みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
59.《ネタバレ》 私も心を持った空気人形みたいなもん(たまに意味もなく街中ボーっと放浪してるし)。 というか人間なんて皆、心を持った空気人形じゃなかろうか?なんて思ったりもしました。 ペ・ドゥナ以外で演じられそうな女優が一寸思いつかない位のハマり役で、尚且つ成功している作品だと思います。 【ぐうたらパパ】さん [インターネット(字幕)] 6点(2012-10-08 14:04:09) 58.ヌードが頻繁に登場する内容ではあるがエロが立ちすぎると失敗してしまうという困難な企画でしたが、本作はギリギリのバランス感覚でうまく成立しています。監督の卓越した演出はもちろんのこと、空気人形役にペ・ドゥナを起用できたことが大きな幸運でした。彼女は、美人ではあるが幸の薄さが漂い、スレンダーで綺麗な体なのにエロさは感じさせません。童顔の彼女が服を脱ぐ時に観客が感じるのはエロスではなく痛々しさであり、このことが空気人形の物悲しさに繋がっています。知恵の浅い監督であれば芸達者なAV女優でも使ったところでしょうが、そんなことをすればこの企画は終わっていました。性的魅力のない女優を使わねばならないということを見抜いていた是枝監督の慧眼に拍手なのです。。。 そんな感じで基礎的な部分はしっかりしており、本作は良作の部類に入ると思います。辛い日々を我慢しながら一生懸命に生きている人々のカットなど胸が苦しくなる場面も多くあり、観てよかったと思える映画でした。ただし、不十分な点もあります。この世界の人々にとって空気人形とはどんな存在なのかという点が曖昧であり、そのことが時に感情移入を妨げる原因となっていました。レンタルビデオ屋の店長は主人公を人間だと思っているのに対して、板尾さん演じる持ち主にとっては動かないラブドールのままだったりと、世界観が一定していないのです。ファンタジー部分については「これは寓話だから」と適当に誤魔化されている点が多かったのですが、この点を丁寧に作り込んでおけば奇跡の傑作になった可能性もあるだけに、このツメの甘さが悔やまれます。 【ザ・チャンバラ】さん [DVD(邦画)] 7点(2012-10-07 01:52:17) 57.《ネタバレ》 ノゾミ役のペ・ドゥナの人選。なぜに彼女に白羽の矢が立ったのだろうか そこがひじょうに気になるところなんです。なぜに、ペ・ドゥナだったのでしょうか まずは、お乳を出せる方という前提だったのでしょうか どうなんでしょうか そこんとこ。ひじょうに気になって仕方がないところなんですよね 人選に関するエピソードや裏話など、例えばどこかに存在するのであれば知ってみたいかな なんて思いましたね。ひょっとしたらば、うちらの知らないところで ≪実は最初のオファーは佐々木希に届いてた!ところが御乳出しに関して当然NGだった≫ だとか ≪そもそも、監督はノゾミ役をローラにやらせたくってごねていた≫ だとか ≪実はノゾミ役は当初、トリンドル玲奈に決まりかけてた人選だったが、トリンドルが共演の板尾創路を嫌ってNGだった≫ だとか、そんな裏話ってどっかに落ちてはいないもんなのかな ちょっと探してみましょう さようなら。 【3737】さん [インターネット(字幕)] 9点(2012-09-05 21:42:58)(笑:1票) ★56.原作既読。あんな短編をよくここまで。原作より好きです。いろんな意味で主人公をペ・ドゥナさんにやって頂いて正解だったと思う。美しい映像。せつない終わりも好き。 【movie海馬】さん [地上波(邦画)] 7点(2012-07-30 16:45:53) 55.空気人形…いわゆるラブ○ールが心持ってしまうというちょっと変わった話。突っ込みたくなる場面が多すぎて最初はなかなかこの映画の世界観に入り込めませんでしたが、ファンタジー映画と割り切って見始めてからは浸って見ることが出来ました。切なくもほのぼのとした展開が続くとおもいきや、終盤の唐突なショッキングなホラー描写に戦慄が走りました。悲しくも心に残る映画です。 【nyaramero】さん [DVD(邦画)] 7点(2012-05-02 12:13:31) 54.日本版「ブレードランナー」といったコンセプトですが、テイストはこっちのほうが好みです。テーマにも、より深く突っ込んだ感じ。いかにも日本的な純文学クサさはあるものの、単なる「お芸術映画」になっていないのは、主演のペ・ドゥナが時折見せる本当にうれしそうな笑顔が、心をくすぐるからでしょう。美しい映像、音楽、そして映画全編に流れるゆったりとしたテンポが非常に心地よく、それでいて緊張感もある、不思議な2時間。