラストシーンが目に浮かびました。 【アンドレ・タカシ】さん [映画館(邦画)] 10点(2009-03-13 13:26:39)(良:4票) (笑:1票) 19.ひどい描写の連続だけれども、最後の瞬間はなぜかすがすがしい気分になる。見事な青春映画だ!! 【センブリーヌ】さん [ビデオ(邦画)] 7点(2007-11-16 14:41:32) ★18.《ネタバレ》 軽い、軽すぎる!そして薄っぺらい。 その一端は、音楽のせいのような・・・。 実際にあった事件でそれなりの知識を得てから見てたので 話の内容は分っていたけれど、そうじゃない人にはどう感じたんでしょう? 一夜のうちに30人以上の村人を虐殺する青年の鬼気迫るものがなーい。 若干、伺えてたとしてもあのポップな音楽じゃ台無し。 わざと軽く作っているのか??? これじゃあ、体を張った女優さんたちも浮かばれない。 ってか、それしか見所がないじゃん。 【あずき】さん [ビデオ(邦画)] 3点(2007-05-21 13:42:27) 17.「 湯に染まる 田中美佐子の 白い肌 ずっと見てたい 古尾谷邪魔だ 」 詠み人 素来夢無人・朝 【スライムナイトのアーサー】さん [地上波(字幕)] 5点(2006-01-24 11:48:48) 16.うらやま・・・とんでもない野郎だ!しかしこの映画、ピンク映画とサスペンスのどっちなんだろう?ともあれ、古尾谷雅人のご冥福をお祈りします。 【H.S】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2005-12-18 22:47:13) 15.さわやかに描きすぎな気がするねん。特に主人公に感情移入するよーに作られてるので、ラストの大虐殺は怖いとゆーより、むしろやってまえって感じになってまうし。いやエグイのはエグイけど。なんか実話の映画化って聞いてたから、もっと不気味で怖い映画やって思って観たんで、ちょっと期待はずれ。もっと主人公の異常さを深く見せてくれんと、ただのエロイ青春映画って感じやねん。村全体の雰囲気も、なんか、どっか能天気とゆーか。村人と主人公の交流もあんまし深く見せてくれへんかった感じなんで、村八分にされても、別に悲惨って思わんかったな~。まー女優さん達のエロイ演技合戦はちゃんと見れるんやけど。退屈ではなかったけど、観終わっても、あんまし、なんも残らんかった。それに、俺は古尾谷雅人には、いい人ってイメージが強いんで、こーゆう異常者の役はあわへんようにも思えた。 【なにわ君】さん 3点(2004-11-02 22:22:57)
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