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MUD -マッド-

Mud
2012年【米】 上映時間:130分
ドラマサスペンス青春もの
[マッド]
新規登録(2014-03-11)【にょろぞう】さん
タイトル情報更新(2015-04-26)【+】さん
公開開始日(2014-01-18)


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ブログに映画情報を貼り付け
監督ジェフ・ニコルズ〔監督〕
キャストマシュー・マコノヒー(男優)マッド
リース・ウィザースプーン(女優)ジュニパー
タイ・シェリダン(男優)エリス
サム・シェパード(男優)トム・ブランケンシップ
レイ・マッキノン(男優)シニア
サラ・ポールソン(女優)メアリー・リー
マイケル・シャノン〔1974年生〕(男優)ガレン
ジョー・ドン・ベイカー(男優)キング
脚本ジェフ・ニコルズ〔監督〕
製作総指揮アーロン・ライダー
配給東京テアトル
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【クチコミ・感想】

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10.《ネタバレ》 序盤はこれから何が始まるんだろうってワクワク感がある。
冒険の旅に出掛けるのかと思ったけど、田舎町でぐだぐだするだけなのは驚いた。
終盤は切ない展開になったけど、良い勉強になった気がする。
犯罪者だし、いっぱい迷惑を掛けられるけど、憎めない男でしたね。
あと、海兵隊の狙撃兵は最強ということがよくわかった。
もとやさん [インターネット(吹替)] 7点(2024-10-16 17:26:28)

9.現代版スタンド・バイ・ミーという触れ込みで変に先入観を持って見たのが悪かったのかもしれませんが、正直全然違う映画じゃないかと思いますね。あちらが過ぎ去った過去の記憶を描いているのに対しこちらは現代のアメリカの田舎の現実を描いておりむしろ対照的な作品と言えます。似てるのって子役の髪型と顔つきくらいですかね。あんまり子供目線の物語というわけでもなく色々な年齢層の人物にスポットが当てられています。それも子供が危ない大人の世界を垣間見るというよりは、子供の存在が大人が悪ぶってカッコつけるための小道具として利用されてるだけのような違和感があります。まあ年上のお姉さんへの恋心だけは本物かもしれませんが、それはそれで今度は女性を一人の人格として尊重して描く気がないということでもあります。表面的には男らしいアウトローへの憧れを否定していながら結局は否定しきれていないのです。 Сакурай Тосиоさん [インターネット(字幕)] 5点(2023-10-20 23:20:26)

8.《ネタバレ》 14歳。100%純な子どもではないけど、大人な割り切りや算段もできない時期。ジュヴナイルドラマにぴったりの年齢なのでした。今作はそんな多感な彼らを取り巻く環境、特に地域背景の描き方がとても秀逸に感じました。アーカンソーの片田舎ってだけで‶古き”南部の街がイメージされるうえ、主人公エリス少年の家はミシシッピ川のほとりのボートハウス。アメリカにこんな住環境があるんだ、と驚きます。もっとも行政からは撤去を求められているとのことだけど。
エリスは両親が離婚寸前だし友人のネックボーンも親がいなくて叔父と暮らしており、決して裕福でない彼らの青春もまた米国のリアルなのですね。
14歳の夏にエリスとネックボーンが遭遇する大人たちの人生ドラマ。いつか彼らも齢を重ねてこの頃を振り返ったら、その眩しさと若さに改めて思い至るのでしょうか。ああ年上の彼女にあっけなく振られたな、バカだったな俺。とかマッドって珍しいほどの純情一徹なやつだったな、でもそんな男にも打算てものがあったんだよね今なら分かる、とか30過ぎたエリスならこんな風に思い出すかな。
若いって、幼いって、「分かってない」けどでも理屈抜きに正しい。
ラストに愛も家も永遠不滅ではないのだと知る14歳の夏。ビターな通過点だけど大人へ向かうエリスたちに強さとしなやかさも感じる素敵な作品でした。 tottokoさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2022-07-02 18:55:19)

