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青島要塞爆撃命令

1963年【日】 上映時間:99分
アクションコメディ戦争もの特撮もの
[チンタオヨウサイバクゲキメイレイ]
新規登録(2007-09-18)【イニシャルK】さん
タイトル情報更新(2024-01-03)【イニシャルK】さん
公開開始日(1963-05-29)


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監督古澤憲吾
助監督梶田興治
キャスト加山雄三(男優)国井中尉
佐藤允(男優)真木中尉
夏木陽介(男優)二宮中尉
浜美枝(女優)揚白麗
平田昭彦(男優)吉川大尉
藤田進(男優)加藤長官
柳谷寛(男優)戸田大尉
堤康久(男優)太田兵曹
成瀬昌彦(男優)趙英俊
清水元(男優)艦隊参謀A
野村浩三(男優)艦隊参謀B
大友伸(男優)艦隊参謀C
佐田豊(男優)初老の男
左卜全(男優)牛車の親方
金子吉延(男優)男の子
広瀬正一(男優)警備隊の当直下士
手塚勝巳(男優)
久野征四郎(男優)
二瓶正也(男優)
大前亘(男優)
山田彰(男優)補給隊員
岡豊(男優)
千葉一郎(男優)
吉頂寺晃(男優)
ハロルド・S・コンウェイ(男優)英軍司令官
オスマン・ユセフ(男優)獄房の番兵
伊吹徹(男優)庄司候補生
田崎潤(男優)村田参謀
池部良(男優)大杉少佐
脚本須崎勝弥
音楽松井八郎
撮影小泉福造
製作田中友幸
配給東宝
特撮円谷英二(特技監督)
中野昭慶(特殊技術 助監督)
有川貞昌(特殊技術 撮影)
富岡素敬(特殊技術 撮影)
鶴見孝夫(特殊技術 撮影助手)
川北紘一(特殊技術 撮影助手)
向山宏(特殊技術 合成)
渡辺明(特殊技術 美術)
井上泰幸(特殊技術 美術助手)
岸田九一郎(特殊技術 照明)
美術北猛夫
編集黒岩義民
録音下永尚(整音)
その他東京現像所(現像)
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【クチコミ・感想】

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4.あれ?何かどこかで見たような?ナバロンの要塞に似てる。似てはいるけどこちらの方が断然面白い。それに何よりも役者達が皆、活き活きしているし、楽しそうに演じてるのが見ていても伝わってくる。加山雄三と佐藤允のコンビがあれ?これって岡本喜八映画みたいだぞ。だけど監督は古澤憲吾監督だ。古澤憲吾監督、間違いなく岡本喜八監督が好きな筈だ。どう見たって岡本喜八監督の映画みたいだ。更に植木等の作品で見られるようなテンポの良さと馬鹿みたいだけどつい笑ってしまうギャグ満載で楽しませてくれる。ドイツ兵とのやりとりが可笑しい。間抜けなドイツ兵の連中を相手にする日本人達が本当に活き活きとしている。最近の戦争映画によくあるじめじめ感がまるでないのも良い。古澤憲吾監督って一般の映画ファンには結構評価されててファンも多いと思うけど頭のお堅い映画評論家達にはほとんど評価されてない。もっと評価されて良いと思う。 青観さん [DVD(邦画)] 8点(2013-05-22 21:40:17)(良:2票)

3.《ネタバレ》 第一次世界大戦に日本が参戦した時の映画であり、また日本初の水上機母艦「若宮」(劇中の時点では運送船若宮丸)が出ているのが珍しい。貨物船を改装して水上機を載せただけのものだが、水上機とはいえ偵察のほか攻撃もしているので実質的に航空母艦の役目をしている。劇中では最初にとりあえず出てから相手の様子を見て、次回は爆撃と護衛を2機で分担し、後には爆弾の投下装置(筒)も付けるといった現場力での進歩を見せていた(どこまで史実かは不明)。
物語としては、青島の攻略を担当した日本陸海軍が焦って総攻撃をかけて大苦戦したが、若宮の飛行隊が要塞を破壊したことで大勝利を収め、それによって航空機の有用性も見事に実証した、という筋書きらしいが、それはこの映画限定のお話なので真に受ける必要はない。現実にはこんな大活躍などしていないが、地道に相応の成果を出してその後の海軍航空の発展につなぐ形になったと思われる。
ちなみに第二艦隊旗艦「周防」の艦上の場面は横須賀の戦艦三笠で撮影したようだが(背景に猿島が見える)、この周防というのは日露戦争での鹵獲艦(旧名Победа)であって三笠と同時代の戦艦なので、本物も大体こんな感じだったろうとはいえる。

映画全体の印象としては、評判通り力の抜けた軽妙な作りで笑わせる場面も多いが、現地住民に関する部分が笑えないので異物感がある。
「外国で勝手に戦争を始めて…」というのはその通りとしても、寛容な態度を見せたとたんに諜報活動や破壊工作が露見するなど、必ずしも無垢で善良な民ばかりといえないことはしっかり表現されている。そうすると序盤の「許可してやって下さい!」「いかん!」という意見対立は、前者優位ではなく両論併記または後者優位と取るべきだったのか。恐らくこの映画の意図としては、終盤に意外な助けが得られた展開をもって、ちゃんと誠意が通じる相手もいると言いたかったのではと思うが、徹底せずに曖昧なままで終わってしまったのは変だった。チャイナ服のスパイがその後どうしたかの説明もなかったので、何かの理由で短縮したため意味不明瞭になったと思えばいいか。
ほか劇中のドイツ軍に関しては、人間味は一応出ているが基本的にはよそよそしい感じの敵である。この第一次大戦で日本は勝ち組になって国際的地位も向上したわけで、その後はかえって多事多難でもあったが、何にせよドイツとは同じ組にならないのが無難という気はする。 かっぱ堰さん [インターネット(邦画)] 6点(2021-09-18 09:58:17)

2.《ネタバレ》 「独立愚連隊」の舞台設定を第一次世界大戦の航空戦黎明期に変えた感じの作品だが、本作では佐藤允が一番慎重派。戦争映画ではあるが愉快な娯楽映画。舞台設定も珍しいが、作品の雰囲気も60年代の邦画全盛期ならではの明るさに満ちている。 クリプトポネさん [DVD(邦画)] 5点(2020-05-17 18:16:13)

1.《ネタバレ》 第一次大戦を背景にした古澤憲吾監督の戦争映画。岡本喜八監督の「独立愚連隊西へ」に出演していた加山雄三と佐藤允が共演しており、内容も「独立愚連隊」に更に娯楽性を加えたようなアクション映画となっていてとても面白かった。ストーリーはちょっと「ナバロンの要塞」っぽいのだが、円谷英二特技監督によるラストのスペクタクルシーンや、古澤監督が「ホラ吹き太閤記」の合戦シーンで見せた空撮によって映像に迫力を出す演出などもされていて見ごたえじゅうぶん。展開もスピーディーで、途中からダレ気味だった「ナバロンの要塞」よりも面白かったと思う。飛行機の重量を軽くするために捨てられた煉瓦などの荷物を攻撃と勘違いして慌てふためくドイツ兵たちが驚いて大声をあげるシーン(このシーンが笑える。)で字幕が異様に大きくなるところはいかにも古澤監督という感じがした。 イニシャルKさん [DVD(邦画)] 8点(2008-03-03 23:06:27)

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【点数情報】

Review人数 4人
平均点数 6.75点
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