みんなのシネマレビュー

BLUE GIANT

2023年【日】
ドラマアニメ青春もの音楽もの漫画の映画化
[ブルージャイアント]
新規登録(2023-03-08)【グルコサミンS】さん
タイトル情報更新(2023-04-26)【イニシャルK】さん
公開開始日(2023-02-17)


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監督立川譲
演出立川譲
山田裕貴宮本大
間宮祥太朗沢辺雪祈
岡山天音玉田俊二
木下紗華
青山穣
乃村健次
木内秀信
東地宏樹
音楽上原ひろみ
配給東宝(東宝映像事業部)
作画立川譲(絵コンテ/ライブシーンコンテ)
振付上原ひろみピアノ奏者(沢辺雪祈)
あらすじ
仙台で暮らす高校生の宮本大は、ジャズの魅力の虜となって以来、日々河原でテナーサックスの練習に励んでいたが、卒業と同時にプロを目指して上京、都内の大学に通う同級生の玉田のアパートに無理無理同居することに。彼は、偶然ライブハウスで聴いてその演奏に感銘したピアニストの雪祈をバンドに誘い、更には彼の影響でドラムを始めた玉田も参加してジャズバンド「JASS」を結成する。そして、年齢は同じであっても生まれ育ちも音楽経験も異なる3人は、日本最高のジャズクラブに出演するという目標を共有し活動していくのだった。石塚真一の人気ジャズ漫画「BLUE GIANT」をアニメ映画化。日本を代表するジャズピアニストの上原ひろみが、劇中の演奏も含め音楽を担当。

タコ太(ぺいぺい)】さん(2024-07-16)
全てのをあらすじ参照する

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未見の方は注意です!




【クチコミ・感想】

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22.《ネタバレ》 評判が良くてもジャズに対して苦手意識があるからたぶん観ないだろうと思っていたけど、なぜか気が向いたので鑑賞することに。感想を述べる前にまず先に述べた、苦手意識、という私自身が「ジャズ」に対して抱いてきた想いを語らせてもらいます。なぜ苦手なのかと言いますと、どことなく敷居が高くておいそれとその世界に入って行きにくい、というのが本音です。敷居が高いというと他に「クラッシク」も挙げられるかと思いますが、まだクラッシクは日常生活に溶け込んでいますし、学校の授業などでも馴染みがある分多少なりとも入りやすさはあるかなと。ただ「ジャズ」は自らが率先して動かないとなかなか出会う機会は限られてくる。ゆえに「通」な人たちの場がジャズなんだと思っていました。生演奏の実態権はないけれど、CDや映画、CMなどで聴いたことはあるくらいで、それでもやっぱり良さは分からなかったし、たぶん自分とは相性が合わないジャンルだと思えた。そこから音楽にそこまでストイックでない私には、苦手、という固定概念が根付いてしまいました。

ではここから映画の感想を。まず悪くはなかった。たしかに良い映画だったとは思う。ただなんていうか目標であった「月」があまりにも早々と達成してしまうから、そこに至るまでの感動はちょっと薄味でした。交通事故にあって満身創痍で舞台に立つ姿も、いかにもな演出であまり泣けない。良かった点としては、着飾っていたピアノの彼が真意を突かれたことで剥き出しの演奏を開花させるシーンと、その彼が邪険にしたファンに謝ってサインを渡すシーン。素人同然のドラムの彼が、ずっと見守って成長を見届けてきたファンのおじさんと対面するシーン。人としての成長や温かく見守る優しさがとても心地よかったです。て、どっちも主人公のシーンじゃないんですけど。まあね、だって主人公くん、ハイスペックすぎるから、平凡な感動とは次元の違う場所にいるんですよね。感動はするけどそれは、ブルース・リーやマイケル・ジャクソンを初めて見た時のような、そんな感動...かな。ちょっと言いすぎかも。ただ人一倍努力はしているのは伝わりますし、熱量の半端なさも伝わってきました。ただ先にも述べたように私自身がジャズに対して苦手意識があるせいか、彼の演奏の凄さがよくわからず、ダイナミックなアニメーションの表現でなんとか追いつけていけているレベルなんです。これ、アニメじゃなくて実写だったらもっと置いてけぼりになってたかも...。