7.《ネタバレ》 久々に重層的にドラマを噛み合わせ、回収していくいい映画を見ました。まず何がいいって、アメリカの地方都市の底辺の人々の生活をリアルに舞台設定しているところがいい。ボートハウスに住む主人公なんてめったにないじゃん。そして、少年の家庭と日常の閉塞感もきっとこの町では普通にあるのだろうし、そうしたなかで、ロビンソン・クルソー張りの生活をしているマッドとの交流。これも本当にあるように信じ込まさせられるのも監督の力量。そこから冒険譚へと物語は進んでいく。主人公エリスがマッドに怒りを爆発させるところなど非常に説得力があるし、ドラマとしての十分な推進力を持っており、終盤への流れに繋げていく演出は全く自然で、見事。最終的にほろ苦い少年の成長とマッドの逃亡をリリカルに描いて終わらすエンディングもちゃんと作品の情緒を保持して非常に素晴らしい。こういう都市部だけでないアメリカの一地方のリアルな生活を垣間見せてくれたことと、それに見合ったドラマをちゃんと提供してくれた監督に感謝。ただ唯一違和感を感じたのは主人公ちょっと暴力的すぎないか?彼の鬱屈さを表現したかったのかもしれないけど、そこだけはなんか浮いていたような気がするんだよね。あくまで個人的な感覚だけど。 エリア加算さん [インターネット(字幕)] 8点(2020-09-06 22:37:15)

6.《ネタバレ》 主人公の友人がリバー・フェニックス似なのでパッとみスタンド・バイ・ミーっぽい印象を受けましたが、マッドとの繋がりを通しての少年の成長の物語りという感じで終わってみたらそうでもなかったですね。
途中までは雰囲気も良く少年もいい演技でよかったですが、最後の銃撃戦みたいのはいらんかったかな。じいさんの伏線回収みたいな感じなんでしょうが、賞金稼ぎがあんだけいて準備万端の奇襲攻撃に対して相手は全滅でこっちは全員無事って現実感のあるエピソードが多い中でリアリティに欠けます。 映画大好きっ子さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2015-12-15 12:09:38)(良:1票)

5.ざっくりと言えば少年の成長の物語なんだろうけど。。。MUDと彼女との関係がいまいち消化不良、悪役の連中もなんだか。成長というよりは冒険だな。 nojiさん [CS・衛星(字幕)] 5点(2015-04-28 23:22:23)

4.《ネタバレ》 怖がらなくていい、俺の名前はマッド。この川の中州で何をしているかだって?人を待っているのさ。違う違う、男じゃない。俺のガールフレンド、ジュニパーさ。そう、彼女は最高に良い女なのさ――。森と川に囲まれたアーカンソーの田舎町。貧しい家庭に育つ14歳の少年エリスは、ある日、川の中洲に隠れ住む怪しげな男、マッドと出会う。別居騒動に揺れる両親から逃れるように、エリスは大の親友ネックと共に、怪しげな魅力を放つ彼の元へと足しげく通うことになる。やがて、彼の本当の目的を知ったエリスは、そんなマッドの恋焦がれる相手であるジュニパーが町のモーテルに泊まっていることを知るのだった。二人の恋の駆け引きの連絡役となるエリス。だが、彼は次第に男と女の複雑な心の機微に打ちのめされてゆくことに。やがて、彼が警察やマフィアから追われる身であることも明らかとなり、エリスは更なる現実の理不尽さに翻弄されてゆく…。豊かな自然に恵まれたアメリカ南部の田舎町を舞台に、思春期を迎えたばかりの多感な少年と愛する女性を一途に追い求める孤独な男との交流を丹念に描いた青春物語。最近、何かと大活躍のM・マコノヒーが主演ということで、殆ど予備知識もないままにこの度鑑賞してみたのだけど、うーん、はっきり言って僕には本作の魅力がさっぱり分かりませんでした。取り敢えず、監督の過去の作品を調べてみて納得。なるほど、世間ではけっこう高評価なものの僕にはただ単純につまらない映画だとしか思えなかった「テイクシェルター」の監督だったのですね。「テイク~」よりは格段に観易くなったとは言え、この人の映画ってやっぱり僕の感性とは対極に位置するのか、僕は今作においても良い観客となることが出来なかったようです。何が合わないかって、まず第一にこのマッドという男の女性に対するストーカーまがいの独り善がりな愛情表現でしょう。男を振り廻すビッチな女に翻弄され、中州でただひたすら彼女が来るのを待つ男…。僕には、ただ愚かで気持ち悪いとしか思えません。第二に、その〝蛇〟やら〝手造りで船を造る〟というあからさまな宗教的メタファーの扱い方。最後までなんだか妙に鼻について仕方ありませんでした。これはもう相性の問題なのでしょうが、世間でどれだけ高評価されようと僕は断固としてこれは「つまらない映画だった」と言わせてもらいます。 かたゆきさん [DVD(字幕)] 4点(2015-03-18 21:05:50)(良:1票)

