みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
★117.当時としては(という言い方はしたくないが)かなり面白い設定だったかもしれない。 「うる星やつら」を使ったSFもの。 【simple】さん [インターネット(邦画)] 6点(2024-11-02 15:23:14) 116.文化祭の前日を繰り返したいって気持ちはよくわかるよね。 【センブリーヌ】さん [インターネット(邦画)] 6点(2024-03-25 18:26:11)(良:1票) 115.《ネタバレ》 あれ・・? オンリー・ユーから順に観てるんですが、オンリー・ユーのほうが良かったと思えるのは少数派なのでしょか? なんせ今回、ラムちゃんの出番があまりに少なかった気がいたす。 残念な思いとしては90分見せられる夢、そりゃラムちゃんの願いであった事は微笑ましく思えてそれはそれでよい事なんですが、こちらとしては どうせならアタル目線の夢をみさせてもらったほうが色気多しで楽しいだろうし、よいに決まってる。 だが不思議な謎のタイムワールドとして記憶には十分残ってく。 【3737】さん [DVD(邦画)] 5点(2020-02-13 20:40:05) 114.《ネタバレ》 青春時代のモラトリアムを、無限ループの世界で描いたある種、哲学的な傑作。女は怖い。 【にけ】さん [映画館(邦画)] 10点(2019-01-10 21:29:02) 113.《ネタバレ》 小学生4年生くらいのころ、夏休みTV放送で本作の序盤だけ観た記憶がある。 そのときの印象は、「難しくてわからん! あとなんか怖い!」だった。それで序盤だけ観て、鑑賞を止めてしまった。 それから10年後くらいにちゃんと鑑賞。で感想は「面白いけど、やっぱこの映画怖いわ!」ってことだった。 文化祭前のある一日がずっと繰り返され、異常に気付いた人はどんどん消えていく。そして時折挿入される廃墟のイメージ。 もちろんホラー映画ではないけれど、人をぞっとさせる不気味な演出や物語の展開に満ちていて、それをまさか国民的なラブコメディ原作でやってしまう衝撃。 原作のドタバタ明るい雰囲気やお約束事、お決まりを逆手に取って、異常な世界や異常な展開を際立たせ、さらにそこから夢や時間の曖昧さという哲学的なテーマまで言及するというのは、実に尖っていて、攻めに攻めた手法だなと感心もしてしまう。 余談だが映像もこの攻めた姿勢を反映してか、奇抜な映像表現も多い。大人になるとこの映像の攻めた部分も感心する。 本作を「怖い!」と判断したのは、本作から漂うこうした不気味さや異常感を子どもながらに感じ取っていたからだろう。 大人になっても夢邪鬼とサクラ先生の会話シーンなどは相変わらずぞっとする。 確かに原作クラッシャーという悪名も本作には付いて回るのだが、ここまでポップで不気味で、サスペンスフルで、だけど物語には奥行きがあって、意外性に満ちた映画というのは、名作と呼ぶべきではないかと私は思う。 【nakashi】さん [ブルーレイ(字幕)] 9点(2018-08-13 11:08:50)(良:1票) 112.《ネタバレ》 30年前に劇場で見た後、何回も見ていますが、未だに時々見たくなる名画の域。 84年は「カリオストロの城」と、「うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー」がそろった奇跡的な年であった。 対照的な両者ながら、どちらも素晴らしい出来ばえでした。今でも再見に耐える映画です。 但し、こちらは当時アニメ好きには評判が悪かったかな。 自分的にはどちらも甲乙つけがたいですが、なんとなくこの映画はあの当時の雰囲気を感じさせます。 ついでに言うと、その数年前から普及し出したビデオと、レンタルビデオの普及による過去の東宝特撮映画ブームの盛り上がり (再上映会は床への座り見も発生するほど)、その勢いが映画界を動かしゴジラ(1984)も復活と暑い夏だった… うる星の中でも屋外上映で初代ゴジラを上映しているけど、それはこういう背景があったのです。 【ahiru3】さん [映画館(邦画)] 9点(2018-02-05 21:44:40) 111.うる星やつらの知識ゼロですが、楽しめました。 声優がいい仕事してる。サクラ先生がお気に入り 【へまち】さん [DVD(邦画)] 6点(2017-12-06 22:35:21) 110.押井の世界観が最もポップな形で提示されている作品だと思う。そのバランス感覚がとても面白い。終わり方も最高で、アニメ映画の私的ベスト5に入る。 