アニメ映画として非常に挑戦的で意欲的な作品であるし、ジャズに多少なりとも興味を抱かせるにはとっつきやすさもあって良いとは思う。
ただもう少し紆余曲折な展開があってもよかったかな。はい。 Dream kerokeroさん [インターネット(邦画)] 6点(2024-09-09 16:38:50)

21.昔はスポ根の名作が多かったけど、最近はスポーツじゃなく音楽がテーマの作品が増えたように思う。
ミュージック根性ものみたいな感じでしょうか。
根性論なんて古臭いかも知れないけど、スポーツでも音楽でも気持ちの強さは大切なはず。
JAZZという馴染みのないジャンルを描いた作品だったけど、熱い想いが心に突き刺さった。
スポ根なら試合に勝ったりすることで凄さを伝えられるけど、音楽に勝ち負けは無い。
だから、演奏する曲にどれだけ説得力を持たせられるかが大切だと思う。
JAZZの知識のない僕のような素人ですら涙が溢れて仕方なかったので、その点に関しては満点だと思った。
3人それぞれにキャラが立っていて、苦悩や努力の積み重ねが感動的な演奏に繋がっていたんだろうな。
上京する前にもそれぞれの物語がありそうだったけど、その辺りは詳しく描かれていなくて残念。
2時間で纏める為にカットされた部分があったとしたらモッタイナイ。
ストーリー展開が駆け足の印象でトントン拍子に進み過ぎのようにも感じた。
もう少し時間を掛けて上手くなっていく過程とか描いて欲しかったかな。
JAZZバージョンのあしたのためにその1みたいなのをもっと見たかった。
たぶんこの3人の中でいちばんの天才は玉田で、成長力が凄過ぎる。
サッカーやってたのでキックが強いとか、特殊能力みたいなのがあるのかと思ったけど、全然違った。
あの店の凄さはよくわかってないけど、大学で音楽を始めた人が立てる舞台ではないはず。
それでも、ラストの演奏は本当に凄かったので、必死に練習して頑張ったんだなと思ったら泣けてきた。 もとやさん [インターネット(邦画)] 9点(2024-09-04 00:38:10)

20.いくら天性の才能に恵まれていたとしてもこんなに遅いスタートではねぇ…それも世界一とか!?
まぁアニメだしフィクションだしその辺は目を瞑って夢はでっかくの青春ドラマを耳を研ぎ澄ませて鑑賞…
映像は3DCGと手書きの顔とのギャップがしっくりこないけど、時間を掛けた演奏シーンの連続に引き込まれて熱いストーリーに思わずウルッ…
ヨーロッパ編やアメリカ編の続編があるなら今度はIMAXで鑑賞します。 ProPaceさん [インターネット(邦画)] 8点(2024-08-26 16:53:10)

19.《ネタバレ》 原作漫画は未読です。公開時、是非とも劇場で鑑賞したいと思っていたものの、諸事情で見逃していて今回やっとネットにて鑑賞しました。

既に投稿されている皆さんのレビューでも例外なく高評価されていることですが、兎にも角にも音楽が凄い。個人的にジャズは好きでもそれ程コアなファンでもない私ですが、ほぼ全編にわたって演奏部分では涙腺が緩みっぱなしでした。

通常であれば小説であれ漫画であれ原作がある作品の場合、「これをどうやって実写化やアニメ化するのか?」といった部分に興味の中心が向かってしまうのですが、本作の場合は逆に「原作ではこの音楽の洗礼をどうやって絵や文章で表現しているのか?」という興味が湧きました。本作に感銘した以上は原作を読まねば、と思った次第です。

