みんなのシネマレビュー

犬ヶ島

Isle of Dogs
2018年【米】 上映時間:105分
SFコメディアドベンチャーアニメ動物もの
[イヌガシマ]
新規登録(2018-04-01)【皐月Goro】さん
タイトル情報更新(2024-06-15)【Cinecdocke】さん
公開開始日(2018-05-25)


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監督ウェス・アンダーソン
ブライアン・クランストンチーフ
エドワード・ノートンレックス
ボブ・バラバンキング
ビル・マーレイボス
ジェフ・ゴールドブラムデューク
グレタ・ガーウィグトレイシー・ウォーカー
フランシス・マクドーマンドネルソン
スカーレット・ヨハンソンナツメグ
ハーヴェイ・カイテルゴンドウ
F・マーレイ・エイブラハムジュピター
オノ・ヨーコ博士の助手
ティルダ・スウィントンオラクル
渡辺謙外科医
夏木マリ下宿所のおばさん
フィッシャー・スティーヴンススクラップ
リーヴ・シュレイバースポッツ
村上虹郎ヒロシ
野田洋次郎ニュースのアナウンサー
フランク・ウッド
楠大典チーフ(日本語吹き替え版)
川島得愛レックス(日本語吹き替え版)
石住昭彦ボス(日本語吹き替え版)
横島亘デューク(日本語吹き替え版)
戸松遥ナツメグ(日本語吹き替え版)
土師孝也ゴンドウ(日本語吹き替え版)
屋良有作ジュピター(日本語吹き替え版)
石塚理恵博士の助手(日本語吹き替え版)
細野晴臣スクラップ(日本語吹き替え版)
森川智之スポッツ(日本語吹き替え版)
石塚運昇ナレーター(日本語吹き替え版)
島﨑信長ヒロシ(日本語吹き替え版)
原作ウェス・アンダーソン
ロマン・コッポラ
ジェイソン・シュワルツマン
脚本ウェス・アンダーソン
音楽アレクサンドル・デスプラ
製作ウェス・アンダーソン
スコット・ルーディン
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未見の方は注意です!




【クチコミ・感想】

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18.《ネタバレ》 いったいなんなんだこれは(笑)。デタラメな世界観、日本描写、テキトーな日本語台詞、そして犬の描写もリアルなようで生物的には意外にテキトーだ。

そりゃ面白いし泣きましたよ。魅力は十二分にありますよ。キャラもまあ、魅力的ですよ。でもね、やっぱり雑すぎない?市長とその手下は犬嫌いというだけだしそれで殺人まで犯す動機がよくわからない。序盤に登場する犬仲間は途中から退場状態になる。犬恋愛模様もあんまり肩入れしたくなるところまで行かない。

日本語台詞がノイズになってしまう人は多いと思うが、仮にあれが福建語で舞台が台湾ならたぶん違和感ないでしょう。そういう外から視点の作品。そしてラストの解決ね、あんなの「州法」があるアメリカだけだよ!その拡大解釈だよ!

結局アメリカ様のエスニックお遊び、じゃないと思って観ようとしたら完全にエスニックお遊びに過ぎなかった。別にうっとこなんか好きにネタにしてくれていいんだよ。もう少しちゃんとしてればね。例えば、生まれたての仔犬は本来目開いてないぞ。 tubirdさん [インターネット(字幕)] 5点(2021-07-17 22:58:02)

17.《ネタバレ》 楠大典さんのチーフの吹き替え、最高でした。
もううっとり。
いい人(犬)なのにかっこつけて無理ばっかりして(笑)

それから、監督スタッフの日本への愛の暑さ、凄すぎる。

どうしてもお相撲シーンは入れたかったのね。
歌舞伎座が大好きなのね。
ロケットにぞうり履かないよ。
などなど、日本グッズ詰め込み放題。
そこも好感度、大。

そしてスイッチも実に私好み。
実験室のシーンは美しくて惚れ惚れしました。
横移動してスイッチや器具が堪能できる。
なんて素晴らしい。

欲を言えば、柴犬は入れて欲しかったな。
そしてフクロウよりはカラスでしょ。
日本人の独り言でした(笑)

日本の文化を尊敬し守っていこうと思った秀作。 たんぽぽさん [ブルーレイ(吹替)] 9点(2019-12-31 15:32:49)