3.《ネタバレ》 ○まずこの映画の空気感がすごく好き。作風に見事にマッチした撮影は素晴らしい。○思春期のエリスとマッドのやり取りも無骨さの中に優しさが見えて良い。○ところどころイベント発生の感じが露骨ではあるが、2時間余りスムーズに観ていられる。○最近株を上げているマシュー・マコノヒーだが、これも代表作としてもっと評価されてほしい。 TOSHIさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2014-10-20 23:17:44)

2.《ネタバレ》 アメリカ映画と一言で言っても、こういうタイプの作品もあるからあなどれませんね。マシューマコノヒーも、そして子供達も自然でいい演技してました。子供は純粋ですからね。割り切れない大人達の関係に翻弄されながらも、その中で成長をしていく。二人の男の子にとって、この冒険が今後の人生にいい方向に向かうしるべになればいいけど、どうなんだろう。マッドが生きてることをどこかで知ってほしかったな。いや、これからどこかで、また再会することがあるのかな、なんて、登場人物の先のことを想像させる、そんな作品でした。 あろえりーなさん [DVD(字幕)] 6点(2014-08-15 21:32:54)

1.《ネタバレ》 本作の紹介にあたっては『スタンド・バイ・ミー』がしばしば引き合いに出されますが、その含蓄の深さは名作『スタンド~』をも凌駕しています。まず、少年のひと夏の冒険物語があって、その周りに男女関係の難しさへの考察があって、さらにその外側には普遍的な人生哲学がある。噛めば噛むほど味の出る、多層構造の素晴らしいドラマです。。。
主人公・エリスの両親は離婚寸前の状態にあり、もし離婚すれば、住み慣れた家は取り壊されてしまう。傍から見ればボロ家であっても、エリスにとっては思い出の詰まった大事な我が家です。また、マッドの求めに応じてエリスは他人の敷地に放置されていたボートのエンジンを盗み出します。エリスにとっては盗んでも問題のないガラクタにしか見えなかったそのエンジンも、所有者にとっては大切な生活の糧であったことが後に判明します。人は、それぞれ大事なものを抱えて生きており、それは他人の価値観では測りきれない場合もあるのです。。。
しかし、大事なものに執着し続けると、その人は壊れてしまう。過去を捨てられなかったトムおじさんは変人となり、マッドは人殺しになりました。また、マッドへの復讐に固執しすぎた被害者の父親は、もう一人の息子までを失ってしまいました。人生を進めるためには、何かを捨てねばならないのです。ラスト、エリスは住み慣れた家の取り壊しを見届け、親友と父に別れを告げて、母の待つ知らない土地へと旅立ちます。エリスにとってはまったく不本意な展開ですが、到着した新居では近所の美少女に挨拶されて、ちょいとテンションが上がります。愛着ある古いものを捨てることは辛くて苦しいが、その先に待つ変化には良いことだって含まれているのです。。。
以上の趣旨は素晴らしいのですが、前作『テイク・シェルター』と同じく、この監督さんの演出はひとつひとつのシーンが微妙に長いため、全体としては間延びして感じられるのが難点でした。あと、絶対何かやらかすだろうと思ってた悪人顔のマイケル・シャノンが、最後まで何もしなかったという点にも、妙にガッカリさせられました笑。「人生とは何かを捨てることだ」というテーマの本作において、川底のゴミを拾うことで生計を立てる彼の役どころには何らかの意味があると思ったんですけどね。そして最後に、TSUTAYA傘下のアーススターエンターテイメントによるDVDの画質・音質は何とかならんもんですかね。
ザ・チャンバラさん [DVD(吹替)] 7点(2014-08-06 19:58:06)(良:1票)

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【点数情報】

Review人数 10人
平均点数 6.50点
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100.00% line
200.00% line
300.00% line
4110.00% line
5220.00% line
6110.00% line
7330.00% line
8330.00% line
900.00% line
1000.00% line

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