その一方で、尺の事情があるのかも知れませんが、特に大きなトラブルもなく一気に突き進むような物語には少なからず引いてしまった部分もあります。主人公無敵な展開。スーパーヒーローものでもお約束の大ピンチは付きものですが、本作ではバンド仲間の交通事故という想定内のトラブル(ただし伏線回収的にクリア)はあるものの後は概ねトントン拍子。登場人物の背景や苦悩・葛藤といったものをもう少し盛り込んでくれれば感情移入出来ただろうし爆泣き出来たことと思います。

ちなみに、原作未読につき回想形式を採用しているのでもしかしたら主人公の末路には悲劇が?と途中まで思っていました。いくらなんでもそれは力業過ぎですね。

アニメとCGのバランス感は、自分的には納得出来る範囲でした。違和感がないかと言えばそんなことはありませんが、あくまでも主役は音楽!と思えば気にならないかなと。

繰り返しになりますが、兎に角音楽が素晴らしい。劇場で鑑賞しなかったことを只管後悔するばかりです。リバイバル上映ないかな? タコ太(ぺいぺい)さん [インターネット(邦画)] 8点(2024-07-16 10:43:15)(良:1票)


18.《ネタバレ》 王道のストーリー展開、天賦の才を持つ3人の演奏はアニメ技術の進化をひしひしと感じさせる優れもの。
山田裕貴も上手かった。
大成した主人公がまだ駆け出しだった頃に関わった人達への取材風景を織り込む演出も良い。。
たくわんさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2024-07-09 15:28:27)

17.上原ひろみさん、馬場智章さん、石若駿さんの音楽はとても素晴らしい。
演奏に引き込まれた。
ぐいぐい迫ってくる説得力にほれぼれした。
本作を鑑賞出来て良かった。

しかし、私が高齢の為か主人公たちの心に共感出来なかった。
先輩に尊敬がないミュージシャンはどうなの?と疑問を持った。

そしてこれから、ジャズを、そして他の音楽の映画やドラマがどんどん制作されると良いな。
ワクワクさせてもらえた音楽に拍手。 たんぽぽさん [インターネット(邦画)] 7点(2024-06-17 16:50:16)

16.《ネタバレ》 熱い!始まりから、画面を見る自分の目が鋭くなっていることに気づきました。
夢を追う若者たちと、それを応援する大人たち。自分の目もキラキラしてきた気がします。
夢追う若者にあったら、この映画を教えてあげようと思う。よし俺も頑張ろう! へまちさん [インターネット(邦画)] 8点(2024-06-05 22:51:56)

15.評価の高い本作! なかなかの 感動作でした、若者が 苦悩し 頑張る姿は イイですね~ 脚本 物語の構成も レベルが高い~ 良作! コナンが一番さん [インターネット(邦画)] 8点(2024-05-04 21:57:40)

14.《ネタバレ》 - 音楽は素晴らしかった。
- 特にクライマックスと「内臓をぶちまける」シーン。
- でも玉田のドラムはちょっとうますぎるな。
- 原作読んでた身からすると、大のサックスのイメージはちょっと違うんだよなあ。
- もっと大胆に休符を入れたり、小さな音から大きな音までガッと持っていったりしてたイメージがあったので、なんかまとまりすぎてるというか…でもサックス役の馬場さんの曲を聞いたらこれはこれとして素晴らしかったのでアルバムを買ってしまった。
- 人物の表情の演出が過剰だったのと、しんみりしたシーンで挿入される音楽がいかにもなところが残念だった。
- 大の体の揺らし方も音の出し方と合ってないように見えて迫力を感じられなかった。
- 映像表現は3Dでグリグリ動くし、光はキラキラして情熱の炎が映ってるし、結構いいんだけど、汗が多すぎるというか、もっと汚く見えるほどやってもいいと思うんだけど、原作ありきだから逆に限界があってもったいない
- 音楽漫画を音ありでやるというチャレンジは讃えたい よこやまゆうきさん [インターネット(邦画)] 7点(2024-03-31 11:31:22)