「涙が流れる一歩手前」の感覚がずっと持続して、胸がしめつけられました。 【コウモリ】さん [DVD(邦画)] 8点(2011-11-23 23:58:08) 53.《ネタバレ》 レンタルビデオ店員なのにこんないい部屋すめるのだとか二人で休み多すぎじゃない?とかどうやってアルバイト受かったの?とかファンタジーとは別の部分がすごく気になった映画だった。伝えたい空気感と切なさとかはわかるんだけど今の心境的に共感は出来ず。まあ主人公はいいんでない? 【とま】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2011-10-10 13:33:34) 52.《ネタバレ》 心を持った空気人形の喜び、哀しみ、そしてラストシーン・・・。カメラワークも素晴らしく、素敵な映像でした。主演のペ・ドゥナ、これまで名前も聞いたことがなく、この作品で初めて見ましたが、抜群にいいですね!空気人形が心を持ったという設定、取扱いを間違えれば、ただの「世にも奇妙な物語」になってしまうところですが、最初から最後まで、そんな心配は一切ありませんでした。ヘタな現実感を排除して、独特の雰囲気を作り上げていました。素晴らしい作品だと思います。 【ramo】さん [CS・衛星(邦画)] 9点(2011-09-23 23:43:41) 51.《ネタバレ》 駄作とは思わないが、なんとなく物悲しい映画だった。 ただのラブドールに過ぎなかったのに、心を持ち、外へ出て行く。 バイトしている時、空気が抜けていくのを助けてくれる彼に、「ダメ、恥ずかしい」という台詞が良かった。 別に女優さんがどうこうと思わないけれど、良かったと思う。 人間、誰しも心の中に虚無感や空虚感を持っていると思う。全くない人間など、いないとは言わないけれど、わずかなものだと思う。 私もそういうものを彼女に重ね合わせてしまった。病気のせいもあるのだが。 別にエロ作品でもなく、ラブドールの存在というか、そういうものを理解している人しか見れない作品かもと思った。ちなみに、私は女でラブドールは持ってません。 【べるぜ】さん [DVD(邦画)] 4点(2011-06-21 18:47:49) 50.韓国の女優さんを使っての、こういう「隠喩的な」映画は、ただ恥ずかしい気持ちにさせただけだ。韓国の素材に触れるなら大島渚を通ってからにしてほしい(映画人としてそういう真剣さがないなら資格なし)。 【ひと3】さん [映画館(邦画)] 1点(2011-03-19 11:17:36) 49.《ネタバレ》 『リンダ・リンダ・リンダ』のペ・ドゥナが良かったので見たいと思っていた作品。考えていたよりずっと良かった。ARATAとのSEX(?)シーンが官能的。空気を抜いて空気を吹き込む。 オダギリ・ジョーがいい役だなあ。すべてがわかっていて、ある意味〈神〉のような存在か? 【フラミンゴ】さん [DVD(邦画)] 5点(2011-03-17 16:54:29) 48.凄く非現実的な設定にも関わらず、引き込まれた。 人間だれもが抱える心の隙間。その虚しさを埋めるために、人は色々なものに寄りかかって生きる。空気人形はまさにその空虚さを埋めるためだけに作られるもの。 その完全に依存されるだけだった空気人形が、心を持つ。楽しさや美しさに感動したりもするけれど、人間と同じ心を持ったからには、悲しさや空虚な心も生まれる。元がからっぽだっただけに、心を持った後の空虚さがより際立つ。 そんな人形の目を通して見ることで、周囲の人間たちの大なり小なり確実に存在する空虚な心が、凄くリアルに感じられ・・・色々考えさせられる映画でした。 ラストは賛否あるかもしれないが、個人的に凄く素敵なシーンだと思った。 内容が内容なだけに、誰にでも勧められる作品ではないけれど・・・。 まぁ色々書いたが主演のぺ・ドゥナに尽きる。彼女以外誰もこの役を演じることは出来ないでしょう。 【おーる】さん [DVD(邦画)] 8点(2011-02-20 18:12:22) 47.空気人形の持ち主にこれといったドラマがなかったのが残念。 【次郎丸三郎】さん [DVD(邦画)] 6点(2011-01-03 17:27:52) 46.《ネタバレ》 男は何故、のぞみにもう一度空気を抜いて欲しいとお願いしたのでしょう。空気が抜けることは、彼女にとっては死を意味します。彼は死に触れたかったのではないかと思うのです。「自分も君と同じようなものさ」空虚な心の内を見せる男。おそらくは、写真の中で微笑む女性が原因。彼女の死に際を彼が看取っていたとしたらどうか。写真の彼女にもう一度会うために、彼はのぞみを利用したと考えられます。のぞみはここでも代用品だった事になる。