16.《ネタバレ》 アートとして楽しむ作品でしょうか。かわいい感じの世界観と犬たちではないですが、日本へのリスペクトが溢れており、最後には犬たちが愛おしく思えます。 いっちぃさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2019-11-08 22:22:12)

15.大人向けアニメ。楽しむべきはそのアート性ということになるんだろう。不思議なニッポンや、洒落た音楽、あるいはシュールな会話だったり… これらにセンスは感じたけど、ストーリーとしての面白さがほぼ無いというのはやはりちょっと厳しいか。最後の方は投げやりにも思えたし。また、日本人であるが故にあえて訳さなかった部分まで理解できてしまう。これは恐らくマイナスに働いた。日本語が分からない外国人の方がより正しく(?)楽しめるんじゃないかな。 リーム555さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2019-03-24 21:31:01)

14.《ネタバレ》 ストップモーションとのことで楽しみにして観たがちょっと気に入らない。
男の子が無表情で最後の方までこいつにはなんか裏があると勘ぐってしまった。
アメリカ人から見たら日本人は無表情なのかもしれないけどさすがにここまではない。
まず単独飛行機でやってきた時点でありえなくて受け付けなかった。
修理できたのもありえない。

全部の犬が病気により隔離されてる街という設定もちょっと無理がある。
ほかの場所にはこの病気ないんだろうし。

設定のアラが目に付いて仕方なかった。

あとは主人公の吹替声優の滑舌が悪いのとしゃべりが棒で聞き取りづらかった。
他のキャラも一部を除いてひどい。

ストップモーションアニメというのはチャレンジしてる時点で評価するが
内容が悪すぎる。 Dry-manさん [インターネット(吹替)] 4点(2019-03-10 12:17:38)

13.心地の良い「とんでも日本」描写に愛情とリスペクトを感じました。七人の侍をモロに掛けちゃうところなんて潔くて良いじゃないですか。万人ウケしない作品なのは確かですが犬派の自分としてはパペットがヌルヌル動くだけでも十分楽しめましたし、ラストは不覚にも涙が出そうになりましたよ。
しかし最近のストップモーションは凄いですね~。 Kの紅茶さん [インターネット(字幕)] 7点(2019-03-09 16:52:46)

12.《ネタバレ》 近未来の日本を舞台に、人間に虐げられた犬たちの反抗と戦いを独特の映像とユーモアを交えて描いたクレイ・アニメ。この監督のセンスとは昔から合わないと感じていて敬遠しがちだったのですが、日本が舞台ってことと豪華な声優陣に惹かれて今回鑑賞してみました。うーん、やっぱり僕の感性とは合わないですわ、この人。何度も途中で寝落ちして、都合三日かかって最後まで観終えました。ストーリーも分かったような分からんようなだし、キャラクター造形も別段魅力を感じず。これは好みの問題なので如何ともしがたい。映像だけはキレイだったので4点。 かたゆきさん [DVD(字幕)] 4点(2019-01-04 00:50:31)

11.オールスターキャストから独創的な美術まで徹底的に作り込まれた唯一無二の世界観はウェス・アンダーソンならでは。しかし、今回は肌に合わなかった。独裁と迫害と虐殺の歴史を犬に例えるのは分かるが、盛り上がりが欠けたまま終わってしまった印象。いくらコンセプトが素晴らしくても、癖の強すぎる造形で行き場を失った犬の悲しみが迫ってこない。粗製乱造のブロックバスターとは別のベクトルで外観優先とも言える。それもまたこの監督の魅力かもしれないけれど。 Cinecdockeさん [ブルーレイ(字幕)] 4点(2019-01-01 00:39:04)

10.アンダースン監督作品は大体好きなのだが、これはダメだった。技巧に走りすぎていたように思える。 にけさん [映画館(字幕)] 4点(2018-12-29 18:26:05)