13.《ネタバレ》 ストレートで熱い映画。ジャズに無知な自分にも情熱がひしひしと伝わってくる。いわゆる天才の物語だと思うが、どの登場人物からもジャズへの愛や情熱を感じられる。玉田が評価されている場面なんて特に。話のテンポも良く、ずっと見ごたえがあり、何より、作中の音楽が最高だから爆発力と説得力がある。原作が漫画なので、音が聞ける映像化なんてとても夢のある話で、ハードルも高かったと思うが、素晴らしい映画。 ラグさん [インターネット(邦画)] 9点(2024-03-17 15:26:33)

12.《ネタバレ》 久々に良い映画を見た。ジャズの事は詳しくないのになぜか感動する。特筆すべきはピアニストについてで彼の人間性が変化する様子が上手く描かれている事。一作品の中でこういう変化を描き切るのは凄い。最初人物の影の斜線が悪目立ちで気になったが段々それはどうでもよくなった。音楽が素晴らしいから。あえて言えば、色んな登場人物の落涙シーンが多めなのがちょっと。 ほとはらさん [DVD(邦画)] 9点(2024-03-10 09:32:17)(良:1票)

11.《ネタバレ》 原作が良かったので期待して鑑賞しましたが、良かったと思います。やっぱり音楽の話なので、音が聞けるのは最高。ストーリーもうまくまとまっていると思います。ただ、時間制限のある映画だから仕方ありませんが、登場人物の魅力は原作ほど伝わってこなかった気もします。原作は深く心に残るけど、映画はサラッとしてるかなっと。あと、ラストのコンサートシーンは原作とちょっと違いますが、事故翌日の演奏は無茶じゃないかと思いました。(片手で演奏できる伏線はあったけど) ぽじっこさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2024-02-11 07:50:04)

10.演奏が素晴らしいし、理屈以上に度々感動する。
経験の矛盾や動きの違和感があったとしても、素晴らしい作品であることに変わりはない。映画館で観なかったことを少し後悔した。 simpleさん [CS・衛星(邦画)] 9点(2024-02-04 15:17:53)

9.《ネタバレ》 切実だなあ、息苦しい。何度も、涙ぐむ。なんかこう、形のないものを信じている人がいて、その気持ちが分かるというか。よかったです。どう理解したら良いのかと考えたあげく、「俺節(@土田世紀)」みたいだ、と思いました。やっぱりジャズと演歌は特別なのか。原作未読。 なたねさん [DVD(邦画)] 8点(2024-01-21 14:27:57)

8.《ネタバレ》 原作既読。というより大ファンです。大好きな故に、期待より不安の方が大きかったのですが・・・杞憂でした。大変素晴らしかったです。特にライブシーンの映像表現、そして何より音楽が。身体を震わせるジャズの音圧は自宅では味わえぬご馳走。これは劇場で観て正解でした。ずっと観ていたい(聴いていたい)と思える120分。あっと言う間でした。物語についても原作の魅力を理解しており好印象。やはり「一生懸命」は胸を打ちます。ずっと半泣き状態でした。玉田はもっと評価されていい男です。原作エピソードの取捨選択については概ね納得出来ました。問題はクライマックスの変更部分。これはファンなら賛否両論出るだろうなと。あれはある意味ファンタジー処理だったと考えます。救いがあり感動もありますが甘口に味変しているため、苦味を知る(原作の結末を自分なりに昇華した)ファンからすると「それは違うんじゃないの」と感じるかもしれません。「観客の望みを汲み取り区切りを付けた」変更の意図は理解できるものの、JASSのドラマは続編できっちりフォローしているため、余計なことしたな感は拭えません。熟成する前に出来立てワインを開けてしまったような「勿体なさ」を感じる訳です。まあ、好みの問題でありファンならではの拘りの範疇の話でありますが。
それにしても本当に音楽が想像以上でした。ジャズっていいなと思わせた時点で映画化した意味は十二分にあったと思います。 目隠シストさん [映画館(邦画)] 8点(2023-05-13 17:16:40)