【カニばさみ】さん [映画館(邦画)] 9点(2017-10-10 13:45:25) 109.生まれる前の作品なのですが、この頃のセル画作画、懐かしさが感じられて好きです。 そのノスタルジー感と作中の幻想的な世界観がマッチして楽しめました。 【Donatello】さん [DVD(邦画)] 8点(2017-07-20 17:30:53) 108.《ネタバレ》 さて、どこからどこまでが夢でしょうか? 友引高校の校舎が何階建てなのか・・2階3階4階建てといろいろ出ます。 元がギャグ漫画なので、全くもってリアルと対極の位置ながら、そのお馴染みの メンバーが更に迷宮にハマっていく過程のストーリーがいい。 この作品から押井監督のファンになった人がかなりの割合で居るかと思います。 皆自分と同じオッサンになってるはずだけど・・ 懐かしいだけではない名作。 【グルコサミンS】さん [ビデオ(邦画)] 10点(2017-04-14 21:20:40) 107.《ネタバレ》 ずっと続いて欲しい夢の中の世界。まるで、マンガの世界。記憶の中の自分の世界。 精神の中の世界。自己の世界・・・・いろいろ考えられる面白い世界。 【cogito】さん [映画館(邦画)] 8点(2016-05-30 21:02:39) 106.むかし、VHSで何回も見ていました。とにかく見てて飽きない。私はとっても好きな大好きな映画なんですが、高橋留美子さんは嫌いな作品なんですよね。 「らむだっちゃさん?」って無邪気のセリフはギャグですよね。 最後のラムの「責任、とってね!」ってセリフが初めて見た十数年も前から頭の中にあります。 【新しい生物】さん [DVD(邦画)] 10点(2015-10-13 20:11:23) 105.今考えたらとんでもないが、子供の頃は大きい台風が来ると嬉しかった。学校が休みになるのが最大の理由だが、いつもと違うってこと自体が楽しかったような気もする。非日常には不安や恐れを抱く一方、その対極ともいえる感情が同居する。ギャグアニメ「うる星やつら」で鳥肌が立ってしまうような演出が盛りだくさん。これ自体が非日常であり、すでに面白いんじゃないかと思ったり。半分、水に浸かった校舎(でいいのかな?)は荒廃の中の美として印象的であるように、ギャグアニメの中のシリアスだからこそ、引き立っている面はあるはず。正直「うる星やつら」は世代ではなく、キャラのことなども十分には理解していないが、それでも結構楽しめたので良かった。 【リーム555】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2015-08-30 23:14:20) 104.《ネタバレ》 ある一日が繰り返される不条理、という題材は他作品(三崎亜紀氏の小説)でも触れたことがある。まさか84年にうる星のキャラですでに発表されていたとは。後年読了した小説の方はシリアスな現実感がずっしりと腹に溜まる感じだったけれど、アニメはなんといっても“うる星”なので暗くはならないのね。あたるの「それがどーしたのよ」的ないいかげん主義とラムの「毎日が幸せ」がベースになった現状では、さくらと面堂だけが真面目になってもからーっと明るい不条理だ。 画が凄い。映画の奥行きを活かした画の巧みさ。真実を知るさくらのこちらを見据えるアップ(ここ長い。びびった)、忍が入り込んだ鈴の重なる迷宮場面の陶酔感。飛行機でみるみる宇宙空間まで昇って知る、この世の(フザケた)全貌が現われるさまはまるでカメラで撮ったかのようななめらかな動き。当時のアニメとして最高の技術をふんだんに盛り込んだ画の力が、押井哲学ともいうべき難解なテーマに説得力を持たせ、かつうる星ファンをも納得させる作品にしていると思う。 【tottoko】さん [DVD(邦画)] 8点(2015-02-15 23:54:47) 103.《ネタバレ》 子供の頃は、BSで昔懐かしのアニメを夢中になって見たものだ。 「ガンダム」や「機動警察パトレイバー」の劇場版で徹夜してしまった子供時代。私は子供の頃から再放送を含めて色んなアニメ・ドラマ・映画で育ってきました。多分、そういう今の時代には失われた何かに子供ながら魂を惹かれていたんだと思う。 このアニメも、夏の暑い夜に無我夢中で見たアニメの一つだった。 いえね、最初目に入った時は絵柄で距離を置いてしまったのだ。何かフワフワしているというか。そもそも下着姿でいつもうろつくという概念が子供心に理解できなかった。今はそのフワフワした柔らかい絵柄が好きだったりする。なんか和むと言うかね。