男の思惑など知らぬのぞみは、その息で恍惚の表情を浮かべます。それはそうでしょう。空気を吹き込まれるのは、命を注がれるのと同じなのだから。彼女にとっては、紛れも無い性交です。偽りの性器では得られぬ本物の悦びを感じる空気人形。自分と同じ幸せを相手に与えたいと思うのは当然のこと。それが愛です。男を“切った”のぞみは、何も悪くない。それにもし男が生きることを望んでいたのならば、助かることは容易だった。彼は自分の意思で死んだのです。何も知らぬ空気人形に多くのことを教えた男。潮の香り、ガラスのきらめき。美しいと感じる心、恋する楽しさと切なさ。限りある命の意味も伝えたのに、何故尊さを教えてやらなかったのか。あの男が憎いです。最後に男が教えたものは、愛する人を失う痛みでした。深い悲しみに耐える術を知らぬのぞみは、自ら男の後を追いました。方や燃えるゴミ、方や燃えないゴミ。2人の魂がこの先、交わることはあるのでしょうか。この作品はペ・ドュナに尽きます。外国人であるが故の“違和感”が良い方向に作用しました。役柄とは正反対、彼女の代わりになる役者は居ないと思わせます。本当に素晴らしかった。そのほかのキャストも概ね良好。ARATA、板尾、岩松、いいですね。ただ、星野真里の存在意義だけがイマイチ薄く、惜しいなあと。生と密接な関係にある“食”パートを担当した彼女が本筋にきっちり絡んできたら、より一層深みのある物語になった気がします。 【目隠シスト】さん [DVD(邦画)] 8点(2010-12-21 20:58:26)(良:2票) 45.《ネタバレ》 ファンシーで画が綺麗なので、そこそこ興味を持って鑑賞できた。 大人のお伽話とも言える内容は、それほど努力せず、すっと飲み込める内容だと思う。 物語のアウトラインを途中の老人が詩によって説明してるので、特にサプライズもなく終わった。 というか、そのまんまのエンディングに多少残念だった。 面白い場面もあったけど、退屈に(私の観方が悪いのか)稚拙に感じる場面も間々ありました。 【タックスマン4】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2010-12-17 03:22:03) 44.ぺドゥナのプロモーションビデオ。 【長谷川アーリオ・オーリオ】さん [DVD(邦画)] 4点(2010-12-16 18:04:55) 43.『心のすき間を埋める』という哲学的なテーマではあるが、あまりにも非現実的なストーリー(設定)であり、あまり好みではない。 ぺ・ドゥナの演技は素晴らしいと思うけどね。 【あきぴー@武蔵国】さん [DVD(邦画)] 6点(2010-11-23 19:17:24) 42.ホラー映画でした。「人間生きているだけで価値がある」ってとこでしょうか。ペ・ドゥナが良。 【すたーちゃいるど】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-11-13 15:47:28) 41.《ネタバレ》 とにかくぺ・ドゥナの人形のような美しさが完ぺきだった。心をもったと自覚してからの笑顔にはそれほど惹かれないのに、能面のような表情のときの「のぞみ」があまりにも整っていて、この人が空気人形を演じたのは正解だったと思う。 ストーリーは心のどこかで感じている虚無感をうまく扱っていると思った。 空気で満たされる女人形、その人形で満たされる男たち、食物で満たされる女、メイドに満たされる男、警察官にニュースを話すことで満たされる老婆、娘に満たされる父とその娘、卵かけご飯に満たされる男…。何が満たすかの違いだけ。結局は人間も人形もそう変わらない。変わるのは燃えるゴミか燃えないゴミかだけだ。 空気を入れられても満たすことのできない「心」はきっと満ちることはないのだろう。心とはいつまでも欲深いものだ。 【おっちょ】さん [DVD(邦画)] 6点(2010-09-20 12:16:13)(良:1票) 40.《ネタバレ》 うーん、今更、無垢でピュアな女の子ですか。むしろ、「私じゃなくても、誰でもよかったのか」と詰め寄る強い表情の方が、魅力的なぺ・ドゥナでした。正体はラブドールである悲哀は持ちつつも、人間として生きる知性は持ち合わせた上での「変身」にした方がよかったのでは。誕生日パーティーに対するあこがれは持ちつつも、誕生日とは何か、はちゃんと分かっているくらいに。点数は、ダッチワイフに浮気される中年男の役を引き受けることができる板尾創路氏に献上。 【なたね】さん [DVD(邦画)] 2点(2010-09-12 11:30:32)
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