7.《ネタバレ》 <原作未読>随分評判が良いから観てみたが想像を超えてきた。ジャズ、というか音楽自体素人だけど熱がね… 赤を超えて青になるという熱が伝わってきて圧倒された。それはわりと早い段階からそうで、こんなに飛ばして大丈夫かと心配になるほどだったが、ジャズバンドはロックのそれと違いずっと組むものじゃない、というのが伏線になってたんだな。JASS最後の演奏、So Blueでの一夜はクライマックスに相応しかった。低予算ゆえか所々映像に違和感があるのはやはり残念だが、傑作の評に疑いはない。追伸、間宮祥太朗の声の艶はどうなってるんだ。実写のときは全然意識しなかったが、あれはとんでもないぞ。 リーム555さん [映画館(邦画)] 9点(2023-04-13 23:12:26)(良:2票)

6.音楽っていいものですね。IMAX で観たかったですが、近くの映画館では IMAX での上映がなくて残念でした。 よしふみさん [映画館(邦画)] 7点(2023-03-19 00:02:36)

5.原作履修済ですが、細かい内容までは覚えていなかったので新鮮に楽しめました。
とにかく若者の熱にあてられっぱなしで、涙ぽろぽろ流しながら観てました。
ストーリーとかCGとか演出とか、細かい部分で指摘したくなる点は多くあれども、音楽の力だけで全部振り切ってるよ。最高だよ。
是非劇場で観てほしいし、JAZZとか興味ない人にこそ観てほしいな。
それから、声優さん(俳優さん)の演技も上手でした。 おとばんさん [映画館(邦画)] 10点(2023-03-18 17:51:01)(良:2票)

4.《ネタバレ》  原作ファンです。IMAXで視聴しました。
 元々ジャズはごく一部ちょろっと聞いて何が良いのかよくわかってなかったのが、原作漫画で、そうなのかと、ちょっとだけわかるようになったかもしれない口です。
 だけど、mp3とかの配信音源を聞いてもやっぱりよくわからず、ライブで聴いて熱を感じるか、せめて映像化されて映像&演奏で見てみんと本当のところはわからないかなあと思ってました。

 そんなわけで待望の映像化なわけですが、漫画では、すごい天才で音圧があり、音がデカくて説得力があるように描かれてるものの、実際の映像になった時に音楽的説得力を出せるのかどうか? が気になってたところでした。
 公開前にPVが流れてたもののキレイではあるけどそんなすごい演奏にも聞こえなくてあんまりイケてないかもなあ、けど原作者が見て良いとか言ってるしなあどうなのか、と期待半分で観た感じです。


 演奏は素晴らしかった! です。


 IMAXで環境が良かったこともありますが素晴らしい演奏の数々で、いやまあそんな音を出されたらそりゃ認めるしかないわなあ、というところで、原作を見て一番気になってた演奏の音楽的説得力は見事に実現されてたかと。
 なので、ライブ的な演奏を聞きに行くために観るというのはアリかと思いました。

 で、原作からのエピソードの選択については、妥当かと思いました。
 主人公が天才過ぎるので、一般人の目線で絡んでいく話であり、かつ音楽的に成功していく交差点的エピソードっていうとここしかないかな、という感じで。
 その代わり、序盤の泥臭く努力して演奏できるようになってく話とか、そもそもジャズというものが今どきマイナーなので(とはいっても私からすれば、メジャー枠の中のマイナーな方、くらいの認識ですが)、だけど熱くて良いと思ったので演奏して広めていきたい、という衝動の部分が端折られてしまったのは残念なところではあったりしました。

 あと、問題の演奏部分のCGについては、がんばってやろうとした形跡はあるけれども予算配分の都合と、きっと上層部はCGを使う所でコストカットできると勘違いされてるかと思われるのですが、その数年前の感覚で予算が削られて微妙な映像になってしまってたかと思います。