あとメガネの存在が最高すぎる。 それでも、やっぱりラムはラフな格好よりも制服着てもらっている時の方が落ち着きつくし好きだ。 色気というものは隠せば隠すほど逆に出る筈(多分) 奇妙奇天烈な押井守のSFワールド。 高橋留美子の「るーみっく」と呼ばれるSFに似たようで、まったく違う不思議な世界観。 主人公のあたるたちはいつの間にか“夢”の中に閉じ込められてしまう。 夢の中は何でもやりたい放題、永遠に続くかのように楽園にいるような生活。夢が終われば心の楽園は消えてなくなってしまう。でも、夢から目覚めなければ学園祭はやれない、明日は来ない、次に進めない。 あたるたちは、自分のため、愛する人のため、そして明日のために夢から抜け出そうとアレコレ奔走する。謎は真相究明に向っているのか、それとも深まっているのか。 意外な依頼人の正体、そして永遠に「胡蝶の夢」が続いてしまうのか、終わりはあるのだろうか。 様々な映画作家や画家たちの世界観を引用して、ゴチャゴチャに混ぜて観客を揺さぶる無限の映像世界。虚構と現実が混ざり行き着く場所は何処なのか。 「うる星やつら」を知る人も、知らない初見の人もワケが解らなくなる前衛的な作品でもある。 だが、映像よりいつものあたるを取り巻く女性や野郎どもの会話を聞いているだけでも楽しくなってしまう。 こんなにも高橋留美子がブチ切れ、こんなにも飯が喰いたくなって2828(あたるとラム)してしまう映画はそうそうないよ。 あたるの何気ない一言が妙に残る。 「あれは夢だったんだよ」・・・まるで今は無き故人と夢の中で出会い、別れてきたように。 【すかあふえいす】さん [DVD(邦画)] 9点(2014-08-19 14:49:45) 102.《ネタバレ》 何だか相米監督の映画にある。感じられるようなただならぬ雰囲気、狂気みたいなものが充満している不思議な世界をアニメならではの映像で魅せる映画の様である。一体何がどうなり、どう動いて行くのか先が読めない。解らない世界観の中で繰り広げられる夢の物語!ラムの願い「ダーリンとお母様やテンちゃん達とずっと楽しく暮らして生きたいちゃ」の台詞こそがこの作品の原作者高橋留美子のファンへの願いみたいに感じるし、非日常的世界の中で起きる不思議な事件、ラムが見た夢の中で起きる物語を見てる人達、私も含めて色々な妄想を掻き立てられる。フランケンシュタインやら浦島太郎や怪しいタクシー運転手、変テコなバスやら街で起きる有り得ない非日常的世界に満ち溢れる夢がタイトルにもあるビューティフルな世界であったとラムの寝顔を見て思わずにはいられなくなるそんな作品です。 実写では不可能なアニメならではのファンタジーな世界を楽しめるかどうかでこの作品の評価が分かれるかもしれないが私にはこの不思議な世界が好きで繰り返し見たくなる。 【青観】さん [DVD(邦画)] 9点(2014-03-13 20:12:26)(良:1票) 101.《ネタバレ》 <全体> 原作が大好きなファンには向かない、映画単発として見る方にはオススメのアニメ映画作品です。 数年ぶりに見返しましたが、やはり全体の印象は変わらない。映画単発としての面白さなら9点、しかし「うる星やつら」として見るなら1~3点です。 0点でないのは、一応キャラクターの設定が随所に織り込まれ、原作全編を読んでらっしゃるんだな、と思えるから。 単発で見ただけだとわからない細かいキャラクターの特徴や設定、「チェリーのどアップはキツい」「暗所恐怖症かつ閉所恐怖症の面堂だが、女性の前だと平気」「今までにあたるが浮ついた女キャラが登場(名前だけ登場もあり)」など、原作ファンには嬉しい細かい箇所が随所に盛り込まれています。 <本作単体> 映画単発として見た時、「(特に)怖さの演出」「映像美」「構成」「設定」「BGM」などは極めて素晴らしく、この時代のアニメ映画作品として傑作と言わざるを得ません。 いわゆる名シーンのオンパレードで、「温泉とさくらさんの喫茶店での対話シーン」「しのぶと風鈴の迷宮のシーン」「友引町から飛び立つシーン」「夜の学校探索シーン」「メガネの独白」等々、どんだけあるんだよっていう名シーンの山です。映像と演出、カメラワークが神がかっています。 <「うる星」作品として> しかし、「うる星やつら」として見た時は、全く見え方が異なります。この作品は、「うる星やつらを読んだ男が作った作品」なんです。ラムちゃんではなくあたるに焦点を当てた、言い換えれば「男目線で作られた作品」「女の気持ちがわからない男の作品」です。なお、原作者は女性です。 