9.《ネタバレ》 ウェスアンダーソンらしい、コミカルなテンポで話がズンズン進む。

これってストップモーションアニメなんだね。
CGアニメとは違う、切り絵的な感じがいい。
そうだよね、ウェスにはCGは似合わない。

冒頭の五匹の犬の登場シーンに七人の侍の曲が嬉しい。
日本大好きらしく、どこか大友克洋の「AKIRA」っぽい感じも
ちょこちょこ入ってる。

感情移入して観る映画ではなく、ただウェスアンダーソンワールドである。
でも日本って犬と接するとき、「かわいい」って言葉で思考停止しちゃうけど、
なるほどアメリカでは犬はこんなこと考えてるんだろうなというのが現れてて、面白かった。
ノラ犬のすね具合がアメリカ人好みのヒーローみたいだね。 トントさん [DVD(字幕)] 7点(2018-11-10 15:57:09)

8.《ネタバレ》 最初のキャストの面々で驚き。すごいメンツじゃないですか!
よくもまぁこれだけの豪華キャストを揃えたなと。
実にきめ細やかなストップモーションアニメで、映像にもまた驚かされる。
特典映像見ると、数百の登場人物、膨大なセット。全部一から作り上げていて脱帽。
海の渦巻きや煙など、自然現象も全て何かしらの道具を使って表現していて、
本当にこだわりを感じさせてくれる。
あまりにもよくできた映像なので、そのまんま実写化してもいけそうだなと思っちゃって、
自分の頭の中で実写に変換して鑑賞したりしていました。
そしてこの独特のユーモア。テンポとノリ。なんかツボですわ〜こういうの。
ウェス・アンダーソンにしか表現できない世界観です。 あろえりーなさん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2018-09-21 20:09:39)

7.どうもこの監督の作品とは相性が悪いようで楽しめなかった。まずキャラクターが可愛く無い。話の内容もなんてことはないし。それにしても豪華な声優陣。日本語の部分は字幕がないのだが、声が聞き取りづらいのが気になった。 kaaazさん [インターネット(字幕)] 5点(2018-09-02 14:25:43)

6.世界観が独特でした。
犬たちが超いい声してた。 相撲と、寿司のところが印象に残ってます。
よく作ったなぁとは思いますが、おもしろいかといえば、微妙。
“ナツメグ”という名前をきいて、村上春樹の作品が頭に浮かんだ・・・。 へまちさん [DVD(字幕)] 6点(2018-08-30 20:27:38)

5.本作の 世界観も、映像も、シュールな演出も、アメリカ的 台詞回しも、嫌いではない..むしろ好きかも..ただ、人に薦められるか? と言えば、微妙..そんな訳で 7点.. コナンが一番さん [DVD(字幕)] 7点(2018-08-25 00:04:23)

4.「日本」という国は、なんて奇妙で、ユニークで、興味深い国なんだろう。と、思う。
日本人でありながら、この映画を観ていると、この国の「異質」さに頭がクラクラしてきた。
それは、決してこの映画がいわゆる“トンデモ”日本描写に溢れているというわけではない。
日本の文化と風土を愛してくれている稀代のクリエイターが、懇切丁寧にこの国の本質を表す描写を積み重ねている。
その結果として、こんなにもエキセントリックな映画が出来上がるのだから、それは即ち、やはりこの国そのものが本当にエキセントリックということなのだろう。

“今から20年後”という時代設定も巧い。この表現により、この先いつどの時代に今作を観たとしても、近未来を描いたディストピア映画のように見える。
そして、映し出される映画世界は、過去も未来もあらゆる時代が混濁している。それは、この物語がどの時代にも当てはまる悲哀と戒めを秘めていることの暗示でもあろう。

権力と暴力により虐げられる対象を「犬」としてこの物語は綴られているが、その光景はまさに今なお続く人間の負の歴史そのものだった。
もしこれがそのまま「人間」が虐げられる話として描き出されていたならば、とてもじゃないが直視できない。
けれど、人間の“隣人”である「犬」に置き換えて、独特の風合いのストップモーションアニメで映し出すことで、映画としての可笑しみが生まれ、同時に胸に刺さる悲しみや辛辣さも孕むことに成功している。

ウェス・アンダーソン監督ならではのフェティシズムに溢れたユーモラスでブラックな快作である。
コレ程偏執的な「日本愛」を示されては、日本人として、映画ファンとして、ニマニマしながら観るしかなかった。 鉄腕麗人さん [映画館(字幕)] 8点(2018-06-21 09:23:39)