 最近のCGなどを使用した演奏シーンの傑作としては、まず「シン・エヴァンゲリオン」のピアノシーンがあり、あるいはロトスコープを使用して変態的な歳月と原画枚数をかけて制作された「アニメ映画『音楽』」の激熱ライブシーンがあり、つい先日公開されて今も楽器業界なんかでブームのアニメ「ぼっち・ざ・ろっく」のモーションキャプチャーで演奏と動きをぴったり合わせてライブ感を出しつつ、うまくない演奏までしっかりやる……というように、CGを使った演奏シーンもここ1,2年で激烈にクオリティが上がってきており、本作もエンディングを見るとロトスコープを使用して実際の演奏の動きをキャプチャーして品質を上げようとした痕跡は見えて序盤のピアノのタッチも良い感じの場面が一部あったと思うのですが、途中以降そういうのもなくなり、またCGキャラをセルアニメ的キャラクターと違和感なく馴染ませる工程も省かれたため、CGが出るたび、何この異形の存在は? みたいな違和感が大変なことになってて、普通のアニメシーンや、音楽はとんでもなく素晴らしい出来なので、CG部分も今後改善されると良いんじゃないかとか思いました(今後とかあるのか?)。

 そんなわけで、とにかく演奏は素晴らしいので、音響の良い劇場でぜひ視聴されるのがよろしかろうと思います。
 やー、ジャズってかっちょいいわ。 simさん [映画館(邦画)] 8点(2023-03-15 11:48:28)

3.原作未読。音楽のアニメ映画ではあるものの、ここまで音楽に振り切ってしまうのはなかなかにすごいものがある。
主人公が最初から最後までただただ最強の存在として描かれてて、周りも「なんで?」みたいになるけど映画見てる方も「なんで?」のままで終わってしまった。そこはさすがにもう少し彼のバックボーンについて触れてほしかった。物凄くメンバーを引っ張っていく存在なのに、その発言や行動の裏が全然わからないので、彼への感情移入は全く出来なかった。最初と最後ではもうキャラが全然違うし。
あとはメンバー以外のキャラクターの掘り下げも浅すぎて、最後とか知らない人たくさん出てきて、もはや何が起こってるのか全然わからない。
アニメーションについても、おそらくバンド演奏をそのままアニメにするには予算やら時間やらが足りないから演奏シーンがCG盛り盛りになってるんだろうけど、今日びの日本アニメはスラムダンクや京都アニメーションの作品でそのへんはとてもスムーズかつ丁寧に作画されてるので、やっぱり見劣りしてしまうなと。結局それで観客に違和感を感じさせてしまうとそれはノイズになってしまうわけで、できればもっと丁寧にやって欲しかった。ただそれをねじ伏せるほどの音楽の力はさすがだなと。
ソロのシーンなんかでも、背景が燃えたりとか色々と工夫して頑張ってる感じはあるが、あそこまで多用してしまうとやってることが音ゲーのパラッパラッパーやウンジャマラミーのクールの時みたいで、どうも安っぽくなるなと。主人公の精神的な成長の成果としてああいう演出が最後にあるのならわかるが、何があってもブレない最強の主人公故に、せっかくの演出がどうも一本調子な演出に感じられる。
一番好きなシーンはピアノの弱点克服シーン。彼のストーリーは割とキッチリ描かれてて、どうせなら彼目線でのシナリオでも良かったんじゃないかと思うほど。それほどサックスの主人公の影が薄かった。
ストーリー自体はありきたりながら、ジャズへの気概は感じられた。音楽は最高。 Fukkyさん [映画館(邦画)] 7点(2023-03-15 08:22:22)

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《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 22人
平均点数 7.86点
000.00% line
100.00% line
200.00% line
300.00% line
400.00% line
500.00% line
614.55% line
7836.36% line
8731.82% line
9522.73% line
1014.55% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.00点 Review1人
2 ストーリー評価 9.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 9.00点 Review1人
4 音楽評価 10.00点 Review2人
5 感泣評価 9.00点 Review1人

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