原作のラムちゃんとあたるの関係は、ラムちゃんは外面は愛情表現全開だが、心の中ではいつもあたるのラムへの気持ちについて不安がっている。あたるは外面は男の本能の塊で浮気症だが、心の中で一番大切なのはラム。という描かれ方です。 にもかかわらず、本作ではあたるが再三「ラムに惚れとる」的な発言をし、ラストシーンでキスしようとさえする。 違うんです。 原作のラストシーンは「(好きだと)一生かけても言わせて見せるっちゃ」「今際の際に言ってやる!」です。 これが「うる星やつら」の全てなんです。 今際の際に言ってやる=死ぬ間際に言ってやる=死ぬまで愛してる、という意味なわけですが、それでもなお「好きだ」とは直接的に言わないわけです。この「女の子と男の子の違い」がキモなんです。 あたるのことが大好きで、心で繋がっていると思ってはいるが不安があり、たった一言、好きだという一言で心の不安を取り除きたいラムちゃんという女の子と、ラムちゃんのことが大好きで、言葉になんかしなくてもわかってるだろ、恥ずかしいという態度を取ってしまう不器用な男の子であるあたるとの対比なんです。 女と男の考え方や態度の違いを描き、理屈ではなく感情面に焦点を当てた、実に女性らしい女性目線における作品なんです。 原作の高橋留美子先生の凄いところは、「男のことよくわかってんな~」というところなんです。 故に、作中の「ラムにも惚れとる」「キスシーン」等の「直接的に」あたるがラムを好きだと認識させてしまう表現は、「うる星やつら」という作品においては絶対にやってはいけないタブーなんですね。 だって、原作全編においてそれらを言わない、それらをしない、女の子と男の子との違い、ってのがテーマになってるんですから。 ただしアニメ映画としては非常に面白い、是非多くの人に見てほしい作品です。 このレビューにおいては、そちらの観点を重視して9点とさせていただきます。 【53羽の孔雀】さん [ビデオ(邦画)] 9点(2013-12-16 05:16:56) 100.《ネタバレ》 よくできたアニメなのは分かるし、十分楽しめたけどうる星やつらに思い入れがないと真の意味で楽しめないのかもしれないね。 風鈴屋や喫茶店のシーンは一見の価値アリ。 鳥肌立ちました。 アニメって色んなことができるんやねっていういい見本。 【CBパークビュー】さん [DVD(邦画)] 7点(2013-04-07 01:49:05) 99.《ネタバレ》 この映画を最初に見たとき私は高校生でした。当時うる星やつらのいちファンだった自分が、なんの事前情報も無しに見に行ったわけですが、それはもう大変衝撃をうけました。映画が始まった直後からスゥーーーっと音をたてて自分自身が中に入り込むような感じで、あたるたちと学園祭前日を過ごしている自分がそこにいました。で、スクリーンの中で次の日になって、あれっ??あれれ??って自分でも感じる、という、不条理映画をリアルタイムで感じ、温泉マークとさくら先生の喫茶店シーンで背筋が寒くなったのをいまでも覚えています。で、そこからのジェットコースター展開、もう完全にやられました。いまでは映画っていうのは、いかに感情移入できるかとか頭で考えながらみるようになっているわけですが、こんな体ごと入り込んだのは初めてでした。というわけで、なけなしの小遣いで3回も映画館に見に行ったこの映画は、私の中では永遠に満点です。余談ですが、当時はネットもなくデジカメもビデオカメラもなかったわけで、オタクの人たちは一眼レフと三脚でスクリーンの写真を堂々と撮影してました。いい時代でしたね。で、一番カシャカシャってシャッター数が多かったのが、ハリヤーに乗ったラムちゃんが振り返るシーン。あらためてそのシーン今みてみると、ラムちゃん萌え~って感じで、当時のオタクさんたちの気持ちがよくわかりました(笑 【ゆうちゃん】さん [映画館(字幕なし「原語」)] 10点(2012-12-10 11:21:28) 98.《ネタバレ》 如何に以後の映画・アニメ・漫画・小説に多大な影響を与えたかが良く分かる偉大な作品。胡蝶の夢を引用し自己存在についての映画を子ども向けとして作ってしまうあたり、本当に押井守は天才だったんだと思います。個人的にタクシーでサクラ先生に夢邪鬼が時間の哲学を語るシーンがとても好き。人間の理屈を超えた理論が非常に恐ろしくも惹かれてしまう。「第三の男」のオーソン・ウェルズが観覧車で悪の哲学を語るシーンに似たものを感じます。 【民朗】さん [DVD(邦画)] 8点(2012-01-21 19:40:19)
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