3.《ネタバレ》 細部にまでこだわり抜かれたヴィジュアルと、躍動感あふれるカメラワークはさすが。見た目の可愛さに媚びない虐げられた犬たちの造形は、傷だらけでやせた姿を表に出すも、愛さずにはいられない心の美しさを内側に秘めていて、とても魅力的だ。主人公は、チーフという名前の元ノラ犬。元ペットだった他の犬たちとは違い、人間に対して敵対心をもつ彼(犬)は、少年と旅を進めていく中で心を通わせる。ありがちな過程ながら、心にしみる。犬たちと少年のロードムービー調の中盤とは一転して、悪役の市長がいるメガ崎市に乗り込んでいく終盤はテンポが落ちる。それでも、監督の日本への愛が、昭和っぽいレトロな世界観にあふれる贅沢な作品といえる。 カワウソの聞耳さん [映画館(字幕)] 8点(2018-06-15 11:25:09)

2.《ネタバレ》  ウェス・アンダーソン監督作品って、映像表現は面白いと思っても、映画自体にはそんなに心動く事は無かったんですよね。でも、今回は本当に素晴らしかったです。

 日本をディストピアとして描いてるので抵抗感を抱くかもしれませんが、その和風ディストピアっぷりがとても刺激的で面白くて。
 大量の個性的なデザイン、画面いっぱいに詰め込まれた意匠が溢れ出てくるような感覚(っていうか実際に溢れているというか。シネスコサイズですが、ビスタの上下黒帯で画面外に字幕を出すスタイル。画面内に情報が多過ぎて、文字情報も大量で、その多くが日本語表記であるがゆえでしょうか。吹替版はどうなっているのかなぁ?)。
 『七人の侍』のテーマ曲をそのまま持ってきたりしていて、黒澤明作品からの影響が強いのは明らかなのですが(そもそも『野良犬』ですし)、それ以外にも日本映画リスペクトが多く見られて、元ネタをあれこれ考えるのも楽しく。博士のモデルは平田昭彦でしょうかねぇ。

 平行移動とかシンメトリーとか、毎度のウェス・アンダーソンらしさ炸裂、だけど意外にドラマに心動かされる部分が多くて。特に犬達の物語が切ないんですよね。そこには差別や独裁、弾圧、洗脳といった過去の歴史が反映されていて。そして、優しさや希望といった前向きな想いが込められていて。

 日本を舞台にしたアメリカ産ストップモーションアニメーションには『KUBO クボ 二本の弦の秘密』があって、作品的な印象は全く異なるように思えますが、共通点が色々あって(動物と旅する少年とか、罪に対する赦しとか)、あちらの人が思う日本観がなんとなく見えてくる感じなのが面白いです。

 スタッフロールまできっちり日本語併記な、日本で溢れたアメリカ映画、その奇妙で気持ちいい感覚をたっぷり堪能しました。 あにやん‍🌈さん [映画館(字幕)] 9点(2018-05-25 21:30:52)

1.近未来の日本が舞台だが、何処か懐かしいような古き良き日本の雰囲気漂う異空間となっており、日本語と英語(犬語)が飛び交うカオスすぎる世界観に圧倒された。
犬を助ける為に冒険を繰り広げる少年の物語はワクワクに満ちていて終始引き込まれた。

とても人間以上に人間くさい犬たちが主役だった。
皆個性的なキャラクターで魅力に溢れてる。
ちょっと気になったのは少年の日本語がカタコトで聴き取りにくかった点。 ヴレアさん [映画館(字幕)] 8点(2018-05-25 21:14:55)

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【点数情報】

Review人数 18人
平均点数 6.28点
000.00% line
100.00% line
200.00% line
300.00% line
4422.22% line
5316.67% line
6211.11% line
7422.22% line
8316.67% line
9211.11% line
1000.00% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 10.00点 Review1人
2 ストーリー評価 2.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 9.00点 Review1人
4 音楽評価 6.00点 Review1人
5 感泣評価 9.00点 Review1人

【アカデミー賞 情報】

2018年 91回
長編アニメーション賞ウェス・アンダーソン候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2018年 76回
作曲賞アレクサンドル・デスプラ候補(ノミネート) 
アニメ映画賞 候補(ノミネート) 

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