みんなのシネマレビュー |
|
|
|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
★4.《ネタバレ》 呼吸器を外す。 それ以外に何ができたというのか。 市子の、狂気に満ちた、それでいて静かな、幸せになりたいと願う気持ち。 慟哭。 いや、つらい映画だった。 演じている方もつらかっただろうな。 戸籍も持たず、誰にも頼ることができず、その日その日を生きていく。 安らぎのない毎日を想像して、やるせない気持ちにさせられる映画だった。 戸籍があって、保険証もあって、住むところがあるだけで恵まれた生活なんだな。 そんなことを考えながら観た。 いや、強烈な映画。 【roadster316】さん [映画館(邦画)] 8点(2024-10-10 18:36:49) 3.《ネタバレ》 映画を見ていて久しぶりに息苦しさを感じた。 それくらい重い内容の作品。 妹の人工呼吸器を外すシーンは更に息苦しくなった。 あまりに切なすぎるシーン、もう二度と見たくない。 【にじばぶ】さん [インターネット(邦画)] 7点(2024-08-09 00:04:34) 2.《ネタバレ》 妹月子の呼吸器を意図的に外して殺した市子は、母なつみに叱られるはずだった。それで母に「目を離しているうちに呼吸器が外れていた」などの巧妙な言い訳をするつもりでいた。だが母は全部見抜いて、市子に過大な負担を強いていたと察知し、市子の話に聞く耳も持たず「ありがとうな」と言って、全部受け容れた。 このとき、市子の心は壊れてしまったのだろう。母もまた、童謡「虹」を歌うことで平静を保つのがやっとだった。そして母の内縁の夫小泉に死体を隠蔽させたことで、3人の暮らしも壊れてしまう。 市子が夏の道を一人で歩くシーンは、全ての時系列の最後に当たる。歩くだけでしんどそうだが、人の姿はなく、彼女は孤独に一人で歩いて行かねばならない。ここで市子は「虹」を歌う。 庭のシャベルが一日濡れて 雨があがってくしゃみをひとつ 雲が流れて光が差して 見上げてみれば ラララ 虹が虹が空にかかって 君の君の気分も晴れて きっと明日はいい天気 大仕事を無事に終えた市子の脳内には、アドレナリンが出まくっているのだろう。彼女を苦しめた忌まわしい事件も、新しい人生を手に入れた今の彼女にとっては、ただの通り雨に過ぎない。人生大荒れの日があっても、きっと明日はいい天気だろう。 【高橋幸二】さん [インターネット(邦画)] 10点(2024-08-04 16:16:28)(良:1票) 1.《ネタバレ》 見応えあり! あの血の繋がってない妹に下した行為。 そこから、どんどん周囲を巻き込んで、最後はあのラスト。 犯罪者の映画と思って観ると、また違う感想も抱くが、 自分もあの立場なら、と説得力ある演出に思わず嗚咽しちゃう♪ 人生で唯一、幸せだった長谷川君との生活がシミジミ語られて、 コロナ禍で我々を励ましてくれた「にじ」を花ちゃんが鼻歌の 余韻をひくラストでした・・ 【トント】さん [DVD(邦画)] 7点(2024-07-08 00:23:44)
【点数情報】
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS